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『作劇術』
たかさきはやと
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作劇術 ーーーーーーーー 2、2
物語と歌は宝箱です。こうしたいな、こうするよということの結果をひるがえりで宝箱を開くのです。失敗にしろ成功にしろそれをひるがえりで描くこと。これはギャグでもそうです。この宝たるひるがえりを見た受け手は後味よく幸せになります。味わい尽くした結果にひるがえりがあること。これが感動です。商品でも人間味というものもこのひるがえりで感動となります。2015、5、18。
2。どう斬新な展開を見せるか。そこが勝負です。ここで忘れてならないのはひるがえりです。貧乏が富を得る。涙が笑顔になる。苦労が報われる。孤独が家族と過ごすなどなど。斬新な展開とはひるがえりであること。ひるがえりとは小さな奇跡なのです。歌ではこの斬新な展開のひるがえりとはサビで起きます。一言でサビの斬新な展開のひるがえりとするものもあります。ひるがえりの一言の連打という歌もあります。斬新な展開つまりひるがえりとは願いが叶ったりいいことが起きることです。バトルものなら敵を倒すとか自分を倒すとかなんとか。そして流れとはひるがえりの連打。ひるがえりの連打が使えるようになったら一人前です。
人を助けるその人が起こすひるがえり。その人が起こすひるがえりに受け手は魅力を感じます。そのキャラは人気キャラとなっていきます。人気キャラがたくさんいるとそれは物語の魅力ともなりその作品は人気が上がっていくのです。ドア開けたらこける。ドア開けたら希望を感じるとかなんとか。そして彼女は駆け出したとかなんとか。ちょいとした闇がその人がひるがえらせることで明るく希望を感じる展開。それができて一人前です。これは作り続けるなかで獲得する自分だけの感覚なのでとにかくやり続けていると感覚を得ていきます。なにごとも経験です。ひるがえりの経験をしていきましょう。5、23。
3。これはかなりの高難度の技ですが幸せから大きな幸せにひるがえる。いまという奇跡からさらに大きな奇跡にひるがえらせること。これができたら神様と呼ばれてしまうくらいです。秘奥義のようなものです。これがいつでもできたら巨匠の仲間入りかもね。この幸せのひるがえりの連打ができたらいうことないです。すでに名コックさんがさらに超絶な料理を作りあげるとか。有名歌手がさらにいい歌作るとか。いい人がさらにいいことすること。幸せのひるがえり。ベテランがさらに極める瞬間を描くこと。もちろんそのことについてかなり勉強して研究してることも必要です。幸せのひるがえりが自在にできたらもう作り手のベテランです。5、23。
4。本質を追求していくのは宇宙の謎を解くことです。人の幸せの研究の最先端は宇宙の謎々を解くことなのです。なぜこれはこうなのか。その謎に答えを見る瞬間ひるがえります。宇宙とは未来でもあること。過去を研究していまに挑戦する主人公たちに未来へのひるがえりがおとずれる。つまり奇跡が起きること。未来の実感が奇跡であること。そのために問いかけ続けることもあります。たとえばそれは螺旋することが同じことの繰り返しであるような感覚。停滞の感覚に慣れてしまった自分。それが進んで来たことが着実に未来となっていたひるがえりとしての実感。それが感動となって人々に幸せの時の流れを生み出すのです。未来のひるがえりが決まったときにまたひとつ幸せが生み出される瞬間なのです。6、2。
5。未来とはおおまかにみっつに見ることができます。なんとなく。ゆったり。ゆっくり。これが普遍共通一般。世界の危機。これが特殊集合新生。自分の進むべき道。これが個別蓄積唯一。なにごともゆっくりしていくというのが普遍的な未来です。世界の危機はこの問題を解決する必要だったり魔王みたいな敵ですね。それが特殊な未来。自分の進むべき道というのはたとえば家族だったり仕事としての役割だったり自分倒しだったりします。それが個別の未来です。そこで奇跡というひるがえりを見ること。普遍とは永遠ということでありゆったりと永遠にという意味あいです。多少無責任でも指さしてあっちが未来だということ。それはきっかけとなり一歩をふみだす力となること。その一歩が奇跡であること。夕日に向かって走れとか旅にいこうとか一日一善とかね。カードゲームしょうとか本を読んでみようとかなんとか。もうふてねとかおいしいもの食べ歩こうとかなんとか。なにか未来への一歩という奇跡。ここが始まりという感覚。それが未来のひるがえりだったりします。
