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『KAIRAKU-2』



この作品をあなた達愛撫者(あいぶしゃ)にささげる。



[愛という名の本質に眠るイヴ]
【ただそれだけのこと】


「きみのひざは子鹿のようだ。背中は鉄板屋根のよう。そうら、ぼくは幻想の馬。きみを運ぶ馬」
「あわわわわ」
「ほうらほうら」
「ちょっちょっと目がまわるるるるるる」
転転(ぐるりぐるり)
ーーー部屋はメリーゴーランド。
「きみを一生離さないよ」
「それじゃできないでしょ」
ボヨン
ーーーベッドがわかつあい。
「ほら、それじゃどうですか」
「まあ、いいけど」
ーーーでも、知らなかった。人の手が一番の乗り物だったなんて。
「きみの思いを分けて欲しい思い出のために子供の世代のために」
「そこまで考えてないし」
ーーーまあただ。
チュッチュリュッ
「きみの液体が欲しいきみの本質が欲しいきみのからだが欲しい」
「いつでもあげてるでしょ」
ーーーあたしが一方的に。
ジュリュッッツリュッ
「きみの存在がぼくの本質をゆるがす。いとしいほどに」
「まあたむずかしいこと言って」
ーーーようはしたいんでしょ。
リュルルッジュリユッチュッ
「本質と本質は交換できるんだ、きみとぼくの愛のように」
「どうぞ、なんでもしてちょうだい」
ーーーうんちくばかり並べて。ちゃんとあたしのこと考えてよ。
ズリュッチュッズチュチュチュッリュッ
「はっあっはっ」
「んっはっ」
ーーー思い出は雪の日。あなたの胸のぬくもり。だけ。
ズリュリュッズジュッジュリュルルルッッズチュッ
「んひっはっはっはっ」
「んっはっあっ」
ーーー約束よりぬくもりが欲しい。あなたの思いがあたしをいやしていく。から。
ズリュッチュッズチュチュッズリュッズリュチュッチュッチュッ
「はひっんっんっんっんはあっ」
「はっひっ」
ーーーあなたとならなんだってできた。ふたりの夜。ふたりの光り。に照らされて。
ズチュリュチュッチュッチュッリュリュッズチュチュチュッリュリュッズッ
「ひーっいひーっひんひんひんはひんっ」
「はひっはっ」
ーーー雪に欲望ぬりこんで、あたしは朝にはとけてしまう。残ったものはなに?
ズリュリュッリュリュッズリュルルルッズッズッズッズズッズリュッリュッ
「あひっあひーっひーっひーっああっ」
「あっんっ」
ーーーあたしは欲望にぬりこまれ、あいつにとかされてしまう。これって愛?
グリュリュンリュンズリュリュンリュリュリュリュリュッッッリュリュッズリュリュンッッ
「あひっひっひぐうっうっうっうっあううんっ」
「はっんっ」
ーーーあいつの純粋さが口づけから伝わる。眠っていたあたしの純粋が白鳥となって飛び立つ。
リュルュリュルュズリュリュッズリュッリュッツリュリュックニュッズチュチュリュチュッズリュッ
「はひっあひっあひんひんひんああんあひいんんんっ」
「はっひっ」
ーーー流れ出る液体が行き先を求めている。生まれ出た原始のゆりかごを。いつも。
ズリュルリュルリュンッズリュリュンッズリュリュリュリュッッズチュリュルルルッズチュリュッリュリュッ
「あひっはひっいひんひんいんいいんくひっいひっはっはひいっ」
「はっあっんっ」
ーーー追いかけていた幼い頃のあたしの夢。もう思い出せないけど見つかったかな、あたし。
ズチュリュルルルズチュリュッズリュジュリュルルルルッズチュリュッズリュッズリュリュッズチュッズリュリュリュッズッ
「あっあっあっあーっあーっあひーっあひーっあひひひひひひひひっっっっ」
「あっはっ」
ーーーあなたが突き出すものに夢はまざってるのかな。それとも流れていくだけ。
ズリュリュリュッズチュチュチュッズリュリュッズリュルッズッズッズッズチュッズリュッズリュリュッズチュリュリュリュッズッ
「あひっはひっくひいっひんひんひんあひんああっああああああんあんあんあはんっ」
「あっんっ」
ーーー自分が逃げてないのはわかってる。でも、だからってあなたの気持ちを越えてるかなんてわからないもの。
ズチュリュルュズリュリュリュッズルルルッズチュッズリュリュッズリュッズリュッズリュリュリュリュッズチュッズリュッズリュッ
「あはんっあひっあひあひあああああっっあひんあひいんあああんあんやんあんやんやあんっ」
「はっあっ」
ーーー答えなんていらない。あなたのものになっていく日々。あなたとあたしの答えが知りたいだけ。月の力。
ズギュリュチュッズジュリュブュリュッズブブブブブッズニュゥウウウウッッズリュリュッズチュッズチュッズチュッズッズッズッズリュッズッ
「あうんっあひっああっいいっいひぃのぉっいんいんいんっいいんっあひっあはっはっはっはっあっ」
「はっんっ」
ーーーあなたの気持ちに答えたい。あなたの力になれたらって思う。思うだけ。かな。どうかな。散っていく木の葉さん。
ズミュリュリュルルルッズチュッズッズリュリュリュリュッズッズジュッズヴズヴズヴッズッチュッリュッズリュチュリュチュッッズッズリュリュッッ
「あんあひっあはんあひあっあああんやんあひんっああんあんっくうんあああっあひんっやっはっうんうううんっ」
「あっひっ」
ーーー眠りはあなたとあたしをつなぐ絆。もうあなたの夢は闇とだってとけてしまう。あたしの夢をあなたに。
ズリュリュッズンッズンッズズズンッズリュッズニュリュッズリュッズズズズズズッッズリョッズリュリュッズチュリュッズリュルルルッヴリュッヴリュリュッズリュッ
「あひっひっひっひっあああひっあっはっんっはっはっはっああんっあひっあひいんっあひっひっひっひいんっあひっ」
「はっはっ」
ーーーあなたとつながってるこれはなに。見えないもの。ふだんは感じないのになんでいまは感じるの。ねえ。
ズリュルルルッズヴッズヴヴッヴリュウッッヴッヴッヴッズッズッズッズリュリュッズリュッズチュッズッチュッチュッズリュリュッズチュリュッズッリュッリュッリュッ
「はひいっあひいっあひっひっひっひっあはっはあんっはっはっはっはひいっはっはっはあんっはっあっあっああああっっ」
「あっはっ」
ーーー子供の頃の夢は星となって流れてしまった。あなたも流れていくの。あたしはあなたをうけとめられかな。
ズリュルュリュルルルッズチュッズリュッズリュリュッズチュッズリュッズッズヴヴッズチュルルルッズリュッズチュッズリュッズキュリュルルッズジュリュッジュチュッリュッ
「あうんっうっうっうっんううっあひはっはあんっはひっはひいっひいんっいんいんいんっいいんのぉっっはひいっはっはっはっ」
「はっあっ」
ーーーねえ、あなたという蝶はあたしという花にとまって。あたしの蜜を吸って。そして、また飛んでいって。この空へ。
ズリュルルルッズチュッズヴリュッズヴチュッズヴッズヴヴッズリュッズニュッズチュッズリュリュッズルルルッズチュッズチュチュッッズリュッズリュリュッズククリュッズチュッリュッ
「あひっはひっはひいっいいっいんいんいいんっのっいっいっいひんっあひんっやんあんあんあんあんっあひいっひっひっひいいっ」
「ひっはっ」
ーーーあなたという星に出会えてあたしという星も輝いた。暗い宇宙でふたり、引きあってる。愛の力で。
ズリュリュリュルュリュッズリュッズチュリュッズリュッズリュリュッズチュリュチュリュッズリュリュッズッズッズブブッズブッズリュッズリュッズズリュルルルッッズリュッズッズッズッリュッ
「あんああっああうっあうんっひっひいぐっんっんっんっんんんっんくっんはっんああっはっはふあんっはあんっはひんっはんはんはひいんっ」
「はっあっ」
ーーーあたしとあなたがまざったものが愛なら、混沌さえ愛に変えて。あなたというあたしの反映にも。ね。
ズリュリュリュリュッズリュッズズズリュルュッッズリュッズキュリュルルルッズリュッズリュッズリュリュッズリュッズチュッズアアッズリュッズチュッズリュリュッチュリュルッチュッリュッリュリュルッ
「はあんはぐくうんうんうんうんっうひんっひんひいんひぐうっあひあっはっあっああんっあはっははうっはっうっううんはひうっへっほっああうっあんっ」
「うんっんっ」
ーーーあなたの前に、ここにはなにがあっただろう。もう思い出すことすら、うずもれていく。あなたはしあわせ?
ズリュリュッチュリュリュッズリュチュッズチュッズッズッズッズリュリュッズチュッズリュッズリュリュッズリュリュッズチュッチュリュルュリュッッズッズッズブヴッッズリュッズリュリュッズッズヴッズズッズヴッ
「あひあっはっあっはっあっうっあひうっあっふっあっあああっあぐっあっあひっあんんんんっっあひっあひーっあひーっひーっひんひんひんひいうっ」
「ひっうっ」
ーーーあなたとあたしと流れた後に残るものはなに。雨でさえ地に受けとめられる。あたしはあなたを受けとめられるかな。まだ。
ズリュリュッズチュっチュリュルルッズッリュッリュッズリュリュルッズッズッズッズチュリュルュッズチュリュリュッリュッリュッルッリュルリュルッズッチュッチュッズリュッズズズズリュッズリュッズヴズヴズッズリュッズッ
「あひっあひっひっうっうっはひうっひうううっひいんっっあひっひっひううっはひいんっいんいんいいんっはひっあひっあ゛あ゛んっはっはひっはひいいいいっっ」
「あっあっ」
ーーーあなたとあたしの中には宇宙があるの。それは遠いもの。近いもの。広がっていく。深まっていく。ふたりのあいだに。
ズチュリュッズチュッチュリュリュッズリュリュッズリュッズククッズッズッズッズヴヴッズズズッッズリュッズズリュリュリュッズリュルュリュッズチュッヂュッズッリュッリュッリュッズツリュルルッズッズッズッズリュッリュルルッ
「あううっあんっあひんっいんっいんっいいんっあっあっあっああっあんっあくんっあふっふっんっんっん゛っん゛ーっん゛ーっん゛ーっんああっあうんっあうあああっっはあんっ」
「はっあっでちゃうっっっ」
ーーーあなたの時間があたしの愛を深め。あたしの時間があなたの愛を築く。愛は架け橋だから。愛の架け橋。
ズリュリュリュズチューッチューッチュルルルルッッチューッチューッリュリュリュリュッッズチューッチューッチューッチュルルルルルッッッチューッチューッチュチュチュッチュリュッチュッチューッチューッチューッチュッチューッチューッチューッチュルルルルチュッチューッチューッチューッズチューッ
「あっあっああああああっっあひっあーっあーっあひーっあんんんんんっっあっあっあああああ゛あ゛ああああああああああっっっあーっあーっあーっあーっあひんっあひーっひーっひーっひいーっひいーっひいーっひいいいいっっっあっあっあっあっあっあっあはんあっあっあっああああああああああああっっっあああんっあんんっあはあっあっあっあっ」
ーーー時間ばかりがあたしを彩ったとしても。昨日は明日の明日は昨日につながっていくようで。
ーーーくらがりはあたしを引き込んでいく。もう闇から生まれた逃げ場所はなく。
ーーーデザートはあなた。メインディッシュはあたし。そんなおとずれに。夕べ。
ーーー雨となり雪となり、ふたりの愛は生まれ消えていく。いつか見た景色へと。絵。
ーーーデザイア。
ーーーもうもうとした未来に思い出のせて。もう来ない日々にゆれる思い。出。
ーーーねえ、このシーツのようにあたしを受けとめて。雨だって雪だって。
ーーー日々変わらぬものにあたしは変えられるとしても。
ーーーその願い空へと舞い上がるから。見えない水滴にと。水。
ーーーもうあなたの空見上げたとしても。あたしの地を歩いていく。
ーーーまだ、あたしには夢があるから。この先に見えるものがあるから。
ーーー時間だけが知ってる終わりに身をゆだねて眠ってみる。
ーーーきっと夕暮れ時のあなたに見合うあたしでいるために。
ーーーこの日を透明にしていく。この身へと。すかして。見るために。
          (未・了)。


