織刻(しょくこく)トップページ 言葉工房トップページ 女性向け創作のページ
『KAIRAKU-1』
この作品は十八歳未満禁止、二十歳以上奨励。子供を作る予定がある場合は使用禁止。
この作品をあなた達愛撫者(あいぶしゃ)にささげる。
[そんなにあるはずのないことにも]
【オンナ(♀)だからオトコ(♂)にふらうる】
♀「はふーっ…」
チュッ・ツッ…チュッ・ツッ…チュッ・ツッ…ヂュププ……
ーーーちょうど三回(さんかい)かさなると、すこし交差(こうさ)する互(たが)いの液体(えきたい)。
♂「はっもう…とける」
ーーーと、おとこ。
♀「はいはい」
ーーーと、おんな。つまりあたし。ゆっくりと入(い)り交(ま)じり、ドロドロにとけあう混(ま)じりつつ離(はな)れ、またくっついていく。
ズ・チュル…ズ・チュル…ズ・チュル…プチュー…
♂「ふっはっほっ…」
ーーーはやいな…いつものことだけど。
♀「よっふっ」
ーーーおとこが上(うえ)でおんなが下(した)のまま、もうすこし入(い)れやすいように角度(かくど)をかえてやる。
ブブッ・ズッ(○)…ブブッ・ズッ(○)…ブブッ・ズッ(○)…ブジュジュッ
♂「はあっはっ」
♀「………」
ーーー…そうとうきた…いたいなあ…そういえばポテチあったなあ、あとでのこりもらっとこ。
ズズルッ・グッ(○)…ズズルッ・グッ(○)…ズズルッ・グッ(○)…リュッ
♂「はあっはあっはふっふっ」
♀「んっ…ぷふーっ」
ーーーけっこう感(かん)じる…きもちよくなってきた…
ブヂュッ・ヅッ(○)…ッ…ブヂュッ・ヅッ(○)…ッ…ブヂュッ・ヅッ(○)…ッ……グヅッ
♂「はあっふっふーっふぅうっ」
♀「ふ…、んっうっ」
ーーーなになんだろう…かなり…これは…、そうだ、レポートあげなきゃ……。くっ…あっはっ。
ズチュチュッ・グヅヅッ(○)…ズチュチュッ・グヅヅッ(○)…ズチュチュッ・グヅヅッ(○)ブ、ズググッ(◎)……チューッ
♂「はっはっは、ふっ」
♀「く、ん…う…んくうん。…い…」
ーーーいい…きもちいい…でも今日(きょう)はねないでしあげて…でも、まとまってなかったなあ…やべえなあ…。
ゾチュッ・ヅヂュッ(○)…ゾチュッ・ヅヂュッ(○)グリュッ(◎)…ゾチュッ・ヅヂュッ(○)グリュッ(◎)…チューーッ
♂「はあっはっはっはっ」
♀「ひっはっあっいっ」
ーーーなにすんだっけ……。うっんっくっちょっきもちい…ひぃっ。
ズズッ・ズヅュヂュ(○)ブブズッ(◎)…ズズッ・ズヅュヂュ(○)ブブズッ(◎)…ズズッ・ズヅュヂュ(○)ブブズッ(◎)…チューッチューーッ
♂「ふっはっはっふっ」
♀「うひっくっぁ…ああ…あ」
ーーーきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいいきもちいい。
ズリュリュッ・ゾゾゾュッ(○)ザチュッ(◎)…ズリュリュッ・ゾゾゾュッ(○)ザチュッ(◎)…ズリュリュッ・ゾゾゾュッ(○)ザチュッ(◎)ガリュッ(●)…チュッービュルルッッチューーッビュッビュビュルルルッッッ(!)
♂「はっはあっはっふっ」
♀「……………!(!)!!」
ーーー、……………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………ふうっ。
ズリュュリュリュッ・グヅヅッ(○)ヂュヂュヂュッッッ(◎)…ズリュュリュリュッ・グヅヅッ(○)ヂュヂュヂュッッッ(◎)…ズリュュリュリュッ・グヅヅッ(○)ヂュヂュヂュッッッ(◎)…チュー…ッ
♂「はっはっはあっくっふっ」
♀「はあっ…はっ」
ーーーさきにイッちゃった………さいごはこしまでうごいちゃった……まだうごいてる……そうだ、こいつはまだなんだ…。だんだん、きもちよりもなによりも、ただおくに入(はい)ってこようとしてくる。……うっとおしいなあ…
ブブリュッ・ジュグッ(○)ゾッヂュゾッ(◎)…ブブリュッ・ジュグッ(○)ゾッヂュゾッ(◎)…ブブリュッ・ジュグッ(○)ゾッヂュゾッ(◎)…チュッ
♂「はっあっひっくぅうっ」
♀「はあっはあぁ…っふ」
ーーーこれでどうだろ。
グニュッ・ゾゾヂュッ(○)ギリュルッッ(◎)…グニュッ・ゾゾヂュッ(○)ギリュルッッ(◎)…グニュッ・ゾゾヂュッ(○)ギリュルッッ(◎)…チュッ
♂「あっひっいっひっくぃいっ」
♀「あ、」
ーーーいけね。もうちょっと…と。
ブニュッ・グゾュッ(○)ヂュグギッ(◎)…ブニュッ・グゾュッ(○)ヂュグギッ(◎)…ブニュッ・グゾュッ(○)ヂュグギッ(◎)ヅボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボッッッッッッッッッッッッッッッッッッ(●)…
♂「で……デ…」
ヂュルルッヂュッビュルルルルルルルルッッツドッヂュルルルルルッチューッチューーッチューーッッッ(!)
♂「はっひっ・ひぃいいいいいいいいっっっ…あ…ぁあ…あ…あぁあ……い…、い…」
ーーーこんなとこかな。
♂「ふーっ…。…なあ」
♀「なに(?)」
♂「おまえのなかに入(はい)ってるときだけが俺(おれ)の自由(じゆう)だ」
ーーーめがまじだ…。
♀「はいはい…」
ーーーさあて、あしたのあさ、なに食(た)べよう……。
それだから、また…(了)。
[その時へとまどろむわたしとわたし]
【オンナ(♀)とオトコ(♂)だからどうたしかさ】
♂「まわるほし…」
♀「そしておれたち」
ーーーわずかなすきまをうめる…
ズッ…リュッ……
♂「は…あ…」
♀「…く…う…」
ーーーこのいたみをこのわくのなかへ…
グリュリュリュリュリュリュャ……ッ…ッッ…
♂「は…はっ……は…」
♀「…ふ……ふっ…ふっ」
ーーーおもいだけのみたされたわたしとわたし…
リュリュリュッ…ズルル…チャプ…プッ……
♂「いっ…は……は……は」
♀「……ん…はっ…はっ…はっあっ!」
ーーーこの場、さらうこの感情…
ッルルルルル…ズ…ピチャッ…ズッ…ピッ…ッ…ッ…
♂「んく…んん…」
♀「……は……はあふ…っ…くっはっはっはっ」
ーーーよみがえる瞬間あの時…
グルルリュリュリュルリュルリュリュリュユッッッズッズッズッ…
♂「く…」
♀「…いっ…て…はっ…んっひっほっほっはっはっあっぁあんぁぁ…あくひぃっ!」
ーーーほとばしるめざめ…
リュリュチャッ…ズズズズズ………ズパパッ…ジュリュパ…ジュリュパ…ズピュリュッ!
♂「ふっ…」
♀「……くはっはっはっあ゛っあ゛っあ゛っあ゛っあ゛っあ゛っあああ…あっあっあっあっあっはっあっ」
ーーーできる実感ととまどいの回転木馬…
ピュ…リュリ…ッ…ツ…リュクリュッ…ズリュキュッズッズズズッッッチュリュリュッズ…リュップヂュップヂュチュッッ…リュヂュリュ…チュルルルルッ…ツリュッズップッヌッリュリュリュッッッ……
♂「すう、は…」
♀「……く…はひっうっはっなっに…これ……うあっはっはっはっつっはっはっうああ…うぁあああ…う…はっう…はっくっ…は…は…は…」
ーーーやすらぎを知らない約束の肉体…
ズリャリャリャリャリャリャリャ…チュャッリュッスル、ズ…リュッパッリュッパッググリュッピピュッジュッリュジュリュッニュリュリャ…ニュプパッ…ニュリュパパパッ…ピュッピューッッッッッ
♂「う…」
♀「…はひっはひっはひっひっはっひっはっはっはっはっはっあっ…ぁあんくあ…い…ひ…あ…ふひああああ…ああ…あーっあーっあーっあっはっ…はっ…はっ…」
ーーーそこにあるなさけとかぐらまうま…
ピューッピューッピューッリュピュッズピュッッピッツリュッピューッピュピュピュ………
♂「ふう…は…は…」
♀「……っ…は…っ…は…っ…は…っ………っつ」
ーーーだからまたまわりだすその日まで…
いまだから、きた…(了・者)。
[さばらだらうひ]
【愛の残照日】
「はっはっはっ」
「ふぅふぅふう…」
ーーーいつものこと…でもあたしは楽しめない…
リュッ…リュリュリュャッ…
「おお、いい…」
「はぁふぅふぅ…」
ーーーひとりだけ楽しみやがって…
グ…リュッツリュッリュルル…リュッ
「はっはっはっくぅーっ」
「ぜ…は…ふ…」
ーーーこのくりかえしにまよってる…だから楽しめない…
ツ…リュッッュユユキュリュジュッ…
「はっはっはっぅうっはっはっはっ」
「ふう…」
ーーーひとつになってまたはなれる…そればかり…
クリュリュリュリュルリュ…パジュリュ…
「へ…は…あっ…くぅ…はっはっはっ」
「はあふ…」
ーーーいいかげんあきがくる……こんな自分に…
ズリュリャリュー…ツリュッズリュリュリュリュ
「あ…は…は…あ…はっはっはっ…いつ…」
「ふうほう」
ブ、リュヅッ…ズリ…ズズリュリュアリュ…
「あっあっあっはーあっはーあっぅああっあっあっあっ…」
「へっへっへっふう」
ーーーこういう時だけかっこいいこいつ…あたしは…
ブブリュグニュリュ…ツ…リュリュアッ…ツリャッ
「ふーっふーっん…ん…ん…ん…ん…あっ」
「はあ…はあふ」
ーーーこんなんでこいつ気持ちいいんだろうか…
ヅ…リュリュヅ…リュリュ…ヅ…リュリュ…ヅ
「かっはっえっはっくっはっいっはっあっあ…」
「ふうーっふうーっ」
ーーーあたし役にたってる?…それとも………
ググリュッチュリュルルルズジュッチューッ
「は…あっ…は…あっ…うぅん…」
「は…は…は…」
ーーーめぐる鼓動…ふたりのために…
ズルルジューッジューッチューッ…ヅルル…
「んーっんーっんーっんーっんーっんーっんん、んーっ」
「はっほっはっはっ」
ーーーつかみそこねた心…体でかえて…
グッグッグッ
「ひっひっひっ」
「はっ」
ーーーここにあるすべて…
ズジューッ…チューッリュリュリュリュルル…
「はーっはーっはーっ…あ…ふう……」
「それは…」
ーーー思い出に変わる日まで…
チュルルルル…リュチュッチューップチュリュッ…
「あ…ふーっふーっふーっああふう…」
「きっと…」
ーーーそんなこと…
「よかったよ…」
だからいま燃える愛にそめあげて
ただようだけの白い群像
それだから、また…(未・了)。
[さだかでない日のこころなら……]
【まるい日】
「はぁはあはぁ……」
「ふぅふうふぅ」
ーーー今日は動物園に行く予定なのにまたこんなことになってる。
ズッ……リュ……ズチュリュ……
「お……おお……」
「痛いそこは痛いって……」
ーーーおまけに手荒いし……
ズズッチャ……ズズッチャ……
「いい……いいよ……はぁ」
「あっそ」
ーーーオマケにすぐ先に気持ち良くなっちゃうし……
ズルルルルルルルル……グリュッチャ……ッ
「くっうっはっはっはっ」
「ふぅ……はぁ……」
ーーーいつもは見せない顔だ……そんなにいいもんなのかな。
グズリュリュリュリュリユッ……クリュッ
「感じるきみを感じるよ……はっあっくっはっ」
「そうはとても思えんが……」
ーーーこちらの声も聞こえていないらしい……その集中力他で使え。
ヅヅッリュリュヅグリュッツリュッ
「あっあっあっあっあっあっあっあっあっ……」
「やっとキツくなくなった……」
ーーーでも、もう楽しみつくした感じ……
ギュギュルルギュルルル……ヅッツリュヅッツリュリュリュ……
「ひっあっんんんんん……あっひっひっいっい……」
「もう疲れたの……腰はこうして……」
ーーーなぁーんであたしがこんなことしなくちゃいけないのさ。
グズズズズズ……リュズッ……バヂュヂュヂュヂュッツツッツ……
「くひっひっひっひっひっああっあっくううぅ……」
ーーーたたみあげますか……
ズルズルリュッツバッヅバッヅヅリャッグビュルルパッ
「あひぃあひあひあひあひあひああ〜くひぃっ」
グズルルリュッヅヅヅヅヅヅピュッ
「ぐあっああっはぁああああっっっはあーはあーはあーっ……」
ヅピュルルッヅッヅピュッパシュッピューッピューッピューッピュッ
「はひうひえあ゛……あっ……あ……あ………」
ツリュリュッチューッチュルッチュ……ツルルルポタッ……ポタッポタッ……
ーーーさて、次いきますか……
(未・了)。
[なにかあるかな]
【閉じた日】
「きれいだよ……」
「ん……」
ーーーこんな時しか聞かない言葉……
クシュ……シュッツ……
「もう君にめろめろさ」
「ん……」
ーーーそうかそうか。
シュ……クシュ……
「もういいよね……」
「う……うん……」
ーーーまあた手抜きなんだから……
ズ……ズ……ズ……
「はっ……はあ」
「ふううぅ……」
ーーーいつになっても緊張するなあ……
ズルズルル……
「はっくうう……う……」
「はあ……」
ーーーよいしょっと
ミュズリュズリュツリュツツツ……
「ふうはっかっはっんっ」
「よっ」
ーーーこういう時だけ手際がいいんだから……
ク……ズ……ズリュッツリュッズリュッグヅッ……
「ははっう……ん……く……は……」
「うん……」
ーーーうまくなったわね……まあこれだけやってりゃ……ね。
グズズググリュリャリュリュッッ……グズズ……
「うあ……いく……は……あ……はあ……」
「よっと」
ーーーさっさとおわれっていうのに……
ズズリュッ……ツリュヅッヅッヅッ……グヂュヂュッ……
「ふっはっあっ……ああ……あ……んあああっ」
「ふいぃい」
ーーー長いなあ……
ゴリュリュヅッヅミッヅゾゾッゴッヅツツリュルリュリ……ヂューッヂューッヂューッ……
「はーっ……よかったよ」
「そう?」
ーーーこんなのでいいんだ……ま、楽しめた……かな……
「ねえ」
「なに?」
「また……する?」
「いいね」
ーーーこれくらいでいいなんて……いいのか?……まあ……いいか……
(未・了)。
[なにもかも]
【新しい日を】
「なあ……」
「……うん」
ーーーなにか新しいことないかなあ……
シュ……シュ……ツ
「うまくなったな」
「そう」
ーーーまあ同じことばっかりしてれば……ね。
ヅ……ツ……ヅ……
「は……あ……」
「ふ……」
ーーーこれでよしっと……
クリュ……シュッシュッチュッ……
「はっふっ」
「あははははくすぐったいよ」
ーーーほんと器用なんだから。
ズリュッ……ググリュッ……
「はっがっぐぐ……」
「リキまないリキまない」
ーーーこの前足ツッてたしなコイツ。
グリュルズリュルルルルブズリュルルルルゴリュルルルル……
「はっあっはっがっはっ」
「はっうん……うまいよ……」
ーーーくう……いい感じ。
ズッズズブリュッズプリュッツツ……リュッッリュリュッ
「あ゛っあ゛あ゛っっはっあ゛っ」
「だいじょうぶ」
ーーーふうはふう……
エリュッヌ゛ヌ゛ヌ゛ズヌリュッミュリュリュッラリュッッ
「はあっはっんっいっい゛っいいよっいいっ」
「そう」
ーーーはいはい。
グリュルギュルリュツリュッミュミュッツリュルリュル
「くくっはっでっあっくっはっああっ」
「ほっほっほっ」
ーーーよいしょよいしょ。
ビュリュルルルルルルルルッッッッッッッ
「はあーっ」
「ちょっと、ねえ……」
ーーー一人でハテちゃった……しかたない、一人ですっか……。
(未・了)。
[はぶらかす]
【なすべき日】
「こんな感じかな……」
「そんな感じ」
ーーーどうでもいいけど……。
チャ……プ……
「は……あ」
「ふう」
ーーーどれ。
ズ……チャッ……
「ふっはっ、どう?」
「うい」
ーーーいつも寝てるだけなんだけどな……ま、肉体労働は男まかせ……かな?。
ズーッズチュッ……ズチャッ……
「はっうっはっ」
「あーいい感じ」
ーーーよっこらせっと……。
ズルルヌリュッ……
「あっはあああっはっはっはっ」
「ふう」
ーーーこんな感じでいいのかな?
