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明日のためにその一(いち)。
2007−1−7日曜日午後11時18分 更新分。
エヴァンゲリオンとかロボットものとか作品とかいろいろ考察。
まずはちまちまとひとつづつ。
当時はちょうどネット構築している全盛時。
サウンドデュアル自体を構築している時であり、その時間の定規によって、作品も作っていた。
その組み上げとして、それまであったロボットもの、またアニメ作品などをサンデュしていた。
それは比較的に長い時間だべっていた話も元にしていて、必ずしも特にエヴァンゲリオンを作るためのものではなかった。
まずは伝説巨神イデオン。
ファーストガンダムのヒットを得て作られたその内容はかな〜りシリアス。
人生の分岐がこれでもかとある。
けれども、その分軽快さに欠け、笑えるというか、ほんわかするシーンは皆無といった印象になっている。
リアル路線から異星人との対決という従来のスーパーロボットもののスタンスに戻して、ほとんどイデオンのみの一騎当千を宇宙で繰り広げるものとなっている。
ファーストガンダム後ということで、ろしゅうしている枝(えだ)というか手管手法(てくだしゅほう)が多い。
印象としては暗いというもの。
もちろん、子供の時などは別に気にもしないで見ていたと思う。
その時は見れるアニメは少なかった。
だからまあ選択肢は少ない。
ので、見るか見ないかくらいしかないのだ。
特にロボットものというかエスエフとなればそれはさらに顕著(けんちょ)である。
−−−。
そもそもロボットとは楽しいものだ。
ヤッターマンでは今週のお楽しみメカと言ってドラムが鳴って、高鳴る気持ちで、宝箱を開けるように楽しみがあった。
ファーストガンダムでも、毎回どんなロボットがどんな戦い方をするのをガンダムが迎え撃つという楽しみがあった。
それがイデオンではより弱くなり、量産型が空を飛び交う程度になっている。
次回作はなかなかヒットしない。
それはサンデュにおいて、組み入れない要素があるため。
それもあるが、さらには、一作目のファンには見たこともない要素を入れないといけないのだ。
これはゼータガンダムでは一定改善されている。
それだけスタンスが同じ部分があるため、共通のとこは助かってしまう。
反面、似たような要素はファンには減点となってしまう。
作っているほうは、そんなに新しい要素など入れられないから、これは苦しいものだ。
けれども意欲的な部分がある。
それは敵の量産型が飛び交う中で、イデオンは超が付くスーパーロボットであること。
ガンダムが基本的にちょいとした特殊機程度であったのに、イデオンはそれ一体で構成世界を変えられる力を持っていた。
タイトルからして巨神だから。
多分に神秘的に描かれた部分ではあるが、いやさ、この神秘さをロボットに入れるという点でも目新しいことではある。
イデの力とはなにか、と問いかける。
つまりはエヴァンゲリオンとはイデオンのオマージュなのだ。
ぶっちゃけかなり近いものはある。
あらゆる要素をサンデュしてはいるが、このファーストガンダムとイデオンの対比によるロボットものとはなにかの考察が色濃く反映されている一面がある。
だから、イデオンのパロディとか、イデオンを作りたかったとか言われたものだった。
実際には追っかけ仕事なので、とにかく作らないといけなかったが。
テレビシリーズが終わっても、別のロボットものを作っていたので、休んでいる感覚はまったくなかった。
自転車操業状態ではあった。
さて、ガンダム一作目のスタッフは割れてしまって、もうひとつの作品、トライダーG7に行ってしまっている。
つまりは戦力半減でスタートしてるのだ。
見ているほうにとっては、見られる本数が増えて嬉しかったが、スタッフはたいへんだっただろう。
別にスタッフがすぐにそろうものでもない。
もちろん、絵を描く人も演出脚本というか人材もいないわけではない。
けれども、こなれていくには、時間がいっただろうことは分かる。
トライダーのほうはこれまたお笑いというか、元の路線に戻ったものだ。
イデオンが中途半端な印象を受けたスパロボの原点回帰にしたのに対して、こちらはお笑い、いやいや、元のスーパーロボットにさらにおちゃらけ要素を加えたものになった。
暗いイデオンの設定と対になっていたと見るのが自然だろう。
小学生で会社の社長でさらに宇宙からの侵略者と戦う地球唯一(?)のヒーロー。
まさにスパロボの王道。
後に勇者シリーズが作られる時に、シリーズ途中から参加した時に、これは大いに参考にした。
2007−1−6 土曜日午後11時40分カキコ。
だいたいのクリエイターが20代始めに代表作となる作品を作っている。
これは私とてそう。
全盛期に比べて馬力が出ないいまの私で、どこまでエヴァンゲリオンに近いひるがえりの作品を作るのか。
それはエスカフローネやナデシコやガンダムWの時にも直面したことだが。
前作が凄ければ凄いほど、それを越えるのは困難だった。
私が馬力が出ない分、そこを他のスタフや新世代がやってくれるとこは任せとこー。
いまは抱えてる作品に対して、どうするか。
そこが問われているような気がする。
−−−。
この当時、全盛期の私は、テレビ番組にも参加。
