沖邑山 妙楽寺(岡山市平井6丁目20-46)

本尊 輪円具足

縁起

寺伝に、妙広寺二代実乗院の弟子常林院日祥が天正年間(1573〜1591)に創立したとあり、近世に入ってこの地方の開発が進むにつれ、妙広寺から分かれて一寺を建立したものである。本堂・庫裡・祖師堂・山門があり、清正公をまつる。
本堂は江戸中期の建築で、五間四面入母屋造本瓦葺、南面している。庫裡は入母屋造本瓦葺の建物、祖師堂は梁間二間桁行二.五間の入母屋造妻入本瓦葺の堂、山門は薬医門の形式をとる。清正公の祭は毎年七月二十三日で近世からの参昭詣が多い。