2003年 年始会(奥多摩バットレスCP)


(日程)
2003年1月13日(月) 成人の日祝日

(テーマ)
恒例の、「今年も1年間、NSAの皆が元気で楽しく山行が出来ます様に」 と、焚き火とおでんを楽しむ。 そして新会員の熊野・清水の歓迎。

(参加者)
藤さん、ゆーちゃん、イネ、賢、秀平、国見、松広、熊野、畠田、コッコさん、キン姉、金田、やや、さゆりさん、清水 の 15名 なお、幹事のエバは感冒のため欠席

(記録)
再三の注意と過去の反省からか、鳩ノ巣駅集合の10:15分に全員集合。初めての人も乗り間違いはなかったようだったが、なぜかイネと金田さんがタクシーで登場! 列車ミスをしでかし、集合に間に合うべく青梅から飛ばしてきた、とのこと。 ほんとうかぁ? 何度も来ている所なのにぃ・・おかしいぞお……。もしかして近くの旅館に二人で前の晩から泊まっとったんやないんかぁ・・。 まあ、どーでもいい。

皆無事揃って、コンビニでお澗用に缶ビール買って(いや、泡をお澗するのでなく飲んだあと缶を使う)出発。

山道は、雪でちんこちんこ、ごめん こちんこちんに凍結して歩きづらい。途中バットレス経由のコースに入るが、多分ここはガーデンCP場の親父の領域の為かガーデンCPの案内しか出しておらず、また直接バットレスやバットレスCP場に行かせぬよう登山道に針金遮断している。

時折こういう風景を山で見るが、ハイカーにとって縄張りや地権者の領域など関係なくあまり気分のいいものではない。自分がオーナーなら減るもんじゃあるまいしハイカーに喜んでもらうことを考え同業と親しくやるけどね。いづれにせよ、バットレスCP場へはバットレス経由で川沿いに歩き、戻りは山道でぐるっと周遊して別ルートで帰るというのがここの魅力コースなのだ。

短時間に鎖場や橋、渓流、のんびり山道、山村の楽しめるミニハイキングコースは滅多にないもんね。ということで、ぼくらは当然バットレス(幅のある絶壁の岩場のこと)経由でバットレスCP場を目指す。着雪があり凍結している為、特に丸太橋は慎重に進む。こんなに寒いのにバットレスにはクライマーがとりついていた。リスを見かけヤヤと、まさこさんの話しをした。

ほどなく到着、CP場は雪で覆われいい感じ。藤原のじーさん(主人)は、もう来ていたので受付をして薪や大なべを借りる。いつもの場所で準備にかかる。雪に覆われており整備して焚き木を集めて着火。慣れたもので一発で起きる。

新会員へ皆の自己紹介を何度か試みるも、おでんが気になりそれどこではなく結局なし。人なつっこい清水さんは、10年入社幼年部と親しくまるで旧会員のようだ。熊野はまっちゃんがいないせいか関西弁を話す相手が見つからず、もっぱら酒を友として、またコップも持ってきておらずおでんも酒もワインも全部ひとつのタッパーウェアーでこなしていた。

さゆりさんが、「石鎚山(四国にあり西日本最高峰で標高は1982m)」という一升瓶を四国から買って抱えてきてくれており、また熊野も珍しい酒を持ってきており、先程買った泡の缶でお澗をしぐいぐい飲んだ。確かもうワンパック日本酒があったがそれも全部飲んだ。

中盤過ぎ、ほどよく酒も回り落ち着いてきたころ、ぼくは、突然、ヤヤを後ろから羽交い絞めにし、「お前、何か皆に隠しごとあるやろ、吐けっ」 と首をしめた。うー、苦しい、ごほっ、ごほっと言うヤヤの口から、「結婚します」と

多分、ぼくが首しめて隠しごとあるやろ、と言った時は、皆結婚かな? と感じただろうが、誰からか、「上の名前なんになるの?」と言ったあと、「江畑です、江畑敦子になります」とうつむき恥じらいながら言った瞬間!! 皆、完璧に固まった、固まった、固まった!! 賢が、大声で 「えーーー、うっそやろー」 と沈黙を破り、その後、大きな拍手で皆から祝福された。 ヤヤは嬉しかったのだろう唇かみしめ涙眼になっていた・・。

秀平は、「エバの奴、おれと3日も屋久で一緒だったのに一言も言わない」 と激怒し、賢は、大きなめん玉で何度も「うっそー、うっそー」と繰り返しながら立ち上がってその辺をくるくる回っていた。幼年部はその場からヤヤを連れ出していってしまった。

松広は、早稲田は13年ぶりにラグビー優勝するし、エバは結婚するし、今年は早稲田の時代だ、と喜んでいた。

多分、マサがその場にいたら、慌てて木に駆け登り、枝から枝へぴょんぴょん飛び移ったかと思うと急に降りてきて、土掘ったり、それはもう大変だったろう。
幼年部は、感冒で布団に潜っているエバを叩き起こし事実確認をしているようだった。

ということで、おでんもきれいになくなり、ワインを始め酒も全部空、コッコさんから、昔ぼくが飲み過ぎてふらふらになってコッコさんの肩借りながら下山したこともあり、このくらいがちょうどいいと叱られながら、周囲を片付け皆で記念撮影をしてお開き、山を後にした。

(トピックス)
ヤヤの結婚発表について:実はエバの首を絞めて吐かせる予定だったのだが、前の晩エバからやはり欠席というので、どーしよーかと思っていました。ヤヤに当日朝「発表、持ち越しか?」と問うたところ「エバちゃんいないから、クロカンの時にする」と言っていたので、「そう」と返事。

ぼくは二人のこと暮れから知っており、エバもヤヤも完全に腹は固まっていることをわかっていた。今日は年始会だし会長の藤さんや久々のコッコさんも来ており参加人数も多いので発表するにはこんないい時はない、と思っていた。

しかし、エバはいないのでぼく自身おでん食べながら悩んだが、エバはむしろ「早く言いたい」ということをぼくは認識していたので、よしやろうと決めた。そして今日は新会員二人の歓迎でもあるから最初からいうと話しは当然ヤヤ達に向かうだろうと思い、中盤以降を狙って思い切ってヤヤの首を絞め吐かせた。

エバとヤヤにはあとから謝っておいた。そしたら、年始会での発表はとてもタイミングもよく、自分が行けなかったのが悪かったのだと、ヤヤも首を絞めてくれてありがとう、と優しい二人からとても嬉しい言葉をもらった。

(総括)
白い雪景色、素晴らしい青空、暖かな陽射しのなかで、今年もよい年始会ができました。うまいおでんを食べながらおいしいお酒を飲み焚き火を味わう。そして目出度い話しに、熊野くん、清水さんといういい仲間を得て、今年も皆で元気に楽しく明るくやっていきましょう!!!

おしまい