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- 3月31日(水)
事務室内の席の配置換えを大がかりにする。配線などもすべて替えたため、夜中までかかるのではないかと思われたが、なんとか終わる。
- 3月30日(火)
年度末らしく、慌ただしく過ぎる。さみしがりのお年寄りが長いお話をして帰る。これからの時代、そうした老人が増えることであろう。どこかで新たな形のコミュニティをつくるとか、あれこれせねばならない気がする。図書館としてできることもなにかありそうな気がする。
- 3月29日(月)
『誰かが私にキスをした』を観る。堀北真希、松山ケンイチ、手越祐也、と好きな役者が出ているためであったのだが、作品の出来は良いとは言い難かった。手越くんは『疾走』がとても良く、久々の映画だったので、期待していたのだが、『疾走』はある年齢のときだけにできた演技であったのかな、と感じた。
- 3月28日(日)
幸いそれほどには混まなかったが、職員が数が少なかったため、どたばたと過ぎた。
- 3月27日(土)
年度末には年に一度しかしない作業がさまざまあったりして、歳のせいか、それをどのようにしたらよいかわからなくなっていたりする。
登録が多い。
利用者の信用を得たりなくしたりするのは実に簡単である、と気づいたのは20年以上前。たとえば、「○○という雑誌を所蔵していますか」との電話での質問に対して、自館分の検索をし、「ありません」とだけ答えるのと、愛知県図書館の「雑誌・新聞綜合目録」も検索して、「当館にはありませんが、近隣のどこそにはあります」と答える差。「ありません」と言われたひとが他館へ電話で問い合わせ、そこで、県内のどこそにある、あるいはwebcatも調べて、公共図書館にはないけれど、近くの大学図書館にある、とか、遠方の図書館にしかないので、希望箇所の相互複写依頼をしましょうか、と教えてくれたとしたら、「ありません」とだけ回答をした図書館の信用は地に落ちる。などということを、ふと思ったりするのは春のせいかもしれない。
- 3月26日(金)
カウンターローテーション作成。ひとが異なっていたり、班わけが変わっていたりで、時間がかかる。年度末のばたばた。
利用者、多し。
- 3月25日(木)
そろそろ小中学生が増えてきているのであった。
読書会、俳句を一句ずつゆっくり読んでゆく、というのはなかなか楽しいものであるな、としみじみ感じる。句会はその場にいる人たちが作ったのではあるが、誰が詠んだものかがすぐにはわからないのだけれど、作者がわかっていて、作品の質が高いことがはっきりしているわけで、また別の味わいがあるのである。
人事異動の内示発表。大きな動きはなかった、とも言えるが、動きはあるのであった。
- 3月24日(水)
混んだり空いたり。私がカウンターにいる時間はばたばた。明日の読書会の準備をしていないことに気づき、どたばた。
- 3月23日(火)
『シャーロック・ホームズの冒険』を観る。期待せずにいったので、なかなか面白かった。散漫な作品ではあるのだが、ロバート・ダウニー・ジュニア、ジュード・ロウが良いし、レイチェル・マクアダムスは好きだし。
- 3月22日(月)
春分の日。月曜と祝日とが重なると、今日は開いていますか、との問い合わせ電話が多いのであった。そこそこの混み方。ばたばたと過ぎる。
- 3月21日(日)
休み。『マイ・レージ・マイ・ライフ』を観る。なんとも厭な展開の映画。映像も美しさがあまりない。ジョージ・クルーニーのファンが観るのならば良いだろうが。
グランパス対ジュビロ磐田。はじまってすぐのブルザノビッチのシュートに驚く。ああいうキックは時折見るが、入ったのははじめて見た。あぶないところもあったが、2対0で勝つ。
- 3月20日(土)
休み。『ルド・アンド・クルシ』を観る。途中で退屈になる。良い役者が揃っているのであるが。
- 3月19日(金)
変な混み方をした日であった。慌ただしく過ぎる。
- 3月18日(木)
電算関連の事柄について、昨日は何も連絡がなかったとのことなので、確認をする。営業担当より詫びの電話があるが、何について問題があるのかを本当にわかっているようには感じられなかったため、腹が立つ。
視聴覚資料を整理する。
- 3月17日(水)
休み。東京に出かける。本多劇場で、伊東四朗と三宅裕司と沢口靖子のコントを観る。5本のコントと、途中の着替を舞台で見せる。社長と秘書のコントと、誘拐犯人から身代金受け渡しの連絡を待つ被害者夫婦、警察のコントでの沢口靖子がすさまじかった。涙が出るほど笑ってしまったのであった。沢口靖子は、そんなひとは存在しない、という人物を冷静に鋭く演じていた。テレビや映画では決して上手くなく映るのだが、喜劇ではどうしてこんなに素晴らしいのであろうか。声質、間合いの問題なのか。恐るべきコメディエンヌである。
- 3月16日(火)
3月5日と3月10日に電算がとまった理由がすっきりと判明。わかったことで、解決するというわけではないともわかった。某電算機メイカーの内部の連絡の悪さに唖然とする。
利用者多し。視聴覚資料の整理をする。年度末でばたばたとしているのであるが、電算の話で時間をとられる。なんとかならぬものか。
- 3月15日(月)
『パレード』を観る。原作を読んでいないし、前もっての情報がまったくない新鮮な気持ちで観たのであったが、ううむ。途中でもしや、と思っていた予想がそのまま当たってしまったのであった。行定勲監督の映画は時折散漫になるきらいがある気がする。映像はきれいであったが。『時をかける少女』を観る。ノスタル爺にとってはたまらない感じの作品。あらはあれこれあるのだけれども、私はなんだか好きである。仲里衣紗が良かった。安田成美がとても良かった。
- 3月14日(日)
ぼちぼちと混むが、先週の日曜ほどではなかった。督促電話にいそしむ。
電算関連の対応について連絡があるが、それでなんとかなるのか、といった内容。なにもせぬよりはましかな、という程度。
- 3月13日(土)
普通の土曜日であった。調べものがぼちぼちとある。督促電話をかける。
- 3月12日(金)
電算がとまった理由がわかってきて、それがなんだかあんまりな話で聞いていると疲れてくる。早い話、NECネクサソリューションズのLics-Reというシステムの出来が悪いのである。さまざまな検査をした上で売っているとは思えない。
回覧されてきた『現代の図書館』2009年12月号に載った論文に私の論文が引かれていて、褒められてもいた。4年前に書いたもの。なんだか嬉しかったのであった。
- 3月11日(木)
面接。慣れぬ仕事はなんだか大変である。視聴覚資料の整理、督促電話。
- 3月10日(水)
また朝に電算がとまったとのこと。原因が、Webopacにあるらしい。とりあえずの対応をとったそうである。電算屋さん関連の仕事でかなりの時間を持ってゆかれている私である。
欠員補充のため、臨時職員さんを4月から採用するための面接。
帰りに単車のタイヤがパンクしていることに気づく。単車屋さんで修理してもらう。パンクが続く時期が私にはなぜかあったりするのである。
- 3月9日(火)
本屋にゆく。
『新潮』4月号、蓮見重彦の『随想』最終回が面白かった。「文字・活字文化推進機構」や「国際読書年」についての文章。図書館関係者は読んだほうが良いと思う。私は、「実際「読書」とはあくまで変化にむけてのあられもない秘儀にほかならず、読みつつある文章の著者の名前や題名を思わず他人の目から隠さずにはいられない淫靡さを示唆することのない書物など、いくら読もうと人は変化したりはしない」という箇所にうなづいた。現在の日本における公共図書館について私のなかにある違和感が何故であるかになんとなく気づいてきた。
