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『アリア』 たかさきはやと
一話。それはテレビアニメの中頃。あいかが昼日中に水をまいている。なにしてるのとあかり。水のように舞い水のように水と生きるのよとあいか。それはつまりとあかり。恥ずかしい言葉禁止とあいか。まだなにもいってないよとあかり。でっかい迷惑ですねとありす。はいはい私が悪いんでしょとあいか。そんなことないよとあかり。一行は歩いていく。服はいつもの格好でそれぞれの船に乗る。あーいいことないかなあとありす。生きていればいいことあるわよとあいか。船で走る一行。かんおけを運ぶ船と参列者たちの船が通り過ぎる。なぜ人は出会い別れ繰り返すんだろうとあいか。巡り逢うためにとあかり。宇宙がそうやってつながっていくからとありす。一期一会「いちごいちえ」。人との出会いはいつも最後と思うこととあいか。私たちも今日が最後かなとあかり。それもまたゆっくりと星に巡り逢うからとありす。星の上にたゆたうからとあいか。水のように流れる魂よ。そして魂の大河の上をこいでゆくとあかり。船の一団は過ぎてそして三人の船だけになる。それでも明日はやってくるからまた明日ねとあいか。また流れていくんだねとあかり。幸せがみんなにあるようにとありすは歌を歌う。三人の歌があざやかに流れる。夕日が星の光りを闇へ流していく。
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