tukiyorumai

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『月夜舞「つきよるまい」』

１
どうでもいいでしょ。よくないでしょ。てきとうだ完璧だ。
ああもうもうどっちらけ。けけけ。
そのうちなんとかなるだろう。そのうちなんとかならないだろう。
いえーい。いえい。
どうでもいいじゃん。よくないじゃん。
ごろごろごろりとな。
ああ詩でも書く書かないか。それが問題だ。問題じゃない。
ねっころりんのりん。。
風まかせ。風まかせない。
ゆきあたりばったりさ。
ああごろごろり。
舞い舞わない踊る踊らない。
動きに意味はないようなあるような。

ああごろごろり。
てきとうかんぺきどちらかなあ。
まじめふまじめ。
たいへんだ楽だなあ。
ろくでもないすばらしい。
ああどっちらけどっちらけ。
風まかせ。風まかせない。

ゆきあたりばったりな。

どこへ。ゆくゆかない。
どこにでも。ゆくゆかない。
道はどこへでも。

どれでもいいさ。どれでもよくないさ。
ああどっちらけどっちらけ。
なんでもいいさ。なんでもよくないさ。
ああどっちらけどっちらけ。

ごろごろごろりでんごろり。

光りへ闇へ。空へすすんだりすすまなかったり。

空の遥か彼方へ。

あの道は砕けたのか。

道は続いている。道は続いていない。
そうかもね。

そうかもね。あっぱれだ。
いやあいいねえ。いやあだめだねえ。

道はつながっている。道はつながっていない。
そうかもね。

遥か彼方の道はいずこ。
夢ぶらり。道ぶらり。

ああ空が果てしなく。空がゆきどまり。
空の美くしさも醜さもとんとん心へ。

未来へ過去へ光りへ闇へ。
最果ての果てへ。
いつかの空へ。

闇をつきぬけ光りをつきぬけ果てへ。ゆきどまりへ。
光りの果てへ。闇の果てへ。
空の果てへ。永遠の果てへ。
永遠へ。空へ。海へ。大地へ。
怒りへ。愛へ。心へ。静寂へ。騒々しさへ。
夢へ。国へ。民へ。悲しみへ。いつくしみへ。
忘却へ。希望へ。創造へ。破壊へ。
ゆっくりへ。いそがしさへ。
果てへ。ゆきどまりへ。

すてたい心。もち続けたい心。
すぎさりし心よ。とまる心よ。
からっぽの心よ。遥か彼方の空の心よ。
流れよ心よ。とまれよ心よ。
色彩の心よ。幻想の心よ。
意味の心よ。無の心よ。無限の心よ。
羽ばたく心よ。とまる心よ。
静寂の心よ。激高の心よ。
戦う心よ。逃げる心よ。
叫びの心よ。魂の心よ。
心波紋果てなき。心波紋ゆきどまり。
心翼へ。心檻へ。
心曲。心歌。心曲波紋。心歌波紋。

２
心ぶらり。月ぷらり。星ぶらり。夜月「よづき」心花、心月花「しんげっか」。