成願院(岡山市葵町5-8)

本尊 不動明王・理源大師・妙見菩薩・神変菩薩・十一面観音・青面金剛

縁起

真言宗醍醐派の寺院。寺伝に、もと大阪にあったが慶長年中石田三成の乱に堂塔焼失したるにより、承応元年岡山藤野町に移して再興、明治二十一年十二月磨屋町の成就院(三宝院末、元禄元年三月創立)を合併し、大正七年六月五日現在の地に移したとある。本堂、庫裡、山門、金比羅堂、木山牛頭天王堂、瑜伽大菩薩堂などがあり、本堂は昭和三十六年に改築した。入母屋造瓦葺の大きな建物で南面している。