[かなたなる歌に眠るる夜(よ)]
【はげしく奏でる伝承夢(む)】


「蝶は指にとまるよ。きみの指に。流線の紋様が蝶の羽となってぼくときみを包みこむ」
「ま、あったかいかな」
ーーー昨日と変わらないこいつとの日々。
ズリュッ
「きみの心の電話番号を教えてくれ。いつでもきみと混じり合っていたいから。その日々の中で」
「教えなーい」
ーーーそれが解るには、まだ時間がいりそう。
ズズリュッツッ
「ぼくたちの命の思い出をすくいあげよう。未来と過去が交差するいまに……。ふたりの名前とともに。きみと肩を並べているために」
「一緒にいればいいでしょ」
ーーーそれでもあたしは失った写真を探していたから。
ズチュリュリュッリュッ
「さあ行こう。まだふたりしか見たことのない場所へ。きみとなら行ける気がする。まだ見ぬ日々に溶けた海と空が」
「いったいいつになることやら」
ーーー見るという感触の夢のふところに。ふたりはいた。
ズチュリュルルッズチュッズッズッ
「ぼくの感触だけ感じてほしい。夢のたどりつく場所へ、眠りが忘れた物語のはしっこに、きみとくるまれてているんだ。いまだって」
「いいから。したいんでしょ。どうぞ」
ーーー眠りならいらないことは流してくれる。日々の重力さえも。
ズズチュリュズュッズズッチュッズリュルルリュッッ
「はっあっんっ」
「んっはっ」
ーーー時代はさかのぼってもあなたはいない。ただ暗闇が広がるだけ。それが宇宙だとしても。
ズズンッズンズンズズリュッチュッリュッズリュルルルッッズッ
「はひっあっああんっ」
「んっくっ」
ーーーたとえ日々が単純で変わり映えしないものだとしても、それもまた生きてるには違いないのだから。だから、あなたといる、日々が感じられる。
ズチュリュルュリュルルッズチュッズヂュッズヂュヂュッッズジュッ
「はんっはっんっくっはあっ」
「はっひっ」
ーーー時間がリサイクルされようと、あなたはただあたしの中に蓄積されていく。季節のように。
ズリュリュッズチュッズリュリュッズッズッズズズッズクッズニュリュッズッ
「はひっひんっひんひんいいんっあっ」
「はっはっ」
ーーー変わりの時間より、あなたがあたしにくれた時間に暮れる日。闇でもあなたの感触は生きているからあたしの中に。
ズズリュッズッズズズッズチュッズヂュッズリュッズチュリュッズッズッズッズズグッリュッ
「はひいっいいいっあっあっあっあっあひっあっ」
「あっはっ」
ーーーできないことはたくさんあって、それでも時間は過ぎていく。あなたはなにを思うの。
グリュリュッグニュリュッズリュッズチュッズリュリュッズンズズンッズリュズチュッズズズズズッ
「はひっあひっひぐうっうっうっああんっはっはひいっ」
「はっあっ」
ーーーあなたとなら、変わる時間さえ待っていけそう。消えいりそうなあたしでも、あなたは包んでくれる。この時間といっしょに……。
ズリュリュッズッズニュリュウニュリュルルッッッズチュッズッズチュリュッズッズンズリュンズリュリュリュリュッ
「あっあっあっあああああっっあひっひっひいんっいんいんいんっ」
「いっあっ」
ーーーあなたとなら越えられないものはないと信じてもいい。たとえそれが暗中模索の日々だとしても。いい。
ズリュルュリュルルッズッズッズッズズズッズリュッズリュリュッズクッグチュリュルルッッズンッズンッズンッズリュリュッ
「はひっあっあひぃあっあんっあひんっひいんきっくひいんああっあっあひんっ」
「ひっはっ」
ーーーできないことは知らない。でも可能性は知っている。あなたと出会った頃のように。
ズリュルルッズチュッズヂュッズヂュリュニュリュルュルッッッズチュッズリュグリュグリュリュッヂュリュリュズリュッズッズッズッ
「だ、ひうっああんっあっあっんあああんっひううっひいんっいんいんはひいんのっ」
「はっうっ」
ーーーあたしなら深海に赤い光り見つけてもっと深い愛だと解るのに。あなたをそれで包みたいから。
ズズリュッズズッズッズリュリュッズヂュッズチュリュッズニュリュチュッズッズッズンズンズククッグリュックリュリュッズッリュッツッ
「ひんひんっあひんっあっあっああんっもういくうっひいいいんっひんひんはひぃあああんっっ」
「んっひっ」
ーーー時間が教えてくれたの。暗闇に眠るあなたを。いくら光りで抱きしめてもつかめない腕。あなたを光りで包むからね。
ズリュウッズクククックリックリュックリュッルリュウッズリュリュッズッズッズッズチュリュッズンズンズリュンッズリュルリュルッズリュリュリュッ
「あひんひいいぐうううっっういいっあひいいいっいんっいんいんっいいんっあひんっあっああっんっんっ」
「うっうっ」
ーーー砂塵でさえあなたの姿を隠せない。あなたの愛であたしを包んで。あたしもあなたを安ませるから。
ズリュリュッズッズッズッズムュニュリュルッズズッズンッズンッズズンッズリュヂュリュリュンッズンズンズンッズリュンッズリュッズチュッズヂュッリュッ
「はひいっひいっいっひんひんひんっあひいっあっあっあっあああっああっあ゛っあ゛ーっあ゛ーっあんんんっんっん」
「んっあっ」
ーーーあなたはなにを見つけたの。あたしとのこと。それともあの空のこと。教えて。
ズズリュッズッズッズリュリュリュッズッズッズンズンズンズンッズリュリュッズッズチュリュッズグリュリュッリュッグリュリュッズリュッリュッリュッズッズッ
「はひんっあっあっんああっんっんっんっんひっんひいっんいいっい゛んっいんっいいのっあひいっいっいっいやんっはひんっあひっ」
「んっんっ」
ーーー単調な日々に心けずられること。でもね、それでも生きてるってあなたが教えてくれたんだよ。
ズズリュッリュッズズズズズッズッズッズリュックリックリクリグリッズリュッズッズッズッズニュッズリュリュリュリュッズズズッズッズリュッズリュッズリュッズッズッズッ
「はひいっんっんっんっんああっあーっあーっあーっあひいっあんんんっひんひんひいーっいっいっいいんのっはっあっはっはっあひいっ」
「いっいっ」
ーーー消えゆく列車の煙さえ、あなたのことを思いだす。雲になるまで。この思いが。
ズズリュッチュリュッズッズズッズッズズッズリュリュッリュッチュッズチュッズッズッズッズヂュッズッヂュッヂュッヂュッヂュルルッズッズッズッズリュッズッズリュルッズッスチュッ
「はんあんあんあんっあひんっああっはっあっあっあっあっああんっあうんっあっあひっあんんんっあんんっはあんっんっんっんっんひいっいいいいっっ」
「はっんっ」
ーーー空に流れる雲さえ、いまは笑っているよう。あなたのように。あたしのように。
ズズリュッツリュッツリュリュッツリュッズリュリュリュリュッッズッズズッズッズリュッズヂュジュリュルュリュッズッズッズッズンズンズンズルルッズッズヴズヴズヴヴリュルルッヴリュッリュッ
「うああっあんっあんっあんっあひんっひんひんひんひいんあひいっいああっあひあひそこーをぉっんっん゛ーっん゛ーっん゛ーっんんっんひいいんんんああっ」
「んっんっ」
ーーー答えが出ない夜でもあきらめない。あなたの夢があたしの中でくすぶっているから。
ズリュルリュッズッズリュリュッズッズッズッズリュルルルルッッズチュッズリュッズリュリュッズンズンズンッッズンンッズズンッズリュッズヂュッズリュリュッズンッズズズヴヴッズヴッズヴッズリュリュッ
「はひあひああんっはんっはひんっいやあんっはひんっはっはっはっああんっあっあっあっあ゛ーっあ゛ーっあーっああんあんあんあんあひんっああんもうでひぃいいんっあっ」
「ひっはっ」
ーーー出会った時がゲームのはじまり。愛という名のゲームが。まだあたしは雨の中? それとも、もうどこか日当たりのいい場所にいるのかな。忙しさという霧がなにもかも隠してしまう。あなたさえ薄隠れ。
ズリュルンズッズッズッズリュリュンッズリュッズッズッズッズリュッズニュッズチュッズッズッズッズンズンズンズリュリュッズッズヴュリュッズッズッズッズリュッリョッズッズッズッズビズヴッズッヴッヴッヴリュッリュッ
「はひっいっいっいっいひいっい゛ーっい゛ーっい゛ーっい゛い゛い゛っっいんやいんいんいひいのっあんっああんあはっあひあひいんっあっあっあっむひいっああんあひんいんいんいんっ」
「いっはっ」
ーーーねえ、どこにいけばこの心は居場所を見つけるの。それはあなたの中? それとも、どこか遠くの場所?
ズリュリュッズリュッズッズッズッズンッズンズンズンッズリュリュッズリュッズリュンッズチュリュッズッズッズリュリュッズリュッズヴヴッツリュリュッズッズッズッズリュリュッズチュッズヂュッズルュリュッズッズッズヴヴッ
「いひいいいっいいっいいのっあーっあんあんあんっあひんっあひいいい゛っあひい゛んっい゛んっい゛んっい゛い゛んっのっのひいっひんひんひんっひいんっあひっあはっあひんっ」
「あ゛っひっ」
ーーーデザインされつくした世界はあたしを彩っていく。まるでそれは魔法のようでもある。あなたはあたしの一部? としてのデザインなの? ただ明滅するテレビさえ完成されているよう。
ズリュリュッズッズッズンズンズズズッズリュッズッズッズッズリュッリュッズリュッズヴヴッズヴッヴッヴッヴリュリュッリュッリュッリュッズリュリュッズンズンズンッズリュリュッズッズッズッズンズンズンンッッズリュッルュッズッ
「はっあっあっああんっああああああひいひいあああんっあんっあんっあんんっあひんっいひんっいいのっはっあっあっああんっあっあっあ゛ーっあ゛ーっあひいひんっあんあんあああああっっっ」
「はっあっ」
ーーー心の見通しは灰色だけど、未来という蝶の羽は色彩豊かに羽ばたいている。あなたの筆でその蝶の色に染めてほしい。この世界が一色でないことを教えて。
ズリュルッズリュリュッズッズッズッズリュリュッズッズッズッズズンッズンッズンッズヴンッズリュッズッズッズズヴッズヴッズヴッズッズリュリュッズチュッズジュリュッズヂュリュッチュッリュッズッチュルルッズッチュッリュッズッズッズパパッ
「はひいっあひっいひっいひいあひはひはっはっあっああんあっあっあっあひっあいいっもっもっとあっあんっあひんっあっあっあっあ゛ーっあ゛ーっあんあんあんっあひんはあんっんっんっんっん゛っ」
「ん゛っんっ」
ーーーふたりの時代なんかより時間があればいい。あなたのこと思っていられる時間が。答えは薄闇の中だとしても、あなただけは見つけるから。
ズッズッブリュリュッズッズッズッズンズンズンズリュリュッズリュンパッズパパッズヴヴッズヴッズッズッズッズヴリュッズチュリュッズジュリュルルルッズジュッズヂュチュリュルッッズリュッズリュッズズズッズクククッグリュッグリグリグリズリュグックックッ
「はひいっあっあっあっああんっあっあ゛っあ゛あ゛んっあ゛ひんっひんひんひんっひいんっいひいのっあひっひううっんっんっんーっんーっん゛ん゛ん゛っんひいっんああっんひーっんひーっんひいんいんいんいんっ」
「はっんっ」
ーーーできないことなんてない。でもしたくないことはたくさんある。あなたはあたしの宿り木? あなたの中に住まわしてもらっているのかしら。そして、あなたの中で眠りにつく今日。
ズリュリュッズッズッズッズヴリュッズッヴッズッリュッリュッズリュリュッズッズッズッズンッズズンッズンズンズンッズリュルッズリュンッズッズチュッズチュリュッズリュチュッズパパパッズグリュッグリグリュグリュンッグググッリュッグリュッズリュッズッズッズッズンッ
「あひんっあっあっあっはひっはひいっあっあっああんっあひんっひんひんひんひいんっひぐうっあっあっあひあっんんんっんひーっんひーっんんんっんっんっんああっんひああっあーっあーっあーっああああああっっうあひんっ」
「うっんっ」
ーーーねえ、あなたの横で眠り姫になったら目覚めさせてくれる。あなたの声で起きる夜もあって。あなたの森であたしは迷い続ける。昨日より鮮やかな日々手に入れるため。に。
ズリュリュッズッズッズッズンズンズヴリュッズッズズンッズッズリュッズチュリュルルルッズッズチュッズジュリュルルッズッズンズンズンッズリュリュッズヂュリュヴュリュッズッズズッ
「はひあひあひんあひいああああっっあっあっあっあんんっあひっひいうっひっいっあっいいっっうんんっいんんっいひんっひんひんひんっひいんっあっうんんっうひんっうっうっうっあひあはああんっんっんっんひあああっひんひんひんっで、でるっ」
「ひっはっあっいっちゃっうっ」
ーーーあなたはもう空のようでいて、いつもあたしの守護者。眠りは夜の闇より深くあたしを包んでくれる。それがあなただったからあたしは今日も眠り姫となる。あなたが起こしてくれる夜明けへ。と。ね。
ズチューッリュリュリュッピューッピューッピュリュリュッチューッチューッチュルルルルッッズチューッリューッズチューッピュッピューッピューッピュッピュッピュッピューッチューッチューッチュリュルルルッッルッピューッチューッチューッチューッズチューッチューッチューッチューッチューッピュッピュピュピュピュピュッッッッッッ
「あーっんああああああああっっっあひいっあーっあーっあーっあーっんああああああっっあーっあーっあひうっあーっあっあっあっあっあーっあーっあひーっひーっひーっひいーんっいーんっいーのっいーのっいーっあっいーっいーのっあーっあーっあーっああんあああああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっあひいっあーっあーっあーっあーっあーっあーっあーっんあああああああっっっっ」
ーーーできあがった彫像はあなたの形。理想という未来はいつも光りまぶしくって見えない。
ーーーでもあなたの心は解る。きっとこんな形。空の色。夕焼けの赤。
ーーー答えはまだでない。凍える心にあなたの熱い吐息。心さえ溶けてしまう。
ーーー心なくすともこの思い変わらずあなたのそばにある。抱きかかえる真実。
ーーーあたしのそばにあってあなたにはないもの。それはあたしが無くしかけていた空の蝶。
ーーーもうなにもかもなくすとも。この思い出があたしの財産だから。
ーーー昨日よりは今日へ。そして明日へ。時間をつむぐ愛の唄があるかぎり。
ーーーあたしは歌い続ける。から。もう二度と戻らないあの泉のほとり。
ーーー時間があたしを束縛しても、この思い永遠に蝶と飛ばす。あなたのほとりへ。
ーーーなにも変わらない時間とて、それさえもあなたとの約束。昨日の変わる明日。
ーーー時間は愛を越えていくとしても。あなたの背であたしは眠り続けるから。
ーーーきっとあなたが愛したこの思い出さえも水の底で眠り続けるから。
ーーーあるべき明日を次の世代に託していく。もうもうたる闇しか見えなくとも。
ーーー時間のノイズにあなたを見失うとしても。まだあたしには語るべきことがあったから。
ーーーえんえんとあなたのことを考えていたのがうそのように時間は幕をおろす。
ーーーふたりが眠る時間のベッドであたしは闇の髪を結いあげ、あなたの導きとす。
ーーーもう迷わないで。混迷の宴は美酒でしめくくり。あたしはあなたの光りと照らす。
ーーーそんな時間さえも未来は約束するのだったから。
ーーー好きです。あなたが。あなたのことが。だからおやすみなさい。今夜にいい夢を。ね。
          (未・了)。


