藤さん還暦祝山行 景信山
(日程)
2003年10月12日(日) 曇り
(テーマ)
餅つきをし、豚汁を食べて皆で藤さんの還暦を祝う、そしてタッキーのNSA歓迎初山行。
(参加者)
藤野、松田、江畑(か)、松本&Jr、益原、熊野、松広、畠田(記)、
浅賀、金田、金指、江畑(あ)、大泉、清水、瀧原の 計16名
(記録)
10:00大下バス停歩行開始→小下沢林道ザレ窪経由→景信茶屋12:00 14:30→小仏峠15:00→小仏峠バス停15:30
9:15 高尾駅集合 週間予報ではこの3連休はまったく問題ないはずが、金曜くらいから芳しくない予報に変わり天候が危ぶまれる。通常の山行であれば雨も何のその、今までタープを用いてどんな雨でもゆっくり昼食を摂り寛ぐことができたのだが今回ばかりは絶対雨では困る。何と言っても餅つきがあるからだ。早朝まで激しい雨が降り本当にやきもきしたが快方に向かうとの予報を支えに電車に乗り高尾駅に着いた頃には雨はあがった。
初山行のタッキー(瀧原)、名古屋から帰宅中の一男さん、相変わらず清少納言度高い長い黒髪金田さん、乗鞍終えてまた腹が出てしまった松広・・と徐々に集まってきた。(ぼくは前日もここ高尾の多摩御陵に義父連れて散策兼ねて大正/昭和天皇の墓参りに来た、雨が上がったのは参拝の御利益か?)
ということで高尾駅から皆でバスに乗り小仏峠への旧甲州街道(馬で越えていた頃の道)を入っていく。
9:50 大下でバスを降り、景信へは北側から小下沢林道経由ザリ窪から回り込むルートをとった。(エバちゃんはルート選択について結構悩んだが、最短直登でなく敢えて北ルートを選んだのは時間配分と歩く楽しみも混ぜたいいプランニングだった、さらに下山は小仏峠経由で南にとり周回コースとした)。
途中までは沢沿いの林道歩行でアプローチにはちょうどいい。雨上がりでもあり、幾度となく大きなひき蛙に出会う。ぼくが掴んでいると、タッキーが、「毒があるから触ったらダメ!!」と叫ぶ。 蛙には毒がある、というのが彼女の持論らしい・・。まあ、そういう蛙もいるだろうけど…。
30分ほど歩いたところで林道の終点で広場になっており休憩、ここからいよいよ登行開始だ。一男さんは直ちゃんと先に行って上で待ってます、とマイペースで先行する。
10分ほど休んでいよいよ沢を渡り登行開始で九十九折りが続く。湿度があるのでアプローチ後とはいへ結構きつい。1時間ほど登行し稜線に出たので、もうすぐだろうと話すも、藤さんの高度計ではまだ後200mある。それ狂ってない?とか藤さんはからかわれ、キン姉が「それ本当は血圧計じゃないの」と言ったのは痛快。
でもやはり血圧計ではなかった。
稜線から若干くだり今までの九十九折りから今度は直登に変わった。畦が丸や雨の生藤山を思い出す。
12:00 景信小屋に到着、ふー。 木のイステーブルが多数設置されており簡易屋根もある。一応タープ2セット持ってきたが、ここは雨でも大丈夫そうだ。
一息ついたところで行事に入る。まずはモンベルのアウトドアーに重宝する化繊入りで暖かくかつ小さくなるベストをプレゼント。続いて、待ってました、キン姉が真心込めて作った背中に寿と入った赤い裃!! これには、一同大歓声!! 以前から還暦山行では赤いちゃんちゃんこ着せよう、と話していたが、ついにキン姉が作ってくれて夢が実現。ご当人もまさか本当に、と驚いた様子。
そこで、藤さんから一言いただいて、拍手で締めて、いよいよ食事の準備にかかる。雨も降ってなく薄日も差して餅つきもOK。泡で乾杯し豚汁を大鍋2つ卓上コンロ2基で調理、その間またメリがうまそうなつまみを出し、わいわいがやがや。
さあ、餅つき開始、湯気が立つ蒸したもち米をおやじさんが持ってきて臼に入れる。まずはおやじさんが杵でこねてお手本を見せる。コメの形状がなくなった頃いよいよ突く。
まずは藤さんからかわるがわる杵を持ち臼に入った餅をつく。子供の頃毎年隣宅で餅つきやっていたが和幸ちゃん(隣の子供)も東京に出てきてもうしないが、反対隣では亀田のおいちゃんが死んで一時やってなかったが兄ちゃんが家を継いでいるので再開しつきたてを今でも正月必ず持ってきてくれる。これを大根おろしとポン酢醤油で食べる。…と思い出す。
うまそうなほくほくの餅がつきあがり豚汁もできて、お待ちかねの昼食となる。つきたての餅は実にうまい。適度な弾力と歯ごたえ。コッコさんがたんまり餡子を持ってきてくれておりきな粉やおろしポン酢醤油やら好きな方法で皆ばくばく食べる。豚汁も多めに豚を用意したので思う存分食べられる。
藤さんがこれまた高級そうなワイン(フルボディでもことの他苦みが強かった(単なる古くて酸化?)ぼくはワインはよく知りません)を披露し、メリやマッチョも珍しい焼酎を持ってきていた。
またマッチョは巨大な焼酎大吾朗の徳用ボトルを持ってきていたが、中身は水で「水が必要という案内だったので大量に持ってきた」と。えらい!
わいわい、といつもの食欲集団できれいに平らげ、大満足、腹12分目で苦しい苦しい。
さらに、久美さん差入れのレーズンサンドでコーヒーをすすり、無事大祝賀昼食会は開きとし撤収にかかる。
下山は小仏峠経由で戻る。数ある峠の中でもここは道祖神がしっかり残り峠越えの道は九十九折りで昔日の馬曳いて越えていた甲州街道の面影が色濃く残っている。古い茶店もありちょっと前までばあちゃんがやっていたがもうやめたようだ。
15:30小仏峠のバス停に着き、ちょうど時間もよくバスが待機していた。
総括
早朝まで雨、そして翌日は昼前から豪雨、なんともこの企画のために雨を止ませてくれたような・・。餅つきは初恵さん情報、豚汁はエバのアイデア、赤い裃はキン姉のお手製、プレゼントはぼくとマサで熟考(マサはお茶の水へ足繁く通った)・・・皆で趣向を凝らし、とても楽しい藤さん還暦山行だった。
そして裃は開運招福・満願成就・福禄喜寿の縁起物として会の秘宝館、いや宝物殿に納められ千代に八千代に受け継がれていくこととなった。めでたしめでたし・・・。
追伸: 皆、企画に気を奪われてしまい、景信山ピークを踏むのを忘れてしまいました!