ズッチャッヌッチャッブルルルルズリュリュルリュリオ……
「うん……はっあっかっはっいっいいっはっあったっはっ」
「ふーっ」
ーーーうんしょうんしょ。
ズグリュルリュルル……ブズズズ……グズリュズヌズズクリュッパパパリュッ
「んっはっくっうっんっいっはっう……んんんんんん゛」
「だいじょうぶ?」
ーーーこっちはだいじょうぶだけどね。男は大変ね。
ズップルルチュリュルルルルズチューズチューズッズズズズルルルルルリュッグリュリュュッッッ
「あ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「だいじょぶだから……よしよし」
ーーーこっちもよさげだけど……。
ズ……グヂュルルルルルズッチュチュズッチュチュグッリュズズズズズズリュッズリュッブズズズズッッッズズッ
「あはああああああああっはあんくふっはっぐっう゛っはっあっんんあはああああんっっつ!」
「いやあ堪能(たんのう)堪能……」
ーーーまた私はかれに体をあずけ、ゆっくりとかれの感触をかみしめた。
ーーーまだ眠れない。
ーーーまだまだ体は火照ったままだった……。
(未・了)。
[はなされないて]
【ゆっくりな日】
「どうかこのまま」
「ずっと……」
ーーー離されていく手。
チュピッ
「くっはっ」
「暖かいよ」
ーーーつながっていく。
ズッズズズ……
「あぎ……く……」
「いい」
ーーー深く戻して今度は浅く。
ズズズルルルズルッチュリュルリュルリュッ
「は……あ……ん……ひ……あ、あ、あ、ひあっ」
「感じるあなたを」
ーーー誰よりも……。
ズッチュズッチュズッチュズルルルルルルルルルルアリュッチュッ
「くはあっあっあっあっあふうっそ、そこいいあひいっいっ」
「まだまだ」
ーーーこうしてこうするとか……。
ズルルルルズッチョズッチョズグググググズリュリュッヅグッグッヅリュリュリュリユッ
「あはっはひっはっははっあっああああああ、んっんっんっんっんっああんっ」
「ねえ、ここもうこんなになってる……」
ーーーかわいい。
ズルリズルリズルルルルルズキュッズキュッズキュッリュリュリュリャッグッチュルルルルチュッチュッチュッ
「あ、いく、いく、はっくうっんっふっはっはあっあはあああああいかしてっはっはっはっ」
「もう少しだね」
ーーーうーん疲れてきたなあ……でももうちょい。
ズキュキュキュキュッズッキュズッキュズッキュズルルルルルッズブブブブブズヴヴヴリュヴリュヴリュヴリュリュリュリュッッッ
「はっあっんっくっはっあっいっくっきひっはひっうひっはっはっはっあ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っっっっっっ」
「あ、ここいいんだ」
ーーーふういーっ……。
ズチューッチューッチューッ、シュッシュッシュッチューッチューッチューッ……ドクドクドク……ドクン……グチュッズルッツツツツツツツツ……
「あはああああっあっあっあっあっんくっはっはーっはーっはーっはひーっいっんくうううううううっうっうっうっうっいやあっあっあっあんっんんっんんんんんんんん……は……あ……ん……ん……」
「いっちゃったっ」
ーーーよかった。
ーーーまだ風は寒いけど……。
ーーーここはぽっかぽかだよ……。
ーーーどこよりもどこかよりも……。
(未・了)。
[あついまなざし]
【やさしい日だまり】
「なーんか最近つまんないな」
「そうかな」
ーーーそう言っては笑っている。
ツッツリュッ……
「ああ、どっか遊び来てえなあ」
「ふーん」
ーーーいつものグチがはじまる。あたしがいるだろあたしが。
ヅ……ヅ……ヅリュッ
「はっはあ……ひまだな、う……ん……」
「うん……」
ーーーこんなもんかな。こいつとあたしって……。
ヅヅヅヅヅヅヅ
「ちょ……きつ……ひぃっ」
「うん」
ーーーこうしてるとなにもかも忘れることができるのかな。
ヅヅヅヅヅヅドヅヅヅ……ヅキュッ
「あっひっはっあっ」
「う……ん」
ーーーこの一瞬が好き。孤独を癒やしてるくれるようで、好き。こいつはどうか知らないけど……。
ドヅヅヅヅヅ……ゾッゾゾッヅヅゾッヅドゾヅヅチャッチュププッ
「はっはっちょ……ちょっときつうっううっ」
「はっはあ」
ーーーこんな日常もいいかもしれない。好きだよ、あんたもね。
ヅリュッヅヅヅッヅヅヅドドヅヅヅドリュリュリュリュッヅドドッドリュッグッ
「あっあひっいひっひひぃっいっあっああっそ、そんなのあひいぃいい」
「うくっくっ」
ーーーなんだか気持ちが広がるみたい……。
ドドッヅリュッドリュッヅヅヅドドドドヅヅヅヅヅッチュドヂュッドチュッドリュッヅヂヅドヅドヅドドキュッリュッ
「はあーはあーはあーもっあっいいっいいっいいっひっ、くひぃいいいっあつっあつつつつこ、そこぉおっ」
「はあ」
ーーーなんだかこすれてあそこがあつい。
ヅヅリュウウウウウヅヴヅドヅヴッヅヴヴッヅドッドッドリュウヴッヴヴッヅププププププヅッヅボッッドボオッドドッリュリュッ
「んう゛う゛あ゛あひぃっあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっふっひっはっっあっくっんっんんっんあっはああああっそこはあっああっはっ」
「ふうー」
ーーーかれが内外内外内外してる。
ゴリュリュドヅヅリャッヅルッヅルッドルルルルッッッグヅヅドヅッドグルッヅグルッドッドッヅッヅッヅッヅヅルドドリュグッゾッゾッドツッツーチュルルッドッチューッメグリュルルルルルッチューッチューッチューッチューッチューッッッ
「はあっはああああ、あっあっはあっはあっはあっはっはっはっはーあっはっあっあっはあっくっで、でるぇぅううううう……ん…う…んんんーんーっはあっあっはあっくっくーっくくっぜっはっあっはあ……ふうーっっっ」
「ふうっ」
ーーーかれのからだがちょっと離れる。
ーーーもうずいぶん触れてないみたい。
ーーーまた次があったらまた……。
ーーーこうしてみたい。
(未・了)。
[還りて]
【日にかざして】
「キミの残りの人生の
すべての時間が欲しい」
「ふーん」
ーーーそう言ってあいつは私にキスする。
チュッ
「はっはあはっふうはあ……」
「は……」
ーーーこうしていると感覚が敏感になる感じ。
ヌヌヌヌヌヌ゛……ヌリュッ
「はっくっふっあふあっああっあ……」
「なんか……強い」
ーーー今日はやけにリキ入ってんなあ……。
ヌヌヌッヌグググ……グヌ゛ッグヌヌ゛ッ
「ふっふっはっあっくううっう゛っ」
「はっあっ」
ーーーそれでいてやけに気つかってる感じ。
ヌグリュリュヌヌヌヌッヌヌチャッヌリュリャッズヌヌ……
「ああっはあっはあっはあっんっんんっはっあっ」
「ん……」
ーーー他にこんなに気持ちいいこと知らない。
ヅヌヌヌヌヌヌッヌ゛ビュグリュッヌヌヌヌヌヅッヌヅッヅヌッヌチャチャッ
「はっひっいっはっくああああっあんっくはあっはっはっはっ、あっ」
「ふうふうはあ」
ーーー人生そんなに好きじゃない……でも、いまはどうでもいい……。
クヌクヌクヌヌ……ヌリュッヌヌッチャッヌヌッチャッヅヌヌヌヌヌヌ
「あひっはひっはっはっあっはっくはっくひっあ゛あ゛っはああああ゛っあくうっひぃひっ」
「ふっはっあっ」
ーーーなーんか深い森に一人沈んでいく感じ。
ズヌチュヌッグヌヌヌヌリャッヌヌッドヌヌッドヌヌッズヌヌヌヌヌドドドドドドドピュッヌギュヌッ
「あっあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ひぐううぬひぃっいっあっふうーはーはっくうーっほうっおうっひうっさひいっ」
「うっは……」
ーーーときどきどっか遠くへいきたくなる。
ズヌリュリャッヌヅヅヅヅヌルルッヅヌヌヌ……ヌリャッヌキュキュヌルルルルジュピッジュパッジュヌッヌグヌクヌヌヌヌリュリャッヌヌヌヌ
「はっあっうあああああっくひぃっふああっああああぁああひぐっくっうっぬはっあはっはっはっいひいくぅうう……くくひぃいい゛ぐい゛ぐうぐうううっ」
「ふふ」
ーーーでも、ここもいいかも知れない。そんな、感じがする。
ビチッビチチッヅヂチヂッヂュリュルパッジュグッヌリュルンパペヌヌヌグヌヌヌッチュグチュグチュグヌヌヌヌッジュッジューッチューッドッピュッピューッピューッヅピュルルルルッッヅヌピュッヅヌッピュッチュピュッピャァッチューッチューッチューッチュルルッッッツピッ
「いっいくーい゛くうーっはあっはあっはっうっうっうっでっあっはぁあああああ……はあはあはああっまだ……うっうひうひいひいいいぃいっっっつつつつつ……あっ……」
ーーーまだこれでいいかどうか解らない。
ーーーでもそれでもこれからもこんなこと続けていたり。
ーーーまだ生きていくのだろう。きっと……。
(未・了)。
[遠く眠る日]
【ありつづける時】
「ここにきみといることがぼくの真実さ」
「うん」
ーーーつまらない。
プップチュッププチュッ
「はあっはあっはっ」
「よ……いしょ」
ーーーこれだけじゃなく、なにもかもつまらない……時がある。
プププップクニュップブプッブニュッニュニュニュッ
「うっはっくっはちきれそうだ」
「充血してるよ」
ーーーなにかおもしろいことないかなあ……。
ブリュリュリュルルルップブプッブプッヅプッズプッププグッツリュッ
「うひひひぃいっはっくっそっはっあっくはあっ」
「ふいーっ」
ーーーこいつはかなりうまいほうだと思う。あたしのがひくひくしてる。
ブププッブヅブヅブヅヅヅチュリュリルルプリュツリュブヅヅヅヅプアッヅグブプッツプッ
「かはっはっはっああっこれこれぇえっふはっふっふっはっああっ」
「あっふう」
ーーーひとつひとつが重い。
ブッププブップププリュリュリュリュッヅッツリュヅッツププップジュジュジュジュッグブプップリャッブププププッ
「ふっはふっいつっいつつつつついづーっはあっはあっはあっそこはあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛あ゛あ……」
「かなり固いよ」
ーーー深いなあ……。
ズッププズッププズヅヅププッグップリュッグッヅリャッグヅヅヅヅヅプアッラプッタププダプンッデリュリュリュンヅッヅプヅププッ
「くーっくはっくはあっあっいいっいひいいっいーっおおくおおおおっむっはっあっああっはっえっはっあっくううううーっき……つ……う」
「流れてく」
ーーー魚がたくさん……。
ブププッブョルルルルルッペプポッゴルリュルルルルッグッツブグッツブギギッププッヅププッププププルルルルルルッキクリュルププッリュリュヅパパッ
「はひあひあひあっくくうっはっはっつははっあっははっう……で……る……くううう゛う゛あ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっははっくはあああああああっっっ」
ジューッチューッドププププッドリュリュッツリュリュッピューッピューッピューッドドッピュッドピューッドピューッドピューッチュルルルルゥヴヴッヴーッヴリュリュリュリュッヴパッヴパッヴヴパッチュルルルルル……ピュッ……ッッ
「あ、そうか……」
ーーーまだこいつと縁は切れそうになかった。
ーーー空の気が二人を包む。
ーーーもう空気は新鮮さを取り戻していた。
ーーーもう一度この朝を迎えられるように。
ーーー私はこいつを抱きしめた。
(未・了)。
[果てなき空]
【まだ見えないもの】
「きみを抱いてる夢を見た」
「って、抱いてるじゃない」
ーーーなんだかなあこいつ。
ミュリュッミュミュミュッミュキュリュッ
「あっちょこすれ……て……る」
「気持ちいい?」
ーーーもう慣れたけど、こいつの形には……。
ズッミュチュッミリッミリミリミリミリミリ……ズプププミュミュ
「うああうあうあうあうあうき……つ……い……はぐひぃうっ」
「本気でいくわよ」
ーーーあーねむひ……。
ヅミヅミヅミュミュチュアッゴッココツリュルリュリヅスヅスヅスズミュリュリュリュッ
「おおおおお゛あ゛っあはあああっくうーっはーっはーっあはくはあんんんーっん゛ひぎひぃっ」
「ね、こんな感じどう」
ーーーなにもかもが集まってくる感じ。
グリュリュリュリュリュドヅッドドヅッミグリュミュミュッズゥミヅウミズャミッヅャミッジャリジャリジャッチュチュ
「あ゛あ゛あ゛あぎいひうっううっううんうひゃっあくうううっつひいいっうんいいっいひぎぃっここがここがああっはあっ」
「暖かい」
ーーーあそこも相性はいいんだよな。
ヅヅミリュミチュミミッチュッチュミッマミュッビミュミュミュミュゾミザミネミュルルルッベミュッオオミッヅッヅチャッヅミヅドドッヅッグリュルルルッ
「はっぐはっあはあああうううえひっえはっわひぃっうんぎぎぎぎぎつはっあはっはっくひはあっなひひひひっえぐえぐぐひぃいいっうっうっうっうあっ」
「は、はやい」
ーーーこれって愛が確かめられてるのかな。
ジュピッジュッジュグググググミグッチュチャッゾルゾルルルルルズッズグズッズミミミミミボボッチュミッククルルルルゥッヅッヅヅミヅッヅヅミケミュッツミュッシュシュシュッツリュッ
「あはっははっえはっうううんくうんんんくっんはっんひあぁあっなにそこあはああっんっんひっんああああはひーっはひーっはひーっそ、そこだめ……んぎぎいいっああああっ」
「すごい振動」
ーーーもうなんかなにもかもどうでもいい。
グリュルルルルヅッヅドッヅッヅドッドドリュドドッヅッドドヅッドドヅドドドドドドドドピッツプチュッグニュルルルミ゛シッミ゛シッゾゾミ゛ミ゛ミ゛ッミギミギミギミジュッググルリュルルルヅヅヅ
「あ゛ひっくひっはひぃいっうあうああうあああはっはっはっくひいいいっすはっすっははっあっあううっくひうひえええっで……でるでるーでるーでるーぅっあっあ゛っう゛っうううっくはっあっああっ」
「あったかい……」
ーーー広がる感じ……。
ズミーッズミーッズミーッズピュピュピュピュッピューッビュルルルルルッビューッビューッビューッチュルルルルルッヅーッヅーッヅーッヅルリュルルルチューッチューッチュルルルッドドピュッドビューッドビューッ
ーーーまだこいつとの答えはでない。
ーーーそれは必要なかったのかもしれない。
ーーーもっと欲しい自分。
ーーーもっときつい自分。
ーーーもっと変わりたい自分。
ーーーそんなある日のそんなこと……。
(未・了)。
[さくらにて]
【ゆめさくやび】
「きみが夢にでてきた……
笑っていたよ。満面の笑みで……」
「はいよ」
ーーーなんど目だろう。
シュシュッヴ……リュ
「ふう」
「は……」
ーーー泣かされたの。
チュリュルルッヴヴリュッツッツツ……
「はひは……は、はふう」
「く……」
ーーーでもまたここにいる。
ヅヴヴッヴィリュッヴュリュッツッツリュッヴヴヴッ
「くあっあふっふうああっはっあっ」
「ん……」
ーーーきらいじゃないよ、でも。
ヴヴルッヴグッヴヅッヴゥェヴヴッヴッヴッヴヴリュッヴヴヴヴ
「んっんああっあっはあっんいっいっつあっ」
「は……」
ーーーもっとあたしのことを感じてほしい。
ヴヂュッヴヴッヴウンンンチュチュッチュヴッリュヴッリュヴヴッヴヴヴヴヴ
「はっはっはひはあっはくうううっう゛っうくっあっ」
「あ……」
ーーー気づいたらそこにあるように。
ヴヴヴヴヴヴリュヴリュヴヅヴヅヴルルッヴツッヴチッヴシュッヴクチュッヴググググヴ・ヴヴ
「あううっあいっあひいいっあうんっあうおうううんうひゅくひゅ」
「つ……」
ーーーチョウよりあからさまなあたしを。