『文藝』別冊『追悼加藤和彦』を読む。サエキケンゾウの「加藤和彦はWHO'S WHOという言葉がふさわしい音楽家である」がとても良かった。
- 3月8日(月)
みゃおが朝から寝る。 アカデミー賞授賞式をWOWOWで観る。午後、タイヤを買いにゆく。
- 3月7日(日)
開館から8分で返却された本が500冊。1時間で貸した本が980冊。このままだと貸出が9000冊ほどになるのか、と思われたが6000冊ほどでおさまる。なにがなにやらわからぬうちに終わった1日であった。
- 3月6日(土)
朝、出勤途上で自動車のタイやがパンクしていることに気づく。昼休にスペアタイヤに交換。昼ご飯を食べられず。
めずらしく空いていた土曜日。とはいえ貸出が4000冊ほどはあったのだが。
- 3月5日(金)
朝、電算のサーバーが落ちたとのこと。とりあえず業務がはじまる前に復旧はしたのであったが、先日のとはまた別の原因だそうな。困った話。
受付のローテーションを組む。
督促電話をかける。
- 3月4日(木)
本の見計らい、視聴覚資料の整理。どたどたと過ぎる。
督促電話たくさん。
- 3月3日(水)
休み。中部図書館情報学会のホームページをまた直す。
みゃおが熟睡。本を読んで過ごした。
- 3月2日(火)
朝から混む。
2月26日朝に電算機が止まったとのこと。原因不明。困ったことである。
督促電話をかける。
- 3月1日(月)
中部図書館情報学会のホームページを少し直す。
みゃおが朝から熟睡。家から出られぬまま1日が過ぎた。
- 2月28日(日)
プレシーズンマッチ名古屋グランパス対FC岐阜を観にゆく。ぱっとしない試合であった。おしまいに同点に追いつかれたのにがっかりする。
- 2月27日(土)
本を読んで過ごす。
- 2月26日(金)
今日から4日続けて休み。『新しい人生のはじめかた』と『ボーイズ・オン・ザ・ラン』をミリオン座で観た。『新しい人生のはじめかた』はロンドンにゆきたくなるような映画であった。歳をある程度とっていないと、わからないところのある作品なのかもしれない。佳作。『ボーイズ・オン・ザ・ラン』はモテなかった記憶がある男には痛みが伴うような作品。あまりに生々しいのが難かもしれない。峯田和伸目的で観にいったのであった。小林薫が渋い。
中部図書館情報学会の集まりにゆく。雑誌の編集がかなり進んでいる。ホームページについて報告する。帰りに名古屋の図書館のTさんと夕食。
- 2月25日(木)
句集の読書会第二回。なんとなく良い感じで進む。読書会と日本の図書館というのは似合っているのではないか、と感じる。団塊の世代前後のひとたちに対して図書館ができることはまだまだあるように思えるのだが、実際にはあまり考えつかなかったりもする。
- 2月24日(水)
電算関連のトラブルについての説明を聞く。一緒に聞いていた同僚が、「持っていたのが鉛筆でなく、シャープペンシルでよかった。鉛筆ならば折っていた」と恐ろしいことを言うほど、謎の話があったりもした。ともあれ、いずれはなんとかなることであろう。
視聴覚資料を整理する。
- 2月23日(火)
図書館協議会があった。慌ただしく一日が過ぎる。
- 2月22日(月)
朝3時頃目が醒め、カーリング、日本対ロシア戦を観る。大逆転。調子にのってドイツ戦も観てしまう。負ける。オリンピックのときににわかナショナリストとなるのはなぜなのであろうか。
マスコミの報道は、このところほとんどどこも同じ。旧政権のひとたちの露出度が高い不思議。ひどい状況を作った元大学教授の大臣がテレビに顔を出すとスイッチを消すのは私だけであろうか。マスコミはしかし元々商売であり、儲からないことや、お金を損しそうな話を報道しないのは当たり前なのであるから、厭なら読んだり観たりしなければ良いのであった。
ツイッターで岩上安身さんが面白いつぶやきをしている。
- 2月21日(日)
混む。貸出が6200冊ほど。レファレンス講座、なんとか無事終わる。
- 2月20日(土)
明日のレファレンス講座用の資料をつくる。簡単に回答ができるつもりで作った問題5問のうち2問が、ずいぶんと難しいものであったことに今日になって気づく。回答をしっかり作ろうとして、1問は答えが出ず、1問は少し時間をかけないと答えができあがらないのであった。これも正答ということにすれば、それほど難しいことにはならないのであるから、プロの場合、それだけでなく、ここまでしたほうがよい、という話をすれば良いかな、などと気を取り直す。
名古屋のF本さんが図書館見学に来る。先々週が雪であったため、土曜日なのに利用者が少なかったので、閉架などを案内する。
- 2月19日(金)
カウンターローテーション表作成。前回の読書会をまとめはじめる。泥縄。
- 2月18日(木)
レファレンス講座の第二回がもうじきあるし、来週には読書会もあるのだが、まだ準備をしていないことにはたと気づく。人生は短い気がする。
- 2月17日(水)
休み。『インビクタス』と『ゴールデン・スランバー』を観る。『インビクタス』はネルソン・マンデラとラグビー・ワールドカップの話。途中で日本対ニュージーランド戦についての会話が出てくる。145点取られた悪夢のような試合。偉人の話を映画で見せられると、疲れるのは私の体質なのであろう。『ゴールデン・スランバー』は原作がかなり面白かったので、映画はそれより落ちてしまった感じがする。よくできた娯楽作ではあるのだが。
野口富士男の『作家の手』(ウェッジ文庫)は良い本。『「たけくらべ論考」を読んで』は85年に初出で読んだ記憶。『たけくらべ』のおしまいで美登里の様子がかわることについての佐多稲子と前田愛の論争について野口富士男がどう考えたかが書かれていて、私は佐多稲子、野口富士男の話のほうが正しい気がするな、と思ったのであった。このことについてかなりあとに友達と話したのだったが、そのときには誰が書いた文で感心したのだったかをすっかり忘れていたのではなかっただろうか。そんな話のできる相手がすっかりいなくなっている昨今である。
- 2月16日(火)
慌ただしく1日が過ぎてゆく。歳のせいかもしれない。
- 2月15日(月)
来週のおしまいに中部図書館情報学会の会合があるのであるが、それまでに、ホームページを作らねばならなかったのだった。なんとか作る。
- 2月14日(日)
混む。貸出6千冊ほど。どたどたと過ぎた。
- 2月13日(土)
さほど混まない午前。そういえばバンクーバーオリンピックの開会式なのであった。おしまいまでさほど混まず、ぼちぼちと過ぎた1日であった。
- 2月12日(金)
調べ物多し。インターネットが普及した昨今のレファレンスはかなり難しかったりする。
4億円という額を聞くと、退任前、アメリカへ遊びにいってプレスリーのまねをしたりしていた某首相はいくら税金を使ったのであったっけ、と、「億円」「外遊」「小泉純一郎」とGoogleで検索してみたりする私。4億円ではなく、4回で8億円だったのか、と自分の記憶違いを確認する。あのとき大きな騒動、というか報道がなされなかったのはいまもって不思議。
- 2月11日(木)
咳がまだ出るが熱が下がったので仕事にゆく。混む。どたどたと一日が過ぎる。
- 2月10日(水)
