2008春合宿 赤岳鉱泉(NSA発足10周年記念山行)
(日程)
2008年6月7日(土)〜8日(日)
(メンバー)
?のみず号:のみずさん、きん姉、秀平、あっこさん、
?せのー号:せのー氏、おまさ、えばちゃん、
?まっちゃん号:まっちゃん、はつえさん、マウンテンこでら、たっきぃ、ひで(記)
(天候)
6 / 7 曇り 夜半雨
6 / 8 曇り、少量の霧雨
(計画)
6 / 7(土)
8:00談合坂SA集合→10:00やまの子村駐車場着→11:00やまの子村発→12:30赤岳鉱泉着(昼食)→13:00赤岳鉱泉発→14:30硫黄岳山頂 →15:30赤岳鉱泉到着
6 / 8(日)
5:30朝食→6:30赤岳鉱泉発→7:30行者小屋着→9:30阿弥陀岳山頂→10:00下山開始→11:00行者小屋着(昼食)→12:00行者小屋発→13:30やまの子村着→14:00帰京
(記録)
6 / 7(土)
6:20
ひで、集合時間を忘れ まっちゃん号の集合に遅刻。しかし、たっきいによれば集合場所からの電話で起きた強者(=ふくちゃん)ありとのこと。
ともあれ出発。のみずさん情報によると、早朝の中央高速は100km以内は50%割引があるとのこと。起点となる八王子と、100k付近である韮崎でそれぞれ高速をおりることで交通費を節約する
なお当時は政治問題になるほどの原油高で、ガソリンは170円/1L超!。
7:45
他車との合流場所である談合坂SA到着。車の流れは極めてスムーズ。上記原油高によるレジャー不振が原因かもしれぬ。
9:27
小淵沢IC着。IC出てすぐの道の駅&ローソンに集合。天気がよいせいか2シーターオープンカーのカップル多し。なぜかNSAメンバーからは、あんなの暑いじゃんだの、地球にやさしくないだの、顔が汚れるだのぼろくそに言われていた。うらやましいのだろうか。僕は単にいいなぁーと思いながら見ていた。八ヶ岳高原道路付近はサイクリストがかなり多い。緑にかこまれアップダウンがあり非常にナイスなコース。
10:00
美濃戸口に向かうが八ヶ岳がなぜか後ろにあり遠くなる。まっちゃん号、迷う。山道に弱いカーナビを信じたのが敗因。
10:50
美濃戸口到着。やっと合流。せのー号は悪路に弱いスポーツカーなので駐車場に置き、まっちゃん号に乗車。ここからは未舗装の山道を車で上がる。往年の川口浩探検隊のごとく車が揺れる。
11:24
やまの子村到着。えばリーダーの下、登山開始。 他に中高年者などパーティあり盛況。行き先は同じだろうか。
登り始めの低層はシダ植物が多く、苔むしている。今週、テレビ放映していたナウシカのようである。てんぷらにすると丁度よさそうなサイズのワラビなど。
12:23
堰堤広場で小休憩。軽く行動食を食べる。この直前は、結構きつい坂。天気は良好、せのー氏、帽子を持ってこなかったことをはげしく後悔している模様。沢沿いの道で非常に整備されており、なだらか。
13:25
赤岳鉱泉到着。でかい。山小屋とは思えない施設の充実っぷりである。ウッドデッキはかなり広く、今年になってさらに拡張されている様子であった。小屋の横には建築途中で放棄したような、5メートルくらいの鉄筋に雪がこびりついている。なんでもアイスクライミング用の施設だそう。
さて、みんな大好きお昼ご飯の時間である。弁当派が結構多い。私とエバちゃんは、カップヌードルの湯をわかすのに時間がかかりあせる。
14:07
硫黄岳山頂に出発。せのー氏は、ひさびさの山ということで本日は山荘までで待機。不要な荷物を部屋におきに行ったら、10分も経たないのにスヤスヤ寝ていた。あまりに穏やかな、涅槃仏のごとき寝顔に思わず合掌。悟りを開いてそうである。
硫黄だけまでの上りは傾斜はさほどではないが、残雪が多く歩きにくい。油断するとズボっと足がはまる。
林の隙間からは大同心、横岳がうっすら見えてくる。途中、ケータイを落としたという女性に出会う。緑のauとのこと。まぁー、見つからないよねと思いながら聞いてたが、この方、赤岳鉱泉の従業員で、見つけたらビールを進呈するとのこと。皆の目が血走る。軽快に登るが、まっちゃんが遅れ気味。のみずさんがサポートに入る。
15:25
森を抜け出し赤岩ノ頭(2656m)に到着。アルプスらしい開けた岩場。そこで、なんと先ほどのケータイを発見。
どうしたら「全員で」発見したことになるか(=全員でただビールをもらおうかと)と女性陣は知恵を巡らす。
見晴らしがいい。まるで城壁のような尾根、大同心や横岳が一望できる。然し、少々ガスってきた。と思ったらマサ&きん姉が謎の踊りをし始める。手を高く上げクラゲのごとくゆらゆら、お尻フリフリ。NSA伝統のガスよけのお祓いだそうである。何やっとんじゃー、とあきれ気味に谷あいを見ると、おいおいガス切れてきたよ!!!冗談抜きで驚いた。ここは山の神が男に違いない。
15:50
硫黄岳山頂(2760m)につく。テーブルマウンテンという風情。
他にパーティがいないので賽の河原的な荒涼感あり。しかし、ガスってきて寒い。それなりに防寒具をつけたが、長くは耐えられない。先ほどの踊りを巫女に依頼したが、寒さで巫女の機嫌が悪いのでできん、とのこと。
16:00
下山開始。赤岳鉱泉の風呂は18:00までということで急がねばならん。まっちゃんの具合が悪いので、スピード重視の風呂確保班と、安全重視下山班に分かれる。風呂確保班であるマサ、たっきぃー達は転げ落ちるように異常な速さで降りて行く。君らは忍者か!
