2005秋の日帰り山行 倉岳山・高畑山
(日程)
2005年11月19日(土) 天候;晴れ
(メンバー)
(テーマ)
松本、えば、クマ、いね、いねよめ、ふくちゃん、たっきー、菅沢、畠田(記)
(記録)
今回は以前行ったコースと逆ルート。ぼくは電車のなかでふと、これだと下山して泡飲めない、梁川駅は無人で周囲に何もなかったはず、前回鳥沢下山で泡買って駅前居酒屋を開いた(ぼくはこの時まっちゃんが自ら泡を買って飲んでいる姿を初めて見た!)、これはやばい入山を梁川にした方がよい、と思い皆に要連絡と乗換駅や車中で探すも松本さんとタッキーが見つからず(携帯も繋がらず)、まあ仕方なかろうと予定通り鳥沢で下車。
鳥沢駅に予定とおり全員集合。鳥沢は甲州街道の宿場町で駅も瓦屋根で風情がある。甲州街道はこの辺りから勝沼にかけて昔の面影がある家屋が国道沿いに点在する。さてさて出発。タッキーが、「途中コンビニがある」というので、泡持参していない人はそこで買う…・さて、出発・・すると10歩くらい歩いた角にコンビニが…確かに途中だが、こういうのは途中とは言わない、「すぐそこに」というのが正しい。ということで最初の休憩は10歩歩いたところだった。イネがウイスキー買ったのでウォームアップがてらに一口いただいた。イネ嫁もごくんと朝から調子が良さそうだ。
以前ここに来たのは今回メンバーではぼくと一男さんだけ。逆ルートでもあり、ちょっと入り口がわからないが、白壁の風情のある蔵のある民家の横を通った、と記憶がありそれらしい所を入っていくと予定の道にでた。秋の里山はことのほか日本を感じるので大好きだ。村落を抜け取り付きにかかる。
ひんやりした冷気と森の匂いが気持ちよい、横には沢も流れている。真っ赤な実をつけた野草(きれいというより赤いトウモロコシのようで気持ち悪い)が時折目につき、タッキー必死で名前を思い出そうとするが出てこない、「マムシ草だったかなぁ・・いや違う」どうやらヘビがらみの名前らしい。
タッキー説明のとおり茎の皮がマムシの柄にそっくり。
そんなこんなしながらゆっくり歩くも、一男さんは早くも逃げを決めにかかり集団から抜け出す!プロトン(メイン集団)は誰も反応せず泳がせる、9合目辺りで吸収するということか!!…(多分、マッチョが書けばこうなる) ぼくらは、一本立てる(山用語で休憩するの意、語源はボッカが座らず杖を支えに立ったまま休んだことらしいが、煙草を一本吸って休む、という意味もあるようだ)。
途中面白い植生分布があり一角だけが竹林になっている。竹は地下茎をはってどんどん伸びるのに広がっている風ではない。
10:45 稜線にでる。この坂上がったところだろうという具合に登行続けるがニセピーク。この辺りで一男さんを捕らえる、ついにプロトンに吸収されてしまった!(というより座ってぼくらが来るのを待っていた)
11:30 高畑山頂上に到着。富士山がとても美しい。何組かのパーティーが店を開いているがなかなかマナーよく山頂表示の傍を外している。(他パーティーに配慮がない山頂表示の傍で昼飯食っているような連中が時々いるが、山頂表示は写真をとる皆の場所)
倉岳まで行かず腹も減っておりここで飯にした。まずは泡で乾杯、うまいなぁー。日差しもたっぷりで風もなく穏やかな飯タイムとなった。クマがお湯をひっくり返す(まっちゃんみたい)。登山靴と長ズボンでよかった。プリムスでも菅沢や金ちゃんなんかが使っているコッフエルのせるゴトクがしっかりしたタイプ(半分に折れるやつ)が安定が良くていいのだが、ぼくのもそうだけどゴトクが小さい(しかもグラグラ動く)やつは不安定なので要注意。ぼくは冬の陽だまり山行は餅と決めているので焼いて砂糖醤油付けて食べる。ふっくらかわいく膨らんだ餅をみてるとなんだか福ちゃんのようで今度福ちゃんを網で焼いてみたくなった。
そうそう、福ちゃんは、前回ミズカキの差し入れは大判どら焼き。今回は何やら箱に入った高級そうなものを持ってきてくれており芋羊羹で名品らしく仲間もそれを知っていた。洋モノのメリ、和モノの福ちゃんといったところか…ちょっとHな表現ではあるが。コーヒー飲みながら大変おいしくいただいた。皆それぞれ手作り弁当やら何やら食事をいつものように楽しんだ。菅沢さんは初めて使うプリムスにご満悦だった。
13:00 店たたんで写真とって次の倉岳山を目指す。倉岳までは乗越(キレット、窓、タワに同じく稜線がぐっと落ちている所)になっており下ってもう一登りある。
13:35 倉岳山頂。以前山行では逆ルートからここで昼食にし康司もまだ小学低学年でヤヤやコニー達とインドーじんのくーろんぼ(関西:ぼーさんがへーこえた、関東:だるまさんが転んだと同じ遊び、ぼくら九州では子供のころこう言っていた)をして山頂で遊んだのを思い出した。この時Qさんが初参加だった。
13:45 さて梁川向けて下山開始。途中水場があり(地図にも水場表示)きちんと整備もされているが飲用ではありません、と書いてある。山では水場は当然飲用を意味する、他に水があってどうする?顔でも洗うか?? 沢の伏流水のようだし小屋が上にあるわけでもないのだが。(以前整備されていないときはちょろちょろと竹の筒で流れておりほんとに水場だったと記憶するが、整備されて竹の筒から塩ビパイプに変わっていると飲もうという気になれない…でもぼくは少し飲んだけど)
下りはタッキーがまた早い、がんがん飛ばしていった(捻挫するぞ)。
ルートとしては沢沿いに歩くのでこちらの方が気持ちいい。紅葉も沢と相俟ってこちらの方が美しい。
14:50 林道にでるとタッキーがいた。「なんかおまえ、鳥沢まで行って皆の泡買って来うと急いで下ったんやなかったんか?」とからかう。
梁川の駅を林道(舗装)まで下る間に他のパーティーのおじさんが「さっき若い娘が道路に寝てたねえ、変わった娘だねえ」と話していたが、これはタッキーのことだろう。道路で寝て何が悪い!小汚いけど心はとてもきれいなんだ、ルンペンじゃないぞ! と言い返してやらなかった。
イネが急遽駆け足で駅を目指しだした。糞でもしたくなったかと思いきや研修に間に合いそうなので3時何分かの電車に乗る、ということだった。
15:10 梁川駅に到着。なんと店があり酒もあった! イネも間に合ったようで、ぼくらは15:50の電車に乗ることに…ちょうどいい感じで駅前居酒屋できるぞ! 泡を買い、隠し持っていたか、菅沢がイカの一夜干しを出した! 一句:「山下りて泡飲みながら一夜干、秋の里山去りがたし・・」
なお今回、タッキーがかわいいオリジナルアルバムを作って皆に写真とCDを配布してくれました。
いい秋の里山山行でした