朝、起きると体が重い。熱をはかると8度を超えている。動くとあちこちが痛く、咳が止まらない。仕事を休む。レファレンス探検隊の日でもあったのだが行けず。
- 2月9日(火)
風邪が良くなったので、『バッタ君町に行く』を名古屋シネマテークへ観にゆく。1941年の作品。あまり古くなっていなくて面白かった。フライシャー兄弟の作品は動きが柔らかで独特。歩いて名演小劇場へ行き、『カティンの森』を観る。早く着きすぎた、と思ったらすでに客がかなりいて、はじまる頃にはほぼ満席であったのに驚く。名古屋にアンジェイ・ワイダのファンがこんなにいるのであろうか。きれいな映像、重たい話。傑作だが、私は好きではない。
咳が出るので、医者へゆく。
- 2月8日(月)
風邪で寝ていた。明日も休みである。
- 2月7日(日)
朝から混む。午後、レファレンス講座。受講者が皆、朗読ボランティアの方であるため、やや高度な調べ物の話をしたり、レファレンスに限らぬ図書館の話をしたり。充実した時間であった。
- 2月6日(土)
朝、雪。先々週混んだので、怖かったのだが、朝は混まず。しかし、午後から混んだ。明日も混むに違いない。
- 2月5日(金)
カウンターローテーションを作る。選書、発注。
- 2月4日(木)
休み。大ローマ展を愛知県美術館に観にゆく。でかい大理石の像がありがたい感じであった。古代の美術品を観ていつも思うのだが、立体的なものをとても美しく作ることができたのに、平面に遠近法が見つかっていなかった不思議。絵は子供が描いた絵みたいなのである。
『ミレニアム』を観る。カッレ君の役者が老けている気がした。映画としての出来はいまひとつ。
- 2月3日(水)
今度の日曜にレファレンス講座の講師をするのであった。ぼちぼちと準備をする。選書。視聴覚資料発注。
- 2月2日(火)
早番。ブックポストへの返却図書、なかなか多し。混む。
- 2月1日(月)
休み。おだやかに過ごす。
- 1月31日(日)
そこそこ混む。どたばたと一日が過ぎる。
- 1月30日(土)
先週ほどには混まなかったが、閉架の本の出し入れ多し。視聴覚資料選び、図書選び。
- 1月29日(金)
朝、電算会社の修正スケジュールの説明などをうける。業務用の電算機のMARCを可変長にしたところ、プロの司書が本を探せないような表示になっている、というすさまじい状況なのだが(3月、8月に指摘し、可変長化が進んだ1月はじめにいよいよ困り、再度確認した)3月末に直す、とのこと。TAGの表示の並べ替えだけの問題ではないのか、すぐに直せ、と依頼し、とりあえず一覧の形を変更してもらった。これはまったく時間のかからぬ作業であった模様。目録の形で出す箇所についてはあまりにも元々の出来がひどいため、すぐには直らぬらしい。
カウンターローテーション表をつくる。図書館だより掲載の本を選ぶ。
- 1月28日(木)
今日から毎月第4木曜日に郷土出身の俳人の句集を読む会をはじめたのであった。参加者5名。俳人の略歴について少し話し、自己紹介をしてもらい、2頁、15句ほどについて意見、感想を述べた。他の人の視点から見つめ直すと、改めて佳句が多いことに気づく。
- 1月27日(水)
『海角七号』を観る。うみかどななごう、と思っていたら、かいなんななごう、だった。途中でだるくなってきて困った。少し長い気がした。きれいな映像、良いところも多い映画ではあるが、私の好みとは異なる作品であった。
- 1月26日(火)
なかなか混んだ日。明後日から読書会がはじまる、というか、はじめることになっているのであった。明日は休みをとっている。準備をする。調べ始めると、さまざま調べねばならないことがあることがわかってくる。
『内田裕也俺は最低な奴さ』(白夜書房)を読了。近田春夫さんのインタビューがとても良い。愛情に満ちた、膨大な知識の裏打ちのある質問。じっくりゆっくりと読んだのであった。ここ10年ほどで読んだインタビュー、対談関連の本のなかでも1番面白かった。尋ねてるひとと答えてるひとがとてつもなく個性的なのだ。
- 1月25日(月)
休みである。『今度は愛妻家』を観る。私の好みではない映画であった。豊川悦司はとてもよいな、と改めて思う。
- 1月24日(日)
貸出が6000冊を超えた。調べ物も多かった。なにがなにやらわからぬうちに一日がすぎた。
- 1月23日(土)
受付に6時間ほどはいる。貸出が5700冊を超えた。慌ただしい一日であった。
- 1月22日(金)
カウンターローテーション表を組む。どたどたと過ぎる。
- 1月21日(木)
来週行事があったりするのだが、ほとんど用意をしていない。来月の頭に行事があったりもする。ぼちぼちなんとかせねば、と思いつつ、ばたばたと過ぎる。選書、視聴覚資料選定。受付。
- 1月20日(水)
『誰がため』を観る。デンマークのドイツ軍へのレジスタンスの話。史実に基づいているとのこと。重い映画だった。私の好みの作品ではないが、映像がきれいであった。
- 1月19日(火)
混む。視聴覚資料の選定、本の見計らいなど。
- 1月18日(月)
『(500)日のサマー』を観る。なんだろうなあ、この映画。といった感想を持った私。きれいな絵ではあったが。サマーの性格がなんとも好きになれず、おしまいはコントみたいであった。
- 1月17日(日)
今年はじめて観た映画は『パブリック・エナミー』だった。先週の月曜に観た。機関銃がどかどか撃つ映画はなんだか好き。ジョニー・デップがとても良かった。
『ランブリング・ガール』を観る。臼田あさみは『色即せねれいしょん』でなんとなく良い雰囲気だったので二役に期待したのだが、発音がしっかりしていない、それほど上手くはない女優さんであることが判明。あまり好きな映画ではなかった。帰りに百貨店に寄ったら、まだバーゲンをしていて、つい買い物をしてしまった。名古屋に来たのは思えば二ヶ月ぶりくらい。
- 1月16日(土)
今日から3連休。昨日借りた『小さな魔法のほうき』を朝読み、池田暁子さんが探していたのはやはりこの本に間違いないので、週刊文春にメール。さすがに再読なさりたくなるほど面白いジュブナイルであった。思えば調べ物、探しごとが好きな私である。これ、商売にならないかな。って、これが商売なのではあるが。なんとなくもっと使い途があるような気がする変な能力ではある。
- 1月15日(金)
昨日の日記には映画のことを書くのを忘れた。12月は21日に『のだめカンタービレ最終楽章前編』を観た。これを観るため、テレビ版を夕方に放送しているのを録画し、観た。面白いようなさして面白くないような不思議なドラマである。上野樹里は『てるてる家族』の時から気になる役者ではある。映画はテレビ版を観ていないとおもしろみが半減する気がする。年間ベストを考える季節。名古屋シネマテークにこのところ毎年送っていたのだが、今年は失念していた。私の洋画のベスト3は『イングロリアス・バスターズ』、『グラン・トリノ』、「『フロスト×ニクソン』、邦画は『愛のむきだし』、『ディア・ドクター』、『空気人形』。
午後の受付はなかなか混む。発注をし、カウンターローテーションを作り、督促電話をかけ、予約ベストを作る。電算の不具合が先週あり、また、年末にWebopacの表示不具合、業務端末の検索結果表示不具合についてメールしてあり、その件についてお詫びの挨拶があったりもした。すべて普通にまともにできあがるまでにどれくらいかかるのであろうなあ。
