硫黄岳(のはずだった)〜天狗岳 八ヶ岳ミニ縦走
(日程)
2002年8月3日(土)〜 4日(日)
(テーマ)
2002年夏季有志合宿山行。南北八ツにまたがる縦走、かつ西側から入り東側へ横断する八ヶ岳で一番おいしいルートを歩く。初恵さん、金田さん、金子さんにとっては初の合宿山行。エバ、さゆりさんにとっては初八ヶ岳。
(参加者)
M:松田、江畑、稲葉(記)
F:徳山、金指、金田、金子、谷野、大泉、山本 計 10名・・・でもすぐに9名に
(行程記録)
3日
7:00 新宿駅発のスーパーあずさ1号の座席で待ち合わせるも、ややが前日の落雷の影響をうけた京葉線の遅れにより予定の電車に間に合わないとの情報が入った。また、初の合宿で、カッパを新規購入するなど、やる気まんまんで頑張ってきた金田さんも体調不良のため新宿駅であえなくリタイア(残念!)。まずは8人で茅野へ向かう。
9:07 茅野駅着。あらかじめ車内からタクシーの時間を遅らせておいたので、ややが到着するまでの40分の間、各々コンビニで食料や酒を調達したり、散歩?したり。僕はその間を利用して金田さんの分の帰りのキップを払い戻しておいた。茅野は好天で、朝下山してきた学生パーティーがテントを干していたが、山の上のほうは雲がかかっていた。
9:48ややが到着。9人そろってタクシーに乗り込み、桜平のゲートへ向かう。途中からは林道になり、タクシーは揺れまくり、腹を擦ったりしながらの悪路をどんどこ進んでいった。これが結構長いんだけど、だいぶ高度は稼いでくれた。
10:45 45分遅れで桜平のゲートから歩行開始。今回はエバちゃんにトップをまかせ、僕がシンガリで行くことにした。まっちゃんをトップにしてもよかったのだが、前もって地図も買ってルートを確認してくれていたので、今回は敢えてエバちゃんに経験を積んでもらおうということで判断させてもらった。
11:15 夏沢鉱泉で小休止。勾配もきつく、意外とペースが上がらない。この辺からちょっと雲が出てきた。歩行再開しようとしたところで初恵さんがカモシカを発見。相変わらずイノシシみたいな奴だなぁ。
12:15 オーレン小屋着。だいぶ雲がでてきたし、様子を見るのを兼ねて、ここで昼食にする。キン姉、やや、さゆりさんは生ビールのキャンギャルポスターの横でポーズをとるが、到底及ばないのは皆さんお察しつくでしょう(笑)。初恵さんが冷らしてきたパイナップルの切り身を皆に配ってくれた。これが冷たくておいしかった!
しばらくしてオーレン小屋の名物おやじが声をかけてきた。
おやじ:「おう、お前ら今日どこまで行くんだ?」
稲:「根石山荘までですよ。」
おやじ:「根石までならまあ、大丈夫だな。稜線でちまうと雷あるからなぁ、昨日も塩見(南アルプス塩見岳のこと)で一人死んどるからなぁ・・・。お前ら雷食らったら、ちゃんと死んでくれよな。なまじっか生きてると下ろしてくるのに痛いだのなんだのとうるさくてかなわんからなぁ。死んでしまえばジタバタせんと下ろしやすいからなぁ。それに死体のほうがお金も高いんだよ。」
とのこと。冗談半分、本音半分と言ったところか。
そんな間に雲が厚くなり、雨がポツポツ落ちてきた。別の中高年パーティーは下山を決めて降りていった。既に予定から50分近く遅れており、小屋入りが遅くなればなるほど、天候リスクが高くなることから、ここで硫黄岳アタックは見送り、箕冠山を越えて直接根石山荘へ向かうルートを選択することにした。
13:10箕冠山へ樹林帯のルートで歩行再開。栂のツーンとしたにおいを嗅いで八ヶ岳に来たことを改めて体で感じる。
13:55 根石山荘に到着。箕冠山あたりまで来たときには天候も大分回復してきて、根石山荘の建つ鞍部に下りたところからは東天狗、西天狗とも良く見えていた。根石山荘が見えたときにどこからともなく「ええっ今日、あそこに泊まるの?」という声が・・・。