ヴヴンヴウヴアチュッヴヒュチュクリュルリュヴッグヴヴヒュッヴニュルリュニュルルルルヴヴヴヴヴ
「つはあああっまっひっひゃはひっくひいいいいいい・いいっいひっくひいっ」
「ひ……」
ーーーそんなものよりいいものをあたしに……ほしい。
ヴグチュルリッチュチュッヴルルルヴヴチャッヴヴルッヴキュッヴィィィイッヴヴグググリュッヴヅリュッヴヴヴヴ
「ひぎっいひあっふひぃっいっあっくっつああっきひいっはひっはひっはひぃっうん……あっああっ」
「ふっ……」
ーーーあなたしかもっていないものを。
チュヴリュヴキュッヴヴヴッヴリュッヴヴキュッヴヂュッヴヴッヴリュルルルルヴーッヴシュシュヴヴチュリュラリュリュッヴヴヴヴヴ
「ふはっはっはっそっそほっひっいっいひっふっつつっそっはっあっはひいっくっうっんんんんっんい゛っい゛っそぉんんんなっ」
「ん゛……」
ーーーまだたどりつけない場所へ……。
ヴヅヅッヴイッヴチャッチュッチャッチュッチャッヴヴヴッヴヒュッヴゴッヴディュッヴュヴュリュッヴュッヴュウウウヴュリュヴュリュヴュリュヴュリュリュリュッ
「ん゛ーっんひいっんはあっんんあああああひぐひぐいぐううはっはひっはっはっあっんっあひっひっひぃっひぃいいんんあっいひあっいいんあっ」
「はあはあ」
ーーー止まり木のようにこの気持ち空にはためかせて……。
ヴュヴュヴュヴュヴュヴュリュリュリュッヴュリュッヴュリュッヴュギュニュッヅヴュッヴュニュウリュウルウルツッツリュッヴュッヴュニュニュリュルリュグヴヴヴヴリュッヴヴュッヴシュッヴューッヴューッヴシュシュッヴューッヴューッヴヴューッヴューッヴューッヴヴシュシュシュシュッッッッヴュッヴヴュッッヴューッヴューッヴューッヴューッチューッチューッチューッ……
「いくっいくぅうっうひいいああああんあああああああひっああああああくあああああ゛っあ゛ーっんあ゛ーっひあ゛っあ゛あ゛あ゛っっっあ゛っつ……あっんっ」
ーーーもう二度ともどらない気持ちだとしても。
ーーーこの花に止まるその瞬間まで開いていたいから。
ーーー閉ざされた心という名の花の光りから。
ーーーもうこの思いはめぐる花へと空へと羽ばたいていた……。
(未・了)。
[ゆめないて]
【かぎりないて】
「一緒にいよう
ずっと……
生きよう
もっと……」
「うん……」
ーーーいつもいないあなた。
ク……シュツリュリュ
「は……うん……は……」
「もちょっとこっち」
ーーーどこにいるのあたしたち。
ズクリュルヅヅッツリュヴズヴズヴズ
「はひいっあふうっうっうっ」
「はっ」
ーーーなんどくりかえせば、たどりつけるの。
ビビリュッツウリュルルジュジュルジュパッジュパッジュジュパッ
「あっいひっはひっんんっんひあうううう……」
「んっ」
ーーーこの思いだけ持って沈んでいく海。
ズズリュビュチュルズズズヴズパッズズパパッヂュッヂュルルゾゾゾクニュッニュニュニュ
「かひいっひっひっひぐくうはうあうひううっははっはひいふううっ」
「くっ」
ーーー石のように宇宙のようにあたしを受けとめて。
ググリュウルルグヂュジュズズズズビズバズドドドリュッリュリュリュッグズズズパッバジュバュパュックチュチュッ
「そこひおこおぉおっすっはっひっうぬぬぬんんんんあっはひっはひっはひっくひいっいっ」
「ひっ」
ーーーぼろぼろになるまで、あたしはかれにかれはあたしにめぐる。
ネチュッチュグッチュチュルリュググググブチュチュッツルルルルリュリュッヴヒュヴエ゛ヴヴリュッヴリュヴリュズズヴグズズズズゴリュッ
「いひいあいぎはっはっはっあっああっはっはっうひあひいひいいいいい゛っはっはっく……うっあっああんふっぬ……あ」
「ふっ」
ーーー空に負けない強さが欲しい、あなたといるために。
ゾッゾチュズチュズチュルルルズチュヴチュヴヴウグヴヴリュリュリュルッズッズズギチュッチュッチュッゾビュルヴズヴヴヒュルルルパチュリュッムリュリュヌニュヌニュズググググ
「はぐうっひぐうぐっううあああっくひひいっんっんっんっんあっんひひひぃいいんくぐっぐっああんはあああくひいひんひいあひゅくううううそ……だめ」
「うっ」
ーーーまわる地球を抱きしめる、かれをむねをギュッと。
ヴズズズズズエプッチャッヴエ゛リャリャクチュチュッゾゴリュリュリュリュビュグリャリャゴシュッゴシュッズッシュズッシュズズズズズゴズゴズゴリュクリュグリュグググマリュリュツチャヅッヅッズッズッズズズリュッ
「はひうひうあううくひああすはっくはっあひあっんんんはっはっそっはっかっはっあぐうっんひいっそんなと……こああああらひいひいっあああっあふひくあっあっんんんひあっ」
「いっ」
ーーーこの空にとどけ、あたしのしぶき。
グズズズズヴヴヴズヴリュヴヴリュウヴリュニチャニッチャヌッチャヌチャグヌヌヌヌルリュルリュリュリュリュリュリュリュビシュッビシュシュシュッビューッチューッチュルルルルビュルルルルビューッツズチュチャチャチャチャズビューッズビューッヴビューッエ゛ピュピュピュピュピュッズチュチュピチャチャチョロロロロチュピュッピュッピュッピュッビューッチュチャッピッチャン
「いひいくいくいくひぐぅううっひひぃっあーっあーっあーっんあっんはっんあああああくひあっやはっんはっあっあはあっでふでぇふーっあっあーあひほぬひひうっそんなだめしぼりとらえへぇえっっっつっっっっっ」
「あはっ」
ーーーかれのまえで踊るあたし。
ーーー二度とない時にあたしは思いを咲かせる。
ーーーもう孤独の歌は苦しくない。
ーーーきっとこの空があるかぎり。
ーーーずっとずっとずっと……。
ーーーさよなら。
ーーーそして……。
ーーーありがとう。
(未・了)。
[さすらいて]
【この日に眠る夜よ夜明けよ目覚めよ】
「この道を一緒に
ずっとイこう……」
「そだね」
ーーー欲しいのは言葉より愛。ふるえる愛を抱きしめて欲しい。
ズップシュアズップシュアズズップッ
「は……あ、ん……ん」
「気持ちいい?」
ーーーかれのは、はちきれんばかりだ。
プブッシュズブアズブブズップチュッズズズ……ズンニュ
「んはっはっはっあっきもちい……」
「はっはあっ」
ーーーこんな気持ちだけが先走る。いま、かれが中にいる。
ズズグズリュニュズッズパッズッズパッズズズズズズリュズクキュミュギュッ
「いひはあんんくひああうあああんひっはひっああん」
「はっはあ……かわいい」
ーーーかれのが充血してる。まるで飢えた狼みたいに。
ググググリリリリリビキッズビズビビビビジュッジュグググググリュリュミチュッチュヂュチュズチュチュチュチュ
「はっくっんっひっはっはっはっきつっきついああああんっあんっあんっあんっ」
「はっあっだいじょうぶだよ……はっははっ」
ーーーかれの血が踊るあたしの血が踊る、めぐる血の赤。
ズングチャッズングチャッズグズグズグズンズンズンズチャッズリュッズズズズッジュリュリュリュリュジャプジュプジュプュジャッズンズンズズズ
「はっひっあっああんそこだめちょちょっとあっんっくっはっひっいひいひひいひひいいっんいいっあいいっもっと」
「はっはっはっねっ」
ーーーまだ海のように波のように打ちよせるあいつ。
グズズッズッズズブッズッズズジュリュッズミズゴズゴゴズギリュウウウウズッチャチャズッヂャヂャジュルルルグズズズズジュズズヴジュヴズヴヴヴヴヴズズズズリュチャチャッ
「くひいいいいんっんはっんはっひぐうううんぎひぎぐぎひいいいっいいいひっひれはれほれあっあんあっああんあはっはひっはひっはひっひっひっひっひっんんっ」
「はっはっはっきれい」
ーーーまだつぼみは開いたばかりだったから……空という花、あなたをつつむ。
ブジュブジュブブッチュブズズズズエ゛エ゛エ゛ッチャッズチャッズチャチャッゾッゾゾゾゾルルルルルズゾヴヴヴヴズズズズリュズニュズチュルルルルクッチュプザプッチャヅヅヅヅザザザザダダダダダルルルルルルル
「もういひいいいいのいいのはひいんんんあっいはっいはあっいあんんんんんふひっはひっひっくひっいっきてるはっあっうんんんんんんくひいいいいいんあんあんあんああああああ」
「はっはっはっすごい」
ーーー風は舞う心というふたりの元に、ただ流れる色。ぬられるあたし。
グズグズズズズズズズリュズリュズズヴズリュズチャッズズッズヌズバババッバッバッヴッヴヴリュッガジュガジュジュッズグリュルミュルチュルルッゾゾッチャゾゾゾンゾンヅミヅミヅミバヂュルルルルズババババススズッズリャリャリャリャッズズンズンズンズンズグズグズグズグググググミリャッ
「ずはっくはあああっくちひいいっあひっあああ゛あ゛あ゛んああっあ゛っいっひっいっひっいっひっひいいんあはんああんづはっいぎひぎいいくぎひっはっあっあんあんあんいああんはあうんんあっんあっんああっ」
「ねえ、いたい?」
ーーーねえ、ふたりはどこへいくのかな……この地に眠るまで……ねえ。
ズンズンズンジャプュップュップュッズピュッズピュッズピューズビュービュービュービューズルルルルルルルズピュルルルルチューッチューッチューッゾゾピューズピューリュルルルルツリュルルルルゴズズズズズチュルルチュルルルッヂューッヂューッヂューッツチュピュッピュピュピュッツルルツピュッツーツリュッルルリュッピッ
「あああああああいふーいくーいひいーいぎぐひいいいいひーひいーあひーくひいっあっいっいっいっでるでるでるでるでるあ゛あひーっひーっひーっずひーっぐひーっぎひいあっひぐひぐあぐにぎひいいひいいいっはあっはあっはあっあ、イくっ」
「あっふくらんだ」
ーーーまだ旅は終わらなかった。
ーーーたぶんまだ、あたしはこの世界にいるから……。
ーーーなにもない地平線こえて行く道そこにあると。
ーーーかれが呼ぶ。
ーーーもう時間だと。
ーーー答えは決まっていた。
ーーーかれに言う言葉はもう……。
ーーーこの闇さえも、あたしの影にして。
ーーーあたしは宇宙に飛び込んだ。
ーーー真空の水しぶきがあたしをつつむ。
ーーー冷たい。
ーーー暖めたい。
ーーーあたしの息で……。
(魅・了)。
[はやいて]
【水に沈んだ影に捧ぐ歌】
「歌おう、ふたりで」
「いいけど」
ーーーあたしはかれをいれる。
クシュ……チュシュシュシュッ
「あっああ……」
「もっと」
ーーー何度しても変わらなくて、毎日の歌。
ヴプッズププッスップチュチュジュキュキュキュキュ
「はっあふんんんとっはっああ」
「う……ん」
ーーーあたしだけの歌をうたう。
ツ……リュヅリュリュリュリュズズズズムムムニュニャリュルルルルズトッ
「はっうんすごひいいんんんはっあっんっくひいっはっ」
「は……あ」
ーーー気持ちがひきずられる、この感触にとける日。
ヴズズズズズグチュッグチャッリュチャッヅヅヅリュムムムズチャッキュキュルルヅドドドドドヅグググチュッチュド
「んっはっああここそこいっいひいいんっはっあっそこんはあっあっあっあっあっあっああああ」
「ふっはっ」
ーーー気持ちよさにとける日はばたくとて。
ズッズズズヅリュヴヅズギャリャリャリャプツッツリュルルルズチュズチュクチュタップチュツヅズズズゾゾリュリュパチュチュチュグズズズドズズズザヅリョネチャツチャヂャッヂャッヂャッ
「ああああああんくくくくはあっはあっはあっくふうはあっあっやっひっくっいっふひいいんあうんんそほはあああううえぐくうっ」
「はっんっくっはっはっ」
ーーーまるで砂漠に投げ出されたよう。
グググッビッブブブズヴヴヴグヴベチュヂュチュクリュリュリュリュツツズズズズンズンズズムゾリュッズリュッバチュチュチュチュッバグヂュチュチュボビュッザゾゾズルペチャッズルッベチャッズググズズゾズズズッチャ
「あっこんな角度あっいやっあふあああんあんあんあんあっあっあっああんいひいいいっもっとそこもっとんひいいいああうんはっはっはっくひいんひいんあっはっくふふっ」
「はあっはあっはあっ」
ーーーかれにめぐる思い地球のようにまわって。
ザリュリュリュリュクチュチュチュチュリュルルズルズルルッズクッズククッザッチュチュリュッググッグググググズググググブッブチュプチュチュチュチュッズチュッグピズピビズハャッルルルズルズヒズヒズヒヌヌヌヌッチャヌヌチャッヌググググジュッジュッジュッミュミュミュルルルメリュリュロルルルルリャッチャリュッチャリュチャ
「もうらめえっいひひぐっひいいいいんんあっはっんんくっはっくはっん、んんんちゅはっはっはっもうもうどうにかなっひゅいううううううんはっんはっんはあふあっんふふんいあっいああっあんっあんっあんっ」
「あっんっあっあっ」
ーーー気持ちのつばさで、どこまでもいく。
レリュリュリュリュマ゛ビュマ゛マ゛マ゛ズブヂュチュチュメ゛メ゛メ゛モキュッチュキュッゾンゾンゾンゾンズマママズドドドビチュッビビッチュチュッソリュッニュワワワワベジュッジュジュジュゴゴズゴゴザチュッギュキュギュギュギュキキュッヂュチュチュッボボッチュボボボズボズボズポズボボボボムチュッズチュッゾチュチュチュチュズチュチュチュチュグチュチュ
「ん゛ん゛ん゛っん゛ひあっんひあっあいあひしてんぎいいいっはっはっはっんはあっんふっんんんんっふひあっあひあひあひいひあああっそんなもうあううううううっっつんーっんーっんーっんはあっあはあっもふどーそこあ゛ーっはーっひぃーっそこーっそごをおおっおあああっんひっはふひぃっひんひんひんひんひああっもだへっんひひっ」
「はーっはーっはーっ」
ーーーどこまでもこの気持ちめぐってくるこの瞬間に……。
ズピーッズピュピュッピューッヅピューッチュピューッズルルルルビババババビシュッビシュッビシューッピューッズピューッピューッビュッビュビュッチューッチューッチューッゾピュルルルルルルッツリュリュリュリュリュッツリュッピュッピューッズピューッリュピューッズピピピピッピピッズパパッビショショッビッショリュリュリュルルルルルズピューッズピューッズビューッビューッビューッビューッ……ピュッ
「いぐひいいいいいひいっひいっあひいっいいっいくっいひっいひくうううううっあっとまらなひあーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっんああっんひあああんくんいひんああああああああーっあひっふひっいひっんひっんーっやーっんーっんーっんーっんーっんーっはひふふふはひっはひっはひっあひっあひっあひっあひっいぐううううううううううううっっっっっつっつっつっつつつつつつつつつつつ……あっ」
「はっ……」
ーーーもう決まっていた言葉。
ーーー送る時にもこの思い歌う。
ーーーたとえまだこの身が熟さなくとも。
ーーー気持ちはつづく思い願うまで。
ーーーもう答えは決まっていたから。
ーーーこの気持ち落とした場所へ行こう。
ーーーそんなことからはじまることだってあるから。
ーーーもっといこう。
ーーーこのあすへ。
ーーーまだ時代があたしたちめぐっても。
ーーーそんな自分に笑顔で。
ーーーきみに……。
(看・了)。
[ゆめみて]
【心、体からそれは生まれた】
「ぼくの子を生んでホシイ」
「なんで」
ーーーいい気持ちよりいい思い出があたしを彩る。
シュチュピュア
「くっはっあっ」
「なにもないより」
ーーーこの気持ちだけ残る日、涙よりきっと続く気持ち。
ジュッジュピュアジュクュキュッ
「いっくっはっとっはっんんん」
「あるほうがいいに違いないなっと」
ーーーもう残るだけの日々は消え去るとも、あたしはいく。
ズズッチュピズズズズグズムムズルルッズククキュッズ
「はっはっあっあっあっんっくっはっんんっくっ」
「はっん……ん」
ーーーねえ、眠ってる? 生(お)きてる?