特別編。ネタに困ったら。ネタに困ったら新キャラを出すこと。ネタに困ったらキャラの過去の話をすること。物語で描いた話をもう一度いま話しどういう気持ちであったか語るとかでもいい。キャラの過去の話をするのは個性の彫り込みでもある。仏像を彫るように過去を彫り上げること。同人でぱくってもいいがプロがやったらアウトです。オリジナルとは奇跡であること。ただまあそれだけでは量的にはやっていけないので自分で考えたものは組み合わせてぱくりまくる。自分のオリジナルを組み合わせてぱくるのはプロでもありなのです。オリジナルを組み合わせるのもオリジナルなのですがそれもよしとしない巨匠もいます。6、4。
6。量を作れば質としてあがる。ではアイディアを出すためにはどうすればいいか。大成するためにはどうすればいいか。これは研究してることにはアイディアが出ます。物語や歌を研究していればアイディアはでます。では大成するにはどうすればいいか。巨匠と呼ばれる人はなんでもできます。ギャグに恋愛物に宇宙ものに剣と魔法のファンタジーや現実世界の夢のファンタジー。でもこれらの世界はひとつなのです。この広大に思える世界観は作者の心なのです。つまり大成するとは世界観が大きくなる。つまり心が広い人間になることなのです。いいものを作れる人というのはつまりは心が広い人なのです。仏教の教えに心を耕せというものがあります。心のフロンティアを常に開拓していくとひたすらいい人になっていきます。つまり巨匠とは心の広いとてもいい人なのです。人間として成長することで物語は歌はさらにいいものになるのです。その心のすばらしさに受け手は感動することでしょう。とかなんとか。6、24。
特別編2。小さくまとまろうとするとぱくりになる。はちゃめちゃするのがオリジナルである。とことんはちゃめちゃすること。そこに独創性はある。もちろんラストにそこそこにまとめる力もそれなりには必要だ。もちろんやりっぱでもかまわない。はちゃめちゃなオリジナルのほうが幸せも大きいのである。6、27。
特別編3。どうしてそんなにでかい人になったのかと聞く人がいます。それはあらゆる研究をし続けてきたから。とくに物語や歌の研究はちりも積もれば山となる。宇宙となる。ですよ。人が一日に出せるものは少なくても何十年もアイディアとか言葉を積み重ねると巨匠といわれてしまうのです。いきなりこの規模の世界観を出そうとすると私でも挫折してしまいます。一日に出せるものはちりでもいいのです。最初はごみくずに見えるちり。そのちりにもれべるがあり積もればれべるは宇宙となるのです。ちりも積もれば山となる。宇宙となる。です。とかなんとかね。6、10。
7。物語や歌とはなんだろう。それは心を届けるということ。そのためには自分が生まれ変わることか必要であること。たまにはありえない話を展開することです。主人公の少女がけったら月が吹っ飛び地球とぶつかって破裂する。ゴジラが暴れて仲良くなる。金星人と宇宙戦争。宇宙戦艦をけり壊す。剣士と姫は魔法で新世界を見る。ばかでとんでもない話をできるかぎりオープンな場所たとえばネットとかプロの誌上などでやることで自分は生まれ変わりさらなる心を届ける力を得ます。人を幸せにするのに小さくまとまる理由はありません。はちゃめちゃ力です。そのときに本質を描く力を得てより深淵なる神秘を描く力を得るのです。思い願いより人のより宇宙の無限無数にある本質や深淵や神秘に迫ること。それは人を幸せにします。11、12。
8。世界平和になっていまはなにもないのだろうか。いまの夢とはなんだろう。それは永遠を築くこと。永遠旋風。永遠旋。永遠螺旋。永遠歌。永遠の陣。永遠幻想歌。永遠力。永遠界。永遠の幸せ。永遠を楽しく暮らす。永遠撃。えいえんげき永遠はほんものかためす。永遠の歌を歌う。永遠のファンタジー。永遠の仕組みや永遠の方向性。永遠世界の構築。永遠を築くためにこれから永遠を生きること。そのために生きること。永遠を創造すること。永遠を表現しながら生きていくこと。永遠の道を歩くこと。永遠の歌を歌い続けること。永遠の力を放つこと。永遠の力を人にあたえること。永遠と永遠に生きていくこと。永遠を築こう。永遠の楽園を築こう。それが夢であり創造であること。一緒に永遠へ。2015、12、8。
9。無限に続く永遠の未来。なにを描くか途方に暮れるときもある。そういうときは希望を描くことである。希望とは未来を描き未来はこんないいことが起こるよと受け手に希望をあたえることである。孤独の未来には誰かいる。旅の果て世界の果てで希望と出会う。未来はこうなるということを描くことで希望を感じる。希望を感じるとそれは感動となって受け手が幸せとなること。不思議なことは希望であること。なにかわからない遥か彼方の光りを感じさせて希望を感じさせること。希望を描き感じさせることは人を幸せにすること。これができたら表現者としてかなりのものです。希望は永遠のテーマであり人を幸せにする基本であること。希望は常にとらえていたいものです。2016、6、7。
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