トタン屋根に石が積んであるちっぽけな小屋を見て不安になったに違いない。「大丈夫、大丈夫」と言ってなだめるも、なかなか足が小屋へ向かず、小屋の手前のコマクサを見て「きれいねぇ」とか「まっちゃん、こっち、こっち、写真撮って」とか言って気持ちの整理をつける女性陣。結局「まあ、とりあえず、入りましょう。」と小屋へ入る。
小屋には既に2パーティー、5人が入っていたが、風呂も沸いていたので、順番に入って汗を流す。2,500を超える稜線上だが、ここには豊富な湧き水があり、これを沸かしているのだ。
「おもったよりボロい小屋でビビッた?」とキン姉とマサに聞くと「ううん、でもモモンガとか楽しみだし・・・。」「えっ、それここじゃないよ。夏沢峠のやまびこ荘だよ。あ、畠田さんのメールに書いてあったんで、そう思ったんでしょ。今日はルート変更したから夏沢峠通らなかったからねぇ。」「え〜、モモンガいないの〜。」「いない。」「・・・・」ゲッシ目の仲間に会えないことがこたえたらしい。
しばらくすると天気も持ちそうだったし、時間もあるので、一回風呂に入って汗を流したけど往復1時間ちょっとの夏沢峠まで散歩に行くことにした。もちろん、モモンガを見に。
15:40 夏沢峠着。天候もすっかり回復しており硫黄岳の爆裂火口がはっきり見えた。「結果的には硫黄岳は登れたかもしれないねぇ・・・。」なんで話しながら、やまびこ荘に入るとモモンガ、ヤマネの写真があった。小屋番のノリのいい兄ちゃんに「ヤマネ、モモンガを見に来たんだけど」と言ったら「ヤマネね、今お休み中。ってか夜しか出てこないよ。」そう、僕は小屋で飼ってるのかと思っていたのだが、モモンガ、ヤマネは夜、餌につられて姿をみせるのだ。「え〜残念!」仕方が無いので、モモンガ、ヤマネの写真の前で写真を撮る。
となりのヒュッテ夏沢には去年設置したばかりのソーラーパネルと風力発電用の風車10基がちょっと離れたところにあった。これはゼファーというベンチャー企業(ちなみにこの会社はオーディオメーカーの山水の元社長が引退後に起こしたベンチャー企業。
こういった小型のハイブリッド発電を手がけていて、アメリカのベンチャーからライセンスを取った風車はグッドデザイン賞を取っている注目のエコ企業だ。)の製品で最近よく山小屋に設置されている。小屋が閉っていたので、稼動しているところは見られなかったが、山小屋のエコ化の一端が見て取れた。
17:00 夏沢峠でちょっと時間をつぶしてから根石山荘に戻ってきた。帰りの道で、マサがスキーのストックを折られた話をしていて「スノボーが突っ込んできて・・・」と言ったら初恵さんが「えっ、ドロボーにっ!」と反応。一同爆笑、今回の山行中一番のヒット。
小屋に戻ってからは小屋の前で僕とエバはウイスキーを飲り、まっちゃんと女性陣はお茶を楽しむ。マサが中国土産のひまわりの種をもってきてくれたので、つまみにする。
18:00 夕食、おかずの充実ぶりに皆感激。しかも美味い。そう、ここ根石山荘は外見はホントに掘っ建て小屋なのだが、そこからは想像できない飯の美味さが魅力の一つ。「ご飯は過去ベストかも・・・」との声も。
夕食後はテレビで天気予報をい確認し、その後また酒をチビチビと。20時過ぎからは小屋番の兄さん(この人も酒好きの名物小屋番。僕が2年前行ったときにも振舞い酒を出してくれた。)も交えて飲む。
皆が「うっ、とても飲めない」と敬遠したマサの中国土産の怪しいにおいのする酒を小屋番の兄さんは「美味い」といってどんどん飲んでいた。相当酒好きか物好きかCS精神の強い人かも。
21:00 消灯。ちょっと高山病っぽい頭痛のあった金子さんは先に休んでいたが、僕はこの時間で上がり。キン姉、まっちゃん、エバ、マサは引き続き小屋番の兄さんと22時ぐらいまで飲み、さらにエバはその後、風邪気味にもかかわらず24時近くまで同期3人娘に捕まっていたらしい。