ズルルズズッズズズズズズッチュズズズズッチュズッチュグズズズズチュチュチュッ
「はっんっくっはっとっはっんっいいんっはあっんんんっはあっはあっはあっ」
「んっくう……」
ーーー繰り返されるため息の色に。
ネチュルルルネチュネチュヂュネヂュグチュチュズチュッズチュッゾチュッズズズゾッズズズグリュグズズガチュッ
「はっんっいっくっはっああっそなっああんはっだめっあっんああああっはあっはあっはっくっひぐぅっははあっんっんっんっ」
「はっく……は」
ーーー眠りにつくよりこうしているほうが楽なこともあって。
ズズンズズゾゴリュリュリュオミュッルリュッウリュリュリュリュグリュッヌグググゾズズズズズムズミズリョリョリョリョズチュピュッツチュッ
「ねっはっんんんあっつんーっんーっんーっあっあっあっはっはっはっひっはあっひひんいんああっはっくっ」
「むむむんは」
ーーー思いはめぐるこの星に……。
ズグググズッチュズッチュズチュチュズチャズッククズククズググズルルルヌルルッヌヅッヌヅッヌヅヅッヅヅッヅンズンジグチュンジュンジュッジュッジュッグズズズズンズンズンズンズズンズズズズン
「はーっはほへいーっんーっんーっんっひひっんっひひっんっくっあっあひぃっいっいっいっいっいっんっくはあっんっくくっんっくくっんっくくっはっあっ」
「くひは……」
ーーー忘れられても、思い出はここに。
ゾグッズググッズチュッズビビッズクッズズズッズルルルッズパズパズパズパパッズクルチュッズクククズンズンズンズンズルルズクククズルチュルヴルルヴヌヴチュジュズッズゼッズリュルルズリュッズリュッズリュッズリュリュッ
「はひっはひひっあひっあひいっひくっひんっひんひんいいんっくうんっはあっはあっはあっはっはんあんあんあんううんっくううっはっはっはっあはっはっあはあっはっあっああんああん」
「はくっ」
ーーー求められても出ない答え。
ズグッズズンズズッズヂュルルズヂュッズヂュッズヂュッズンズンズンバズバズバババババズグッズリュッズリュリュッゾンゾンゾンゾンズクッズンズンズンズルルルズルルズルズビズバズボボボズンズンズンズククズリュリュッゾッグッグッグッグングングンズルルルルルズルズルズル
「はんっはひっはひぐぅっくぅうっうっうっうんうんうんあうんくあっくはあっはあっはあっはあっはひっはっくはあっぐひっひっひっひっひあうああっうんんっくうっくはあっはっあっあっあっあっあっあひいっんんっんはあああっ」
「ふんっ」
ーーーそれでも続く未来へと一歩踏み出して。
ズビュッズビュバッズンズグッズンズンズンズググズルルルルルルッズグッズグッズググッズビズボリュルルズンズンズンズググッズグッズンッズッズッズッズッズッズッズッズチュズチュズチュズチュズチュズンズンズンズググズルルズババズンズグズババッズグッズドッズドドッズトッズットッズドドッズンズリュズズズズズズズズズズズズズズ
「はっはひっあひっあひっいひっいひいっいんいんいんいいんっあっだっひっいっいひあっくひっくくひっくんあんあんあんあひあっくひっくひいっいいっいあっいやっでもいいんっつあっひあっくひいっひんひんひんああっあんだっひいっいっいいっいいいいいいいいっあっあっあっあっあっあっ」
「くっひっ」
ーーー打ち付ける波のようにおだやかに、この心溶かしていく。
ズピューッズピューッズビューッズビュッビュッビュビュッビューッビューッビュルルルルッッズビッズビッズビッズピュルルルッッッピュッピューッビューッピューッピュルルルルルッビュッビュビュピュルルチュルチュルルルルルッッッチュチュッチューッチューッチューッチューッチューッズチューッズチューッズチューッルルルヂュチューッチューッチューッッッッッッ
「いひいくいあいくんっくんっんっんああっんああああっんああっんっんっんっんっんっはあんんんんんんんっんっんっんちっんはっんあっんあああんあんあんあんくああんっっっっひっっひあっっっひああんっっっくああっっいっいっいっいっいっいっいくーっいくーっいくーっへっはっはっはっはあっあんあんああんっっっっっっっっっあっ……」
「出た」
ーーーまだ続く明日(あす)。
ーーーこの日々に空をあおぎ。
ーーーまだ見ぬ日々に感謝して。
ーーーまた明日(あした)に。
(未・了)。
[熱い手]
【さすらいの日の夕べ】
「キミのエキスを世界で一番出したい」
「できたらね」
ーーーあいつが入ってくる。
ズズリュリョリョッ
「はっはっ……きみのこころはやわらかいね」
「それほどでもないよ」
ーーーあなたよりは、ね。
ズズッチョズリズリズット
「はっあっはっあ」
「うん……ん……」
ーーーもっとはやくほしい。
ズリュッズリュリュギュキュッズチッズチチッズグリュルル
「うあっはっあっはっくっひっはっあっあっあっ」
「んっくっはっ」
ーーーあなたの中のものを。
ズズズズズズニュズリュズミュズミューズチャッズヴズヴヴヴズグリュカズグググズズッチャズズンズンズン
「あひっひっひっああっあああんくあ゛あ゛あ゛あ゛んあ゛ひっひぐうぅう……」
「くっはっひっ」
ーーー出会いは別れ、くり返し存在は……、あいつはあたしの鏡となる。
ニュミュリュリュリュッズミュッズミッズズミッグヂュヂュッヂュヂュヂュルルルルヂュグヂュグヂュグヂュヂュヂュズッズッズッズズズズズ
「はひぎひいうひあおえんくっんくっんくうっはっはっはっあはああああんくひっはひっあひっくっうっうっはひおひいえあーっ!」
「ひっくっうっ」
ーーーあなたの心に入りこむけど、そこは孤独の砂漠。誰もいない風の世界。
ズズズリュズリュリュミュミュズッズッズッズッゾズッゾゾゾッズズッヴズッヴヴヴブリュッイリュッズリュリュッキュリュリュッツリュッヅヅヅゾゾゾッズクズグリュラアリュッリュリュッ
「はっあっひっくっひっはっああっあっいいっいひっんひっあっはっはっあっあ゛あ゛っひぐっひぎぎひいいーっいひっひいっんっはっはっああっんっ……」
「んっいっはっあっ」
ーーーこのあたたかさだけなら、いくらでもあげられるのに。夢の残照だから。
バチュッチュルルッチュルッヂュミ゛ュジュクジュクヂュクリュッリュリュバチュッチュバッズッズミズッズミズルルルルズンズグズミュルルルゾリュルルルズヴズジュッズズズズズズグリュリュリュズゾゾズリュリュズッズカズッズカズンズンズンズン
「あ゛あ゛っはっんっくっはひあひああ〜あああんっくっはっくひいっいひっいっいっいっあひいっんくうっはっあっいっそこはあん゛っん゛っん゛っんひっんひっんひっひいんいいんひいっ」
「はっくっはっ」
ーーー蝶だってもっと楽に違いないのに、あたしの羽は閉じたまま。
ズルルルルズッズチャズッズチャズルルルルズグズズグズビュルルズビュズビュズビュビュグリュリュルルルズチチチチチズア゛ズヴズヴズヴヴヴヴズルルッズチャッズチャッズチャッズググズミュルルルズグズグズググググズズズズッズッズッズミュリュドリュリュヴヴヴヴヴヴヴヴリュルッリュリュリュッ
「はっひっはっあっんっくっあっはっくはあっくひいいああああ゛っあ゛っあ゛っあひんひんいんんんんぐひはっはっはっあっあっあっあひっああうっうんっいあっいああっあひっひああくひんくっはっはっんんんっ」「んっくっはっ」
ーーーあなたとだったらいけるかもしれない。ふたりならいけるところ。
ズズズッズチュッズドドドドズドリュリュズグリュムニュニュニュニュッチュルヂュヂュヂュヂュズズズズリュリュリュリュヴヴヴズズズズリュッズリュッズリュッグズズズズズズリュッリュリュッザリュリュデリュッズリュッズリュリュッズズムズムズムズズズズンズンズンズグズリュリュリョズリョッズググググズミュズズズズグッズグッズグッ
「くひあっんひっあっくひいひいいいいっあひっあ゛っあ゛っあ゛っそあっああああっあっあっんぎひっいひっはひっはひんひんはんあんあんあんくひいひいううんうあっうひあっんんんんんん゛っん゛っん゛っあひっあひっあひっあはっはっはっはっはっそれいじょうはあひひひひん」
「んっくっはっ」
ーーー黄昏た街にもふたりはいるだけ。
ズズッズリュルゾッザッゾッゾッビヒュリュリュリュズゾズリュリュズンズンズンズズズズミズミズミズグリュルルズゾゾズググズリュッズリュッズリュリュッリュリュッゾゾゾズリュリュゾリュミリュョッズズズゾンゾンゾオンヌヌヌヌリュッヌリュッヌリュリュッズヌズヌズヌズヌヌヌヌヌズンズンズンズリュズリュズリュズズズズゴゴゴゴズリュッズリュッズリュッズズズズズズズンズンズンズバババズリュッズリュッズリュリュッ
「あひいっひはあっあっあっあっあひいいいっいんいんいんああんいいんはひはひはひあひいいいっいぐいぐいぐうぅうっうひっうひっうひいっあぎゃあああっうんっううんうんっひんひんいいんはひっあひっはひいぎぐげこっあっあ゛っあ゛っあ゛っあ゛っあんあんあんだめんなっちゃうんうんうんはひっはひっんははっ」>
「はっはーっはーっ」
ーーー気持ちはめぐるこの宇宙でふたりの中で。
ジューッジューッジュルルルッチューッチューッチューッチュルルルッチュルッチュルルッチュルッチューッズチュチュッチューッチューッチュッチュッチュッズチューッズチューッシュッドクッドクドクドクッズルルッズルルルッズチューッズチューッドクントクントクントクンチュチュチュッツリューッリューッリューッチューッチューッチューッズルルルッゾルルルルッチューッチューッドクンドクドクドクドクドクッドクッズドクッドッドッドッドクッチューッ
「はーっいくーっいくーっいくーっひぐーっあひいうえおああ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ、でるでていく、のみこまれていくい゛ぐいひいいいんいくーっくぅーっくーっいあーっああーっはひいーっんひいーっいいっいいっいひいうっいうっいひうっいくうんんんんんん゛ーっん゛ーっん゛ーっいくいくいくあああんあひいんいんいんいんいくうひゃはひいうあーっあーっあー……」
ーーーそれでも続いていくもの。
ーーーやすらぎを求めていくもの。
ーーーふたりのもの。
ーーー樹にとまっていたのは昔の思い出。
ーーーふたりにはまだ明日があるから。
ーーーつなぐ思いは流れても。
ーーー空にはふたりの思いが雲となって雨のように降る。
ーーーからすよりは速く。
ーーーこの体よりは遅く。
ーーーありつづけたから……。
(未・了)。
[かなえて]
【緑にしげった森の日】
「きみの中に入りたい」
「入れば」
ーーー眠いなあ……。
クチュチュッ
「はっあっ……ぼくを好きにしていいよ」
「ほほう」
ーーーまた変わらぬ感情にのまれてる日。
ズ……チュッズチュチュッ
「んくくっんくっあっ」
「こんなこともできるんだ」
ーーー何年たっても知らないことってあるんだ。
ズッズズズリュッズズミズズズジュッジュルルルルルチュッ
「くっはっああん、んっんあっんあああ゛あ゛っんっ……」
「はっくっはっ」
ーーーできることよりいま目の前にあるアイを。つなぐ。
ズチュッズズズリュルリュリラズズズズッズズズッズズズグリュッズグリュリュリュズチュッズチュッズパッパッ
「ひっぐっうっはっあっああんはああんうんうんううんはっあ゛っぷはっあ゛っああっ」
「はっひっくぅっ」
ーーー間違いじゃないけど正しくもないふたり。
ズッチュッズリュルルルズヴッズブブズリュッズグッズククッズチョッズンズンズンズズンズリュミュズチュッズズッズググッズルッズシュッズズズ
「はっさっかっくひいっいひっいいんっんっんっんっんああうはあっはあっはあっはっはっはっくはあっんっ」
「はっはっはっ」
ーーーふたりはただめぐる快楽のなかで。
ズリュチュッズズズッズクリャリャリャズヴズウズアフズズズズクリュルルズグズグズグズズズズチュリュズズズグッズクッズクッズベズチュッズズンズンズンズンズヴヴズヴアズズッ
「くっひっいっひぐうっはっはっはっんっはっんっはっはんっああんあんあっあっあっあはっんはあっんっんっんっはひい、いひいうえおあ」
「はっくっはっ」
ーーー思い出は蝶のように舞い、乱れていく雲の空。
ズギリュルルルズビズバズモッズビビビビズリュリュリュリュズゾッズゾゾッズヌズヌズヌズチズチズチズチュルルルズチュズリュッズリュリュッズモモッズデズダダズザザズミズモズチャッズチュズリュズリュリュ
「はっはっはっあっはっくはああっうひっいひあっああっんっんあっんんんっんっんあっあ゛っああっあああああくひいっくはっああっあんくあっあひいひぃっひんあひんんん」
「はっこっあっ」
ーーー眠る糸の流れた髪の毛の先につつまれて。あたしはくるりとなる。
ズッズチュッズズズズミズモズンズンズンズリュリュッズグッズズズッズゴッズルルルルズムッズムッメチュッズロロズロッズククッズリュザリュリュリュッズルルズルッズズズズンズグズンズググズズンヂュクヂュクヂュダリュッゾゾッ
「あっはっはひっはひっはひっひんひんひんあひんんあっあ゛っあふあああひんっんんっんっんっんっんぐっんあっんああっんひんあっあっあっあっはっはぐうっうっうひんああっああっいいんあううっ」
「はっひっああっ」
ーーー存在のあり方は姿を変え、姫は永遠をねぐる。
ズッズチュッズズッチュッズリュッズッズズッズズズズググズリョリョリョズッズチョッズククッズリュッズンズミズモズミミッズンズンズンズグリュルルッズルルッズルッズリョッズズズズンリュンチュンズチュチュズリュッズゴミュッミュチュッリュルルルルルチュルルルルルズッズチュズズズ
「はっひっいい゛っい゛ぐうっい゛あ゛っいあ゛あ゛あ゛くはあっああっくはっくひはっくひいぃっはっはっはっあはっははっあっんっくっひっいっんんあっくひっんんあっそんなことあひあひあっいいんはっはっあっあ゛っあ゛っああっあっああんあんあっあっあっくひうっああっあんっんっんっんっいくうっああっはっんんっん゛っん゛っん゛っ」
「うあっはっあっ」
ーーーできるかぎりのアイ、求めて眠る夜のうた。
