臥龍山 道林寺(岡山市御津中山944)

本尊 釈迦

縁起
 京都妙覚寺直来、備前四本寺の一つ。
 寛文六年末寺三十余寺は廃絶、宇甘上村(中泉、下畑、九谷)の寺院八寺、中牧、下牧、大坪、大月、中野、吉尾十一寺を含む。
 寛文六年以後は恭愍院一寺のみとなる。
 本尊は釈迦で、堂屋敷は畝十三歩御免地である。
 建築物・石像物は江戸時代後期のもの。
 寛政十二年(1800)にに野々口村大庄屋大村官右衛門房重により「道林寺縁起」の草稿できる。(大村槙子蔵)
 寺内に奉祀の妙見の尊像は伝教大師の作なりという。大覚大僧正中国弘通のとき松田左近将監元喬に賜わったと伝えられている。金山の頂上に移し祀り道林寺の構えにしたが明和・寛政のころ境界争が三十年続き道林寺住職日近がひそかに当山に安置した。

寺宝・文化財
・棟札
(市指定文化財)