4日
4:30 雷鳴の音で僕は起こされた。万が一にもご来光が出ていないか外に出てみるも、風と雲で視界は5mほどしかない状況。前日の天気予報では朝方雷雨、その後好転するということだったので、とりあえず布団に戻る。
5:30 朝食。この小屋では前日の夕食時に一番早出の人に合わせて朝食の時間を決める。朝食もメニュー充実。朝からたっぷり食べる。2,500mを超える小屋で納豆を出してくれたのにもかかわらず、「食べられない」というもったいない人たちが何人かいたので、エバが3つ、僕が2つ食べ、心身ともに健全な茨城男ぶりを披露することになった。昨日の晩、高山病っぽい頭痛になった金子さんも元気を回復。
7:15 雲につつまれ風も強かったが、八ヶ岳において天候の安定を意味する西風に変わっていた。雨は上がっていたが、防寒防風を兼ねてカッパ装備で出発。
途中、天狗岳の前後や天狗の奥庭あたりでは視界の悪い中でのルートファインディングが必要となるため、このルートを経験している僕がトップをやることにして、シンガリを経験豊富な初恵さんに任せる。
7:25 根石岳山頂。ガスというか雲のため視界はない。写真を撮り軽くパス。
7:55 東天狗山頂。相変わらず視界は開けない。写真を撮り、しばし休憩。時折雲間から青空が見えるもすぐにまた雲がかかってしまう連続。西天狗往復しても視界は得られないのは明白だったので、西天狗をパスして下山することにした。
中山峠方面へは稜線伝いに直接中山峠に出るルートと黒百合平を経由して中山峠へ向かうルートとあるが、時間はほぼ同じ。稜線だと雷の心配があるのと、ガスが晴れてくれれば、天狗の奥庭から北八ヶ岳へ向けてのパノラマが期待できるので、黒百合平へ向けて天狗の奥庭に下りることにした。
ハイマツとゴロゴロした岩で形成される天狗の奥庭に入る手前で突然ガスが晴れ始め、我々の眼前には徐々に北八ヶ岳の絶景が姿を現し始めた。エバが「おおっすげぇ!」と思わず声をもらす。
最初からすっきり快晴で見る景色も清々しいが、ガスが徐々に晴れていき、そこから想像をし得ない景色が現れる瞬間、胸の奥から沸き上がる感動!山はこの瞬間が一番オイシイと思うなぁ。今僕らの仕事や社会で「ドキドキ感」を共有することが少ないから、仲間と自然の中に入ってこういう時間を共有できるのは大切な時間だ。
振り返ると雲はすっかり風に押し流され、東天狗、西天狗とも青空に映えている。山の南側は岩や土が多く、涸れてアルペン度の高い山容なのだが、北側から見るとハイマツを中心に緑に覆われた山だ。南北八ヶ岳は一般的に夏沢峠で分けられており、天狗岳は通常北八ツにカテゴライズされるが、植生や地形から見れば天狗岳北斜面から黒百合平の辺り一帯が南北八ヶ岳を分けている。
9:55 黒百合平。黒百合ヒュッテにも大きいソーラーパネルが設置されていて、男衆が大きな掛け声をかけながらケーブルを引き込む作業をしていた。30分ほどお茶タイムにする。
ここで残りの時間で議論。僕が見ていたヤマケイの地図によると稲子湯まで2時間10分ほどなのに対し、昭文社の地図だと2時間40分になっていたのだ。結局、気持ちの上では昭文社で思っておいて、それより速ければ儲けもの、とすることとしたが、結構時間がギリギリだった。
10:30 黒百合平を出発。すぐに中山峠からの下りの急坂となる。この辺になると岩の上にスギゴケがこんもり生え、その上に栂が伸びる典型的な北八ヶ岳の植生だ。下山路の途中、左手に稲子岳の断崖絶壁がそびえるのが見えた。下りの勾配が緩くなると栂から一変してダケカンバとなった。鳥のさえずりを聞きながら、爽やかな高原チックな森を快適に歩く。まっちゃんは何故かMDを聞きながら歩いていた。もったいない…。