ズリュッズズッズググググッズリュッズズッズンズチャッズリュリュリュリュズズンズググズリュルルルズチャッズチョッズチッズチュチュズミュズググズゾゾズグリュリュリュズチュッズチュッズリュッズリュッズッズッズッズズンズズッズミミズチョッズモッズモ゛モ゛ズミズリュッズググッズズンズンズンズンナリュッ
「くっあひっくっひひっいひゃいんいんいんいんいいんあんっんあああ゛っあ゛っあ゛っあ゛っんひんひんひくひいひあひでるっでそうっあっあっっあっくひいっいっくはあっあっあっんんあっあっあっあんあんあんそこんっいいっそこっこっひっひあっんんあっはっひっくっひっむむんむむむっむひいっそ、そこあんあんあんひああっあああっあんっひんっはっはっはっ」
「くひっはっはっはっ」
ーーー出会いは突然でもつきあいだらだらしていて、この街があたしを進めていくから。
ズチューッチューッピューッピューッビュッビューッビューッビュビュッビューッッビュルルルルッズビッズバババッズチューッチューッチューッズルルルルルズチューッリューッチューッズチチッズチューッビュルルルッピューッズチューッチューッチューッリューッルルルズチューミューッッジュルルルジュッジュチューッジュチューッズジュチュッチューッチューッチューッチューッ
「でるでるっであーっあーっあーっくひーっひーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっんっくっあ゛ーっはっはっはっんはあっくひいっいひっはーっはひーっひーっひーっんああっんっくっん゛ん゛ん゛っんくーっんくーっくーっぅうっうっうっうひあおえはっはっはっあはあっはあっはあっはあっはあっあんっあーっあへっあひっあひんっひいんっあーっあーっあーっあ゛っあっあっあっあううっあひうっあひいっいいーっいいーっいいーっひっ」
ーーーふたりでできること。その先を知る。
ーーー長い道には伴侶を。と知る。
ーーーまだつばさ休め、休息をつむぐ日。
ーーー知らなければ冒険でふたりには必然であって、そんなことの日々。
ーーーまだ時間はふたりをあたしたちを彩っていた。
ーーーまだ知らない季節を探して
ーーーいこう。きっと……
(未・了)。
[氷とける魅(み)]
【際限なく極みる音(ね)】
「きみの蝶(ちょう)が飛んでいる」
「そうだね」
ーーー飛び続けるの。あなたという森を。
ク……シュチュッ
「はっあっ、きみのすべてを星として」
「ふーんそう」
ーーー夢の実は甘くてほろ苦い時。
ズチュ……リュチュッズッズッ
「かっはっは……、きみの存在がぼくを照らす」
「逃げないから」
ーーーもどりきった果実をあなたに。渡すまで。たとえふたり崩れたとしても。
ズリュリュズズズッズズッズクチュルルズスッズヴッズクク
「はっあっううんくひっはっあっ……」
「はっあっはっ」
ーーーあなたの願いはあたし。でもあたしは眠れる場所にいたい。ふたりの居場所に。
ズゾゾゾゾゾンッゾゾックチュッリュリュルリュルゾチュリュルルルリュルグググッ
「はっあっはっんっくっはっえっんっ……んんっんっ」
「くっはっはっはっ」
ーーーあなたという空虚さにあたしは巡りあえた日。その日。出会えた日。
ズグズググズリュッズリュリュッズンリュアッズズズンズチャッズルリュルルッゾッズッズッズズッゴリュッツツリュッ
「はっあっいっひっはっあっらっかっはははっんっくっんっんんん」
「はっくっあっ」
ーーーあなたからあたしへおしよせる波。それは影の風。
ビチュッズビッズビビッズリョッズズズグアズリュルルルズチュッズズズズグズビズリョッズッズズズズズンズンズンズククッズッチュピッズッチュピッズドド
「あっあ゛っい゛っひゃひぐひいひうあっふはっはっはっはっくっはっあっああんんんあんああん」
「ひっはっかっ」
ーーーあなたがあがる、あたしという階段。のひとつ。
ズゾッズゾゾズミ゛ズズズズズズリュッズリュッズリュッズズッッズパッズクククククズクリュッズグッズグッズグッグッグッググッグチュッグリュッグズズズズッズリュリュリャッズズゾゾックチュッ
「はっくひっあっいいんいあっはっあっはっあっはっあっくはっくくうっはっはっはっくひいいいんいあああ゛あ゛っっはひっいっ」
「くっはっはっ」
ーーーあなたにはつるぎを。あたしという名のつるぎを。いま。
ハグズッチュルルルルズチュルッルッリュリュッズズズッズズッズッズリュッズッズリュッズズズズグズングズングズズズズリュッズリュルルルッッズリュッズゾゾッズチャッズリュチュッズチュチュッズリュッズクッズククッズリュッズズズンズッ
「はあっはあっはあっはっあふあっあっあっあっああんくああっあ゛っあ゛っあ゛っああんあんんくうううっはっひっそんなのあはあああっっっんっんっんっんくっ」
「はっはっはっ」
ーーーあなたができることをあたしに。夢の残照だとしても。くゆらせる思い。はてても。
ズズックリュルルルズチュッズリュリュリュリュリュズトトッズズッズッズチュッズリュルルルズチュルルルズブブズヅヅズチョッズチャッズチュリュッズッズズズッズズズクククククッッズリュッズルッズルルッズリュズルルルズチュッズチュッズチュッズズズッズズッズリュリュッ
「はひっはひーっひーっいひーっひっくっえっあっおっえっんんんうんはひうえおっあっあっあっんああっああっあんっあんっあんっああんひくっいくうっうっうっうっあ゛っあ゛っあ゛っあっあああああっっ」
「くっひっはっ」
ーーーあなたにあってあたしにできないこと。いっぱい。でも、あたしはあなたを追い抜く。光りのあわせ鏡のように。
ズンズズズンズズッズリュッズズズズズズクリュッズリュッズリュリュッリュリュッズククッズリュッズロッズリョロッズリュビュリュロッズズズズンズンズンズンッズククッズリュッズモモモズゴボッズリョッズリュッズチュチュリュチュリュチュチュッッッズズズズンズンッズズンッズパッズチョッズズズズクッ
「くはあっはひっいいんあっはっあっはっあっんんん゛ん゛っん゛っん゛っん゛あああああっっん゛あ゛っん゛あ゛っん゛あ゛あ゛っはあっはあっはあっはあっあんああんあ゛んすごひぃっとんじゃうっはあっはあっあっあっあっああっああうあんっ」
「はひいっあっ」
ーーーあたしは彩るあなたという夜の波。またたいて、そして消えていくから。いつまでもとコンプリート。
ズズパッズズリュルルルズチュパッズバババッズパチュリュッズズズッズズッズクッズンズンズンッズリュリュッズギュッブギュッギュッギュッチュッリュリュルルルズチュッズチュッズチュッズリュチュッズピズパズゾゾッズズッズルッズズッズチュチュッズンズンズンズククッズリュチュッチュチョッチョッズヴズヴズヴバズズズズズズンズンズクンズキュリュルルッッズピッズミッズズズズズズドッ
「くひはっあはっでるっでるっちょっそこあ゛ひいぃいっっんくっんくっんんっんはあっああっあひっあはっあううんひはひっああっあっあっはっはっはっんひっくひっいひっいひんっんんっあ゛っあっああっんっくっはっはっはっはひぐっんんっんううっんはっんはっひっあっあっ」
「んっんああっはっ」
ーーーあなたがつけた光りよりこの涙の湖は深くて近い。もう戻らないならこの空をすいこんでいく。風。
ズピューッズチューッビビビッビチューッジュルルルルルズチューッズチューッズリューッズリュルルルルズチューッズリュリュチューッチューッチューッゾチューッズパパッズチューッチューッチューッチュルルルルッズチューッピュピュッピューッビシャッシャーッヂュルルルルヂューッヂューッヂューッチューッリュチューッンリュリュッズチューッヴヴヴポポポリュリュチューッズビーッッズピューッズビーッズビーッズビーッズッチュッチュッチューッチューッチューッピュッビッピュピュッピューッピューッビューッチュバッズリュルルルルルッッッ
「はひーっひーっひーっはああっくひっあーっあーっあーっあ゛ーっふあーっあーっあーっくひああああああああああっっっっっあひっあひっあふいおあっっあふれるんううっううっあっあーっあーっあーっあ゛ーっあ゛あ゛あ゛あ゛ーっはーっはひーっいひーっいひいぃいいいっっいーっいーっいーっいくっいあっいへっいくうぅうう゛ううううううっっっっ」
「はーっはーっはーっ」
ーーーできないことなどなかったけど、したいことは限られていて。
ーーーもうすぐあなたは闇となっても遠くへ飛ぶのは知っていたから。
ーーーあなたのぬくもりはあたしのぬくもりへと。落ち着いていく。
ーーーひとりよりはふたりで、あなたは帰依(きえ)ゆく道のしるべ。
ーーーできた時のうたよりは、もう少しけれんみが少なくて。
ーーーあなたは影の住人と、あたしは闇をうたった。
ーーーあなたの空がこの空であるようにと。
ーーーもう二度とない
ーーー日のこと。
(未・了)。
[あれくれて]
【存在の美に奏でる創造】
「なんでここにこんな感触があるんだろう……いつも一緒だよ」
「あったりまえじゃないの」
ーーー眠い手であなたを探る。あたしの感覚の先にはあなたがいる。
シュチュクュチュッ
「はっくっ、……きみの瞳はぼくを照らす」
「そうだね」
ーーーかぎられた時間の夕べ、あたしはあなたの影をふむ。
ズチュズズズズズリュリュズチュッ
「はっあっはっはっはっ……、きみはぼくの骨、きみはぼくの夢、ぼくはまだきみの中にいる」
「そうかもね」
ーーーできるはずのないことに挑むふたり、あたしはただ、あなたのとなりにいたいだけ。
ズズズズッズズッズッズチュッズリュリュッチュチュッズズズッズズ
「くっはっりゃっはっやああっはっあっあっ、あっ、あっ、つっくひいっいいっ」
「はっはっはっ」
ーーーあたしのまちからあなたの中へ、入れかわっていく色彩の魔法鳥。
ゾズズッチュルルヂュルルッズッズヅヅヴリュッズリュッヌリュリュッズヌヌヌヌヌズヌズリュリュッリュリュッ
「あっはっはあっはあっはあっはああああっあぐうっくひうっうっううっはあぁああああ……あうっうっうっひうっいいんうっっ」
「さっはっはっ」
ーーーできあがったあたしの感じ、あなたにおすそわけ。思い出の情操。
ズズッチャッズズッチャッズッズッズッズッズリュリュッズリュルルルルルズッズズッズッズッズッズルルズックックックッズリュリュッズリュッズリュッズッズッズッ
「くひいんっあひあひあひいんっっはっあっはっあっはっあっはああっはっはっはっうひいんっいんいんいんっいいんっあっあっあっはっ、あ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっいぎあっああっ」
「はっはっふーっ」
ーーーあたしはあなたとの夢を入れる出す入れる出す入れる。らせんする星のように。
ズリュリュッニュッズチュチュッニチャッリュチャッズリュリュズニュニュズッズズズッズパズズズズズズグリュルルズチュッズニュッズチュチュッズリッズリリッズリュッズリュリュッズクククククズリュッズドットトトズズズッズリュッ
「あひっあひひっひああっんっくっん゛ん゛っん゛っん゛っん゛っん゛あっんーっんーっんーっはっはっはっあっあっあっうあっんああっひっひいっくひいっいいっいいんうっうっああっだめえっはっああっあーっあーっあーっああっ」
「くっひっはっふーっ」
ーーーあたしはあなたの太陽でいたい。ふたりの宇宙で。
ズゾリョリュリュッッズッズッズリュッズクリュッズニュッズチョッズチョチョッズッズパッズズズズズリュゼッズズイズクリューッズルルズイズリュズテテッズリュッズリュッズリョリョッズリュッズリュッズリュリュッズパッズリョッズリュリュッズズッズッズッズッズッズシッズジュリュッズシュッズジュッズジュジュッ
「くひいっひあっひああんっんっんっんっああ゛っんっん゛っん゛っひああ゛っくひっあっあっはっはっはっあっあっあっあっくはあっあっんあああああああっっひぐっいくっいっちゃうっっっんんっんああああっっんっあっあ゛っあ゛っあ゛っひひいっああっひっひううっんっ」
「はっはっはっ」
ーーーねえ、あたしとあなたのあいだにあるのはなに。水。空気。恋。夢。ぬくもり。それとも目に見えないもの。
ズズズッズトッズリュリュッリュズッズズズズンズンズンズリョリョッズリュッズニュッズリュッズジュッシュシュジュッズジュッズジュジュジュジュッッズジュッズズリュッズリュッズヌヌズリュッズピッズポッズリュリュッズリュッズリュルルルズビズツッズツリュッズズッズリュズリュリュズチュッズチュチュッズリュッズゾゾッズリュッ
「あひっひぐっひぎいぐけあひひっっひっんひっんはっんもっひぐひぐっひぐっぐひいっいっあっあっあっんああっそっそこはんひいいいいいいいいっっっいんいんいいんっはっあっはっあっはあっあっあっあっひぐひっいひいっいいんっんっんっんんうん゛っん゛っんん゛っはっはっはっ」
「はっはっあっ」
ーーーあなたはあたしの中で波うつ海のように。ここにいる。ずっといっしょだよね。
ズズズズリュッズリュリュッズチュッズリュリュリュリュズッズチュリュッズチュリュッズッズリュッズリュリュッズシュリュズジュチュッズジュッズジュッズジュジュジュジュジュジュッッッズリュリュッズチュジュチュジュッッズジュッズジュッズジュッズリュリュッズリュッズチュチュッズリュリュルルズンズンズンズズンズクジュルルズジュッズジュッズジュッズジュジュッッ
「ひっいっひっひぐっひぐぅっううっいいんっあっああんっはっはっはっあっはっあっああっあっあ゛っあ゛っあ゛ひっあ゛ひっあひっいひっいい、いい、いいんっくっはっはっはっあっはっはっはっあひっうひっくひうひいひううんっっあっあっあっあっああああああああっっあんっあんっあんっああんっはっくひいっはっ」
「はっはっふうっ」
ーーーあたしはあなたを包んで眠りにつく。むかしからのように。時。過ぎてもそうなるように。
ズッズリュリュズグググズリュッズチュッノノノズリュルルルズチュッズジュッズジュッズジュッズジュジュッジュジュッジュルルルルルルルルズッチュッズッリュッズッジュッズズズズズジュジュジュジュジュリュリュリュリュリュリュズッチュチュチュチュチュチュッズッズズズッズズズリュリュッズクリュッズズッズズズズズズリュッズジュッズジュッズジュッズジュッズジュッズンズンズンジュジュンッリュリュンッチュチュンッリュニュジュニュッジュニュニュニュニュズジュリュッジュリュッジュチュッジュリュリュッ