16:53
ジョウゴ沢に到着。っと、マサ・こでら・はつえさんが固まっている。視線の先には灰色と黒の謎の生物が!。
ひげがもしゃもしゃで人間で言えばリリーフランキーのような感じで冴えない顔である。一応カモシカらしい。たっきぃーがその前に遭遇してなんだかわからなかったと言っていたが、気持ちはわかる。でも、その正体の知れない謎生物の真横を走り抜けたというから肝が据わっている。
17:01
赤岳鉱泉着。登りの半分程度の時間で到着。なにはともあれ風呂である。露天でもないのに脱衣所と洗い場がわかれていないのは面白い。ちょっと熱めだがいい湯。男風呂と女風呂は板壁一枚で隔てられていて、よく声が通る。
男性陣の「いやー、中学生くらいだったら絶対に壁よじのぼるね」などというバカ話は全部聞こえていたであろう。
17:45
もうすぐ飯の時間だが、山小屋スタッフの会話を聞いてたら衝撃の事実が。「今日は関係ないけどステーキの時はこんな風に配膳するんだよ〜。」などと先輩が後輩に教えている。
いや、関係あってよ!皆から散々ステーキ最高と言われて来てるんだから。部屋に戻って皆に伝えると、エバちゃんが実は、ステーキでないことは昼に聞いておいて知ってたのだが、皆が落ち込むと思い伝えなかったとのこと。さすがリーダー、的確な判断だ。
18:00
エバリーダーの乾杯で夕食開始。10周年の記念の山行でありながら、じみぃさん、くまのさん他、体調不良や都合がつかずに来れない方がいたのは残念である。ステーキにかわるメイン料理であるビーフシチューに舌鼓をうち、宴会モードに。
(ビーフシチューの肉が少ないといってわめいているやつもいた(ひで)。いや、だって他の皿の平均が6個くらいなのに3個だったものから。)
しかし、これだけ設備がいいと安心して飲める。山頂で拾った携帯を返し、生ビール1杯おごりとなった。生ビールが山で飲めるのは感激!!!ハツエさんからは筍の煮物など差し入れが。
まっちゃんが出てこない。寝ている様子であったが、見に行くとかなり激しい高山病の様子。スタッフに聞くと高山病は薬よりとにかく休むこととのこと。水やら白湯やらを差し入れ休んでもらう。会社の疲れとあいまって体調が悪くなっていたようだ。(その後、秀平が静かに、かつかいがいしくお世話をしていた模様。君はコンシェルジェか執事になれるよ。)
食堂のテレビの、異常に詳細な甲信地方の天気予報をよると明日は雨か。
18:45
夕食終了。女子部屋で飲み会に入る。仕事の愚痴から次回の有志山行の予定まで会話に花が咲く。かなり大量のおつまみを皆持ってきたが、夕食で腹いっぱいで減らない。
21:00
消灯。気持ちよい疲れに30分もしないうちに眠りに入る。
6 /87(土)
6:00
朝食。鮭と味噌汁で充実。夜はかなり雨がふり本日もくずれそう。残念だが阿弥陀岳登頂はあきらめ、まっすぐ下山することとした。出発まで山荘のテラスでコーヒーなど、ゆっくりと過ごす。心配されたまっちゃんも一晩寝て回復した模様。
7:50
赤岳鉱泉出発。怪しい雲行きから、しっかりレインウェアを着込んだが雨は降らず。
気持ちに余裕が出来たため、山野草写真など撮りつつ下ってゆく。
8:56
堰堤広場で小休憩。ここで昨日残ったつまみを大盤振る舞い。まっちゃんの定番「クリームチーズクラッカー」が大好評。
10:14
美濃戸口着。時間があるので近くの温泉に立ち寄ることとする。秀平情報で小淵沢駅に予約しないと食べられないカツサンドがあるとのこと。当然全員予約する。秀平セレクションの信頼度は絶大である。
10:58
温泉施設「もみの湯」着。露天風呂も良くゆったり。少し休んでから出発ということで、とりあえず休憩室へ。
すると秀平が、ここのはいけるんだよと蕎麦を食っていた。前述したように昼食はすでにカツサンドを予約してあるのだ。しかし、その艶のある蕎麦の魔力に男性陣動揺。こでら、ひで、せのー氏の順で陥落。
(こでら、せのー氏が家族会議で交渉しているのが印象的であった。)
出入口では地場野菜を売っている。NSA新妻たちは満面の笑みでほうれん草をゲットしていった。
12:20
小淵沢駅着。予約していた「甲州かつサンド」を購入。ミルフィーユ状になっており美味。ここで全員行動は解散。
13:40
まっちゃん号談合坂着。極めて車の流れ良し。15:20大手町着。早く着くと極めて体が楽である。
ありがございました。