円山阿弥陀寺 明王院(玉野市番田1517)

本尊 阿弥陀如立像

縁起 無宗派単立のお寺で宝徳年中(1450ごろ)中興されたと云われている。
 本尊の阿弥陀如来立像のほかに、不動明王・愛染明王・弘法大師像なども多く、掛軸。石仏・石灯籠などたくさんあるが、よいものは文化財の処をみていただきたいのである。
 建物の主なるものは、本堂兼客殿は単層入母屋造本瓦葺いの間口五間、奥行三間の堂々とした建築であり、同じ入母屋本瓦葺きの庫裡がつづいている。
 山門は切妻本瓦葺きで、鐘楼など立派にそろっているので、保存の必要を感じている。
 現在は無住で、中蔵院住職の兼務になっているのである。また観音堂がある。
 境内の墓地には、当地の近藤家をはじめ多くの立派な墓石がならんでいるのである。
 住職代々の墓などもよい文化財なのである。
 花崗岩と豊島石製が圧倒的に多いのである。
 なお、参道の上り口のところに地蔵堂、中腹には石祠がまつられてある。