「くっひっはっはひっはひいっいいんんんっんひっあひっくひいひひひっはっはっはっあっくはあっくひいっくひあっああっあっあっあっんああっひああっんん゛っあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっんはっひはっひーっひーっひーっひぃーっひいいーっひいんっあひっくひっあひいひくひっはっはっはっああんあっあっあっもっともっともっとぉーっあっあっあっちひいんっくひいっいいっ」
「はっはっくっ」
ーーーつばさ、はためかせ、あたしはあなたの夜の歌。ただアイを歌いあげる日。心よせて。
ズチューッジュルルルッッズピューッピューッチューッリューッピュピュピュッッピュピュッダピューッシュピューッピューッピューッピュュュッッッッズチューッチューッズチューッユユユビューッチューッルルルズチューップププチューッチューッチューッチュルルルルルルリュルルルッズチューッズチューッチューッチューッリュリュリュチューッチューッミューッピューッピピピッピューッピューッピューッチュチュチュチューッチューッチューッズチューッチューッチューッリュリュリュチューッチューッチューッピュピュピュピューッピューッピューッズリュリュピューッズピューッピューッピューッ
「いっいふっんあああああああああっっっあーっあーっあーっあーっあーっあーっあーっんあーっあーっあーっんひーっひーっひーっひーっはひーっんひーっあひーっあひーっんああああんひいひいいいいいいいっっっっはーっはーっはーっあっあんっあ゛あ゛ーっあ゛ーあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっんっんああっんあっあっあっあっひーっひーっひーっいひーっはあんっあんあんあんっっっで、でひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっっっっっっっっ」
ーーーつかんだ日々は鎖のようにあたしとあなたをぐるぐるしてる。
ーーーでもつかんだ手は離されないように、あたしとあなたのあいだにある。
ーーー眠い時もつかれた時も踊るような時もただある。
ーーーこの地上から投げられた灯火(ともしび)がある。
ーーーゆっくりとそれは朝となってふりそそぐ時。
ーーーまたあたしはあなたの空につつまれてゆく。
ーーーずっとずっとずっと……。
ーーーすぐに
ーーーずっとずっとずっと。
(未・了)。
[そのいみも]
【かぐらりて、こんなながれ】
「きみの風で乾いてきみの雨でうるおいたい、きみの愛に生きるよ」
「そうだね。それでいいんじゃない」
ーーーあたたまりたい、あなたの中で。ふたりの時間の中で。
シュスリュチュ
「この感触忘れないで進んでいこう、きみのつまらないことはぼくの大切なこと」
「きっとだね」
ーーー感触が肉体という湖畔に波紋を描きだす。たぶんあなたにも。
チュッチュバタチュチュ
「こうしているとむかしを思い出すきみとぼくとのこととか」
「思い出か……」
ーーーそれはあなたと眠っていた時のこと。遠い記憶の平原の緑の流れ。愛。
ズリュリュツリュッリュリュリュッ
「きみのつばさになりたい。きみという宇宙にぼくはいる。きみといれてぼくはしあわせだな。」
「あたしもだよ」
ーーー忘却はふたりの未来。でも、あたしはここにいる、あなたと。
ズッチュズチュリュッリュニ゛ュッズリュリュジュリュッッ
「はっあっはっ」
「はっはっ」
ーーー限りあるふたり。まじりあうふたりの時と時。あたしとあなたのように。
ズズッチュズズリュッチュズズジュリュッジュジュッジュリュリュッズリュッ
「くっはっあっんっはっあっ」
「はっはっはっ」
ーーー眠り続けるあたしの心あなたの心。呼び覚まして重なるふたり。
ズズリュッズッズズッズッズッチュリュッズリュリュッチュリュッズリュリュッチュリッズズズッチュリッ
「くうんはっあはっはっはっはっああっ」
「はっくっはっ」
ーーーあたしはあなたの心の一部あなたはあたしの心の一部。でもつながらない心。ふたり。愛だけがあたしの心とあなたの心を少しづつ、つないでいく。
ズリュリュリュッズリュリュッリュリュッジュリュッズチュチュッリュニュッズリュッズチュッズリュリュッチュリュッズズッ
「くっはっああんはっんっくっはっあっあっあっあっ」
「はっんっ」
ーーー眠りの色に染まる岸辺にいるあなたとあたし。願いは揺れる水流のような思い。ふたり分の思い。
ズッズリュリュズジュリュルルズヴヴズズッズクリュツチュッズリュリュッズジュジュリュッチュリュルッズツチュリュリュッズリュリュッズズッズッズッズッ
「くひぃっあひぃっいっいっんっはっひっいひっはひいっいいっいいんんっんっんっ」
「はっはっふうっ」
ーーーふたりの時間が過ぎていく。思い出という原風景に帰っていくふたりの思い。
ズリュッズチュリュリュリュルルルルッッズチュッズリュッジュリュリュリュリュズリュッズッズズッズッズズッズヴヴッズチュリュルルルルッッズリュッズリュッズチュチュッリュリュッ
「くひはっはっあっはっはっはっあっああんくうんっうんうんうんうんいひっいひいいいいっっいんいんいんっいいんっはひあひくひいぃぃぃぃぃっっっ」
「くっひっはっ」
ーーー出会いと終わりが同じでも、それでもあたしはあなたとの愛を語る。ふたりのあいだにある花に、愛という水をあげるために。
ズズリュッズチュルルルルルルズチュッズリュリュッズッチュズジュルルルッズチュリュッズズッズッズッズッズヴヴッズッチュズリュリュッズリュルルルズッズッズッズリュルルルッッズルルッチュリュルルリュッ
「くひはっあっあああっあっあ゛っあ゛っあ゛っああ゛っああ゛ああっあんっはあんっくひはあんっくひひぃっひいっひいっあひいっくはっあはっははああんっんっんっんんんっん゛っん゛っん゛っあ゛ひっいっ」
「はっあっふっ」
ーーーあなたという宇宙に飛び込んで、あたしは星となる。そんな日。ふたりだけの日。
ズズズズズズルズチュッズチュリュルルルズッズチャッズッズリュッズズズンズズッズンズンズンズズッズチャチャッズチュッズリュリュッズチュッズククッズチュッズズズッズリュッズヴヴッズヴッズズッズッズチュッズリュリュッズリュッ
「はっあっそこがいいんっはっあっはあああああっっあっあっあっあっいくっいっちゃういくんっくんくんくんはっはっはっあはあっはっんぎひっはひうっひううっぅぅひっぅぅうっうっうっあはんはひうっんんんいくんっはっあっはっあっんっ」
「あふっはっはっ」
ーーー数えきれないあなたの思い数えきれないあたしの思い。ふたりの愛に限りはあるんだろうか。確かなことは、忘却の感触の一瞬だけ。
ズズズッズリュッズリョリュッツツツズチュッズリュッリュリュルルルジュリュッズリュリュリュリュリュズルッズズズッズッズッズッズッズチュッズヴヴヴヴズチュッズリュルルルズリュッズリュッズリュリュッズチュッズチュチュチュチュッズリュリュッリュチュッ
「くひはっあっはっんっん゛っん゛っん゛っん゛ん゛っはっはっはっはっああっはっはっあっくひはっはひっんっくっああんいいっあっあっあっああっそんなのん゛ん゛ん゛ん゛っっっあひっはっはっはっはひっくひはんっあっあっあああああっっあんっあひっくひはっあっはっ」
「んっはっはっ」
ーーーこの瞬間があなたとあたしをつなげていければいいのに。ふたりの愛がゆっくりと灯(とも)り続けるから。この時間だけのろうそくみたいに。
ズズチュッズリュッズッズリュッズッズリュッズッズッズッズズズッズチュリュルルルズヂュッズリュリュズキュッズルルズヴッズヴッズヴヴッズチュッズチュッズリュリュッズジュルルルルッズルッズズッズッズッズッズククッズヴッズッズッズッズリリュッズチチュッズズッズリュッズトトッ
「あっあっあっひっうっあひーっひーっひーっいひーっんひーっんっんっん゛ん゛ん゛っひいんっひひっはひいっひんひんひんいひんいああありなにいひーっうんっうひんっひんっひんっひんっうひんっくひんっひんひんいいんっあっあっはっはっはっあっひああっあああああっっっあひっあひっあひいっ」
「はっひっあっ」
ーーーどちらかが眠りにつく。海のように。あたしは眠りあなたは目覚める。あたしは起きてあなたは眠る。愛は静かに海に沈んでいくかのように。ただ空がふたりを包んでいるから。
ズプニュッズプッズプッズプププッズリュッププププッリュルップリュップチュップリュチュリュルルルッッズプッズププッズプッズズプッズプッズヴッズズズッズッズズッズッズズッズッズッズッズリュルッズチュルッズズズッズズッズッズプッズリュッズリュリュッズリュルリュルッリュプププッチュプッチュププププップリュルルルッ
「あひっひっいひっいひいいっいっいっいいっうひっあひっひひいっひぐうっうっうっんううっん゛っん゛っん゛っん゛ーっん゛ーっんっんっんああっひいっひぐうっあひっあひいいいいっっいんっいいんっあっあっあっあーっあーっあひーっひーっんっんっんうっんひいっいいっあひっくひっいいっいひっあうあああっっあうっあひっああっあっあっあっはっあっあっ」
「んっくっはっ」
ーーーあなたの思いにあたしは蘇る。変わりゆく空のように。でもあたしはすべての人にこの思い伝えて蘇らせたい。愛ってことを。この空のように。
ズピューッピューッピューッジュピュピューッッチューッチューッピャッピューッピューッピューッズチューッピュッピュッピューッピューッピピピッピューッズリュリューッズリュルルルルッッッピューッピューッピューッシュピピピッッチューッジュピューッピュピューッチューッチューッチューッジュルルルルッッピューッビューッピューッチュルルルッッピューッ
「で、でるっっっひっあひーっひーっはぁーっあーっうーっんひひひひーっはーっはーっあっああーっはひっんっんーっんーっんーっん゛っん゛ーっん゛ーっはひいっあああああっあーっあああああはひーっはひっはひっはひーっはひーっんひーっくひーっひーっひーっひーっいひーっいーっいいーっいーっあひひひーっひいーっひいいーっひひぃーっんひっあっあっあーっっっっっあぁああぁぁああああ」
「よひしょっと」
ーーーできることには限界があって、まだすることがあった。
ーーーいまここにいることができることならまだ空は遠くにあった。
ーーーまるでそびえているかのように。
ーーーあたしはまだそこまでではない。
ーーーでも、その空となるまで、あたしはあたしでいよう。
ーーーまだ、この空はあたしの色を残していたから。
ーーーきっとそれはあたし色なのだろうから。
ーーーその澄んだ空気となるあいだまでに……と。
(未・了)。
[てとてとて]
【その手にあるぬくもり】
「きみの夢はなんだい。ぼくはきみといることかな。この宇宙で。
きみの中に入りたいきみのゆめの中に……きみのこころにまじりたい」
「あたしとあなたは等分だから?」
ーーー消えていくまじりながらきっと。
チュチュチュッ
「気持ちはいつもつながっているよ」
「それを確かめさせて」
ーーーただ反映して共鳴の七面体を。
ズチュリュルュリュッ
「眠っているきみを目覚めさせるよこの愛で」
「なににねむっているのなににめざめるの答えを感じさせて」
ーーーたとえあたしという水脈が絶えてしまっても。
ズチュチュッリュルルルッツチュッ
「あっはっあああっ」
「はっあっ」
ーーー流れる水よりはやく。
ズリュリュルチュルュルッズチュッズチュッズチュッ
「んああっはーっああんくひいっいいっ」
「はっんっ」
ーーーこの愛がめぐる。
キュィンキュキュキュッッジュルルルルルルルルッッツッッッ
「っはっ、ふっはっはっぷふっくっはっ」
「あっはっ」
ーーーこの感触でときほぐして。
ズッリュチュリュルルルッッツッツリュリュッルッツリュッリュッリュッ
「いやあっああっいくぅっはあんっああっあーっ」
「くっひっ」
ーーーねぐるあしたの日に目覚める瞬間。
ズッズプッズッチュップリュンップリュリュツリュッリュリュリュッズッチュッ
「くっはっはっはっんっはっはっあっはっんくぅっうっんっんっんっ」
「あはっはっ」
ーーーこの思いらせんして。ふたり重なりあう。
ズジュリュルルルッッルリュッヅリュリュッズチュッズチュリュッズッズッズルルッズクュッ
「そんなっあっはっはーっあーっああんっあっあっあううっううんあひんっあひゃひゃっ」
「くはっはっ」
ーーー恋よねむらないで、この手にやどって。
ズビュッシュッルルルルルズリュレリュリルリルリルリュリュリュッズチュッズズズズチュッズッズッズッズズズッ
「んんんっんっんひっいあっあっあっあっんんんっんあああっかひいっんひいっいひっくぅっんんっ」
「ひっあっ」
ーーー数える思いのねむり呼び覚ます。
ズッシュッジュッリュッジュリュリュリュッッズッチュルルルッズルッチュッズッズッズッズッズルルルルズチュッリュリュッ
「うあっあっあっあっあっくっくるっいっいっいっいっひっあひいっんいいっくくぅっふっふっふっあっ」
「んっはっ」
ーーーこの思い流れていってもまた流れてくる思い流してまたくみあげ流つる。
ジュッズーッズリュッズチュズチュチュッズツッズズズズリュッズチュッズルルッズミュッズニュニュリュッズッツツズッツツリュッリュリュリュッ
「ああはっああっはっんくっくひいっいいっあんっいんっんんっりひぃむひいっあっああっあんっあんっあんっんくあっあっ」
「くっっはっ」
ーーー夢とか時間とかただ流れていても。あたしはまざっていくから。
ズッズズジュッジュルルルルルズチュッルチュッチュチュッツリュックククリュリュリュッツツッアリュルルルルッッツプュルュルユユルルッッツリュッリュッリュッズチュッ
「あひんんんんんっっっっんんっんほっんーっんーっんをんんんっんひっんひーっひっひーっぃっひゅきひいいいっっっっつあんあひああっあああっんあああっっ」
