清光山 応徳寺 (岡山市撫川56)

本尊 釈迦牟尼仏 薬師如来

縁起

当寺は臨済宗にして開基は、別峰山大殊円光国師である。建立されたのは、応永二年(1395)円光国師が霊験顕たかな薬師如来祀って開山した。次の松岩和尚が示寂して絶法。その後僧が去来、伽藍も兵火による焼失。再建など、盛衰を経ながら二百数十年を経過した。
寛文九年(1669)撫川藩主、戸川安宣が伽藍を修復、建設などして宗宝禅師を招いて寺を復興した。その後、十一代を経て、心界和尚が文政六年(1823)来任、定住し、私財を授じて特に興隆発展に尽力された。
明治以降檀家の篤志により、伽藍の増築、修復を重ねて繁栄してきたが、平成四年二月、放火により伽藍を全焼す。この為、平成七年三月、本堂及び堂宇を再建して現在に至る。檀徒数約150戸を数える。