[感謝に踊る小動物]
【限りない二人の日】


「きみとの時間が時を刻んでいく。きみとなら未知の未来も怖くはない」
「なに、またしたいの」
ーーー水車のように回転する変わらぬ日々。
ツ……リュッ
「きみとぼくの時間を溶かしていこう。未来へと。とくんとくん……と。」
「あつくるしいわね」
ーーーその時間から作り出すもの。
リュリュリュッ
「ぼくのすべてをきみにあげるよ」
「なんにもいらないわよ」
ーーーあなたとの時間いがい。
ズリュリュッチュリュッ
「きみは本質(だれ)だい。ぼくはきみの本質。彩る者」
「はいはい、わかったわよ」
ーーー眠りがあなただとしても、目覚めはあなたの夢。
ズチュリュルリュルルルッ
「きみとの思いが星になるまでぼくはきみのそばにいる。たまに会う一生の出会い。だから。」
「勝手になってちょうだい」
ーーーそれもまた時間のまたたき。
ズリュレリュルリュリュリュッ
「ぼくは、死ぬまできみとケンカしていたい。死ぬまできみと話していたい。死ぬまできみの笑顔を見ていたい。 」
「そうなんだ」
ーーーあなたが眠りの宴に沈むまで。あたしは歌をうたう。
グチュチュッリュッツリュッリュッ
「はんっっあっ」
「はっふっ」
ーーーあたしはあなたの水。流れる者。あなたを感じていたい。
ズリュリュッチュッリュッズリュリュッ
「はんっあうんっ」
「はっくっ」
ーーーあたしはあなたの中にいる。あたしはあなたを解放する者。あたしとあなたは自由の共謀者。
ズチュリャリュルリュルルルルリッズリュッ
「はうっああんっはっ」
「ふっはっ」
ーーーあなたの存在にあたしはとらわれる。あなたという眠りにあたしは目覚める。もう一度あなたと歩くために。
ズチャリュルルルルッッズチュリュッズチュチャッ
「はあんっはっはっはっ」
「んっはっ」
ーーーあたしはあなたを暖める者。いつも一緒の存在。
ズリュチュリュリュズチチッズリュリュッズチュッズリュッ
「はひっはうんっはっはひっ」
「ひっんっ」
ーーーねえ、ふたりはどこまでいけば星になれるの?
ズリュチュリュリュリュッズッズッズッズリズリッズリュッズリュッ
「はんっあはんっはひんっあっ」
「あっんっ」
ーーーあなたの海を渡る。昨日とは違う自分のカゲとともに。あたしはあなたのハートの中で眠る。
ズチュリュッズヴヴヴッズヴリュッヴリュリュッズリュッヴヴリュッツリュッ
「はひはっはっはっあうんっああんっ」
「はっんっ」
ーーーふたりはなんのためにいるの。いつか溶け合う日まであなたの日々を感じられるまで、あたしは自分の力をためつづける。花と咲くために。
ズズッチュッリュリュリュッズチュリュルルルッズチュチュッズリュリュッズリュッ
「はうっはんっははんっはひんっあっあっ」
「んっあっ」
ーーーあなたと一緒なら時間さえ怖くない。時間があたしとあなたを螺旋しながらつなぎ止め続けるから。
ズズリュッズリュッズヴズヴズヴッズッヴッズッヴッズッヴッズズリュッツリュッズリュッ
「はひんっあんっあんっあんあんあんっああんっ」
「ひっんっ」
ーーーあたしが眠った土にはあなたの匂い。ふたりの思いが今日の空。また、あたしはあなたのカゲをふみ続けたから。
ズチュリュルリュッズチュズチュズチュチュッズリュズッズッズリュッズッツッツッズリュズズズズヴッ
「あはっはんっはひいんっいんいんいんっいいんっのっ」
「はっひっ」
ーーーあなたのポケットにあたしの愛をつめこんで、街へ駆けだした。あなたという旋律に、水面(あたし)は揺れる。あたしはあなたを受けとめる水。
ズチュリュツリュリュッズップッズップッズッズッズッズリュツリュッズッズッズッズズズヴッズッ
「はひんっいっはっあっはっはっはっんんんっはひんっいんっ」
「いっはっ」
ーーーあなたという時間の螺旋にあたしは巻き取られる。時間が過ぎてもあたしは思い出に流れていく。永遠という時間にも、あたしは一瞬の火と消えるのだから。この愛を永遠にして。
ズチュリュツリュッズリュッズッズッズッズッヴッズッヴッヴッヴリュッヴリュリュッズリュッズニュッ
「はんっはっひひんっひいんっいんっいんっいっいっいいいいいいいっ」
「いっひっはっ」
ーーーあなたの中は苦しくて悲しくて、でもいつか帰る場所に似ている。そんな気がする。
ズチュリュチュリュッズップッリュッズップップップップリュッズリュリュッズチュリュニュッズププッズッ
「はっあっああんっあひっひぐうっくひんっひんっひうんっあっあっあひいっ」
「ひっはっ」
ーーーあなたはどこまでいくの。消えいりそうな日々もあなたはどう過ごすのだろう。あたしは愛の場所。
ズリュチュリュッヴリュリュッヴズッズズッズッズッズッズンズンズンズリュッリュッリュリュリュッズチュリュッ
「はひんっいやんっはううんっんっんっん゛ん゛ん゛っっあうんっんっんひいっ」
「んっくっ」
ーーーあなたなら、きっとこんな気持ちなどはね飛ばしてしまうんだろうな。あたしはその気持ちだけでなにもかもが自然な時間となる。あたしらしく……とか。
ズチュッリュリュリュッズッヴッズッズッズッズヴヴッッズリュズチュッズッズチチュッズリュリュルルッズンズンズンッッ
「あんっああっあ゛っあ゛っあふんっふひんっひんひんひんっひううっうんうんうんっ」
「はっあっ」
ーーー凍える時間もあなたならとかしてしまうだろうに。なんであたしはあなたなんだろう。出会いはただ普通だけれどいまは違う。もっとつながっていたい。あなたと。
ズリュチュリュリュッズッヴッヴッヴリュッヴッヴッヴズッズッズッズチュリュルルルッズリュリュッズルルッズククッズリュッ
「ううううんっあひっはひっんひっんひいっんっんっんっんんんっんくうっはひんっひんひんっ」
「ひっはっ」
ーーー時間は昨日さえ光らせる。あたしとあなたはどうだろう。なにもない惰性の日々。あなたはどう生きてるの。
ズリュリュッズチチッズヴッズリュズリュッズチュリュリュッズンズンズズンッズッズッズッズヴッズッヴッズチュリュッリュリュッ
「はひっひっひううっひんんっひはっはっはっはっんっんっんっんくくっあっあっあっああうんっあっ」
「あっくっ」
ーーーあなたの夢になるよ。あなたといるから道も歩いてる。あなたにはなにもあげられないけど、なにかいる?
ズリュニュリュッズッズッズッズヴッズヴヴッズッズッズッズリュリュッズンズンズンズククッズリュリュリュリュッズルルッズリュッ
「はひんっひんひんひいんっはうんっはっはっはっあっあっあひいっいっいっい゛」
「んっくっ」
ーーー時間をたいていく日。あなたとあたしの時間はゆっくりすぎるくらい。月日が変わるのは早いのに。眠りの日。とて。こんなにあるのに。
ズチュリュリュリュッズチュッズンズンズンッズズンッズンズンズンッズリュチュッズッズッズッズククッズリュッズチュリュチュリュッズリュッ
「いんっはひんっいいんっいいっいっいいのっあひはあんっはあっはあっはあああんっっ」
「いっひっ」
ーーー愛が束縛ならあたしはあなたに囚(とら)われたの。あなたの虜。その感情にウキウキしたりカキコキしたり。また今日をあなたと過ごす。日。
ズリュチュリュリュッズッズッヴッズヴッズヴヴッズリュッズチュッズンズンズンッズズズッズリュッチュリュッズッズリュリュッズチュリュッルルッ
「はひっいっあひいっひんひんひんっひいんっひううっはっあっはっあっあんあんああんっはあんっ」
「ひっうっ」
ーーーあなたの思いが胸に響く。あなたの思いが輝きの花となる。あたしはあたしの水をあなたにあげる。あなたという花びらが開いていく。
ズチュリュチュリュッズッヴッズッヴッズヴッズヴッズヴヴッズッズッズッズリュリュッズチュリュチュッズッズッズズズッズヴヴッズチュリュルルッズチュッ
「はひうっうんうんうんっうひんっひんひんひんっひいんっはんはんはんっはあんっはひんっあっあっあっ」
「はっあっ」
ーーー時間が流れていく。あなたとの時間が。変わることない日々でも。あなたはそばにいたから。あなたの中で眠る日。
ズチュリュッズッヴッヴッズヴヴッズッヴッヴッヴッズリュリュッズヴヴヴッズヴッズヴッズチュリュチュリュッズチュチュッズリュリュッズッズッズッズンズンズンッ
「はんっはひっはひいっいんいんいんっんくはっはっはっはひんっあっあっあっあ゛っあ゛っあ゛あ゛んっはっはっあっ」
「くっはっ」
ーーーなにもかもが沈んでも。あなたとあたしの愛は再生するから。ただ愛の歌。をうたう日。
ズリュリュリュルルルッズチュッズチュッズリュッズリュリュッズリュチュッズッズッズッズヴッズッヴッズッヴッズヴヴッズルルッズンズンズンズンッッズリュリュッズンッ
「はひっあっあっあーっあーっんーっんーっんーっんっんっんっんひああっんっん゛っあっあっあ゛っんっはっはっはっあっ」
「ん゛っはっ」
ーーー回転する人生にあなたはいつもいる。流れ出る川のようにあたしはあなたに流れている。あなたは大地。あたしを受けとめて。
ズリュッズッズリュチュリュリュッズッズッズッズンズンズンッズッヴッズヴッズヴヴッズリュッズチュッズッズッズッズリュリュリュルルルッッズキュッズリュッッズッズッズンッ
「あはんっはんはんああんっいやんっはんっはひんっあんっあひゃんっあんっああんっあっあっあっあっあっああんっあはっひいんっ」
「ひっはっ」
ーーーできること、できないこと。あなたとあたしのようにあること。あたしたちは似ているのかもしれない。同じ存在に属しているのかな。いつになったらひとつになる?
ズチュッズリュッズニュッズリュッズッズッズッズリュリュッズンズンズンッッズリュリュッズリュリュッズッヴッズヴヴッズリュッズッヴリュリュッズリュッズッズッズッズリュリュッ
「はひっひんひんひんあひんっひいんっいんいんいんっいひんっあひっああうんっんっんっんっんっんああっんひんっんひっん゛ひっひいんっ」
「ん゛っはっ」
ーーー眠るにははやすぎて、ただこの時間にあなたの中にいる。閉じこめられた明日。でも、それでもあなたとならなんとかなるかもって思う。日。
ズチュリュリュルルルッズチュッズッヴッヴヴッズヴヴッズヴリュッズヴチュッリュチュッズズチュッズリュッズッズッズッズンズンズンッッズククッズキュリュッズリュリュリュルルルッッッ
「ひんっはっはっはっあっあっああんっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあんっあひんっんっんっんっんひんっんああっくひんっひんひんひんっひいんっ」
「あっあっ」
ーーーできあがった日はあなたとの残照。ねぎらいの言葉よりあなたの中で眠りたい。言葉より感触で。その愛であたしを閉じこめて。まだ空は遠いから。ね。
ズチュリュルルルッズンッズズンッズルッズルルッズリュッズッズッヴッズヴッズヴヴッッズンッズンズンズンズンッッズリュリュッズズズッズンズンズッズズッリュッズヴヴヴヴッッッズルルルリュルルルッ
「はひっあっあんっあんっあはんっああんっはんはんはんっはひんっあっあっあ゛っあ゛っあ゛っううんっはあんっはひはひはひんっんんっんひんっんっ」
「んっはっ」
ーーーあなたの波にゆられてここまで来た。なにもないとは言うけどあなたといるとそうでもないと、なんとなく思う。月の光り。
ズリュチュリュリュッズチュリュッズッズッズッズルルッズリャッズンズンズンッズヴッズヴヴッズヴンッズリュリュッズチュリュチュチュッズリュズリュッズリュリュッズンッズズズッズクッズキュリュリュリュッ
「はんっはひんっはああっはぐうっくううっうんうんうひんっうああっあひんっあっあっあっあっああんっあひんっひんひんくひんっひいんっんああっんくっんあっいくうぅぅうっっつつつつっっっ」
「ひっはっ」
ーーー時間という概念にはあなたはいないのだろうか。あたしはあなたの昨日。あなたを支える者。眠りは夢。あなたという愛。考える感触。恋。
ズチューッズチューッズチューッチューッチューッリュルルルッリュルルルッツリュリュッヴチューッチューッチューッチューッチュチュチューッピューッピュッピューッピューッピューッチューッピューッピュッビュッピューッッッッ
「はひあっあーっあーっあーっあーっあーっあーっんああああああああああっっっっあっあーっあ゛ーっあーっあーっはひああああああああっっっっっうんんんんっっっんあああああーーーーーっんああっっっっんあっあっあっあっあーっ」
ーーー時間は平等ではない。あなたがあたしと違うように。
ーーーもっとあなたといれば、時間は一瞬で過ぎてしまうに違いない。
ーーー限りなくそれでいて、あたしとあなたには限りがある時。
ーーーそんな日にもなにかあたしは思いめぐらす。
ーーーあなたが好きってことはどういうことなのか。
ーーー時間のゆくえなら知らないけど、あなたとならなんとなく解かる。
ーーー時間よ流れてあなたとあたしの架け橋たれ。
ーーーなにかあってなにもなくて、その時間だけが過去とかたまる。
ーーーあなたはずっと変わらない。あたしは変わったのだろうか。
ーーー時が奏でる夢には終わりがない。
ーーーもうずっと夢の中ではあなたは眠り続けたまま。
ーーーキスで起こしていいのかな。
ーーーあたしでいいのかな。
ーーー時間だけが過ぎていく。
ーーーたぶん、それさえも時のはざまの一瞬の夢なのに違いない。
ーーーだからあたしは夢の一瞬に見るあなたの見た愛。だから。
ーーー好きだよ。ずっとずっとずっと。この思いがつきる時まで。
ーーーずっと、ずっと……
ーーーずっと……。
          (未・了)。