「んっはっ」
ーーーイこう・こんな空へ。
ツプリュルルルッッルルッルルルッヅリュルルルッツルッツツツッヅヅヅッズリュッジュルルルルルッズルッズッジュズズズッズズズズチュチュチュチュッズツッズッツズッズズッズリュリュッツチュチュッ
「くひっあひっひんひんいいんいんっくっはっはっはっあっははっくっあはっひっいっいっあ゛っんっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっひーっうはっあーっあはっあっあっあっんんんっっっひいいっ」
「あっはっ」
ーーーこの液体透明にして。
ジュッジュクジュッジュッズルルルルルッッッズッズチュッズリュリュッズリュリュリュッズリュズリュリュッッズズッズッズッズッズリュッズッズッズッズッズッズッズーッズリュッリュッリュッリュッズチュリュッズッ
「んんんん゛ひいいいっっっいっいーっいーっいーっいひっひうっひぐうっくひいあっあひっひっひああっあんんっんっんっんんん゛っん゛っん゛っんひーっひーっひーっひううっひっひっうっあっあっんううっっいいっいいうっえうっあうっうっう゛っう゛ーっんんっ」
「くっはっ」
ーーー飾りつけた心透明にして。
ズボオッオオッズッズチッズッズッズッズリュルルルルルルルルッッズッズッズッズッチュルュルルルルッッズッズッズズズズズッズッジュププププッッズプュッズリュルルルッズクッズチュッズッズッズッズリュッッズッズッズッツズリュルッルッズッズッザリュリュッ
「あひっもっともっとをっっっっつんひーっひっひっひーっるひっるぎうひうひうーっんっひっひっひっひっるっひっくっひっいうぅうううっっうんんっいんっいんっいんいんいんっいいんんっんっんひっんっんっんっんっんっひっひうっひうーっひーっひゅいいいっついっひっひっひううーっんっんっんっんーっんーっんーっそこをおをををおっ」
「くっひっ」
ーーーこの壁にはさえぎられないもの。
ゾリュリュッゾッゾッゾツツリュリュルルッヅヒーッヅッヅッヅッズリュリュッズッズルルッズッズッズッズトトッズゾュリュルュリュッズリュッズッズッズッリュッリュッリュッズリュリュッチュッチュッチュッリュルルッズチュッズチュッズリュリュリユゥルルッズズズッズリュッズリュリュッリュツュッ
「んっんっんっんひーっんひーっあひーっひひーっひっひっいひーっんひーっはひーっくひーっきひーっんっんっんっあひっあっあっあっんおーっあひぃーいいっっあひいいいいいいんっいんっいいんっひんっひんっひいいいんっくひいあああっっあーっあーっあーっあーっあーっあんおおおっっひぃーいいっくひゅるるるひーっひーっひーっをををっおっおあああっっ」
「んっはっ」
ーーーありあわせの思いをこの感触にむすんで。
ムジュルルルッヂュルルッチュッリュリュッズッチュズッチュッズズズッリュッルズリュズリュズリュッルルルッズリュッズリュルリュルッズズズッズルッズッズッズッズリュッズッチュッチュッリュッズッズッズッズチュルルルッズジュッズジュルルルッッズズズッズジュッジュリュルリュルッリュズッルュリュズルルルルッッズチュッ
「んああっんあああああああああっっっっっっっっつっつっっっんっつひうっひぅうっんひっんひいい゛いっっいっいいっい゛いい゛いいっっっいーっいーっいーっひーっひーっひーっひあんああああああああっっあんっあっあっあっあっあうううううううぅううっっあひっいひっいひんんんんんっっんんっんあっんあああああっっあっあひっあひひきひぃっはっあはっはっはっはっはあんっあんあんあああっっ」
「あっはっ」
ーーーたとえこの距離うめるものなくとも歌い眠り朝がくる。
ズズズズズズズズズッッッッッッッッズリュッズリュリュチュルルルッッズチュッズッズッズッズリュッズリュルルルッッズリュッズリュリュリュリュッズルルッズリュズチュチュリュルッッズッズズズズズズズズッッッッッズリュッズズズッズチュッズッズチュッズッズチュッズチュリュルュチュッッズッズッリュリュッルリュルリュルッルチュッンチュッリュチュチュッツヅヅヅヂュヅヅヅヅルッズリュッ
「そんんっんっんはっはっあっあっあっあっあ゛あ゛っあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっんんれっん゛ん゛ん゛ーんーっんひうーっあひぃっぃいっいーっいひーっひーっちゅんっんっんっんひーっあひーっひーっあんんーっんーっんひーっひいーっいひーっひーっんひひひひっっくひいっいんっいんっいいーっいいいいいっっっいーっいーのっいいーっいーのぉっひんひんひんーっいいいいいいいいんっっっでちゃでちあーっーっあーっあーっあーっあーっんんんあーっ」
「くっはっ」
ーーーこんな流れもあっていいのかも知れない。
ズビューッビューッジヂュチューッチューッチューッリュッチュリュルルルッッチューッリューッビュッビュッビュッビュッビュッビューッビュッチューッブリュルリュルリピビュピュッチュッピューッピュルルッピューッピューッチューッチュルルルッチューッチューッチューッピュッビュッビュッビュッビュッビューッチューッリューッビュッビュッピュッピュッピューッピューッピュッピュッピュッピューッピューッピューッピューッピュッピュッピュッピュッピューッピューッピューッピューッッッッッッピッッピッッッッッピッビチャチャッッッッツツ
「イくーっいくーっいくーっあひあひーっひーっあーっひーっひーっひっくひいひいいいっっいっあひっひーっひんひーっひひいんいんいんいくでちゃうでるるっるるっるっんんっんひーっひーっひーっひーっあひいっいーっいーっいひーっいひひーっそんなにひーっちゅーっいいんーっいんいんいひーっひーっあひーっくひーっでひーっでんでひいーっいひいいいひぃいひいひいひいひいいっっっっっっつつつつんひーひっひーっぎびーっひいーっいーっいいっいっああんいいんああっあっあっあっあっあーっあーっあーっんっんっんっんんんん」
「はふっふっ」
ーーーであいはきえゆくものだとしても、忘れることなく流れていたから。
ーーーこんな時間はきっとこういった空よりはるか遠く。星より遠く。
ーーーあの星の竜巻よりも遠く未来へと続いていたから。
ーーー願いは一瞬。ただこの空へとびあがる。願いのはなたちよりも光り受けて。
ーーーたとえこの宇宙より小さくても伸びやかな空へと流れて。
ーーーただこの蒼さだけが身をほろぼすとしても、その色に染めていく願い。
ーーーそのこころ胸にかざして風はまだ空になびいていたから。今。
ーーー夢あることに心おどらせよう。帰る道にある花に聞く歌。口ずさみ。
ーーーひるがえった気持ちおどらせて。この空へいけ。蒼く暗くなびいていけ。
ーーーまだ思い出が帰り道を忘れるまえに。つつましやかにゆっくりと。
ーーーこの一瞬よ花となれ。星に願いを流れるとしても。その流れよりはやく。かなえ。
ーーーあるべき時の。
ーーーあたたかみぬくもりとするから。
ーーーあんなふうに、思いよ飛べ。
ーーーはばたく引力よりも。
ーーーとおくへ。
(未・了)。
[そのゆびさき]
【眠る鼓動の感覚】
「こわがらないで、ぼくに身をあずけて、ひとつになろう」
「いいけど」
ーーーあたたかい。そしてやさしい感触。
シュッチュッリュッ
「きみの願いぼくの気持ち、ふたりで築こう、未来を」
「そうね」
ーーーそんなことができるなら。
クチュピリュチュッズチュッ
「さあ、いまからきみの心にふれるよ」
「これがそうなの」
ーーーなにかの流れがあたしの中をらせんする。
ズリュリュッジュピッジュブブブブブッッ
「はっくっはっ」
「んっはっ」
ーーー思いが出たり入ったりしてる。
ジュリュリュルリュッズチュチュッリュリュッズチュッ
「んっあっあっあっあっ」
「くっはっ」
ーーーふたりだからできること。
ズリュリュリュリュッッズルルッジュヴュリュルルッズチュッリュッ
「はっはっあっはっんっくっはっはっ」
「んっくっ」
ーーー幻想の魚があたしの中を泳いでいる。それはあなたなの?
ズッチュッリュリュリョリュルュッズチュッリュチュルッズチュッズリュッリュッ
「んんんはっんっひっいっあっんんんああ゛っ」
「ひっはっ」
ーーー眠るにははやすぎて、夢は感触だけを残す。
ズリュッツリュッヴリュッズブブッズリュッズチュチュッズリュッツリュリュッリュリュッ
「んっんーっんんん゛っんくっんひっいひっいひんっんっ」
「はっくっ」
ーーー一瞬でいい。あなたはあたしのもの。その一瞬を永遠にして。
ズチュリュルルルッズヴッズヴヴッリュリュッズリュッズズッズッズズズリュリュルリュルルッ
「んひーっんくっんーっんひんっんんんっんくっあっあっあっはあんっ」
「んっくっ」
ーーーふたりの時間、眠りの時間、羽ばたく時間。あなたの時。
ズッチュリュルルズゾゾリュクッヅリュリュッズチュッチュッリュリュリュッズチュッズリャッズリュリッュッ
「んくはっはっはっはっんぎいひいいいっっいいっいいんあひいんんっんっんっあっ」
「くっはっ」
ーーーねえ、いつ目覚めさせてくれるの。あたしの恋を……。花として。
ズチュリュルュリュルッッズチュッズリュリュッズズズゾッズリッズチッズチチッズリュッズクリュルルッッズリュッズッズッズッ
「そんなにいひいんいい゛んっひんひんっあひうっんっんっんっくひーっひーっひーっあひぃっ」
「はっはっ」
ーーー眠るには足りないものを、あなたに求めた。必要だから。きっと。
ズズッチュリュルリュッリュルュルリュッチュルルッズチュッズリュッズトッズリュリュッズルルズグチャッズグッズブッズブブッズリュッズ
「はひっはひんっいひーっひーっくひーっいーっいーのっいひいのっあんあんああんっんっんっんんんっんひいっ」
「はっあっ」
ーーーあなたがいたから生まれたもの。たぶん愛情。
ズリュッチュッリュリュッズチュッズズズッズッズズッズリュッズチュッリュチュッリュリュリュリュリュッズチュチュッズリュブッズチャッズリュッリュリュッ
「くっはっあっあーっあーっあーひんっんっひいぃんいんいんいんっいひいぬひいぃいいいいいっっんっくっあっはっんっんっんっ」
「はっあっ」
ーーーあなたの思いここで脈うってる、出会いのころからずっと。
ズリュリュッズチュッリュチュッズルルッズチョッズリュッズリャリャッズリュルッズッズッズッズツツッズリュブズズッズチュリュッズチュッズッリュルルルルルッッズッ
「んあっんはあっあひっひっひっいっいんっいいんああっあくうっくひいっいっいっいああっあんっあんんっあひんっんっんーっんーっんひっいっ」
「くっあっ」
ーーーできないことなら山ほどあって、それは明日に向かって投げたから。あなたにあたれ。
ズチュリュズチュッズチュチュッリュリュッジュルルッズュッズュッズュッズリュリュッズチュッズーッズーッズポッズチュリュッズッズズズッズズッズチュリュッリュッリュッリュリュッ
「んくあっあーっあーっあひあひひいんっいんいんいい゛んっあっひっひいっひーっひーっひーっひひうっひううっあひっあひっあひいんっんっんーっくひいっいっ」
「いっんっ」
ーーーこの思い星と化して、あなたを照らして。闇を。あなたとの思い出を。
ズッズッズズリュルルュリュッズチュッズリュッズズズッズジュッリュジュッチュジュチュッズチュッズリュルッズッズッズッズズッズリュリュッリュリュッズチュリュッツリュッリュリュッズズズッズリュッ
「んひいっひいーっいーっいんんんっんーっんひーっひーっあひあひーっいひーっひんひんひんっあひんっあっはっあっあっああんくうんっううひんっあひっあひっあひいっいっ」
「はっくっ」
ーーーこのてはなにをつかむの。あなたの思い受けとめたい。から。
ズズチュッズリュッズッズズッズリュリュッズッズッズミッズンズンズンッズリュリュッズチュッズリュリュッズッズッズズズッズリョッズリュッズリュルッルュリュリュッズッチュッズリュッズッズッズッズチュリュッズズッ
「はっあっはーっんーっんーっん゛ーっんひっいっいっちゃうんうんううんっひぐうっひいんっあひいんっあっあっあっあんんっあっくっひっいっいっいいんっいーっいーっいーっいーのぉっあひいっ」
「くっんっ」
ーーーねえ、あなたの心と共鳴してるよ。聞こえる? あなたの心に。とどけ。
ズミュッミュッリュッズリュリュッズックッズリュリュッズミュッズチュッズズズッズリュッズズズンズンズンズリュッズククッズリュッズミュッズッズッズッズチュッズリュッリャッズッズッズチュリュッルッズチュチュッズンンッズッ
「あひんひーっひーっいひーっいひんっひんっひんっひひいっんひっんあっんあーっんあーっんんあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあ゛ーっあひいんひんいぃいぃいんんんっんくっんくっんああっあひんあんあんっああ゛っ」
「くっはっ」
ーーーこんな無情に愛情を。あたしでつつんであげる。この気持ちの重なりで。
ズルッズルルッズチュッズズッズルッズッルッルッズリュルッズチュッズッズッズッズズンッズンズンズンズズリュッズミュリュルリュチュリュッッズチュリュッズミュッズリュッズズッズンズンズリュルッズッズッズッズククッズリュッズッズッズッ
「あひっはひっはひいっいんいんいんっいいんっひんっひううっひあっひああっひあひいああんっひんひんひんいいんっあひあひあああっあっあっあっんっんんっんひんひんひいんっいんのっいいんのっあっあっはっあっはっはっはっあっ」
「くっひっ」
ーーー思い出よりあなたとの時間。過ぎていくから。もっと欲しいから。
ズリュッズリュリュッズチュリュルルルッルリュッズッズチュズズズズズズミュッズキュリュッズッズッズッズンズククッズンズッズッズッズリュッリュッズルルリュルルッズチュッズミズリュズッズッッズズッズンズンズリュリュッズクッズチュリュッズズッズリュッ
