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はじめに
なにおかくそう『究極超人あ〜る』のパロディです。パトの後(あと)から知(し)る読(よ)むパロりましていまにいたるたかさきかな。バーディもなんもかもパトがまず最初(さいしょ)であり、最初(さいしょ)はパトのマンガもアニメのおまけだとおもっとりました(…)。最近(さいきん)はあまりおもいだすこともないあ〜るですが、たまにおもいだしてみるのもいいのではないでせうでしょう。
ではおたのしみください。
『遊びまくりナイト』
ピッピッポォーン!
「はぁーい、今日もやってきました夜の楽しみ、“あ〜る情報局”。DJは私、森永ミーナがおおくりいたします。さあ今日はなんと、あーるさん御自身が来ています。あーるさん、どうぞ!」
「やあ、お米を食べないとお腹が減(へ)るじゃないですか。 って、なにやらせるんですか」
「アハハ、そうです、今日はあーるの声をあてていらっしゃる、コエアテテルゾウさんに来ていただいています。こんにちはァ」
「ども、こんにちは」
「それでコエゾウさん、今回あ〜るのビデオのできはどうですか?」そうですね、全体的に監督にですね、バカヤローッ!と言いたいですね」
「ハ?」
「ですからプロジューサーのからあげはうまいなっていうのは演出家の死んじまえッてことなんだアホ」
「アワッ、アワワワワ…。ほ、放送止めて!」
パッ!
「あっ、電気が…」
ドゲッ! ゴギッ! ゴリゴリ、ギギギ…ヴァギッ!
パッ!
「アレ? コエゾウさんがいない。え? はい、はい。え〜と、コエゾウさんは持病の骨折(こっせつ)が悪化したため帰られたそうです。救急車まで呼んだそうで…、お大事にね──…」
「…と、いうわけで、さんご役の傘原(かさっぱら)っぱひよ子さんに来ていただきました。どうも、こんにちは」
「こんにちはァ」
「なんでも新しいアルバムがでるそうですね」
「はい、新曲も6曲入っていまして」
「まあ、お買い得ですね」
「ええっ、そのうえこのCDは水アメでできていまして、聞いた後、食べられるんですよ。とってもおいしくって、一枚で三度おいしくなっています」
「エ? な、なに言って…──え? あ、はい」
「そ…うですか、皆さんも買って聞いた後は食べられるという(もうヤケ)このCD絶対おススメですよ。買いましょうね」
バンッ!
「あっ、本番中…ワアッ!」
「え? なに、なに?」「なんで俺達をださないんだぁーっ!」「ど、どうやら声優の皆さんが怒(おこ)って乱入したみたいで…キャアーッ!」「せ、せまい〜」「こ、このセーラームーンがぁぁぁ〜」「おしおきよ!」
「あ、今のはアヤさんだ」「ブレードォ!」「うぉぉぉーエビルゥ!」お、押すな」ブチュ!「ルシファーホォ…」「シュラ、魔波拳(まっはけん)」シュー
。「あつ!ガスがもれてるぞ!」「アアッ、ケンだっ!」「波動拳(はどうけん)!」
カッ、ドッカーン!
「…昨夜、BS放送局で爆発事故(ばくはつじこ)がありました」
チャンチャカチャンチャン、チャンチャン
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『対決! R対Rデコ!!』
鷹崎 翔
「“というわけで…Rでもっとも、かわいかったで賞は西園寺えりかちゃんだッ!”」
オオ────────ッ! ドンドンドン
講堂(こうどう)に入りきらない観客達が、喚声(かんせい)を一斉(いっせい)にあげた。壇上(だんじょう)にいるいつものメンバー達の中から、えりかが前に出てくる。
「とぉってもうれしいですぅ。皆さんありがとうございます。お礼にえりか…笑います!」
ドゲッ!
場内の人達がこける中、えりかの笑い声が響(ひび)く。
「うん、うん、えりか、良くやったわ」
と、西園寺まりいは、涙をハンカチで拭(ふ)きながら喜(よろこ)んだ。
「鬼の目にも涙とは、よくいったものだ」
「うるさいわね! あなたに言われたくないわ、あなたに!」
横に立つ鳥坂は豪快(ごうかい)に笑う。
ヴィィィ…ン
「“ニャアニャア、そして次はもっとも怖かったアンド悪役だったで賞! それはユー西園寺まりい!!”」
ドッ!
笑いが場内を満たす。
「な、な、な、な、なんですって!」
腹を抱える光画部の連中を後目に、司会である伊東はでっかいトロフィーを西園寺に手渡す。
バキッ!
それを一撃のもとに粉砕(ふんさい)する西園寺。
シーンとなる会場。
「だからイヤだったのよ。こんな…こんな、キャラクター大賞なんて!」
「“そして次はもっとも魅力的(みりょくてき)だったで賞! もちろんこの人、大戸島さんごさん!”」
ドワアアアッ
「え? え? あたし?」
「そうですよ。おめでとうございます」
「信じられない」
恥(は)ずかしそうに両手で顔を隠す。
「うふッ、うふふふふ…」
ザワッ!
不気味(ぶきみ)に笑いだすさんごに、会場内はざわめく。
「ラッキーッ!」
いきなり飛び跳(は)ねまわって喜(よろこ)ぶ。
「やっぱりさんごって変」
頭を抱(かか)える堀川…いつも苦労(くろう)が絶(た)えない人であった。
「そして最後はやっぱりこの人! もっとも変なアンド笑わせてくれた────…!」
ワアアアアッ!!………
場内の声が遠ざかっていく。それでは、また会う日まで…シーユーアゲイン。
チャンチャカチャーン、チャンチャンチャカチャカチャーン。
「まあ、この作品の趣向(しゅこう)は解(わ)かったけど、どうしてタイトルが『対決! R対Rデコ!!』なの?」
西園寺まりいは不思議そうに首を傾(かたむ)ける。
「それはだな、きっと時間が無くて作者がハショッたんだろう」
鳥坂が偉(えら)そうにうんちくする。
「フッフッフッ、実はですね。それは…」
「ああッ! おまえは鷹崎ッ、なぜここにッ!」
「いいから、いいいから。とにかくその秘密とは…」
「その秘密とは?」
「その秘密とは、『Rキャラクター大賞』ではインパクトないからつけただけだったりして!」
ウッヒャァーッ!
吹(ふ)き飛ぶ光画部の面々。
「それでは、オチがつきましたところで、皆様さようなら〜」
「あーる、殺せ!」
「あい」
ドカッ! ボグッ! ジャリジャリズサッ! ゴギ!!
───その後、鷹崎を見た者はいなかったそうな………おひまい。
ズンタカパッパ、チャンチャン!
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