11:40 みどり池。ほとりに建つしらびそ小屋はとても雰囲気がいい。僕はこんなところに住みたい。小屋の脇の餌場ではコマドリが2羽、餌をついばんでいた。池越しにそびえる天狗岳をバックにマサがお見合い写真のポーズをとる。
稲子湯の風呂と食事の時間が厳しくなってきたので、程なく出発、というときに、先ほどコマドリがついばんでいた餌台に今度はリスがきて食事をしているのを見つけた。マサは空かさずカメラをむけ、「ヤマネ、モモンガに会えなかったけど、そのかわりリスに会えた!」と仲間との邂逅を喜んでいた。
みどり池から先は勾配もすっかり緩くなり、樹林帯の中を進む。途中からはトロッコ道となり、かなり歩きやすかったが、高度が下がって気温が上がってきたのと、下りもしばらく続いていたので、皆足に来はじめていて「温泉と食事目指してがんばろう!」と言って気勢を上げようとしても、なかなかペースが上がらない。途中、水場にかかる橋のところでは苔むした岩の中を沢が流れているところがあり、とても爽やかだった。
13:05 ようやく稲子湯に到着。まっちゃんは途中から一人健脚をとばし、20分ほど先について風呂に入っていた。(この兄さん、風呂ゆっくり入らんと気が済まないからなぁ…。)稲子湯の近辺は鉄分が多いらしく、沢からもれてくる小さな流れはすべて真っ赤に染まっているた。稲子湯旅館は温泉宿だが、意外と風呂は小さく、男湯でも4〜5人程度しか入れない大きさ。鉄泉である。女湯は相当混んでいたらしい。
14:10 なんとか予定通りのバスに乗り込み、皆、心地よく疲れた体をバスに揺られて舟をこぎながら小海の駅へ向かった。
おしまい
となるはずだったが…、ここからもう一波乱となる。
14:45 バスは予定通り小海駅へ到着。外は薄ら暗くなってきており、今にも夕立が降りそうな感じ。稲子湯でご飯を食べる時間がなかった女性陣と、蕎麦を食ってもまだ足りないエバと僕は駅の向かいの店でカツ丼を食べることに。
15時23分発の電車に乗るため、急ぎだけど大丈夫かを店のおばちゃんに確認しての入店となったが、実際にカツ丼が出てきたのは15時10分頃。急いでガツガツと食べ始めたころ、ゴロゴロ〜という雷鳴とともに激しい雨が落ちてきた。
ザックを駅舎に置いてきていたので、誰も傘をもっていなかったが、店のおばちゃんが「すぐ向かいだから、駅においておいてくれれば後で取りに行くから・・・」と親切に傘を貸してくれた。
さらに駅舎からホームにわたるところでも駅員さんが「向いのお店の傘でしょ。ホームまで差していってベンチのところに置いておいてくれれば、あとで僕が取りに行くから・・・」と。期せずして田舎の町、駅で親切なふれあいに巡り合う。これもまた旅の良さだなぁ、なんて思いながらギリギリで電車に乗り込む。
稲子湯で蕎麦を食べていたまっちゃんは既に電車に乗っていた。始発だったので余裕で座れた。
16:00 激しい雨の中、おしゃべりをしたり、寝入ったりと各々過ごしていたが、佐久平から4つ手前の中込という駅まで来たところで、停車時間が長い。
そのうち、アナウンスが入り「雨量が規制値を超えたので、しばらくの間運転を見合わせます。」とのこと。新幹線の時間までは佐久平で20分ほどバッファーがあったので、多少の停車はしょうがないなぁと思っていたが、なかなか電車は動き出そうとしない。
キン姉は途中から乗ってきた軽井沢までスイカを届けにいくという80歳のばあちゃんと話しこんでいた。まっちゃんは「タクシーで佐久平まで行こうか。」といっていたが、僕はすぐに回復すると思って、まあ、そこまですることないと思っていた。しかし、ついに指定を取っていた新幹線の時間が過ぎてしまう。
最近資金為替部で出張した人がダブルブッキングでファーストクラスに変わったなんて話をしていたところだったので、「遅れたから新幹線もグリーン車にしてもらって食事とか出してもらいましょう。」とか冗談を言っていた。
