久慈琥珀博物館
(2004.06.26)

6/26、天気雨。
何も予定のない雨の土曜日・・・。
例によってヒマをもてあましていたKuniでありました。

そんな時、Kuniの奥様が突如前日見たテレビ番組の話をしだしたのです。
奥様:「そーいえば、岩手県の久慈市に“琥珀博物館”がオープンしたらしいよ。」

“琥珀”

みなさんは琥珀とは何かをご存知ですか?
大学で地質学・岩石学を少々かじったことのあるKuniは知っていました。

宝石の一種として有名な琥珀は、“石のようで石ではない宝石”なのです。
宝石の多くが、鉱石であるのに対し、琥珀は、大昔の樹脂(樹液)が固まって、地中深くで化石化したものです。
“植物性宝石”とでも呼べばいいでしょうかねぇ。

なぜか“琥珀博物館”なる響きに異常な興奮を覚えたKuniはいてもたってもいられなくなりました。
しかし、もう午前11時・・・今から久慈市を目指すのはどんなものだろう・・・?
さっそく大至急ルートチェック、秋田市からは以下のルートでおよそ210Km程度。

秋田市-(国道13号)→協和町-(国道46号)→盛岡市-(国道4号)→岩手町-(国道281号)→久慈市

インターネットで調査したところ、琥珀博物館は6/1にオープンしたばかりです。
午後5:30が最終入館受付で、6:00終了と判明。
「イケる!」
さっそく準備をし、出発したKuni達一行(と、いっても二人だが・・・)なのでした。

レビン君にガソリンを入れ、いざ出発!
途中、協和で「さぬきうどん」の昼食をとり、道の駅雫石でトイレ休憩をとり、一路久慈市へ!
途中、ものすごい勢いの雨も降っていましたが、頑張って頑張って夕方には目的地に到着しました。

まずは琥珀博物館の新館で受付。
大人は一人500円です。
順路がわかりやすく書かれてありますので、そのとおりに進めば効率よく回れます。

色々な展示があり、勉強になりますし、その綺麗さには感動です。
「太古の森」のジオラマや「太陽の石」体験カプセル、また実験コーナーもありなかなかです。

実験コーナーをはじめいろいろなところでいろいろな勉強ができました。
(1)琥珀はギリシャ神話等古代神話と密接に関係している。
(2)琥珀は石ではない。石は重く冷たいが、琥珀は軽くあたたかい。
(3)琥珀は燃える。久慈では燃やして虫除けに使う。
(4)琥珀は塩水に浮かぶ。
(5)琥珀を布でこすると静電気を帯びる。
(6)ブラックライトをあてると蛍光する。
(7)願い事をかなえる。といわれる。
(8)健康にいい。
etc.etc.・・・。

久慈市の琥珀は中生代白亜紀のものとのことです。
ショップではアクセサリーが多数販売されていましたが、ちょっと手の届かない値段で・・・。

映画「ジュラシックパーク」をご覧になったことはありますか?
たしか、あの映画では、琥珀に取り込まれている昆虫(蚊)から恐竜を再び作り出すのではなかったでしょうか?
恐竜を刺した蚊が、琥珀に取り込まれている。
その蚊の体内から恐竜のDNAを採取して恐竜をよみがえらせる。
そんな話だったと思います。
実際、そんなことが可能なのかどうかは置いておいて、やはり、琥珀にはいろいろな昆虫がたくさん取り込まれているものでした。
虫ギライにはたまらないでしょうが・・・。
「中生代も虫は虫だったんんだねぇ・・・」と当たり前の感想を抱いてしまったKuniでした。
でも、これもまた感動なのです。

館内は写真撮影禁止なので、詳しくは、公式HPを参照ください。

久慈琥珀 株式会社


館外には坑道跡があり、実際に入ることができます。
中は暗く、ちょっと怖い感じですが、実際に採掘の現場跡を見ることができます。


琥珀博物館は、とにかく魅力的!
楽しい!
頑張って行ってみて本当によかったです!


琥珀博物館を堪能したKuni達一行は一路盛岡へ。
盛岡の駅ビルやフェザンもしばらく行かないうちにずいぶん変わりましたねぇ。
Kuniの奥様は南部せんべいを購入しておりました。

その後、イオン盛岡ショッピングセンターへ寄り、夕食を食べて、店内をぶらぶら見て、帰路につきましたとサ。


思いつきの行動ではありましたが、本当に楽しいドライブとなりました。

“琥珀”という響きに“ぴくっ”と反応した方はぜひ一度訪れてみてください。