昨日の週刊文春、池田暁子『人生モグラたたき』にさがしている本について書かれていたので、Googleで検索。内容をかなり詳しく覚えていらっしゃるので、すぐに見つかる。「双子の猫」、「ほうき」で掛け合わせ検索をしただけだった。このイラストエッセイの中に某図書館で尋ねたがわからなかったとのこと。インターネットの普及により、よほど特殊な児童図書以外は、利用者の記憶している内容の断片のいくつかが正しければ、本は見つかるはずである。専門職ではなかったのかもしれない。念のため該当の『小さな魔法のほうき」を閉架から借りる。
- 2010年1月14日(木)
気がつくと年が明けていて、いつのまにか年をとっていた。あけましておめでとうございます。
先月13日は天皇杯準々決勝グランパス対FC岐阜。勝利。14日、15日と東京にゆき、14日の晩、ディオンヌ・ワーウィックを観てきた。ブルーノート東京ははじめて。東京の人はお金持ちが多いのだなあ、とか、英語がよくわかる人が沢山来ているなあ、とか、すっかりおのぼりさん気分を満喫した私。はじめて私が買った洋楽のアルバムはあまりひとに言いたくないのだが、カーペンターズの『ナウ&ゼン』。出たのが73年の秋で買ったのは74年の夏。野球部の友達とバッティングセンターに出かけた帰りに買ったという奇妙な記憶をともなっている。その友達のうちのひとりがカーペンターズの熱狂的なファンで、同年春のコンサートも観にいっていたのだった。彼に勧められて買ったのであった。大ヒット曲『イエスタディ・ワンスモア』が入っていたし。バート・バカラックという名前をこのアルバムではじめて目にし、ラジオや雑誌(しか当時は情報源はない)でその名前を気にかけていたところ、彼の曲を沢山歌っているディオンヌ・ワーウィックという人の存在を知ったのであった。来日を幾度かしているのだけれど、お金がなかったり、日があわなかったりで、コンサートには一度もいけずにいたのだけれど、クラブでの公演とのことで、力を入れてひとりで観に出かけた私。クリスマスが近いこともあり、まわりはカップルばかり。私は見知らぬ頭髪の薄いひとの隣に坐ったのであった。ディオンヌは長時間は立っていられない感じだったけれど声はよく出ていた。息子のデイヴィッド・エリオット(プロデューサー、役者でもある)がはじめに歌い、その後、ディオンヌ・ワーウィックが歌う。『小さな願い』などはデュエット。クラブの距離で大物歌手を観られたのはとても幸せであった。ライブが終わったあと、五反田に住む俳句関連の友達と会い、生牡蠣を沢山食べた。
この週には週刊文春ミステリベストの第1位『ミレニアム』3巻6冊を読んだ。とてつもない面白さ。作者の死により4巻、5巻が出版されないことが惜しい。
29日にはエコパへ天皇杯準決勝を観にゆく。電車で出かけたのだが、東海道線の浜松から静岡へ向かう本数が少ないことに気づいていなかった。行きは満員。身動きがとれず。PK戦で勝利。思えばカップ戦以外にJ1のPK戦はないわけで、生で観たのははじめてだった。テレビで観るとつまらないものだが、大迫力であった。
正月は太らぬように気をつけて過ごし、その反動でか、仕事がはじまったら3キロ太った。
督促の当番がまわってきたので、楽しく電話をしている。利用者多し。日々、どたばたと過ぎる。指定管理になった図書館の悪評を最近あれこれと聞く。そうしたところが落ちるのを待つのではなく、直営の、司書がいる図書館の良さについてもっと説明をしてゆかねば、と感じる。
- 12月5日(土)
受付に4時間半入る。昼は空いていたのだが、夕方混む。
視聴覚資料の整理をする。
- 12月4日(金)
朝から疲れるできごとがある。午後、予算査定。予想以上の厳しい結果。
- 12月3日(木)
休み。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を観る。まるで私の好みでない作品であった。
- 12月2日(水)
朝、コンピュータが止まる。開館後10分で復旧。どたばた。この電算機関連のあれこれには困ったものである。
明後日の予算査定の打ち合わせをする。不景気のため、来年度予算はかなり厳しいと思われる。
利用者から鋭いご指摘を頂戴する。ありがたいことである。
- 12月1日(火)
ブックポストへの返却が700冊ほど。混む。慌ただしく過ぎた1日であった。
- 11月30日(月)
休み。『イングロリアス・バスターズ』をみる。多分、万人向けではないが、私はとても好きな作品。今年観たうちのベスト。映像が美しい。ランダ大佐役のクリストファー・ウォルツが最高。シュザンナ役のメラニー・ローレンスが綺麗。タランティーノの変梃な人物をいっぱい作る才能万歳。
- 11月29日(日)
混む。督促電話を沢山かける。
- 11月28日(土)
私のホームページ、文字化けをしているのだが、どうしたらなおるのかがわからない。昨日、友達に質問メールを出す。
仕事、ばたばたと過ぎる。明日、急な休みが入る職員がいてローテーション変更があったり。
CDを選んだり、図書館だよりの本を選んだりする。 督促電話をかける。
- 11月27日(金)
休み。ノラの口の中が痛そうなので獣医にゆく。風邪による炎症とのこと。担当の獣医さんが独立するため今月でいなくなるという。この先生はノラのお気に入りで、ほかのひとだと暴れるノラが、この子は本当におとなしいね、と言われるほど猫をかぶるのであったが。
みゃおが家の中で寝ていたため、私も1日家にいた。津野海太郎著、植草甚一の伝記『したくないことはしない』を読む。晶文社の編集者であった津野さんが間近で見たエピソードをまじえているのでとても興味深かった。いくつかの伝説が本当であることにおどろいたり。
- 11月26日(木)
郷土出身の俳人の読書会開催を再来月から毎月と決める。数年がかりで句集を読む企画。
カウンターローテーションをつくる。図書の新刊発注と視聴覚資料の選定。受付はそれほど混まなかった。
- 11月25日(水)
仕事多し。混む。郷土資料の面白い調べものがあった。
来月ブルーノート東京であるディオンヌ・ワーウィックのライブになんだかとてもゆきたい気がしてきているのだが、高額なのと、彼女はかれこれ70歳だけれど声はまだしっかりしているのかな、といったあたりが気になっていたりもする。
- 11月24日(火)
休み。遠くの映画館にゆく。『曲がれスプーン』を観る。くだらなくて良い感じの映画。脚本がなかなかよくできている。寺島進がとても良かった。
2度目の『THIS IS IT』を観る。3度観たひとや2度観たひとがいて、私ももう1度観ておこうと考えて、『曲がれスプーン』と2本観るのに良い時間の映画館に来たというわけだったのだ。しかし、2度観ると作品のアラが気になったりする私であった。1度だけにしておけば良かった、と後悔。
- 11月23日(月)
視聴覚資料の発注業務。郷土出身の俳人の読書会を企画。来年の展示はこのひとにする予定。
- 11月22日(日)
日曜日の割には空いていた。視聴覚資料の発注作業をする。
- 11月21日(土)
土曜日らしく混む。
友達が『THIS IS IT』を観てきたとのこと。良かったとの感想。勧めておいたのであった。
- 11月20日(金)
カウンターローテーションをつくる。
- 11月19日(水)
休み。ぼんやりと過ごす。
- 11月18日(水)
朝早くみゃおに起こされたついでに獅子座流星群を観る。午前4時。なかなかの勢いで流れ星を観ることができた。