そのほとんどを再構築している(ラジオは多少)。
お笑いからなにから。
とにかく。
なので、お笑い要素も入り、とにかく自分の持てるすべてを投入した。
ただ、それでも自転車操業であったために、作品のコミカルな展開というか余裕のあるものに出来なかった。
それは自分の限界を感じたものだ。
安易に暗い話にしないようにといつも心がけたいたのに。
時間に追われるとだめだなあ。
ですから、そのうち番組構成のことも論じていたい。
−−−。
手塚作品といえばアトムだろう。
鉄腕アトムは大ヒットだけでなく、大きなブレイクとなった。
けれども、その後の作品ではいくつかの駄作(?)を作っている。
いやいや、作家というものは、作れば結構の割合で駄作を作るものだ。
それは私とてもね。
アトムや鉄人28号やマジンガーZ。
これは漫画の場合だが、それには共通するものがある。
軽快さだ。
いい作品には軽快な身のこなしがある。
アニメのアトムが原型のひとつとしたバンビにも動きの軽快さがある。
この軽快さは大事なことだ。
出ている伽羅が魅力的なのは、軽快だからだ。
ぐずぐずしていない。
ナウシカとてクシャナとて、その軽快さはどうだろう。
その動きとは。
それは理想をアニメに込めたりとか、アニメの表現の上でそれが適しているのもある。
けれどもやはり軽快であることは魅力のひとつと言ってよい。
だから、その基本をずらしてシンジくんは重く動く軽快さをなくした。
けれども、エヴァンゲリオンに搭乗した時、しんじくんはそのしがらみから逃れられたのだ。
それがカタルシスにつながるような。
アトムやナウシカや鉄人が軽快でも良く分かる話だ。
ならば最初はどんくさい奴がロボットに乗ることで強くなる。
それはいやいやファーストガンダムでアムロによって描かれたものだった。
ゼータでもそれは受け継がれている。
けれども、ジュドーはどうだろうか。
結構の軽快な奴だ。
後半は話の暗さに陰るシーンも多いが、別にかなりいー感じなのではないだろうか。
それは従来のスパロボの熱血伽羅でもなく、リアルロボではどんくさいが、ロボットに乗ることでカタルシスを得るということ。
それは変身ヒーローのカタルシスに近いのかな。
それをロボットものはスパロボの頃から持っていたこと。
ロボットの搭乗が変身に当たること。
これはまー、別に飛行機ものでもカーレースものでもあったことだろう。
ロボットアニメ
機動戦士ガンダム1979年。
伝説巨人イデオン1980年。
スラムダンク1990年。
機動戦士Vガンダム1993年。
魔法騎士レイアース1994年。
マクロス7 1994年。
機動新世紀Gガンダム1994年。
新世紀エヴァンゲリオン1994年。
新機動新世紀ガンダムW1995年。
機動戦艦ナデシコ1996年。
機動新世紀ガンダムX1996年。
天空のエスカフローネ1996年。
ガサラキ1998年。
∀ガンダム1999年。
機動戦士ガンダムシード2002年。
SDガンダムフォース2004年。
魔法陣グルグル。
ドラクエ4コマ漫画で書いていた作者に依頼。
グルグルについては、ギャグファンタジーという発注だったと思う。
伽羅とかの設定までは参加してないと思う。
南国少年パプワくん。
ドラクエ4コマ漫画から依頼。
その時に内容に参加していたかは(?)。
でも、グルグルよりは初期設定に参加してる気がする。
新作スターウォーズ三部作。
企画、コンセプト参加。
確かFFのスクウェアも映像参加してる、はず(?)。
マトリックス三部作。
企画、コンセプト参加。
話としては、一作目にかなり注力。
二と三はコンセプト参加だけれども、やはりいきおいはダウン気味ではある。
ロードオブザリング三部作。
企画、製作コンセプト参加。
最初に役者部分は一気に撮って、後はCGを付けて行くというもの。
話は原作があるので、それをどれだけ見せるかに腐心する。
スラムダンク1990年〜1996年(漫画の年代)。
企画、コンセプト参加。
赤が好き! という読みきり作品を描いてあったのを、これをバスケ漫画にしてくれーと発注。
正確には、当時は高校生で、ちょうど意識するかどうかであり、だべっているアイディアの採用も、そういう意味では意識したというよりも、そういうのがいいよと言った(?)のが採用されていて、意識したのかどうか微妙。
私としてはね。
セラムンやガンダムF91と並ぶかなり初期の企画作品となる。
アニメ化企画、そして途中から主題歌も歌っていく。
この歌を歌って行くのは、93年とか、もっと後になってから。
セラムンとて、オプニンは歌っていない。
歌は最初はメロディラインつけられなくて、浜ちゃんの歌でうぉううぉうおうぅおうつない〜あたりは、歌詞を言って、それを小室さんだっけ(?)にメロディラインつけてもらったような気がする。
それは別の歌だったかな。
そんな感じ。
ドラゴンボールとかにも参加していくが、当初バトルばかりだーと批判していながら、アイディア参加すれば、とにかくバトルで時間稼ぎになり、自己嫌悪になる。
悟空が大人になるとかのアイディアはたぶん私だと思う。
アニメでは、悟空とアラレちゃんとの競演あたりのアイディアがたぶん私。
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