[きみの愛に生きたい]
【眠りの時に見た夢】


「きみの愛にからめとられたい。きみとの愛で育った日々におはよう。きみのやさしさにぼくは眠りをむさぼる」
「はいはい」
ーーーあなたはゆっくり、あたしにのしかかってくる。
リュッ
「きみの本質(あい)に沈んでいく。ふたりでどこまでもぐれるかな。きみといるよ。きみというあいのかがやきの中に……」
「一人で沈んでなさい」
ーーーあたしの中に沈んでいくあなた。
ツリュリュッ
「きみの日常に染まっていくぼく。きみという風は気持ちの流れ。ぼくに届く思い。ぼくはその気持ちをゆっくりと抱きしめた」
「いいから入れなさいよ」
ーーー花咲く中にあたしの水面(みなも)。
ズリュッズリュリュッ
「ぼくは闇。きみという光りを閉じこめる闇。愛はきみのほんとの力。その力が水面に波紋する。ぼくという水の中に。きみという水の中に」
「ふーん」
ーーー愛は夢。あたしはあなたの中で踊る水。
ズチュッズチュリュリュッ
「きみの愛でぼくは蘇る。きみだけの愛でぼくは眠る。こんな月夜の日にも。気持ちを寄せあおう」
「何回でもどうぞ」
ーーーめくるめく日々にも愛したから。この気持ちに沈む愛。
ズリュズッヴッヴッリュッツッ
「きみの心が欲しい。なにもかもちょっとしたこと一瞬のこと。長い夜のこと。短い感動のこと。きみのすべてが欲しい」
「いいんじゃない」
ーーー願い愛したばかりじゃないけど、こういう感じもあたしの中でうずいている。
ズリュリュッツリュリュッズッチュリュッ
「きみの心の積み重ねとぼくの積み重ねで愛を形作ろう」
「そのうちね」
ーーー愛の階段なら、あなたにつながっていたから。
ズリュッズッズッズッチュッズッヴッズヴヴッ
「はっうっ」
「んっはっ」
ーーーあなたはあたしのテーマ。消えかけた本質の欠片(かけら)。もう眠りから覚めた存在(ひと)。
ズリュッズッズッリュリュリュッズッチュッチュッ
「はんっあっ」
「はっくっ」
ーーーあたしはあなたの一部。消えたあなたのかけら。月と地球より近くて、眠りより遠い人。
ズッチュッリュリュリュッズリュッズッズッズッヴニュッ
「んはっひっはっ」
「んっひっ」
ーーーあたしは水面から顔を出してあなたの愛の波紋を広げる。ずっと好きだから好き。昨日より好き。だから。
ズリュッチュッリュッリュンリュンッリュズッズッズッズヴッ
「んひはっむっはっ」
「んっあっ」
ーーーあなたにはない愛のあたしをあげる。たとえこの愛が完成しなくても。この愛が際限なくても好きだよ。
ヴズズッズリュッズンズンズンッズリュニュッズッリュッチュッニュッ
「んああっんはっあっ」
「はんっあっ」
ーーーあなたの時にあたしは溶けていく。ゆっくりとした感触に。あなたの愛を感じるために。そんな日々にも。愛の木。成長させて生まれる二人の思い。ともに歩む日。
ズリュリンッリンッリュリンッジリュリュッズチュッリュッチュッチュッニュッ
「んひはっはひいっんっあっ」
「んっひっ」
ーーーあなたの眠りに眠り、あなたの夢に惰性する。あなたなら、あの空だって手をのばせる。あなたとあった日々に願いを。
ズリュリュッズンッズンッズンッズリュリュッズッチュッリュッヌリュリュッヌッヌッ
「ひっはっはっあっんっんっんっあっ」
「ひっはっ」
ーーーいつまでも変わらぬ時間を一瞬止めて。この一瞬にあなたに叶う愛。夢見た瞬間があなたといる時。
ヌッヌッリュニュンッズヌヌヌヌヌッッッズリュッズニュニュッリュニュッズッヌッヌッヌッ
「んひっはっはっんっはっあっあっあっあっ」
「ひんっはんっ」
ーーーあなたとタマゴに孵るから。眠り見た夢とてあなたとなら、うたたね気分。
ズヌヌヌヌヌッッッッズリュッズッズッズッズクリュッズチュリュッズッヴッズヴヴヴッズリュッズッ
「んむっんっはっはっくっひっはっあっんっひっんっ」
「んっひっ」
ーーー眠りよ、夢となってあの人に伝えて。あなたが大切です。あなたとの日々という気分だってずっとずっとあるから。
ズリュリュッズッヌッフッリュッリュッズヌヌヌッズリュッズッズッズッリュッリュッリュッズブブブッズリュッ
「んひはっんっはっはっあっくひんっひんひんひんっひいんっ」
「いんっはっ」
ーーーずっと一緒だよ。あなたとなら退屈しないと思うから。この思いよ終わらないで。あなたの笑顔でハッピー。
ズニュリュッズッヌッヌッズリュヌッズッヴッヴッズリュヌッズッリュッズヌヌッズヌリュッズッズッズズズッズンッ
「ひははっんああっんひんっんっんっんっんっんっんあっはっあっんっ」
「んっはんっ」
ーーーなにもかもあなたの鏡。あなたの言葉にあたしの心は踊る。眠りつく夜のあなた。あなたは幸せかな。
ズヌヌッズヌッズリュッズッズッズッズリュリュッズズズッズヴヴッズッリュッチュッズッズッズッズリュッズッズッズッ
「んっひっんっひんひんひいんっひくうっくううっんっはっはっんんんっんはあっ」
「ひっはっ」
ーーーあたしのことホントに好き? 今からあなたの愛をいただくから。
ズリュリュッズッズッズッズリュニュッニュッリュッリュッズンッズンッズンッ
「んはあんっんっんっんっいいっはっひくくっくうんっうんっうんっうんっううんっあっ」
「はっんっ」
ーーーあなたは空の色。あたし色に染めたいな。あなたのように出会いたいし、あなたと愛したい。
ズチュリュリュリュッズチュリュッズッズッズッズンズンズンッズリュリュッズッズッ
「んっんっんっあっはっあんっんんんっんひはっはっはっはっんくっはっあっあっああんっはっ」
「あっはっ」
ーーーただこの時が永遠だったらいいのに。あたしはあなたのことになると欲張りになっちゃう。
ズリュッズチュッズッズッズッズリュッツリュッズッリュックニュッリュッリュッリュッズリュッ
「んひはっはっはっんっんっんっああっんっくっはっひんひんひんっひぐうっうっんっんくはっはっ」
「くっはっ」
ーーーあなたと見た月は紫。あなたさえよかったら、ずっと一緒にいるよ。あなたの横は指定席。眠りの夢の指定席。
ズリュッズッズッズッズククッズクリュッズッヴッズッヴッズッヴッズヴヴッズリュッツリュッズズッ
「んくっはっんっんっはっあっああんっあっあっあっああんっはっはくうっうんうんうんっうはひんっ」
「ひっくっ」
ーーーあなたはあたしを映す水。あたしはあなたを映す水。ふたりで霧となって雲となる。ふわふわ浮かんでいる二人。
ズリュリュッズリュッズッズッズッズククッズリュッズリュリュッズッズンッズンッズンッズックッリュッ
「んひひっひああんっあんっあ゛あ゛んっはっくっんっんっんっはっはっあっはっあっんああっひんっひんっひんっ」
「ひんっはんっ」
ーーーもっと愛したい。もっと恋したい。もっと夢みたい。あなたの気持ちにあたしは生きかえる。
ズリュッズッズッズッズヴヴッズヴッズリュッズニュリュッズリュッズッズッズッズリュニュッズッズッズッズリュッニュッ
「んひはっひくうっくうんっうんうんうんっうはあんっあああんっあっあっあっあっあっんっんっんっんひっんひっひくくうんっ」
「うっくっ」
ーーーあなたはあたしの終着駅。あなたらしく、あたしらしく愛していこう。
ズリュッズニュリュッズッズッズッズヴヴッズリュッズクリュッズリュッズニュリュニュリュッズッズッズッズッズリュニュリュニュッッ
「んひはあんっあんあんあんっあはんっあっんっはっくっひんっひいんっひううっんっんああっんひはっんっんっんっんくうっあ゛っ」
「あ゛っん゛っ」
ーーーあなたの力であたしはいろどられる。あなたの色で染めて欲しい。毎日違う色に。
ズチュリュッズッリュッニュッズッズッズッズニュリュッズッズッリュッズニュリュニュリュッズリュッズリュッズリュッズッズッズヴヴヴッッ
「あはあああっはんっあんっああんっはくうっくううんっはっんはっあっんあっんあっあんっあひんっひんひんひんっんひはっはっはっはあんっ」
「はんっひんっ」
ーーーあたしはあなたの岸辺。あなたの波に揺らぎ続けているあたし。
ズリュチュリュリュッズッズッズッズリュリュッズッヌッヌリュリュッズヌヌッヌヌヌリュッヌンッヌリュリュンッズリュッズリュリュッズッヴッヴッ
「んはっあんっはあんっあんっあんっああんっあ゛っあっあっああんっはあんっんっんっんっんんん゛っはあんっむひんっはひんっはっあっああんっんっ」
「あっひんっ」
ーーー好きだよと波がうち溶ける。あなたになにもかも流したい。でもあたしらしくもありたい。
ズリュリュッズッズッズリュウッズチュリュッズッズンズンズンッズリュリュッズヌッズズズッズッズヴヴッズリュッズッズチュッズッズヌリュッズッリュッリュッ
「んひんっひんひんひんっひいんっひぐうっううんっあひっひううっんっんっんああっんひんっんいいっあひんっおあんっあんあんあんっああんっあひいっいっいっ」
「いっはっ」
ーーーあなたの愛で目覚め、あなたの愛に眠る。大好き大好き大好き、だーい好き。
ズリュッズチュッズリュリュッズチュッズリュリュッズッズッズッズリュウリュッリュリュリュンッズッズッズヴッズヴヴッズリュッズヌヌッズリュッヌリュリンッズリュッ
「んはっひんひんひんっひいんっひひいっあんっあんっあんっあああんっあひんっあっあっあっああんっあんあんあんっあくうっあうんっあひっあいいっあっあっあっああんっ」
「はんっあんっ」
ーーー今日はあなたの日。だからあなたに眠りたい。
ズリュッズチュッズズズッズリュッズククッズリュッズニュリンッズリュッズチュリュニュニュリュンッズチュッズリュッズッズッズヴヴッズリュッズニュッズリュンッズリュッ
「んひんっんひひんっあひんっひんっひいんっひんひんいんっいいんっくうんっあひんっひんひんひんっくひんっくうんっううんっん゛っん゛っん゛っんああっあっあっあっああんっ」
「あっああっ」
ーーー愛に愛して愛愛愛。でもそれさえこの宇宙(そら)では一瞬のこと。
ズリュッズッズズッズリュルリュルッズリュッズニュリュッズズッズッヴッズヴッズヴヴッズリュッズッズッズッズニュニュッズリュリンッズッズッズリュリュッズヌッズヌヌッズヌリュッ
「んはっんひはっはんっはんっはひんっひんひんひんっひいんっひくうっひんっひうんっひひんっひくんっひううっひううっひくうっくうんっくんくんくうんっうんうんう゛んっあっあっあっ」
「ひんっはっ」
ーーーあたしはあなたという川の水。ただ流れるのみ。あなたは土の川。やすらぎの地。流れる時。
ズリュッズニュッズリュリュッズニュリュッズッズッズヴヴッヴリュッリュィンッズリュリンッズリュッズッズヌヌッズヌヌリュリンッズリュッズチュッズッズニュリュッズリュッズッズククッ
「んっはっあっはっはあんっあんっはんっはひんっあひんっんひんっんっんっんっん゛あ゛あ゛っあひんっああんっあくうっあんあんあんっああっもっとっあんっすごひいんっああんっあんっあああっ」
「あひんっひんっ」
ーーー夜の闇より濃いあなた。あたしは夜に輝く。あなたを照らしているあたし。あなたの力を支えているあたし。二人は引き合う星のようだね。二人の灯火だけが夜にある。から。
ズリュニュリュッズチュチュッズリュッズッズッズッズククッズリュリュッズブッズヴヴッヴニュッズリュッズヌヌッヌリュッヌズズッズリュッズリュニュリュッズヴッズヴッズッヴッヴッヴッズリュッ
「んはっあひんっひんっひんひんひんっひいんっくひんっああんっはあんっあっあっあっああんっあんあんあんっかひんっいいのんっああんっあはんっああっあうんっああっあっあっあっあっあくうっうんっ」
「うんっはっ」
ーーーこの時間さえ単調にただ過ぎていく。あなたの時間におはよう。あたしの力さえ夜に流れる。あなたの一筋の光り。
ズズチュリュッズッズッズッズニュリュッズリュッズッヴッヴッズヴヴッズリュッズククッズニュッズリュッズヌヌッズヌッズリュンッズリュッヌヌヌリュンッズリュッズチュリュッズヴヴッズッズッズリュリュッズニュリュッリュッ
「んはあっあんあんあんっあひんっひんっひいんっひくうっくうんっうんうんうんっうひんっはひっひいんっんひっんああっあひんっんくうっんっんっんっんくうっう゛っあ゛っん゛っひいんっんっんっんんん゛っ」
「ん゛っあ゛っ」
ーーーあなたがこしらえた思いを受けとめるから……。
ズニュリュッズッズッズッズリュリュッズククッズッヴッズッヴッズッヴッズヴヴッズヌヌッヌヌリュッヌリュンッズリュッズリュリュッズヌッズヴッズッズッズリュリュッズリュッズニッュズンズンズンッズリュリュッ
「んひはっはんはんあんっあああんっあひんっひんひんひんっひいんっひぐうっくひいっいひんっひいあっあっあっあっあううんっうんっううんっひんっひいんっひうんっひくひいんっひううんっううんっん゛っんっんっあっあっでっでるっでるのっををををっを゛っんひいっ」
「んっひんっ」
ーーーあなたという本を読む。まだ結末は解らない。あなたは結末をつけないの? あたしがつけないといけないの?
ズチューッチューッチューッチューッチュッリュッズチューッズチューッブリュリュリュッチューッピューッチューッピューッチューッリュッチュッチュッチューッチューッチューッチューッチューッチュリュルルルッズピューッピューッピューッピューッビュリュルルルルッッッピーッピューッチュッリュッチューッチューッチューッチュッリュッ
「あーっあーっあーっあーっあひいーっひいーっいーっいーっいーのっおおおおおっうううっをををををっあっあーっあーっあーっんーっひーっひーっいっひーいっひんひんひんっひいんーっんーっっんーっんーっひーっあーっあーをっあーんっあううううっあーっあーっあひーっあひんーっひんーっんーっんーっんーひっんんんんっんひいっいーっいーっいーっいいいいいいいいっっっっあーっあーっあ゛ーっあ゛ーっあへあああああっっっっあんあんあんっあひんっあんんっあんっあひんっんんんっっ」
ーーーできるなら愛などいらない。あなたとならできるから。 ーーー出来ないことばかり山積みで、なにから手をつけたらいいの? できない夢はないなら、あたしの努力が足りないの?
ーーーあなたとなら出来るのかな? いつか二人の力で夢が叶うかな?
ーーーあたしはあなたの夢の住人。あたしはあなたの夢なの?
ーーーあなただけいればなにもいらない、とはいかないけど結構重要だよ。
ーーーあなたがあたしの中にいる。暖かいよ。あなたがあたしの中で動いている。
ーーーあたしはあなたを包んでいる。どんなにあなたが動いても受けとめてあげる。
ーーーあたしの空をあなたは知らないに違いない。でもあたしはあなたという空の下にいたから。
ーーーあたしという感情を抱きしめて欲しい。願いはあなた。あなたがいるだけでいい。
ーーー叶えた空なら幻想の地平線。あたしは歩き続ける。
ーーー答えなら空にある。あの雲にある。あなたにある。
ーーーできたならあなたの夢に眠りたい。
ーーー消えた末日のように波ただよう時代の夢。
ーーーできあいならこの愛に。なにもないよりなんてないから。
ーーーこの愛に目覚めるまで。
ーーーきっとずっとゆっくりと……と、さ。
          (未・了)。