40歳前後の利用者から環境問題についての本の質問。子供さんが学校で生態系について勉強してきて、こわくなってきたとのこと。何か出来ることがあるのではないか、何ができるかが書かれている本はないか、と問われる。私は30年ほど前からこわくなっているのであるが、そして知れば知るほどこわくなり、実のところ絶望していたりもするのであった。一応、日本における環境関連団体にはさまざまなものがあり、ご自身で色々調べてみてくださいね、などと言いつつ、子供向けの資料を提供。一応専門的な雑誌もあったりする旨も説明。
Co2の削減について72年くらいの水準にしたいとのことなのだが、オイルショックのあと、テレビ放送の時間を短くしたりもしたわけなので、そんなことをしたり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの深夜営業の廃止や定休日を必ずもうけるようにするとか、正月は休むようにするとか、車は一家に何台と決めちゃうとか、量り売りを流行らせるとか、電気で水が流れる便器や温風で手を乾かす機械の禁止とか、真夜中は必要なところ以外電気を止めちゃうとか、小技に頼らずどかどかとあれこれすれば、なんとかできるんじゃなかろうか、と私は感じるのであった。72年には普通に生きていたわけだし。経済の様々な問題が生じるであろうことは間違いないのだけれど、何年もかかって人類は生活をややこしくしてしまっただけなのであろうな、と思わないわけにはいかないのであった。ところでオゾン層ってどうなっているのだっけ。前世紀のはじめから半ばにかけてのCo2が原因で穴があきはじめたのであるとすると、前世紀の半ばから今まででどんなことになっちゃってるのかな、との想像を時折する私。人類の寿命はそれほど長くない気がしている。
- 11月17日(火)
久しぶりに出勤。仕事が山のようになっていた。混む。延滞督促電話をかける。
- 11月16日(月)
休み。朝日新聞文化欄に田中裕明賞の紹介記事があり、小澤實先生の談話も載っていた。早逝されたこの俳人について『澤』で特集が組まれたことがあったのである。
友達の娘さんが19歳で亡くなったことを知らせる葉書がきて驚く。
- 11月15日(日)
犬童一心監督の『ゼロの焦点』を観る。広末のアップが多すぎる。なんとなく筋というか設定の変なところが気になる。中谷美紀がとても良かったが。
- 11月14日(土)
昨日から四連休である。このところ猫と真夜中にあれこれする毎日であるため、かなり疲労がたまっている私は久々に昼寝をした。
- 11月13日(金)
休み。名古屋シネマテークで『今、僕は』を観る。いやはや。私の全く好きになれない作品であった。そしてきっと意外な展開と思えるはずの箇所を私は予想してしまったりして、笑っちゃったのであった。多分、笑いを狙ってはいないであろうに。向いていない観客だなあ、と己を見つめたひととき。
森繁久彌さんが亡くなったので、神無月書店で見つけた彼の著書『左見右見』を買う。
中部図書館情報学会の理事会に出席。会員が増えると良いのだが。
帰りに名古屋の図書館のTさんと酒盛り。昨日のレファレンス探検隊の話をしたり、現在に至る公共図書館活動についての話をしたり。児童サービスについての話題で、子供の頃から本に親しませるのが良い、と発言実践したひとの子供がぐれたらどうするのか、とTさんが言っていた。教師の子供もそうだが、実践の結果が現実に反映して初めて説得力を持つわけで、そのあたりの覚悟が私にはほぼなく、だから、なんとなく子供向けサービスに積極的な気持ちになれずにいる、というか、本を読んで育った私は果たして幸福なのか、といったことを常に考えているのである。Tさんは、「しかし、本を読まずに過ごした自分というのはもはや存在しないのだから比較は不可能なんだよ」と言ったのだった。本を読むと豊かな人生を送ることができる、というのは本当の話なのであろうか。物心つかぬうちに本に親しませるのは正しいのか。そんなことを司書は考えてはいけないのであろうか。「戸田さんはいつでも少数派だよ」とTさんに言われる。確かにそんな気がしないでもない。
- 11月12日(木)
朝、お借りしていた資料を作家のご親族に返却に伺う。この資料がもっとも人気があった。驚くような内容のものなのである。とても快く貴重な資料を貸してくださったご親族に感謝。
カウンターローテーションをつくる。受付はなかなか混む。督促電話をかける。
晩、レファレンス探検隊にゆく。知らないサイトがあれこれあるのを教えてもらえる良い機会。横芝光町立図書館のサイトがすごいとのこと。今回二例のレファレンス問題はなかなか面白いものであった。F本さんのクイックレファレンスも良い問題であった。『八日目の蝉』を『八月の蝉』と誤って言った、と帰宅後気づく。出版ニュースを買わなくなって久しい我が館であるが、買ったほうが良いなあと感じたり。
市民の方からの発表事例は、カフェバーなどで、本やマンガの話をしたり、こんな図書館があったら良いのにといった話をしたりといった内容。図書館で、本を通じてひととひととが出会えるような取り組みができないか、との問いに、私は、なんとなく違和感を覚えたのであった。良く知らない人達に対して、ある本をとても良いとか好きである、という話をあまりしたくない、という私の性格に由来しているのかもしれないが、例えば本当に好きな本を薦めて貶された場合には殺意を覚えたりもするわけであるし、この本良いよ、という本好きな人同士と、気楽に言うけれど、BL小説を大好きなひとと、哲学書が大好きなひととが出会って薦めあったとしても、多分盛り上がらないわけで、また、図書館においてはプライヴァシー保護が重要なのだけれど、そうした場を設けて、司書が、集まったひとにたいして、「好きな本について語ってください」と言うのはどうか、との疑念もあったり、私が同じことを言われたら、「やだ」と答えるであろうなあ、と思ったり、とそんな思いが頭に渦を巻き、猫たちによる睡眠妨害が半年以上も続いていることもあって、ネガティヴな意見をついつい述べてしまったりもしたのであった。最近、めざしていた図書館とはこういうものであったのか、との疑念が日々わいてくる。予約リクエストを沢山受け、それにこたえるという方向は正しかったのか、正しいのか。読み物、旅行ガイド、レシピを相互貸借したり。予約が普通のこととなり、
「予約の連絡をいただきました」と窓口で言うこともなく、貸出券を差し出すだけの利用者が半数を超え、相互貸借があたりまえとなり、「よその館から借りてもらってありがとう」とも言われなくなった昨今。お礼を言われる為に仕事をしているわけではないが、書店やインターネット古書店で難なく購入できる本を、決してお金がないとは思えぬ多数の人たちに貸すために司書が果たして必要か、と感じることは間違っているのであろうか。司書にしかできない仕事を司書がしている場面はどこであるのか、を真剣に考える必要があるはずである。そこだけを抜き出し、それらの仕事は委託できないし指定管理など無理だ、と言えるようにすべきである。
- 11月11日(水)
一昨昨日で展示の期間が終わったので、朝から撤収作業をする。展示にはあんなに時間がかかったのに、撤収は実に時間がかからない。なんとか展示ができ、講演も終わり、展示期間も終わった。おしまいのある仕事を普段あまりしていないので、不思議な気分。
督促電話をかける。
- 11月10日(火)
