慈恩山　寳積院　普門寺（美作市江見1124）

本尊　十一面観世音菩薩

縁起
当寺は初め峠村（現作東町川北）にあったと伝えられ、町内、藤生子宮の向こうに普門寺の碑が数基ある。元禄十年の記録に川崎邑慈恩山普門寺云々とある。これからみると、開基以来、峠から藤生をへて、川崎（現・作東町江見）へ三転したものか。
今の本堂は、寛永二年（１７４９）に中興し、明治三十四年（１９０１）大師堂とともに再建、昭和五十八年屋根改修。庫裡は昭和五十五年、客殿昭和十二年、鐘楼門は明治二年に再建し、鐘は昭和二十一年に再鋳した。

高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場会発行『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より