[愛に愛だから愛ゆえに愛したい]
【なにもないことあることのこと】


「ぼくの夢きみがつかんで離さないのはなんでかな。なにもかも限りあるのに歌うのはどうしてかな。きみとの関係、昨日より思いが強いのはどうしてかな。きみとまだなにかあると思えるから。ぼくはもう少しいいのだろうか。なんにも感じられない時があったっていくんだろう。高等なテクニックで夢は空に帰っていくから。この惰性もこの感情もなにか未知を感じるから。ふたりでこのままでいよう。それでいこう。なにかあるというその道に未来の光りため込んで、できることからコツコツいこう。ぼくたちにできないって言うなら、まだその先の先にあること教えるよ」
「なあに、ずいぶんゆっくり愛撫したりして。なんにもあげないわよ」
ーーー体がゆっくりあなたを受け入れていく。
ズッズプッ
「さあ、愛を教えてあげるよ。ぼくと重なってごらん。行こう一時の愛へ。眠らせないよ。ほてった体つきぬけるまで」
「胸はいいから胸は」
ーーーいついつまでもあなたの愛に誓う愛。あなたの姿が見たい。心の姿が。
ズリュッチュッ
「きみだけの光りでぼくは生きかえる。きみがいてぼくがいる。ねえ、きみといた時代がふたりの誓い。もう離さないよ」
「もうぬれてるからいいわよ」
ーーーあなたを愛してここにいる。まだ真実の愛は姿を見せない。
ズリュリュッズチュッ
「過ぎ去る時間さえきみとなら怖くない。大好きだよ。愛(いと)しい人。ただきみのかたわらで眠っているだけでぼくは幸せだ」
「横にいるだけじゃすまないくせに」
ーーーあなたの愛であたしは存在したから。いまいるから。あたしはあなたに集う愛。
ジュリュリュリュッズッ
「さあ、きみの本質がいま欲しい。ぼくを感じてくれ。ぼくのことだけ考えて。人生に限りがあっても。この思いはすべての時間だって思える瞬間、感じて」
「もうっ、えっちの時だけ束縛するんだから」
ーーーあなたの愛に眠り、あなたの愛に生きる。
ズリュリュッズチュッズッズッ
「きみだけの愛、つかんでぼくの愛で返したい。さあ、いこう愛の最深度。きみという液体飲み込んで、愛(あい)続ける。さあ、ぼくの愛を入れるよ」
「もうちょっとやさしくしてよ」
ーーー昨日はあなたの日だから今日はあたしとあなたのためじゃなく、あなたと二人の愛のために生きる。
ズチュリュチュリュッズッズヴヴッ
「きみの愛感じてるだけで歩いていける。きみとぼくとのあいだに距離は無いから。時間さえ包むよ。愛してる。ねえ、きみという宿り木にとまったぼくを休ませて。きみといると愛が生まれてくるんだ」
「いいから続けてしましょ」
ーーー愛という人生があってもいいに違いないから。こんなあなたといてもいいに違いないから。
ズリュリュッズッズリュリュッズヴッリュッ
「愛しあってる時が無性に好きなんだ。いいよね。いくよ。ゆっくりいくよ。たんたんといくよ。愛を入れるよ。ずずずっとね。きみの本質まで液体流し込むよ」
「いいんじゃない」
ーーーあなたの愛は見えないところが多すぎて、あたしは愛の糧(かて)。
ズリュリュッズチュッズッズヴッズヌヌッズリュッ
「はっんっ」
「あっはっ」
ーーーあなたの愛に歌い、あなたの愛に夢見る。いつかあなたの砂浜で眠る午後の歌。
ズッズククッズリュッズニュリュッズッズヌヴッズヴヴッ
「はんっあんっ」
「あっはんっ」
ーーー愛だけに愛して、あなたに愛する。ゆっくり愛してこの胸に蓄積する。
ズリュリュッズニュリュッズッズッズッズヴヴッズチュッリュッ
「はああんっあんっ」
「はっんっ」
ーーーあなたの愛は旅する。真実の愛求めて。
ズリュリュッズニュチュッズリュルルルッズチュッズリュッズッズッズッ
「はひいっひんひんひんっ」
「ひっはっ」
ーーーあたしとあなたは愛の見た夢だったから。愛よあたしを見つけて。
ズニュリュニュッズッズッズヴヴッズヌッズッリュッリュッズチュリュッズッ
「んはっひんっひいんっはんっ」
「はっあんっ」
ーーーこの心、愛で埋(う)めて。好きだから。あなたの愛を……。
ズリュッズニュリュッズチュッズリュルルルッズチュッズリュッズリュッズッズリュッ
「ははあんっひんっはんっひいんあっ」
「はんっあっ」
ーーーあたしは愛の使徒。眠りながらあなたを待つ。願い出る思いにも、深淵なる愛は眠る。
ズリュッズリュリュリュッズチュッズリュニュルルルルッズチュッズリュッズッズッズヴヴッ
「ひいんっはんっあんっひんひんひんっひくくっ」
「あっんっ」
ーーーあなたの思いにもあたしは色となって鮮やかに咲きたい。
ズボッズリュニュリュッボチュッズボボッズリュッズッズッズッズヌヌッズリュッズチュッヂュルルルッ
「ひくんっうひひんっいんっいいんっあっあっあっあっああんっ」
「はんっひんっ」
ーーーりゅんりゅりゅんりゅん。あなたへの愛がうずく。
ズリュリュッズニュリュッズリュッズニュリュッズッチュリュルルッズッズッズッズチュルルッズヴヴッズヌヌッ
「ひいんっあんっあひんっあっんっん゛っんん゛んっんああっあんっはっ」
「あ゛っんっ」
ーーー愛は思い出となって積み重なる。ゆっくりゆっくり積み重なる。それだけ好きだよ。もっと好きだよ。
ズリュリュッズニュリュッズチュリュルルッズズズッズリュルルッズチュッズリュッズヴヴッズリュッズッヴッズッヴッ
「ひくんっあひんっひんひんひんっひいんっくうんっくひんっあひっあ゛っあんっ」
「んひっはっ」
ーーーあなたの愛より速く飛んでいたい。あなたの夢のブランコで揺られていたい。
ズリュリュッズチュッズリュリュッズッズッズッズククッズクリャッズルルッズッヴッズッズヴヴッズリュッズリュルルルッズチュッ
「ひんっはんっはっひくうっはんっあっあっあっああんっんああっんひいっひんひんひんっ」
「くんっはっ」
ーーーあなたの愛があたしの中でうずいてる。地球のようにあなたとまわる。
ズリュリュッズチュッズズズッズククッズリュッチュリュルルルッズチュッズリュッズッヴッズッヴッズッズヴヴッズリュッズチュッズリュッ
「はんっひいんっひんひんひんっひくうっくうんっひいっはっんっんっんっん゛ん゛っひくうっうんっ」
「はっんっ」
ーーー眠りよ、あなたの夢に届いて。ゆっくりつかる愛は二人の絆(きずな)。愛だけに光り、愛だけに陰(かげ)る。
ズリュッズチュッズリュリュッズチュニュリュルルルッズリュッズチュリュッズニュッズリュリュッズニュリュッズッズッズッズッヴッズッヴッ
「ひいんっはんっくんっひんひんひんっひくんっひんっひうんっうんうんうんっうひんっひくんっあっあっああんっ」
「んっはっ」
ーーー晴れた日にあなたは何をするのだろう。寝て食べてあなたを思って。
ズリュチュッズチュッズニュッズリュリュッズチュリュンッズチュッズチュッズリュリュッズッズッズッズヴヴッズチチッズチュリュヌリュッズリュッ
「はんっひんっはっんっんっんっいひっいいのっあんっあっっああんっはんっあっあっあっくううんっひぐうっはあんっ」
「くうっはんっ」
ーーーなんとかかんとか、あなたといるあたしは偉いに違いない。
ズチュリュッズッズッズッズリュリュッズッヴッズッヴッズッズヴヴッズリュッズチュッズチュルルルッズリュルルルッズチュッズリュッズヅリュニュッ
「ひんっはんっあっあっあっあううんっはひぃっいんいんいんっいいんのっはあんっんっんああっんひいっんっんっん゛ーっんーっ」
「んっはっ」
ーーーそんなことないよ。あなたが好きだよ。きっとね。たぶんね。そうだよね。
ズリュッズッズズズッズニュッズリュッズククッズリュッズリュゾッズヌヌッヌッヌリュッヌヌヌッズリュッズチュルルルッズヴヴッズヴッズリュッズニュリュッ
「ひいんっひんひんひぐぐうっうんうんうんっううんっはんっはひんっひんっひはあんっひっいっあっあっああんっんああっんひんっんんっ」
「あ゛っんっ」
ーーーあなたよりはあたしは思い描いている。あたしがいればあなたは大丈夫。
ズリュッズニュッズリュッズズズッズチュリュルルルッズリュッズニュッズッヴッズッヴッズッヴッズヴヴッズチュリュッズッズズズッズリュッズニッズニュリュヌヌッ
「ひんっはっんっはっんんっはっはひんっんっんっんああっんひんっんくくっんああっんひんっんくくっんああっんひんっひんひんひんっひいんっ」
「あひんっひんっ」
ーーーあたしはあなたに空をあげる。この広大さ。すごいじゃない。でも、どこからどこまでが空なの?
ズリュッズニュリュッリュクリュクリュッッツリュリュッズリュリュッズニュッズリュリュッズニュッズヌヌッズチュリュルルッズチュニュッズッズッズッズヴヴッズリュニュッ
「はひんっいひんっいんいんいんっああいーっんーっんーっんぐんーっんひんーっあっあっあーっあーっあーああんああっんあっんあーっんひいいんっ」
「あっんっ」
ーーーあなたと青空になるよ。夕日の赤い糸でつながっているよ。
ズリュッズニュリュッズリュリュッズニュリュッズズズッズリュッズヴヴッズッヴッヴヌヌッヌリュッズヌッズヌリュンッズチュッズリュリュッズッズッズリュニュッズリュッズッズッズッ
「ひんひんはひいんっくひんっあんっあはんっはんはんはひんっああんっあんっあはあんっはひんっひんひんひいんっあっんあーっんああっあーっあひんっ」
「ひんっいんっ」
ーーー見るべきは二人の未来。あの夢だって星だってそのまま輝いていたから。
ズリュリュッズニュリュッズククッズニュリュッズヌヌッヌリュッヌヌリュンッズヌッズッブッブッズリュニュッズッズッズッズヴヴッヴズズッズリュニュリュリュッズチュルルルッズリュリュッ
「ひいんっはひんっんああっんひんっくひんっひんっはあんっあんっあんっあんっくああっひいんっいんいんいんっいひんっはひんっああんあんっあひんっあはんっ」
「ひんっはんっ」
ーーー
願いよ愛で二人を包んで。出会いよりその愛を深めて。そうそうそのよりどりな思いであたしを愛して。 ズリュッズニュッズリュリュッズニュリュッズリュッズチュリュルルッズルルッズリュルルルッズチュリュッズヴヴッズニュリュッズヌヌヌリュッヌリュッヌリュルルルッヌルルッズリュッズニュッズリュニュッ
「ひんっはひんっいいっいいのをーっあっんああっあんっああんっあひんっひんっひんひんひんっひいんっいひのっはんっはひんっくひんっあっあんっんああっひいんっはんっ」
「ひいんっはんっ」
ーーーその情愛でいいのよ。ラーメンより長くつきあいましょ。ネギよりピリ辛いわよ。おいしくいきましょ。愛の味教えてあげるよ。
ズリュッズニュリュッズリュリュッズルルッズリュニュッズヴヴッズッリュッリュッズリュリュッズズズッズルルッズヌヌッズリュッズニュリュッズチュルルルッズリュッズニュッズリュリュルルルッズニッズニニッ
「はひんっひんっひいんっはひんっひんっひいんっいいんっいひんっあんっあんっああんっあひんっあんっあうんっひんひんひんっひいんっあひあっんああっあひんっんひいっいいっあっで、でるっ」
「いいっひんっ」
ーーーあたしの愛はあなたを縛って離さないから。もうあなたはあたしにめろめろよ。あなたのふとんという心抱きしめて寝てるの。
ズリュニュッズチューッズリューッズチューッドピュッピューッポピュッピューッピューッピューッチューッチューッチューッピュッピューッズピュルルルルルルッッッッピューッピューッズピュリュルルルルッッピューッピューッビューッピューッピューッ
「はひいっいーっいーっいーっいーっいーっいーっいーっいーっあひいーっいーっいーっいーっあーっんあーっあーっあーっんあーっあ゛ーっあーっあ゛あ゛ーっあーっあーっひあーっくひあーっあーっんあーっあーっあーっひああああっっっっっ」
ーーーこれがいいのよ。あなたでよかったのよ。それを照明してみようかしら。二人の愛に限りがないって。そう思うから。違うかどうか試してみない。
ーーーあなたが好きなこと照明しなきゃダメかな。愛でいいじゃない。ただ思いでいくから。ついてくれば解かるわよ。
ーーーさあ行くわよ。引っ張り回しちゃうから。さあさあさあさあさあさあさあさあさあさあ好きだよ。 ーーーあたしはあなたを映す思い。愛だから? あなた男でしょ! 好きなんだからいいのよ。どんどんいくわよ。これでもかこれでもかってね。
ーーー好きよ好きよ大好きよ。良くて感動いっちゃうかもね。考えてるヒマがあったら着いて来るのよあたしに。ぐいぐい引っ張ってあげる。
ーーー出来ることなら愛愛愛。でもでもちょっとスゴいの。とんじゃうよ。でもやっぱりスキだよ。ね。あたしがスゴいの知っちゃうよ。
ーーースゴいんだから。さあ愛してよ。もっと愛してよ。どんどん愛してよ。これでもかって愛してよ。
ーーーあたしを愛したら、もう逃げられないんだから。愛の鎖が愛しちゃうんだから。愛よ愛して愛のために。
ーーーもういいっていうまで歌っちゃう。だって好きだから。どんなにその思い大事にしてるか教えてあげるからね。
ーーーもうその痛みも衝撃も溶かすよ。あなたが愛してくれたように。 グルっとあなたを一周してみる。あなたをさらに知った気がする。
ーーーいきましょ。あなたの言う場所。 ーーーなんでかかんでかいるあなたとあたし。 ーーーそれでいいなんてまだ言えない。 ーーーでも、とりあえずそれでいきましょ。 ーーーなにかふたりを表す言葉見つけるその時まで。 ーーーいきましょ。ねっ。           (未・了)。