第二火曜なので休み。朝、目医者にゆく。今年も人間ドックで再検査となったのである。視力も落ちたとのことだったので、先週、眼鏡をつくった。展示のとき、うっかりと普段使っている眼鏡を壊してしまい、予備の眼鏡で数日過ごしたのち、眼鏡屋さんへ行ったところ、眼鏡をかけた状態で右目0.2、左目0.8。眼精疲労になっていませんでしたか、と問われ、いえ、快調でした、と答えると、右目で近くを見、左目で遠くを見ていたのでしょう、と言われた。もしかすると右目の視力がもう出ないかもしれません、との話に、そうだよなあ、ここまで目が悪くなると、そろそろ片目が見えなくなっちゃうくらいはありそうだ、と覚悟したのだったが、なんとか視力は出たのであった。遠中距離用のレンズの入ったのを一つ、近距離用即ち老眼鏡を一つ作る。恐ろしい出費。眼科での診断は黄斑部変性について以前と変化していないとのことで、ひとまず安心。
- 11月9日(月)
思えば長いことホームページの日記を更新していない。ぼちぼちと書いてはいるのだが、なんとなく億劫になっていたのであった。ぼちぼちアップせねば。
『母なる証明』を観る。『グエムル』の監督の作品で、予告が面白かったので楽しみにしていったのだったが、私の好みではなかった。
- 11月8日(日)
CD、DVDについて音飛びなどクレームがあったものをチェック。ビデオテープと比べてDVDは長持ちしないように感じる。
- 11月7日(土)
朝、職員が少なくてどたどた。なかなか混む。
督促電話をかける。
CDを選ぶ。購入後20年以上経って傷んでしまったものの買い直しもする。ベスト盤に、著名な曲が入っていないものが結構在る不思議。
- 11月6日(金)
カウンターローテーション作成。督促電話。
- 11月5日(木)
展示を著名なひとが観にいらした。
視聴覚資料を選ぶ。督促電話をかける。
- 11月4日(水)
休み。猫と寝て過ごす。
- 11月3日(火)
一昨日ご指摘をいただいた箇所の訂正シールをつくることとなる。
督促電話を沢山かける。
- 11月2日(月)
休み。『THIS IS IT』を観る。マイケル・ジャクソンはジャクソン5の頃から好きだったが、『BAD』を聴いたきり、あまり興味がなくなっていた。彼に関する話は、整形や、自分の子供を窓から落とすふりをした、とか、少年に犯罪行為をしたといったことばかりで、正直失望し、どうでもいいな、といった感じで眺めていた。死亡のニュースも、全盛を過ぎていたし、復帰も難しかったのだろうな、とぼんやり感じていたのだった。この映画のポスターにはしかし力があり、限定期間だけの上映ということでもあったため、ぼんやりと観にいったのであった。そしてマイケル・ジャクソンの偉さをはじめて知った。彼は観客のことをとてもよく考え、わかっていた。音楽については完璧を目指し、踊りの身体の切れもすばらしかった。人間の未来について希望を持ち、今すべきことをしようとしていた。マイケル・ジャクソンはまごうかたなき天才である。その天才がここまで仕事に全力を尽くしている。観客が望むことが何かを真剣に考え、100分の1秒ほどのリズムの疑問点をミュージシャンに厳しく指摘する。超一流のミュージシャン、ダンサーでなければ、理解できない彼の要求に、短い言葉での指示に素早く呼応する。観ていないひとは是非観たほうが良いと思う。
- 11月1日(日)
パンフレットに大きな誤りがあることにご指摘を受ける。小さな、というか、気になる誤りがその近くにあり、ああしまったなあ、とかなり担当は気にしていたため、そのそばの大間違いに気づかずにいたのであった。校正前にはこうではなかったため、印刷屋にFAXを送り、シールをつくってもらうよう依頼。
利用者多し。督促の電話をかける。
- 10月31日(土)
講演の日。初対面の先生をお迎えにゆき、しばらく応接室で館長と3人で話し、作家について詳しい方やご親戚のかたが聴きにいらっしゃるなどと、プレッシャーをかけてしまったりする。とてもわかりやすく、内容の濃い講演だった。展示を観ていただいたあと、駅までお送りする。たいへん良い先生だった。遠いところから来てくださり、ありがたいことであった。
- 10月30日(金)
朝、カウンターローテーションを作る。なかなか混む。
- 10月29日(木)
気がつくと明後日が講演の日。先生からメールで資料が届いているのを別の担当が、複写し、綴じておいてくれる。司会の原稿を書いたりあれこれする。
図書館だよりの選書、本の見計らいなど、ばたばた。
- 10月28日(水)
休み。『パイレーツ・ロック』を観る。予告が面白かったほどには本編は面白くなかったが、音楽の力は偉大であるな、としみじみ感じる。『ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド』にじんとしたし、おしまい近く、長い曲をかけますと言って、プロコルハルムの『青い影』に針を落としたところでは泣けてきそうであった。
- 10月27日(火)
混む。選書、発注。視聴覚資料の発注など。
- 10月26日(月)
休み。『きみがぼくを見つけた日』を観る。変梃なタイムトラベラーもの。服が一緒にタイムトラベルできない、という話はほかで読んだことがある記憶がおぼろげにあるが、まず服を探さないといけない、というのは映像的にとても面白かった。なかなかよくできた娯楽作であった。主人公の仕事が図書館員。資料を探す途中でタイムトラベルをし、帰ってくるというのは少し無理があったが。
- 10月25日(日)
混む。新聞記事になったこともあり、展示にも利用者がくる。また、今度の土曜の講演についての問い合わせもある。
- 10月24日(土)
窓口が混む。
- 10月23日(金)
昨日とは別の記者さんが取材にいらした。かなり前、今回展示した稀覯本の記事を書いてくださったひと。作家の酒癖のエピソードのパネルの説明に笑ってくださった。
カウンターローテーションを作る。
- 10月22日(木)
新聞社さんが取材にいらした。すでにこの展示について2度、質問をしてくださっていて、とても熱心。載る記事が楽しみ。
DVDの発注、図書の見計らいなど、ばたばたとすごす。
- 10月21日(水)
展示はじまる。マスコミに情報発信をしていたのであったが、どこからも取材がこないのであった。
たまっていたルーティンワークをする。どたばた。
- 10月20日(火)
展示をする。吊看板もパンフレットも無事届く。展示終わる。ほっとする。
- 10月19日(月)
休み。
昼にぼんやりとテレビをつけていたら、なかにし礼が、「安井かずみと結婚していたときは私もよく家に行ったりしていた。安井かずみの葬儀のとき、加藤和彦は、『これからは安井かずみとイエス様と3人で暮らします』と言い、参列したみんなが泣いていた。ところがその涙も、その言葉を言った舌の根も乾かぬうちに中丸三千繪と結婚した。俺は引いたね。拓郎なんかも距離をおいたよ。孤独だって言ってたって、その孤独は自分に原因があるんじゃないか。俺たちみんなのミューズをひとり占めにしておいてさ」といったようなことを語っていたのに笑、ついつい笑ってしまった。なかにし礼はとても正直なひとであるなあ、と思う。いかにも藝術にたずさわるひとらしい。
- 10月18日(日)
キャプションすべて書き終える。
頭のなかを「赤いチェックのシャツをなびかせ」とか「家をつくるなら」とか「いろんなことがあっただけの今日までだけど」とか、そんなフレーズが流れる一日だった。
- 10月17日(土)
キャプションを書く。展示ケースの配置を考える。貼りパネルにキャプションを貼ってもらう。