「あっあひっひいんっひくっひくくっあくっあんんっあひんっひいいっいっいいんっんっんひっんひーっひーっひーっひいひいひいいっひいんっいんいんいいのおっあひっひっひっひっんああっんっんくっんひっんんんんっんあっくひいっいいんっひいっ」
「かっはっ」
ーーーできることとできないことの境目教えて。あなたの愛で。
ズリュリュッズチュリュズズズンッズンッズンッズミュンッズッズッズッズリュリュッズチュッズッズッズズッズクッリュルルッズリュチュリュルッズズンッズズッズッズッズッズリュミュッズチャッズチュッズズズッズリュッズズズッズンズチュンッズズンッズリュッリュッリュッ
「ひっひあうひあいんんっいっいいっいひんっいひんのおっあっあっあっあーっあーっあーっあひーっあひーっうあひいぃいいっいんいんいんっいいんっのひぃいいっひっひっあひっんんんいいんのぉおぉっあーっあーっあひっあんあんあんっあああんあ゛んっあひんっ」
「くっひっ」
ーーーであいと別れが同じなら、いつであったんだろ、いつつながったんだろ。
ズリュルリュルッズルルッズチュッズリュッズズズッズンッズククッズリュッズチュルッズズッズンズンズズンッズチュッズミュリュルュリュッッズチュッズチュッズチュッズズズッズリュッズンズンズミュンッズズッズッズッズッズリュッリュッッッズリュッズンンッズリュルッズルッズズッズッズッ
「ひんんっひんひんひんっひいんっんひっんはっんああっあっああっあひっあひっあひーっへっひっくっんひーっんひーっんひんひんっんんんっあっあんっあはあはあはんっああっんっんっん゛っあ゛っあ゛あ゛っあ゛んっんっんっんひいっひいんっひいっひいっひいっいっいーのっでちゃうっ」
「はっんっ」
ーーー愛し方を教えて。ずっと一緒にいたいから。
ズピューッビューッズルルルルッッズピューッピューッリューッチューッリュリュリュッピューッピッピュピュッピューッズピューッピュピュピュッビューッビュッビュッビュユッピュッピューッピューッピューッジュピューッチューッミューッズピューッズミューッチュチュチュッチューッピューッチューッピッピュッピュッピュッピューッズルルルッルルッルューッピュピュピュピッピュッ
「んひいーっひいーっひいーっひーっいーっいいーっいーのっあっあっもっでなひーっひーっひーっひいんーっんーっんーっんーっあっあっあっあひんあひんあひいんひんひんひんっひーっひぃーっひぎぐぅーのっでちゃあーっあ゛ーっあ゛ーっしぼひいいっいーのっいーっいひひっいんいんいんっいいんっもっとおもっとあひひひひんひんひんいいんのおっっっっつひーっひっひっあっんんんんんっっんっんっん……あっ」
ーーー愛は時に刻まれ、あたしの中に眠り続けるから。
ーーーもう答えのない夜はいらない。自分で広がっていける。
ーーーあなたの愛で凍えないから。もっと思いがつのるとも。
ーーーあなたの夢でこの愛かなでるから。いつもと変わらないように。
ーーー愛の泉のように流れ続けていく。終わりを探して。愛の源流へ。
ーーーそんな時だから愛はゆれ動く、あたしの中で深淵で。
ーーー闇のように影のようにあたしから離れず探していたから。
ーーーもうこの時間を積み重ねるだけの愛から芽が出るから。
ーーー願いは流れても、この時よ次の時へと重なっていて。
ーーーあの人が暗闇でもこまらないように。
ーーーただ時が過ぎる瞬間の愛に永遠をのせて。
ーーーあたしはうたったから……。
(未・了)。
[感触にふれた隅っこの影]
【眠る夜に奏でる聖夜】
「自分の気持ちに正直になって。さあ、きみの中に入るよ。」
「はやくすれば」
ーーー溶け合う心と心。はためいて。
ズ……チュッリュッ
「きみの心の中に、ぼくを置いてほしい。」
「いればいいでしょ」
ーーーこの苦しみも悲しみもあたしのもの。
クチュリュッチュリュッ
「ぼくときみはもどれないから。新しい未来をつかもう。」
「あなたに未来があったらね」
ーーーかなでる愛のくちゅくちゅ。
ズ、リュッズズリュッチュリュッチュッ
「はっんはっくっうっ」
「んっはっ」
ーーーできるだけの愛くみつくして。あなたに流れこんでいく。
ズリュシュッククシュッリュッチュリュッズッズッ
「んんっくっはっはっはっあ、はっ」
「くっはっ」
ーーーあなたにできないことあたしにできること、反復する。
ズズッチュッリュッズチュリュニュギュッズズッズッズチュッ
「んひっんはっあっはっあはんあひんひっ」
「んっんん」
ーーーできること道にして、あなたの背中に背中をつける。お互いの肌が交差する。
リュリュッズリュッジュリュルルルルルッズリュッリュリュッズチュチュリュルルッ
「んくっはっはひっひっいひっあひっくひひっ」
「んっいっ」
ーーー眠りの姫には騎士が似合う。あなた色の鎧をあたしはまとう。舞う。
リュッズリュッズズリュッズチュッズチチッズリュッズリョッズチュリュルルルッズッズッズッ
「はひっひっひぐっくひいっいっあっいいっいいんんっんっ」
「はっひっ」
ーーーあなたとできることには雪夜の闇に彩られること。感傷よりはこの詩(うた)で眠りたい。
リュリュリュデリュルルッズルルッズッズチュッズチュチユッリュッズチュッリュリュッズッズズンッッ
「んくっはっんははっはっひっんひひっあひっはひんっんくっくっんっ」
「はっほっ」
ーーーあなたの意識に沈み込んでいくあたしの体。まるで布のような感触。
リュッチュッズリュリュッチュッズチュチュッズリュッズッズズッズッズトッズリュリュッズヌヌッズチュリュッ
「はひっひっいっはっんっはっほっんんんうんんっあひんひんひんあひんっんくっ」
「くっはっ」
ーーーあなたにしびれる感覚がさめない、から。こんな時間にとらわれていく。ねこ。
リュリュリュッズリュッズチュリュッズッチョッズヌリュッズプッズヌプッズリョッズリュリュリュリュッズチュリュッズッ
「んひーっんはーっはーっひーっひくくくひぎくうっうっひっくっひっひっひんんっんくくくくっんひーっひーっひーっ」
「はっあっ」
ーーー地球のようにまわる感触。眠っているのはあなた、それともあたしの心。
ズチュリュッズッズッズッズズリュッズリュリュッズルルッズヌッズチュッズズズッズンッズズンッズリュッズリュッズリュッズッ
「んはひっひっひっひーっいひいいいんっちが、あっはっんんんっはひっはひっあひんっああんっはっはっはっはひっひっうっ」
「はっひっ」
ーーー時が色彩を失っても、あたしという季節はめぐってくる。あしたという時間に。あなたの液体流すために。
ズリュリュッズニュリュッズヌヌッズンッズズンズンッズリュリュルルッズオッズノノッズニュチュッズリュッズリュッズズズッズンッ
「あひっあひっあひいっひんっあひんっあはんっあはっはっんっくっはっはひっはひいっひいぃいいいいっっっはひっくひっくひんぉあぁぁっ」
「くっはっ」
ーーー光る羽が降ってくる。あなたがひとり降りてくる。でも、あたしには羽がない。残った羽雪はあたしを包む。しろい。
ニュズリュミュチュッリュリュッズリュリュッズリュッズッズッズッズズッズリュッズリュジュルルルルッズチュッズクンッズチュキュッリュリュッ
「はひっあっあっあっうああっはひっうひっいひっひうううあはんっあひんっひうっひひっひくひいひぃっはひっひっひっひいんいんいんいいんのっあっあっ」
「くっひん」
ーーーフラッシュバックするあいつのおもかげ。あいつの夢描き込んだ思いが飛んだ。絵。
ズリュリュッズルッズズズッズチュッズリュッチュッリュリュッズリュリュリュリュリュッッッズルルッズチュッズッズッズッズミュンズジュリュリュリュッ
「んひっはひっんっんっんっんーっんーっんーっんはっはっはっはっんひんあひんくひんっひんひんひんあひっひぐっひううっひんあひんっくひっうっうっうっあっひっ」
「くひっはっ」
ーーー捨て去った思い出が雨と降る夜。眠りは雪より白い。肌。告白は愛を眠らせる。
ズチュリュッズッズッリュッズリュッズズズッズンッズズンッズリュッズズッズリュッジュリュッジュチュッズリリッズチュッズリュッズリュリュルルリュルルチュッリュルッ
「んひーっんひーっんひーっはひーっあひーっあひいっあひんっあっあ゛っあ゛っああんっはあんっあひんっひんひんひんひんいひんっあひっいっいくんっいいのっいひっはひっひっ」
「んっくっ」
ーーー呼び覚ました妖精はあたしの胸で愛を歌う。かなでるメロディラインに流す愛液の流れ。
ズリュリュッズリュッズズッズチュッズリュミュッズチチッズンッズズンッズズッズリュッズツツッズヌヌッズプッズププッズリュッズチュッズッズッズッズンズズンッズリュルンッズリュッ
「はっはひーっはひーっひーっひんひんひんっひいんっあひっんひっんんんっんくっんはっんんっんくくっくひあっあっあっあっああっああんっあっあひんっあっあっあっはっひっくっひいいっんっ」
「くっはっ」
ーーーからっぽの骨組みに愛だけつめてプレゼントした日。空と地があたしの愛の証。愛色に染めた闇。吸い込んだ。から。
ズトトッズリュッズチュッズッズッズッズズズッズンッズンッズリュリュッズリュリュッズチュッジュルルッズッズリュッズリュッズリュッズズズッズルッズリュッズミュッズククッズリュッズニュリュッ
「はっひっはひいっいいっいいっいいっいひっいひいっいひんっあひんっあひいんっいんいんいんっいいんっんっんんんっんっひっひうっひいうっううんっひんひんひんっあひあはあっいひいっいいんっいんっ」
「はっんっ」
ーーー答えより愛情を。飛び去ってしまう前に一言、言葉の木をあいつと育ててる。いつかあいつがあたしの本質言う前に。
ズリュリュッズチュッズチチッズリュッズンズンズンズクンッズリュルルルリュリュルルリュルルルッッッズルルッズリュッズチュッズズッズンッズンッズンッズズンッズリュッズチュッジュリュルルルッズルルッズッ
「ひひんっいひんっいひっいひっあひひっうんっくうんっひいんっあひっあひっあひっくっはっあっはっひっはっんひんっひんひんひんっいひんっいひいあいううっいひんあはんっはっひっひっひっひいんっいんいいんっ」
「んっいいっ」
ーーーあいつが笑った。あいつの本質につらぬかれたあそこはまだ愛がくみかわされている。この幻想があたし包んでも、あたしは崩れる城であいつによりそっていた。
ズリュリュッリュルルルルッッッズチュッズリュッズリュリュッズリュッズジュリュルュリュッルルルッルュリュッズリュリュッズルッズズズッズンッズズンッズリュッズニュッズチュッズリュチュッズチュッズリュッズズズッズッ
「はひんっひんっひんっひいんっんっんーっんーっんーっん゛ん゛ん゛っっっんひっんはっんひいっひいんっひいんいんいんいんっいいんっあいいっいひんっあんっあんっあんっああんっあはんっあんんっあはっあんんっあひっひっ」
「くっはっ」
ーーー子供の頃はなんでも見えたのに。いまは見えない。あなたが眠る大地に愛の花をそえる。日。
ズリュリュリュッズリュッズズズッズチュッズリュリュッズズッズンズンズリュリュッズリュッジュミュリュルルッッズリュッズチュッズチチッズンッズンッズズンッズリュルッズチュッズリュリュリュルッッズリュッズミュリュッリュリュッ
「はひっあひっひいっいっいっいっいひいっいいのっいいんのっいひいひはひいっひんっひんひんあひんっひいんんくっんくくっんひんっんっんっあんんっあひんっひんひんひんああんっあはっはっはひっはっはっはあんっひんひんいひんひひいっひんっ」
「くっあっ」
ーーーあなたの闇に迷い愛に心をともす。あなたに凍えあなたにぬくもりあなたの本質をまさぐる。
リュリュリュリュルルッズリュッズチュリュッズズッズリュリュッズズッズミュッズリュッズリュリュッズズッズンズンズボッズズズッズリュッズリュリュッズチュッジュリュルュリュルッルルッリュルッズニュリュルルッッズリュッズリュリュッズリュッ
「ひくっひううっひんっひいんっあひっはひっはひひっひいいっひいんっいんいんいんっいいんひっひっひっあひあひあひあっひあっひああっひああんっひっひんっひいんっひくっひいっひいっひいっひいっいいっいいっいいんっいひっいひっいううっいひんっいひっはひっははうっはうっんうっんう゛う゛っ」
「あっあっで、でるっ」
ーーー子供だった時代は過ぎていく。もう時間は無限ではなくて。あいつもどこかで笑ってるような気がしている。夜。
ズビューッビューッピューッピッピューッピューッズピューッリューッビューッピューッズピュピュピュッズピューッチュルルルッチューッチューッチューッチューッリューッピューッピュピュピュピュッッッピューッビューッズビューッピューッピューッピューッピューッピューッズピュピュッピュッピュッピュッピュッピュッ
「あっあっあっあーっあーっあーっあーっあーっあひいっひいーっひーっいーっいーっいひーっいーっいひーっいひーっいひーっいひーっひーっあーっあーっあーっあーっあひいーっひいーっひいーっいーっひひーいっいーっひーっひーっひいいいっひーっひーっあーっあーっあーっひーっひいいっいいいいいいいいいいいいっっっっいーっいーっいーっ」
ーーー求めていたのは欲望? それとも違うもの。
ーーー四角いあいつに丸いあたしはかみあわなくって。
ーーーそれでも無理に入っていった。空からの贈り物。届けたくて。
ーーー心のりぼんは雪につつまれて、とけていく。心と心。
ーーーこのまま朽ちていく。時間は人を平等にしてくれる。
ーーー手に入れたものはまた流れて。誰かを好きになるに違いない。
ーーー羊が鳴いても雪は帽子となってあたしを結晶していく。
ーーーもう夜明けだとしても。真夜中の闇は雪として積もるもの。
ーーー心を焚いて暖をとるとしても、あいつは冷たい風の一部だから。
ーーーとらえどころのない日々に、透き通っていくあいつ。の心。
ーーーもうあたしはくるくるくるっと舞っているに違いない時間のほんの一瞬。
ーーーあいつは雪の日の眠りにそっと語りかけている。午後のこと、雪のつばさ。はためかせて。いる。人。だね。
(未・了)。
KAIRAKUからKURAKUへ………
織刻(しょくこく)トップページ 言葉工房トップページ 女性向け創作のページ