法住山 妙浄寺(御津郡建部町建部上211)

縁起
 建部上の地に日蓮宗法住山妙浄寺がある。文明年間(1469〜1487)の建立とも伝えられ、七社八幡宮の社記には文明年中、松田の家臣、宇垣勘兵衛の建立に係る法住山妙浄寺は別当坊社僧などとある。永正年間(1504〜1521)金山城主松田元成により天台宗から日蓮宗に改宗される。法縁により、金山寺(岡山市)の末寺時代があり、また成就寺の末寺となっていたという。寛文六年(1666)には妙浄寺中寺中忠正坊住僧の還俗により廃寺となっている。その後、再興され今日に至る。昭和四十七年災害により、本堂全壊、庫裡が半壊したが、同五十六年本堂が落成され、庫裡は客殿として、平成二年四月に新築された。