加藤和彦の自殺に驚く。物心ついていない頃、『帰ってきたヨッパライ』を狂ったように聴いていた私。サディスティック・ミカ・バンド、『それから先のことは』、ユーミンをヴォーカルにしてのミカ・バンド再結成がされるというので代々木までオール・トゥゲザー・ナウを観にいったのは85年だっただろうか。最近の活動は、彼のしたいことなのかな、と少し醒めた目で見ていたのだったけれど、まさか縊死とは。
- 10月16日(金)
キャプションを書く。良い感じで進む。
利用者がなかなか多い
- 10月15日(木)
展示物をほぼ決定。あとはキャプションを書くだけなのであった。校正も届く。
- 10月14日(水)
休み。『ヴィヨンの妻』を観る。松たか子の上手さに驚く。広末涼子はまるで好みではない、というか、はっきり言って好きではないのだが、中野翠が、木暮実千代に例えていたのになるほど、と肯いてしまうほど凄みがあった。浅野忠信が森雅之であったら、大傑作となったのではなかろうか。あの年代の役者にくずれた雰囲気の男優がいないなあ、と考え込んだ私であった。
- 10月13日(火)
休み。『悪夢のエレベーター』を観る。悪くはないのだが、なんとなく観終えてすっきりとした気分になれなかったのは、細部をさらに詰めておくともっとずっと良かったのに、と感じたからであろう。
- 10月12日(月)
展示物のキャプション作成。パンフレット、吊看板は終わったが、キャプションはこれからのようなものであった、と気づく。展示物の決定もまだ。しかし日曜までにはできる気がする。
なかなか混む。
- 10月11日(日)
休み。『カイジ』を観る。藤原くんは良いし、香川照之も良いのだが、いかんせん脚本がなんともはやな感じであった。
- 10月10日(土)
休み。『空気人形』を観る。ペ・ドゥナだけでも観る価値がある。
柳家権太楼を聴きに大須演芸場にゆく。評判の高い噺家さんなのだが、私には江戸っ子が江戸っ子らしく聴こえないのが気になった。確かに上手いひとではあった。
- 10月9日(金)
吊看板原稿あと1枚半分を書かねば、と朝からずっと書き、夕方までになんとかなる。人間追い詰められると、どうにかできるものである。事前の準備が済んでいたのと、他の職員の協力があったためではあるが。これで明日から連休だが、ゆっくり休める。
- 10月8日(木)
今朝まで小学校の体育館にいたため、休み。休養をとる。
- 10月7日(水)
吊看板、明後日までならばなんとかなるかなあ、と思っていたのであったが、夕方から颱風が来、暴風警報が出る。晩に避難所となった小学校の体育館にゆき、朝まで過ごす。
- 10月6日(火)
吊看板原稿、金曜までになんとかなるような気がしてくる。
利用者多し。
- 10月5日(月)
休み。『ココ・アヴァン・シャネル』を観る。期待しすぎていたためか、今ひとつ面白く感じなかった。
- 10月4日(日)
さすがに日曜日。利用者多し。
展示吊看板締切に果たして間に合うのであろうか。
- 10月3日(土)
こんどの金曜日が吊看板原稿(展示パネル。900×1800ミリ)の締切。あと4枚分書かねばならないのであった。
利用者多し。ばたばた。
- 10月2日(金)
展示関連のあれこれ。
- 10月1日(木)
人間ドック。割と早く終わったので、『男と女の不都合な真実』を観にゆく。なかなか良い娯楽映画であった。
- 9月30日(水)
展示の関連のあれこれ。
早引けして雨の中、瑞穂陸上競技場へ。ACLの川崎戦である。見事な勝利。アジアのクラブチームベスト4である。帰りの地下鉄で川崎サポーターが泣いていた。
- 9月29日(火)
- 9月28日(月)
休み。皮膚科にいったあと、岡崎まで『サマー・ウォーズ』を観にゆく。細田守監督作品の『時をかける少女』で、学芸員が作業室でコーヒーを飲んでいて、それだけでも気になったのだが、積んである本の上にコーヒーカップを置く、というあまりといえばあまりにあり得ないシーンがあって、厭だな、と感じたのだったが、『サマー・ウォーズ』では武家のおばあさんが知り合いの偉い男の人たちに電話で話す際、「あんた」と言っていたのがとても気になった。九十歳近くの良家の女のひとが使う言葉ではない。名家の門をそこの息子が乗り物を通すために気楽に壊すシーンも厭だった。武家が「門を壊す」ことの意味について神経がゆきわたっていないのである。あれこれ壊すことが映画における快楽であるのは確かだが、壊してはいけないひとが壊してはいけないものを壊す場合、それについての説明が必要であろう。と、いくつかの点が私にとっては耐え難かったけれど、実に良くできた作品であった。
- 9月27日(日)
混む。気がつくと来週が展示のパンフレットの締切であったりする。
- 9月26日(土)
さすがに土曜日である。混む。
- 9月25日(金)
休館日が変梃だった関係で混む。展示関連のあれこれでどたばた。
- 9月24日(木)
休館日。曜日の感覚がおかしくなっている。朝、皮膚科にゆくと休み。木曜休みであることを知っていたのだったが、今日が木曜日だというのがわかっていなかった。
『カムイ外伝』を観る。シナリオが無茶。小雪の身体の動きが重い。松山君は良い雰囲気であったが。
- 9月23日(水)
休み。『キャデラック・レコード』を観る。ビヨンセがとても良かった。陰気な箇所も多いが、佳作。友達が褒めていた『サマー・ウォーズ』を観ようと、109シネマズに行く。上映30分ほど前だったのだが、売切。土日エコきっぷを買ってあったので、ちくさ正文館に行ったり、栄をうろうろしたり。夜、鈴木慶一のライヴ。かなり空いていた。相変わらずとんがった音楽で、媚びておらず、良い演奏であった。
- 9月22日(火)
世間は長い休みであるが、私は今日も仕事。調べ物が割とある。
地域資料の年度歯抜けの問題について、国会図書館の知り合いのひとにお尋ねしたところ、WARPというソフトで都道府県については自動収集していて、国立国会図書館法の改正により、今年7月からは地方公共団体や大学のインターネット情報についても収集可能となったけれど、国会図書館の自動収集のみでは不十分かもしれないため、何らかの手段を講じる必要があるとのお返事をいただく。国会図書館のサイトでWARPを確認してみると、都道府県の各種情報をしっかり収集しているのがわかったのだが、国会図書館へ出かけねば閲覧できないものがかなり多く、これは各自治体図書館でなんとかしないとまずい、ということがしみじみわかる。こうした仕事にこそ、司書が必要であるのだが、すべての公共図書館で今までしっかりとできていたとは到底言えない状況であったし、司書がいる館であってもどうなのか、と思わぬでもない。図書館の専門職員でなければできないことはなにか、窓口委託、指定管理にしてしまうと損なわれる点はどこかについて、もっともっと司書は発言してゆかねばならない、と感じる。
- 9月21日(月)
祝日の月曜日は比較的いつも空いている。郷土出身作家の展示がはじまるまであと一月であることに気づく。あれこれせねばなのであった。
- 9月20日(日)
連休の二日目なので、いつもの日曜日ほどには混まず。しかし調べ物が多かったりする。
- 9月19日(土)
連休の始まりなので、いつもの土曜日ほどには混まず。展示のキャプションを書く。
冊子で出版されていた年度版の地域資料がWeb上に載るようになっていて、それが直近のものだけであったりして、冊子廃止時点から現在Webに載っていないものについては担当部署に尋ねなければならず、うっかりするとデータの廃棄をしちゃう課もあったりするよなあ、などという問題にしばらく前に気づいたのだったが、これはうちの町だけの話ではなく、日本国中の問題だ、と思い至ったため、県図書館のひとに連絡する。
