2003年 新歓BBQ 越沢バットレスキャンプ場

(日程)

2003年7月13日(日)
(テーマ)

久しぶりの新人会員瀧原さんを囲み歓迎のBBQを開催するもの。
(参加者)

松田、稲葉、江畑、畠田(記)、康司、ヤヤ、マサ、メリ・・・・。

(記録)

康司と鳩ノ巣駅で待機(ぼくらはクルマ)、皆の到着を迎えてみると・・・なななんと歓迎当人の瀧原さんは熱をだしてしまい、欠席とのこと! 馬鹿たれっ、と叫ぶも仕方ない、無理は禁物(これはぼくらのポリシーでもあるので心配しないでいいよ瀧原さん)、株主総会準備等で入社早々大変な忙しさだったようで疲れがでたのだろう。

ということで、当人のいない歓迎会となった。食材や用具等の共同装備を皆で分担し下のコンビニで泡を購入しバットレスに向かう。もちろんコースは往路はバットレス経由の変化に富んだ沢コースで今日もバットレス(衝立岩壁)にはクライマーが取り付いていた。

このキャンプ場はぼくらにとって宝モノで昨今クルマで行ける至便なキャンプ場が多いなか、ここは歩かないと行けず(だから変なあんちゃん達は来ない)、また駅からの距離も軽ハイキングにちょうどよくかつコースやロケーションがとても素晴らしい、しかも通年使用できるのだから山で宴会をやるぼくらにとっては実に貴重な場所なのだ。
藤原のじーさん死んだらこのキャンプ場はどうなるのかねえ、とヤヤと心配しながら歩く。

キャンプ場に到着、そこそこ賑わっておりキャンパーが多い。さっそく藤原さんに挨拶して場所に向かい天候不安定も懸念してバンガローを借りることにした。(雨天の場合は大きなシートを張ってくれるようになっていたが)さらに無理お願いしBBQも室内でさせてくれることになった。

ということで、ちょうどいい大きさのバンガローを借りて寛いでBBQができる体制となった。中にはカメムシの死骸がたくさんあったので軽く掃くが、エバちゃんはひとつひとつ手で掴み、それを口に入れていた!ヤヤに言わせると家でもゴキブリも手で掴むらしい・・・・、そんな男性がヤヤは好きだったのでよかったなあ、とぼくも思った・・・・。

なお、エバちゃんはカメムシをつまんで見ており、決して口に入れていたのではないらしい、まあ食欲旺盛なエバちゃんなので食べても不思議ではないが・・。

準備もできて、さっそく炭を起こしBBQにかかる。熾きになるまでアペリティフをやるが、そこでまたまたメリが何やら旨そうなものを、海老のから揚げをもってきていた。

まっちゃんが、そのうち持ってこんと、メリなんで今日はないんだ、と怒られることになる、と赤岳鉱泉以来メリの“うまいもの市”は皆が期待するところとなってしまった。さらにヤヤも先週堺へ出張していたらしく京の漬物やスイスで買ってきたワイン、そしてイネからは実に珍しい46度の日本酒が差し入れで登場した。こうやってちびちびやりながら炭がおきるのを待つのは風流でなかなかよい。

さあ、炭もおきて最初はステーキ並みに大きなぶ厚い骨付きかルビだ! 一人一本購入してきたので争わず食べられる。皆から歓喜の声があがり、じゅーっと香ばしい煙がたち、もうたまりません!! もちろんタレで食べては駄目、こういうのはしっかりと塩とコショウで味わうのだ。
ばんばんいくが火力調整の為、熾きを移動させて使用しないBBQセットのほうにデポ。これが後に大惨事を招くことになるのだ。

皆、次から次に肉を消化し馬鹿話しに花を咲かせるが、まっちゃんは輪から外れ国家国運を賭けアラビア石油かはたまた三池炭鉱か燃料の安定供給を目指すべく熾きを置いたセットで新しい熾き作りにかかる。そうこうしているうちに、ぼくはハタと気づき、「まっちゃん、直接床においているが、大丈夫かっ!」 と叫んだときは、もう手遅れ・・・・。

そのセットを持ち上げると、畳の敷物はパリパリと音を立てて崩れ、さらに下の床は真っ黒こげ、ほのかに燻製のチップを焼やしているような香り・・・、これは大変なことをしてしまった。
ぼくらが食べてるBBQコンロの方は足も組みさらに床に板を敷いて万全を尽くしていたのだが・・・。

ということで、藤原さんには恩を仇で返すようなことをしてしまったのだが、起こってしまったことをあまり気にしても仕方ないとまた元気に肉に向かうのであった。

そうこう、落ち着いてきたところで、イネからリーダー交代の一言があり、エバちゃんが3代目として引き継ぐことになった(HPでお知らせのとおり)。初代(ぼく)、二代目(イネ)そして三代目(エバ)と3人で軽くスピーチをして襲名披露が執り行われた。拍手をもって承認をうけ、ご苦労さま、またよろしく、と小屋を燃やしたことなど忘れてまた盛り上がるのであった。

気がつけば、肉は全部なくなっていた! 一人350gという通常より多目に買っておりさらに瀧原が欠席となったため、何と一人400g平均を消化したことになる、こ、これはすごい食欲集団。
バンガローはやはり快適で腹が太れば牛になり皆ごろごろ過ごす。元気なメリと康司は川でいかだに乗って遊ぶ。

他のキャンパーも皆下山しそろそろ撤収にかかり室内を掃除して受付へいく。藤原さんに状況を話し侘びるが、怒りもせずにこにこと仕方ないねえ、と言ってくれた。ぼくは、少ないけどこれとってください、と13000円を修復に使ってもらうべく受け取ってもらった。

いつものように、にこにこと藤原さんに見送られて坂をあがり復路はいつもの林道コースで鳩ノ巣駅に向かって解散となった。

(総括)
今回は急な企画でもあり、少数であったが輪になって皆で団欒ができ、なんといっても内容的には盛りたくさんで、瀧原当人の欠席、まっちゃん小屋燃やし事件、イネのリーダー交代宣言と襲名披露宴、さらに前代未聞の一人400g肉消化、と話題豊富で充実したBBQであった。

なお、小屋燃やし事件では、まっちゃんから全額自分で出します、と申し入れがあったが、ぼくらのために働いていたこともあり全額は忍びないので5000円出してもらい残りを皆で負担した。

後日、ぼくは藤原さんにあらためて、ぼくらにとっては貴重な場所であることを述べ、本人も不注意を深く反省しているところであり、これからもよろしくお願いします、と手紙を送っておいた。
藤原さんには申しわけなかったが、とても楽しいBBQであった・・・。

おしまい