このグラフは1995年から2001年までに起きた自動車盗難の発生件数(赤)と犯人の検挙数(緑)の推移を示したグラフです。盗難件数はここ数年ウナギ登りなのに対して犯人の検挙数はご覧のとおり下降気味で一向に上昇する気配がありません。この差は年々広がっていることから、天下のお巡りさんに我々の車を守ってもらおうというのはかなり無理が有るような気がします。
今後、盗難に対する警察の明確な動きが無い限り、我々は愛車を守るための自衛手段を講じなければならないということが分かります。
これは2001年の自動車盗難発生状況を示したグラフです。最も多いのは「屋外契約駐車場」です。物理的に月極を借りざるを得ない人が殆どだと思いますが、借りる駐車場の場所や位置は盗難防止の第一歩だと思われます。
また、コンビニや公共の駐車場で盗まれるケースも軽視できないようです。その場その場で少し注意を払うだけで、盗難やイタズラを避けることが出来るかも知れませんね。ちなみに、前発生件数の40%前後は「鍵のかけ忘れ」と「エンジン掛けっぱなし」が原因となっています。ちょっとした買い物等で車を離れるときなどは、くれぐれもご注意下さい。
過去3年間の盗難多発都道府県トップ10です。やはり人口の密集しているところや国際港が近い所に盗難は集中しているようです。目に付くところは愛知県が急上昇しているところ、また東京都が減少しているところです。