[愛の片隅でくすぶるあたし]
【きみへの愛というぼく】


「きみはぼくの知らない時間をどう過ごすのだろう。どれだけ一緒にいればきみとぼくとの距離は縮まるのだろう。答えはふたりの愛だけが知っていたから。ぼくときみの気持ち闇からすくいあげてまた空に返す。ふたりの願いならあの空にあったから。時代は時間の流れきみという宇宙との風まかせ。風を巻かす砂という思いの積もり具合。きみとならこの砂漠も越えていけそうだ。きみ夢色ならばこの暗闇も意味を失う。その手をここにおいてぼくとにぎりあっていこう。できあいのものよりもふたりのオリジナリティー。こういうことなら、きみよりうまいと失敗するぼくを笑ってくれ。きみの出会い雪の道さえふたりには待ち遠しかったから。こういう時さえ思いは街並みを歩き続ける」
「もっと動きは激しいほうがいいな」
ーーーあなたの光りで目覚める朝。好きな思いならもう星の向こうまでとんでいっちゃう。あたしはアイスクリーム。あなたの言葉に溶かされちゃう。
シュッ
「きみと恋愛している。ふたりならこんなことができるんだ。もっと愛して愛しょう。この星のように抱きあっていよう」
「抱きあってばかりじゃなく、とけあいましょ」
ーーー思いより深く花より鮮やかに、あなたのそばにいるよ。あなたは一時の清涼剤。あなたの思いにイメージの空があたしを包む。
チュリュッ
「きみが好きだから、ぼくは生まれたんだ。きみとの愛を重ねるよ。きみと愛しあってると愛が深くなっていく」
「あらそう。あたしもよ」
ーーーあたしはあなたの思いに応えられるかな。ねえ、なにしてもたい? あなたは星のゆりかごで眠る人。あなたがいるだけで思いは居場所を見つける。
ズチュリュッ
「ぼくの愛をきみの本質の奥までつきあげるよ。ほらほらほら。きみの中はやわらかくて感じてるよ。好きだよ。愛してるよ」
「そんなことあとあと」
ーーーあなたは螺旋してあたしを包む。あなたとあたしは入れ替わり交じりあう。時間さえ二人の味方。二人にあるなにか探しているの。
チュリュッズリュッ
「きみの中でぼくは生まれる。ねむりの夢きみへの思い。きみの水面で踊る夏。きみゆえの愛でぼくは眠る。きみだけの思いでぼくを束縛して」
「してあげる」
ーーー大好きなんだもん。あなたもあたしを同じだけ愛しあおう。愛してるから安心して眠って。あなたがイクまでしてあげる。
ズチュリュッズリュリュッ
「きみの気持ちの感触がぼくをとろかす。きみの愛はおいしいよ。きみの愛を離さないよ。きみの愛をいただくよ」
「あたしはごちそうよ」
ーーーあなただけの愛あげるから。あなたの愛を紙飛行機に乗って、あたしはあなたとひとつになる。あなたのことなつかしくない。
ズズズッズリュッズッズヴヴッ
「きみの愛でぼくは生きていける。さあ愛を外から入れるよ。内から入れるよ。繰り返すよ。クリュクリュクリュ。きみの中はやわらかいな」
「そうでしょそうでしょ」
ーーーだっていつも一緒だから。愛してるよ。愛しあってるよ。あなたのめくるめく愛に目が回る。二人は愛の星。ゆっくりめぐり逢う。
ズチュリュッズチュリュルルルッ
「流れるぼくの愛がきみに吸収される。きみのすべてと駆けめぐる。ぼくはきみの瞳に魅いられた。ぼくはきみの心なくしては存在しない」
「そんなものかしら」
ーーーあなたはあなたらしくいて。あたしと対でいて。あなたはあたしの夢でいて。あなたはあたしの愛で生きて。
ズチュッズッズッズッズリュチュッ
「ぼくをきみの心の一部にしてくれ。きみの心を愛し続けるよ。きみの愛でいかせて。二人の思いがひとつになる瞬間へ」
「そんなのたいして興味ない」
ーーーあたしの心はあなたという水であふれている。流しても流しても、あなたはあふれてくる。ねえ、この水は宇宙につながっているの。この水と同じ。
ズチュリュルルルッズチュッズリュッズッ
「きみの愛はとても甘いよ。ぼくはおいしさにとろけてしまう。きみのようにフワフワ生きたい。きみとりゅんりゅんしたい」
「あたしはどこにでもいる女の子だよ」
ーーーあなたへの気持ちもどんどんあふれてくるの。この液体はあなたとつながっている。流れる水がその証(あかし)。好きだよ愛してるよ。
ズリュッズチュッズッズッズッズヴヴッズリュッ
「きみといる時間が一番好きだ。もっとそばにいて。心のすみとすみでくっつきあおう。月に照らされてぼくはきみを抱く」
「あっそう」
ーーーこの水にあたしを溶かして。あたしはあなたの液体。流れる者。あなたの水となりたい。一緒に愛してる時が一番好き。
ズリュッズチュッズリュリュッズッズヌヌッズヌリュンッ
「もっと愛しあおう。一緒になれる瞬間、感じて。ぼくの唾液ときみの唾液が混じりあう。おいしいよ、きみの液体。ぼくの愛ときみの愛で心のデコボコ埋めよう」
「それでいきましょ」
ーーーあなたの愛は深くて太くて広がりがあるの。あなたの愛があたしをつきあげるの。あたしの愛をつらぬいて。
ズリュリュリュリュッズチュッズチュリュッズリュッズルルッ
「はっんっ」
「ひっはっ」
ーーーあたしは水。流れ続ける愛の水。もっと愛して。もっと愛しょう。もっと愛を誓って。背伸びしながらあなたを抱きしめる。
ズリュッズチュッズリュリュッズッズッズッズヴヴッズリュルルルッ
「ひんっはんっ」
「はっんあっ」
ーーー眠りながら明日を待つ。あなたと幸せになるかに。あなたの愛に溶け雨となる日々。あたしらしくいよう。あなたの愛を受けとめるために。
ズリュリュッズチュッズリュリュッズリュルリュルルルッズッズッズッズヴヴッ
「ひくっんはっあはあっ」
「あっんっ」
ーーーあなたと愛を抱きしめている。願い出る愛の秘めごと。あなたの愛おいしいよ。好きな数だけ愛しょう。あなただけの愛感じたい。
ズリュッズリュッズリュリュッズニュリュッズリュッズッズッズッズヴヴッズリュッ
「はあっんんっああっんひあっ」
「ふっんっ」
ーーーあなたの大事な愛一緒に育てよう。あなたの愛あたしに入れて。あなたの愛のためにあたしはいる。
ズリュッズチュリュッズズッズッズッズヴヴッズリュリュッズリュッズニュッズリュリュッ
「すんっんっんああっあふあんっんっ」
「くっひっ」
ーーーあなたの落とした愛あたしが預かっているから。あたしが育ててるよ。愛の数だけ愛してる。
ズリュッズニュリュッズズズッズリュッズッズッズッズヴヴッズリュッズヌヌッズヌリュッズリュッ
「くっひっはっんんんっはっあっんあはひっ」
「はっんっ」
ーーーあたしの愛はコロコロ転がって、あなたに拾われてしまったの。乾いた心があなたを求めるの。
ズリュッズズズッズッズッズヴヴッズリュッズニュリュッズリュッズボホッズリュズポッズッリュッチュッ
「はっむっんっあっはっんっんっはっはっはっ」
「はんっんっ」
ーーーいまのあたしの心が無数の蝶となって飛んでいく。あなたといるだけでやさしい眠りを奏でる。
ズリュッズリュリュッズチュッリュッズリュリュッズチュニュッズヌヌッズッズッズッズヴヴッズリュッ
「はっんっはひっひんっひんひんひんっはひいっんっ」
「はっんひっ」
ーーーあなたの時間とあたしの時間が並んで過ぎていく。ふたりは同じ愛と重なりあう。
ズリュッズニュリュッズリュリュッズリュルルルッズリュッズニュッズッズッズッズヴヴッズリュッズニュッ
「はひいっいんいんいんっいいのっんあああああああああっっっ」
「はひんっはっ」
ーーー愛だけがあたしの思いの証。愛だけが二人をつなぐの。あたしはあなたの砂浜を歩く。あなたの愛は気持ちいいよ。
ズリュウゥウウッッズリュッズニュッヅリュニュリュルッニュリュッズリュリュッズニュリュンッズリュウンッズッ
「はひっひんっひいっいっいっいひいひいひいっっはひんっひんっ」
「はっんっ」
ーーーあなたの愛が奥までくる。あなたの愛はやわらかくあたしの中で動いている。もっとあたしを愛して。あなたの愛に乗っているとあたしの感触はとろけていく。
ズリュッズニュリュッズリュッズズズッズリュッズリュニュリュニュニュッズリュッズッズッズッズヴヴッズニュウゥウウッッ
「はひいんっいんいんああいいひいんっひんひんひんっひいうんっひんっ」
「はあっんああっ」
ーーーもっとあなたの愛を入れて。あたしはあなたの愛のつきあげで生まれ変わる。好きだから、あたしの中でもっと動いて。あたしを愛して。
ズリュッズニュリュッズニュッズチュリュッズッズリュッズヴヴッズリュニュッズリュッズククッズリュッズニュッズリュッズズズッ
「ひんっはひんっひんっひいんっいんいんいいんのっっはひんっひんっひいんっ」
「ひっはっ」
ーーーあたしの本質が流れだす。あたしの本質(みち)はあなたに通じる。好き、あなたの愛につらぬかれる時が好き。
ズリュッズニュリュッズリュッズッズッズヴヴッズリュッズニュリュッズッズニュウゥウウウゥッッズリュッズッズチュチュッズリュニュッ
「ひっはんっああんっあひんっあっんっあっあっあっあっああんっんひあっはんっんっ」
「んひっはっ」
ーーーあなたの愛があたしを愛撫する。もっと愛して。もっとねじこんで。もっとあなたの波、感じていたい。
ズニュリュッズリュッズニュッズリュッズニュゥウゥウゥウゥウッッズリュッズリュリュッズリュリュッリュッリュッリュッリュリュリュッッッ
「んひははははあああああああ゛んん゛ん゛ん゛ん゛んんっっっひんひいんっひいはんっはっ」
「はんっひっ」
ーーーあたしの中であなたが動いた。ゆっくり静かにまろやかに。あなたの動きが一番しっくりくる。
ズリュッズニュッズリュニュッズッズッズッズニュリュッズリュッズリュッズニュゥウウヴヴッズリュッズニュリュッズッズズズリュニュッズリュッズニュッ
「はうんっああんっんああっんひあっんっんっんああっはんっはひんっひんっひいんっいんいんっ」
「いっはっ」
ーーーあなたの世界に抱かれてる。あなたの重力に吹きだす泉。あなたに夢中になれる瞬間、時間は鮮やかに咲く。
ズリュッズニュウッズリュゥウウゥウウウウッッズニュッズリュッズニュリュゥウウウッッズニュッズリュッズニュリュッズッズッズッズヴヴッズリュッズニュリュッ
「はんっはひんっはんはんはんっはひんっはあんっあんあんあんっあひんっああんっああっんああんっ」
「あっんっ」
ーーーあなたの時間に支配されるあたし。解放されるあたし。瞬間、あたしは眠りの使徒。あたしはあなたという液体を吹き出す。
ズニュリュニュゥウウウゥウゥウゥヴヴヴッッッズリュッズリュッズニュリュッズニュッズリュッズニュリュッズッズッズッズヴヴッズリュッズニュッズリュヌヌヌッッ
「はひっんひああんっんああっんひっひいんっんっんっんっんあうっんああっんひああんっんひっんああっ」
「んっあうんっ」
ーーーあなたはなぜあたしを愛すの。あたしはなぜあなたを愛すの。愛だけが知っていたこと。あなたはカタコトの愛であたしの本質をつきあげる。
ズリュッズニュリュッズニュゥウウゥウゥウウウンッっズニュリュッズニュッリュッズッズッズッズヴヴッズリュンッズリュウンッズニュリュッズニュリュヌヌヌッッズリュッニュッ
「はんっあんっはああんっあんっあんっああんっあひんっひんっはひんっひんっひいんっいんっいいんっあああっ」
「はっあっ」
ーーーあなたの愛があたしの中で激しく動く。あたしはあなたといくよ。愛がつらぬきとおすまで。愛の出し入れであなたはいく。
ズリュニュッズニュッリュッズッズッズッズヴヴッズリュッズニュッズリュニュッズニュリュゥウゥウゥゥゥウウウウウゥゥウッッッズニュッズリュッズヌヌッズリュッズニュッズリュッ
「はんっあんっはひんっひんひんひんっひいんっいんっいいんっんああっんひあっひんあっんんん゛っんあああっんあっ」
「ひっんっ」
ーーーねえ感じてる。あたしの愛を。あなたの愛があたしの中を愛液をかきまわす。ずっとあたしの愛をかきまわして。
ズリュッズニュリュゥウウゥゥウゥゥゥゥウウウウッッッズリュッズニュリュッズニュリュッズヌヌッズリュッズニュッズリュニュッズニュリュッズリュッズリュッズニュリュッズヴヴッ
