大日山 光明寺(苫田郡鏡野町羽出1057)

本尊 大日如来

縁起

当山は大日山と合し大日如来を本尊とし、大同元年の開創にして、元亀年中兵火に罹り灰塵となる。
天正九年葛下城主中村大炊助頼宗、岩屋城(久米郡に在り、時に宇喜多の臣浜口某住む)を攻むるに、当山に詣で、祈願をこめ誓いて日く「大日是摩利支尊天は、我が欽仰する所なり、戦い勝つを得しめば焦跡を復さん」と既にして城を抜く。困りて我が念持佛不動明王を当山に納め、僧快伝をして復興、興隆せし。と法灯現在に至る。明治八年より本堂を択善小学校(羽出小学校)の仮校舎にして授業がなされていた。

年中行事

旧三月二十一日 弘法大師会
旧四月八日 花まつり
八月二十八日 施餓鬼会
毎月二十八日 本尊会

高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場会発行『高野山真言宗美作八十八ヶ所霊場』より