長福山 安禅寺(赤磐市馬屋1325)

本尊 観世音菩薩・宗祖達磨大師

縁起
 臨済宗妙心寺派に属する禅宗の寺院で、昭和四十七年に、岡山市から馬屋に移された。慶長年中、藩主池田公の帰依をうけ、梁山和尚によって開かれた安禅寺は現在の岡山市富田町にあった。第二次大戦の戦災で寺は焼失していたが、国清寺の住職華山恵光師の努力によって復興されこの地に再建された。本尊に観世音菩薩・宗祖達磨大師を祀る。坐禅と法話の会、茶会、講演会などによって布教されている。境内に延命地蔵菩薩・五輪塔などが祀られている。

年中行事
毎月一日〜三日    坐禅会
毎月一日         懺悔と礼拝 読経・法話・お茶
第一、第二火曜日   気功教室

寺宝(山陽町指定文化財)
・五輪塔
 江戸時代初期の特徴をもつ五輪塔で、最近岡山市内の寺院から移転されたものである。角礫質凝灰岩製で銘文は風化して判読できないが基礎から空輪まで完全に残っているものは珍しい。岡山藩主池田家にゆかりのある供養塔と伝えられている。