「ひんっはんっはああっんひあっあんっああんっあひんあっああっはあっんああっあんっああんっあひんっあひんっひんひいんっ」
「あっはっ」
ーーーあたしは何度イッただろう。あなたの愛で。二人の愛液しぼりだす。ビュッビュッビュッ。あなたを感じたよ。たぶんホントだよ。ねえ、あたしといて楽しい?
ズリュッズニュリュッズッズッズッズヴヴッズリュッズニュリュッズッズクリュッズヌヌッズリュッズニュッズリュッズニュリュゥウゥウゥウゥウゥウウヴッッッズリュッズニュッズポポッズリュッ
「ひんっはんっはひんっははんっはああんっあっあんっああんっあひんっはんっひんっあひんっひいんっひっんっんひいっいひいっいんっ」
「くっああんっ」
ーーーあなたの思いが激しく動いている。あたしの中であなたの愛が脈うっている。あなたの動きに同調する。あんいっちゃう、あ゛んんんん。
ズリュッズニュリュッズリュッズニュリュッズニュゥウゥウゥウウゥウウウヴッズリュニュッズリッュズニュリュッッズッズッズッズヴヴッズニュリュッズッズリュリュッズリュルルルッズリュリュッ
「ひんっひんっはひんっひいんっいんいんっいいんっひいんっひはあっはんっはんっはあんっんっんああんっんひいっいんいんいいんっあっあっあ゛あ゛でるっ」
「んっひいっ」
ーーーあなたの愛の本質教えて。あなたの感触でめざめる朝。あなたへの愛が気持ちの中でうずいてる。あなたがあたしに目覚めるまで一緒にいるよ。
ズピュルルルッズピュルルルッッピュルルッピューッピューッビューッビューッピューッズリュルルルッピューッチューッチューッピューッピューッズピュルルルルッピューッチューッピューッチューッズチューッズチューッズチューッチューッチュリュッ
「んああああああああああっっっっあーっあーっあーっあーっあーっあーっあーっんああああーっあーっんひーっひーっひいーっいーっいーっいーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっんあ゛あ゛っっあーっんああああああああああっっっっっっあひーっあひーっひーっひいーっいーっひーっひいーっいーっいーっいいーっいーっいーっいーっいーっいーっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっ」
ーーーあなたという思いは日ざし。眠りという時間さえ、あなたのトリコ。眠りゆく兆しさえほのかなあまえ。あなたの胸板で雨の音を聞く。
ーーー出会いなら夢、抱擁なら愛。出会って歩いて一緒にいて。時間はどこへいくんだろ。でもあなたとなら怖くない。一緒に行こう。
ーーーあの空まで。あなたの力、あたしの力、愛の力。ふたりは抱きあいながら時の波に浸っていたから。好きなのは愛。あなたとの愛。
ーーーできるなら、あなたと時間の遊戯していたい。愛がすべての空だとしてもあたしはあなたを抱きしめるだけ。あなたのものに吸い込まれる。
ーーーあなたの愛はすごい吸引だから螺旋して愛しているからもっとすごいことしょう。あなたの空に舞ってひらひらしてるあたしの愛。
ーーー大好きだよ。昨日よりも誰よりもたとえあなたよりも。日々頼りすぎた空に日々に思い返していくから。もっと愛そう。もっと愛しょう。ふたりの時が過ぎるまで。ずっとずっとずっとずっと……。
ーーーあなたへの愛箇所ずきずきしてる。あなたを求めてうずいてる。白い夕べあなたと過ごす夏。流れる秋の風に思い乗せ、ただその愛にうなずくのだから。
ーーーねえ、いこう。ただ愛があるだけの波の彼方へ。ねえ、いこう。ただその愛眠りゆく時間の彼方へ。ねえ、愛、知ってる。教えてあげるよ。
ーーーあなたの思い愛にとけていくよ。あなたの愛ならいつでも胸に。愛愛愛してる。愛、してるから。なにもなくとも愛だけしてる。
ーーー時間はあなたの味方。あたしの思いも届けてくれる。くるっと一回転してあなたに届けてくれる。愛のように流れる質量のように。
ーーー過ぎる者。
ーーーいかしたあなたに。
ーーーただ、愛、してたから。
ーーーあなたの愛、愛して愛、してる。
ーーーあたしの愛があなたの愛に出会う時。
ーーー愛よ愛に愛する愛に愛して。
ーーー好きだよ。 ーーー大好きだよ。
ーーーね。
          (未・了)。


[ふたりは愛になるために]
【愛電気どきどきカップル】


「ただ翼が欲しかった。きみという翼が。眠りより遠く、砂漠より深く気持ちを重ねる。ただその時代に流され、時間に流れ、本質は幾重にもズレて見える。きみと本質を分かちあいたい。変わることのない本質を。年質(ねんしつ)ならきみと分かち、シワを重ね空は色づく。損と得の砂浜できみを見つけたよ。出会いよりも色鮮やかに思いは一歩一歩歩き出したから。願いよ積もれ。ぼくの思いという雪よ。きみに色づいた出会いほのかに思いでに生まれ変わる。思いの方向は空にいつも向いていたから。年がら年中笑ったり泣いたりきみのこと考えたり。時間はいつも品不足。だからそのことで小鳥を解き放つ。きみへの時間呼び起こすため。時間よきみへの手紙送信しておくれ。いつかふたりの思いが空となる日まで」
「あんた前技(ぜんぎ)長いわよ」
ーーーあたしはあなたの何だろう。二人の光りなら光ってた。時間ならつながったから。愛つながっていたから。愛(め)でる時ならこのラセン。
ズリュッ
「きみのテリトリーでぼくを休ませて。ぼくがきみらしさで一面の銀景色に変わるとも、愛はきみとともに暖めているよ。」
「なあに、ベッドなら暖まってるでしょ」
ーーーランランランとあなたと飛び跳ねる心。愛は心。本質(ココロ)はひとつ。あなたとあたしのように。愛ゆえにキズついて愛ゆえに救われる。
ズズリュッ
「きみだけしかこの宇宙にいない錯覚を覚えるよ。きみだけの水。きみだけの愛。きみだけの日常。出会いが愛だった」
「あんた一人だって生きていけるわよ」
ーーーイワンのばかって小説があって……だから愛のばかやろう。でも好きだよ。たぶんずっとね。愛なら時間だけある。あなたとある。愛よたんたんと過ぎていく愛よあなたよ、あたしに止まれ。
ズチュリュルッ
「ぼくの愛でもうきみはニュアンスのデザート。ぼくの愛でいこう。ぼくの愛で眠ろう。ぼくの愛で歩こう。ぼくはきみの車。どこまでも乗りこなして」
「んなわけないない」
ーーー愛の馬が走って来る。あなたを乗せて。ねえ、あたしも乗せて。愛ならいくらでも入るから。あなたの愛を入れて。
ズチュッズチュリュッ
「さあぼくの愛にピョンピョンしょう。できあいの愛二人で塗り直そう。二人の愛で本質さえ生み出すよ。きみの意味でぼくの心を彩ってほしい」
「彩ってやろうじゃないの」
ーーーあたしが愛の証明であるかのように。あたしの愛を入れて。出来た愛にあたしは走る。あなたが愛した水。あたし。
ズチュリュルルルッズチュッ
「きみの蜜がふいている。ねえ愛なら宇宙だって一瞬のまたたき。好きな思い出空に映し出す。愛の一瞬二人の夢」
「一人で見ればあ」
ーーー眠りゆく一瞬のまたたきに愛。あなたの時間にいるあたし。あなたの心にあたしは反射していく。愛という名で。
ズリュリュッズリュッリュリュッ
「願いなら土から顔を出していた日。きみをつかんでなにもさせなかった日。きみとだけの愛なら一滴の水。青い星。二人がいるね」
「あたりまえでしょ」
ーーー愛のまたたきに一瞬の絆築いていく。愛の二乗に二人して。愛の里には心育てて。いままでの愛、二人を通り過ぎていく。
ズチュリュルリュルルルッズチュリュッ
「きみとならできない日々も退屈しないよ。出会いの日々さえきみとの絆。フライパンで愛をひっくり返し、二人という皿に乗せる」
「勝手に作ってれば」
ーーー愛に愛して揺り返す波のように二人の体はうちつけるから。愛のイメージあなたに描く。そこはあなたの愛に彩られたとこ。
ズチュリュッズッズッズッズヴヴッズリュッ
「きみさえ良ければずっと一緒でいこう。その思いで愛を形作ろう。二人の愛があっちこっちしていても」
「どっちかしらね」
ーーーあたしならあなたの愛抱きしめる。もう愛のくり返しとあなたと愛す。愛情なら星の思いより大きく二人を包む。
ズチュッズヌリュッズツリュッズヴッズヴッズヴッ
「ひっはんっ」
「あっはっ」
ーーー愛に沈んだ月に思いはせ願う。あなたが元気でいますように。あたしなら愛の集う場所で眠っていたから。愛の静かなる夢のふちで愛を歌ったから。
ズリュッズズリュッズチュッズズズッズリュッズチュッ
「はひっいひっ」
「んっはっ」
ーーーあたしはあなたの口。あなたの涙。あなたに眠る夢。あたしはあなたのそばに咲く花。あなたの愛があたしの中でくすぶる。
ズリュッズチュルルルッズリュッズッズッズッズヴヴッズリュルュッ
「はひんっひんっ」
「ひっはっ」
ーーーあなたの愛でめざめる朝。あなたの愛があたしの中で広がっていく。あなたの愛であたしをジュクジュクして。
ズリュッズリュッズリュリュッズッリュッリュッズズリュズズッズヴヴッ
「はひっんっんっんはっ」
「んひっはっ」
ーーーあなたの愛でいられる瞬間愛はあたしだけの色。時間よあたしの手足となって二人を包んで。眠りの浅瀬で愛の波にあたる。あなたの波に。
ズチュリュッズッズッズッズリュチュリュルッズツリュッズッズヴヴッズリュッ
「んひはっはっはっあんっはんっ」
「んっんっ」
ーーー時間と愛の椿(つばき)。その心の枝をください。願い舞う愛。あたしは愛の使徒。水たまりに生まれた愛の思い。
ズリュリュッズチュリュッズッズッズッズリュルルルッズリュッズリュッズズリュッ
「んひあっひっひっひんひんひんっひいあっ」
「ひっくっ」
ーーーさあ、グズグズしてないでいきましょ。まだだれもいったことのない場所まで。本質まで。好きって場所までまでね。
ズリュリュリュリュリュッッッズリュッズリュリュッズッズッズッズリュリャッズズリュッッ
「ひぐっひいいんっいんいんいいんっはあんっ」
「んひっはっ」
ーーーもう全部あなたの色そろえてあなたをぬっちゃう。だって好きなんだもん。だからいこう。もうあの思いが空をないでもあたしたちが一緒にいるため愛のため。
ズリュリュッズズズッズリュッズヴヴヴヴッッズリュニュッズチュリュルルルッズツツッズリュッ
「ひいんっはひいっいいんっいひんっひんひんひんっ」
「んうんんっ」
ーーーあたしはあなたと抱きしめあって螺旋上昇していく。抱き合った感触、抱きしめていく。 二人の出会いに祝して。この思いに胸の風が通り越していく。
ズリュリュッズツチュリュッズリュリュッズッズッズッズリュリュッズヴヴッズチュリュルルルッズリュッ
「ひんっはひんっああんっひいんいんいんのおっっひんっ」
「はひっくんっ」
ーーー水の中で螺旋している二人の思い。きっとそれでいいのだと、二人の思いの鳥羽ばたかせた。
ズリュリュッリュッズリュリュルルルッズッズヴヴッズヴリュッリュニュリュッズッズッズッズリュルルルッ
「はひいっひいっいっいいっいひんっひんひんひんっひくぐっ」
「はっひっ」
ーーーきっとそれでいいんだよ。なにもできないけど。なにかができるから。できるだろうか。とりあえずあなたと歩き出す。
ズリュリュッズククッズリュッズヴリュルルッズヴッズヴッズヴヴッズリュッズニュニュッズリュニュリュルルッ
「ひんっはひんっはひいいいっっいひいっあっああんっはんっはひんっ」
「ひんっくっ」
ーーー思いより深く。気持ちより繊細に。出会いより深く。二人は思いはを交わすから。あなたと気持ちなりたいから。
ズリュッズチュリュルルッズチュッズリュッズヴヴッズリュルルッズリュッズッズッズッズヴリュルルッズリュッズッ
「はひんっひんっひいんっひくくっひいああんっくひんっひんひんひんっひいんっ」
「ひくっひんっ」
ーーーなにかとっても愛(いと)しくなる。あなたの愛をまくらにして眠りたい。なんとかあなたと歩いている。ズリュッズズズッズリュニュリュルュッズニュニュッズリュリュッズリュウルルッズッズッズヴヴッズリュルルルッズリュッ