しばらくすると「新幹線の指定券をお持ちの方は・・・」と駅員さんが遅延のハンコを押しに来た。9枚のキップのうち、3枚は指定券だったので遅延ハンコをもらえたが、6枚は指定回数券だったので「あ、こっちは回数券なんで指定に間に合わなければ自由席に座ってもらうことになるんですよ。」と駅員さん。駅員さんは再三「回数券だから・・・」との説明を繰り返すだけで自由席との差額の払い戻しについては良く分からず、とにかくハンコを押すのを拒んだので、これに対し、初恵さんとキン姉が「どうしてですか、遅れてるのはこの電車が止まったからでしょう。」と猛然と抗議。
「そんなに怒らなくてもいいでしょ。回数券だから駄目なのかもしれないよ。」とまっちゃんと僕がなだめるも「だって指定券との差額が・・・」と二人はヒートアップ。最終的に駅員さんの「ハンコは押せないけど、もしかしたら払い戻しになるかもしれないので、佐久平で聞いてみてください。」という一言で収束。
そのあと僕が持っていた回数券の表紙の注意書きを見てみると「指定を受けることができます。指定列車に乗り遅れた場合は当日の自由席のみ有効です。」とある。つまり、指定回数券は割引になっているものの、指定はあくまでオプションであり、指定の権利を満額ギャランティーはしていないらしい、ということで一応納得することに。
そうこうしているうちに後続の電車も隣のホームに入ってきた。「これならカツ丼ゆっくり食べられたね。」と、硫黄岳の見送りに続き、またしても結果論になる。
17:00 17時を回ってしまい、停車が1時間を超えたところで、またアナウンス。「え〜雨量が規制値を超えたため停車していましたが、この電車は運転停止となります。ただいま代行輸送のバスが3台小諸を出ました。バスは40分ほどで到着する予定です。」40分、「ずいぶんのんびりだなぁ」とか「東京だったらすぐに代行輸送手当てするよね」などとみんながブツブツ。そう、ここは長野県なのだ。
僕は1年のうち1ヶ月強を長野で過ごすので、これぐらいのことはしょうがない、と割り切っていて、ついぞ急いてしまう都会人のメンバーたちを(申し訳ないが)哀れに思ってしまった。
17:40 ようやく代行輸送のバスがきて、乗り込もうとするも、1台目はすぐにいっぱいになってしまって乗れず。2台目は小諸方面からのお客を乗せてきていて、彼らを下ろした後に僕らが先頭で並んでいた列の後ろから他の客が乗り始めてしまった。
これにはさすがに抗議したが、相変わらず雨が激しく降っていて人の流れを変えることはできなかった。結果的に乗れたから良かった。佐久平へ向かうバスの途中でものすごい近くで落雷があった。バーン!というおとと稲妻が同時で鳴っていた。
18:10 佐久平着。すぐに新幹線が来たので指定席の払い戻しも忘れて皆次々と改札へ飛び込む。(みんなそんなに早く帰りたかったのね・・・。)喫煙車だったがなんとか座れた。マサとまっちゃんは喫煙車を嫌いデッキでずっと喋っていたそうだ。
19:40 大宮駅。まっちゃんは浦和なので下りたが、なんと集中豪雨で東北新幹線もやられていて、大宮〜上野〜東京の間に上り列車が7本停止する大渋滞が発生していて、最後の最後にきて、またもや電車の中でストップ。
20:20 ようやく東京駅着。上野、東京と徐々に解散。ふぅ、ホントお疲れ様でした。
(トピックス)
(総括)
いや〜細かいハプニング続出の旅でしたねぇ。最初はハラハラしたけど、あまりに多いので最後のほうは楽しんじゃいました。会としては実に2年ぶりの八ヶ岳山行でしたが、今回はちょっとお金をかけて電車を使ったので、西から東へ抜けることができたので八ヶ岳のいろんな顔を見ることができましたね。とにかくケガ人もなく、無事に帰って来られてよかったです。