「はひいっひんひんひいんっひくくっひううっひうんっひんっひるるんっはひいっひいんっ」
「はっんっ」
ーーー眠りよ、二人の愛を熟成させて。なんど愛せばこの愛永遠になるのだろう。いつかその愛に生きるのだろうか。
ズリュッズリュリュッズニュルルルッズリュルュッズリュッズニュリュッズッズッズリュルュッズヴヴリュリュッズリュッズッ
「ひいいっいいっいひっいひいっはひいっひんひんひんっひくうっくうんっはひいっひいんっはっ」
「ひうっはんっ」
ーーーふたりは風。ただ流れるのみ。あなたの波を受けとめる。寄せては返す命の歌。なにかいるのだろうか。
ズリュツュッズリュッズズズッズニュリュッズリュッズリュヴリュリュッズッズッズッズニュリュリュリュッズリュッズリュルルルッ
「ああ゛んっはひいっひんひんひんっひぐうっひくっはひいっひんっはひいっんああっあっあっああんっ」
「んっあっ」
ーーー二人の時。時々。願いは二重の螺旋となって愛しあうこと。それだけでいいから。愛よ眠らせて。その力で二人の思いよ螺旋して。
ズニュリュッズズリュッズリュッズリュッズリュニュッズリュルルルッズッズヴヴッズヴリュルルッズリュッズニュリュッズリュニュッ
「はひいっいんっいんっいいんっいひあっんああっあひんっひんっひいいっはひいっあっんあっあひんっひんっ」
「はくうっうんっ」
ーーー時間の波よふたりの思いを打ち寄せては返し、打ち寄せては返す。共鳴の愛さえふたりには備わっている。
ズリュッズズズッズリャッズリュリュッズリュルルルッズチュリュッズチチッズリュッズッズッズッズヴヴッズリュルルルルッズニュリュッ
「ひんっはひんっひんっひいんっひくくっくうんっくひいっはひいっいああっああんっあひんっあふんっひくくっひんっ」
「ひっはっ」
ーーー愛に苦しみ愛に生きるから。愛よあの人を包んで。あたしの愛よあの人を抱きしめて。ただ二人。誰もいない夜を眺めたから。
ズリュッズニュリュッズリュッズリュルルルッズリュッズルュリュッズリュリュッズッズズッズリュリュッズヴヴッズヴリュルルルッズリュッズッ
「はひいっひんひんっひくくっあひんっあ゛っあ゛っあ゛あ゛んっあひんっんひんっんひいいっいひいのっのくくっひんっ」
「はひっひんっ」
ーーー愛と愛で愛しあう。好きだから。だから歌うんだ。あたしはあなたの愛で流れる水。気持ちいいよ。もっと抱いて。ずっと抱いて。
ズリュッズリュルルルッズリュルュッズズズッズリュヴリュルルルルッズリュッズッズッズッズヴヴッズリュルルルルッズリュッズリュッズリュリュッ
「はんっはひんっひんっひいんっひくうんっんううっんひはっんはっんああんっんひんっんう゛う゛っんっんっん゛ーっん゛ーっ」
「んひっはっ」
ーーー月があなたを癒やすまで。あたしはいつだってあなたの力になる。あたしとあなたは一緒だよ。あなたのこと誰よりも好き。だって愛なふたりはなんでも越えられるから。
ズリュッズニュリュッズリュウッズニュッズリャニュリュリュッズリュッズリュッズズズッズッズヴヴッズヴリュルルッズリュリュッズッズッズズズッズリュッ
「っん゛ん゛ん゛っん゛ひはっんああっあひんっひんひんひいんっひぐうっはひんっひいはっはんっはひんっひんひんひいんっんああっ」
「あっんっ」
ーーーその愛であたしを抱いて。愛愛愛、愛してる。いつだって、どこだって。こんな時代だって、日常だって。あなたがいればハッピーな愛だから。
ズリュッリュッズリュルルルッズリュリュッズリュニュッズリュリュッズニュリュッズリュリャッリュルルッズリュッズズズッズヴリュルルッズヴヴッズリュッズリュッ
「あっあっんああっあひんっひんっひいんっんっんっんーっんーっんひあっあーっあーっああ゛ーっあーっんああっんひいっひあっああんっ」
「んっあっ」
ーーーあたしはあなたの横にいる。願い叶うまで横にいる。それさえもこの時間の中では一瞬だったから。
ズリュッズリュリュッズニュリュッズニュリュっズリュッズリュッズズズッズリュルルルッズリュッズヴヴッズッズッズッズリュリュッズヴリュッヴズズズズッッズリュッ
「ひぐうっうんうんっあううんっうひんっひんんっひいんっひはあんっんひあっあんっあんっああんっんひあっんっんっんっんひんっああんっ」
「ひんっくっ」
ーーー眠りよあの人に思い届けて。ずっとずっと好きだよ。あなたがいるだけで胸はポカポカ。愛だって育ち続けている。
ズズリュッズッズズッツリュッズリュニュッズズズッズリュッズリュッズリュルルルッズッズヴヴッズリュッズズリュッズリュッズズズッズニュリュルルルッズリュッズニュリュッ
「あひゃっひぃんいんいんいんっひいんっひううっうひんっくひんっはひんっひんっいひんのっあふあっふああんっんひあっひあんっあんあああんっ」
「あひっんっ」
ーーーあなたの愛を抱きしめる。あなたの思いであたしがいっぱいになる。あたしはあなたの愛の水で花開く。
ズリュッズリュッズズリュッズニュリュッズリュリュッズニュリュッズリュルルルッズリュッズリュリュッズッッズズッズヴヴッズリュルルルッズリュッズニュッズリュニュッズリュッ
「あんっあんっあーっあひっあーっあっあっあ゛あ゛うんっあひんっひんっひいんっひううっひんっひんっひううっひくうっひはあっあひんっひーっひいんっ」
「ひっんっ」
ーーーあたしは愛と愛のはざまであなたを思う。この感触の向こうにある永遠を。思いはつのってあたしは泉となって吹き出す。愛の水。
ズリュッズリュリュッズニュリュッズリュッズリュルルルッズリュニュッズリュッズッズッズッズヴヴリュニュリュルルルッズッズズッッズリュッズリュズリュリュッズリュッズニュリュッ
「あひいいっひんひんひんっひいんっひううっひああっあひんっひんっひいんっひぐうっひいんっひっあひいっひんっひーっひんっあひいっああんっあーっあっあっ」
「ひくっひっ」
ーーーあなたの愛にあたしは水となって流れ出す。あなたのもとへ流れてゆく。あたしはゆっくりとジュブジュブする。 ズリュルルルッズリュッズニュニュッズリュッズリュリュッズニノュッズリュッズリュズリュニュッズッズッズズズッズヴヴッズリュッズニッュズリュッズズズッズッッズッズッズリュッズニュッ
「ああんっあんっあひんっああんっあうひんっあんっああんっあくうっうひんっあんっあーっあーっあーっひいんっひーっひいいっひーっひいんっひああっひいんっああんっんああっでるっでるうっ」
「あんっあっ」
ーーー愛の小鳥はあなたのカゴの中。飛んで行け。愛の彼方まで。愛に愛撫して愛撫する。願いなら愛。どこまでも愛。ゆえに愛してね。
ズリューッズピュリュルルルッズピューッズピューッズチューッズリューッズピューッピューッズチューッチューッチューッリュリュリュッズピューッズピューッピューッズリューッリューッピューッピューッ
「あああああああああああああああああああっっっっっっっっっっっっっっっあーっあーっあーっあーっあーっんーっんーっんーっっんひーっんーっんひーっひーっひーっひーっひーっひーっひいいいっひいいいいいいいいっっっっっひいっいっいいっいっいーっいーっいーっいーっいいいいいいいいっいーっいーっいひのをおおおっっっっ」
ーーーあなたの愛に時間重ね続ける。愛ってなんだろう。愛は降り積もる。愛は風のイタズラ。愛の波にもてあそばれる。
ーーー愛のカゲを踏んで、愛の雨は降られる。愛の存在にふるえ、脅えている時にも、愛は愛していたから。
ーーー出来うる限りの愛の歌で。あなたへ問いかける。走馬燈のように愛は駆けめぐる。ふたりは愛の木陰。
ーーー出来た愛に溺れ、これが愛かと問いかける。せつないメロディに愛をささげる。あなたの口ずさんだ愛にあたしの愛はとろける。
ーーー出来うる限りの思いを愛に込めてあなたへ。愛の旅ならどこまでも。愛のためならなにもかも愛(いと)しく。出来ないことなど愛の前にはなかったから。
ーーー出来うるならそのままのあなたで、あなたらしい愛であたしを包んで。出来ないことなど無いと。愛には思えたから。
ーーーあなたの愛に眠るなら。あなたの愛に目覚めるなら。あなたの思いがあたしをずくずくさせる。愛らしくあれ。あなたらしくあれ。
ーーーあたしのこと好き? なにはともあれあなたの愛好きだよ。愛の先にはなにがあるのだろう。愛ゆえに愛うたうのだろう。
ーーーいつかあたしの愛ひろってくれたね。あたしは愛。あなたへの愛。愛の思い出がよぎってもあたしは愛作り続けていたから。
ーーー愛に終わりがあるとすればそれはあなた。愛の惰性に流されて。愛の地平線めざして歩きつづけたから。愛なんて形のないもの。
ーーーあたしはあなたの愛を流し続けたから。あたしは愛の奔流に岐路にたどりついた感覚。愛続けるよ。あなたの続く螺旋鏡のゆくえが知りたくて。いま。ずっと。           (未・了)。



















KAIRAKUからKURAKUへ………






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