- 9月18日(金)
来月の展示について看板屋さん、印刷屋さんに連絡。まだかなり粗いことしか決まっていないのだな、としみじみわかる。
- 9月17日(木)
世間は明後日から5連休。今日明日のうちにいろいろな連絡を企業などにしておかねばならないのであった。気疲れがする。
- 9月16日(水)
『ウルヴァリン』を観る。なかなかよくできた娯楽作。
- 9月15日(火)
利用者、多し。来月の展示のあれこれでばたばた。果たして本当にできるのであろうか。延滞督促の電話を100件ほどかける。
- 9月14日(月)
『TAJOMARU』を観る。出だしから脱力。位の高い子供が3人だけで遊ぶことはあるまいて。なんだか無茶の多すぎるストーリー。小栗旬目当てのひとには良いのであろうが。
中部図書館情報学会の集まりにゆく。いろいろと決めなくてはならないことがいくつかあってなにやら大変である。
- 9月13日(日)
さすがに日曜日である。混む。展示の用意、督促。
- 9月12日(土)
土曜日らしく混む。展示の用意、督促電話。どたばた。
4月からはじめている住民票、印鑑証明書の発行の数がぼちぼちと増えてきているのだが、今日は極端に多い日であった。
- 9月11日(金)
来週のカウンターローテーションを作り、受付業務をし、来月からの展示の準備をし、督促電話をかけ、と慌ただしく過ごす。
- 9月10日(木)
電算関連のあれこれを朝に少しなにやらする。予約の電話と延滞督促電話を沢山かける。
- 9月9日(水)
休館日が二日続いたあとの開館。ブックポストに沢山の本が返っていたとのこと。
電算の打ち合わせ。来月からの展示の準備、延滞督促電話、とばたばた。
貸出が3500冊ほど。返却が5000冊を超えていた。
- 9月8日(火)
『サブウェイ123』を観る。『サブウェイ・パニック』のリメイク。ところどころ冗漫な印象を受ける。
- 9月7日(月)
朝日新聞に澤同人、相子智恵さんの角川俳句賞受賞の記事が載る。めでたい。
朝、レファレンス探検隊の回答をつくり、送付。
- 9月6日(日)
草を引いたり、掃除を少ししてみたり、本を読んだりして過ごす。
- 9月5日(土)
今日から4連休。ミリオン座に『ちゃんと伝える』を観にゆく。ラスト近くのシーンが途中で出てくるというめったにない上映事故で中断。伊藤歩がとても良かった。シネマスコーレにゆき、香港映画『さそり』を観る。水野美紀が見事な汚れ役。サエキケンゾウに似たひとが出ていて良い味を出していた。しかし、私の好みではなかった。
- 9月4日(金)
来週のローテーション表をつくる。夕方の臨時職員さんが退職することとなる。延滞督促電話を沢山。あれこれどたどた。
- 9月3日(木)
利用者はさして多くないのであるが、することが多い。8月が慌ただしく、できなかった事柄がたまっているのであった。延滞督促電話。
- 9月2日(水)
ばたばたと日が過ぎる。延滞督促電話沢山。遅れないで返してもらいたいものである。
- 9月1日(火)
休み。映画の日とは気づかずに映画館にゆくと、なかなか沢山の人。1000円です、と言われ、「え。どうして」と尋ねてしまったのであった。『21世紀少年 最終章』を観る。
- 8月31日(月)
『女の子ものがたり』を観る。深津絵里を目当てに行ったのだが、あまり沢山は出ていなかった。あの編集者はいてもいなくてもあまり変わらないのではないか。いまひとつな感じの作品であった。
- 8月30日(日)
夏休最後の日曜日。以外なほど混まず。
- 8月29日(土)
夏休最後の土曜日。さして混まず。
火傷から変な汁が出るのは止まった。
- 8月28日(金)
澤の同人が大きな俳句の賞を取ったとのこと。めでたい。
勤労体験、今日でおしまい。中学生も大変であろうが、受け入れる側もなかなかどうしてばたばたするのであった。
火傷から変な汁が出る。
- 8月27日(木)
夏休がもうじき終わると思うとうれしい。そこそこな混み方。
火傷から変な汁が出る。
- 8月26日(水)
勤労体験の中学生が5人くる。割と混まない平穏な日であった。
- 8月25日(火)
混む。昼休に、コンビニエンスストア駐車場でいきなり後退してきた車をよけようとして急ブレーキをかけた私の単車が私の左足踝の上に乗り、右足がマフラーへずれた。左足がひどい打撲、右足がなかなかの火傷。テキトーに応急処置をし、仕事をしたあと、病院へゆく。骨には異状がなかった。
- 8月24日(月)
『鶴彬 こころの軌跡』を観る。広報映画みたいであった。
- 8月23日(日)
かなり混む。頭がくらくらするほどだった。
帰宅後、『96時間』を観る。やたらと人が死ぬ映画。カーチェイスがずいぶんと雑。しかし娯楽作品と割り切れば楽しい作品であった。
- 8月22日(土)
夏休の土曜日らしくゆるゆると混んだ。調べ物多し。
- 8月21日(金)
平日のうちで金曜がもっとも混むのであった。
昨日出た週刊文春を読む。小林信彦が山田辰夫についての文章に肯く。
- 8月20日(木)
6時頃まではがらがらで、普段の平日よりもお客さんが少ないくらいだなあと言っていたのだが、6時を過ぎて混む。夏休が終わるまでにあと10日ほど。ふう。
- 8月19日(水)
なんということのない水曜日なのにずいぶんと混む。貸出が4000冊ほど。勤労体験学習の中学生もきていた。どたばたと過ぎる。
- 8月18日(火)
休み。『ナイト・ミュージアム2』を観る。無理のある話ではあるがよくできた娯楽作品であった。
古いパソコンのファイルを整理する。10年以上前の句会の記録を読んだりしていてちっとも作業は捗らず。
- 8月17日(月)
『色即ぜねれえしょん』を観る。映像がきれいだし、どきりとさせるショットがあるし、思春期のあほな男の子の話だしでとても良い作品。『ポー川のひかり』を観る。光がきれいな映像。話の筋は私の好みではなかった。
- 8月16日(日)
盆なのにばたばたと混む。
無言電話がかかる。
- 8月15日(土)
盆の土日は毎年比較的空いている。今日はしかしなかなか混んだ。夏休の宿題も多い。
帰宅後、瑞穂へ。三都主というかアレックスとブルザノビッチが出ていたのだが、かみあっていなかった。フラストレーションのたまる試合であった。
- 8月14日(金)
昨日と今日、中学校教諭と高校教諭が新任研修で来館していて、今日は中学生の勤労体験も重なった。主に返却図書の排架の作業をお願いした。うちの館の返却の数は他と比べるとかなり多いであろうからさぞや大変であったであろう。夏休期間では、今のお盆の時期がもっとも利用が少ないのではあるが。
カウンターローテーションを作る。頭がくらくらする。
1日に京王百貨店の古書展で見かけて欲しかったのだが高価で買わずにいた本が気になって気になってしかたがなく、その本について書かれているエッセイを読んだりしているうち、やはり買わねば、と思い、記憶していた古本屋さんに電話で尋ねてみると、まだあるとのことで注文したのが届き、読む。古本屋山王書房店主関口良雄さんの遺著『昔日の客』。
- 8月13日(木)
今日は休みですか、との問い合わせ多し。毎年必ずこの季節に50件ほどそうした電話がある。お盆休を取っても良いのかもしれない、などと時折感じたり。しかし貸し出しは3000冊ほどあった。
昨日お願いした講演についてご快諾のお返事に喜ぶ。
- 8月12日(水)
昨日一昨日と休館していたためか混む。貸出が5200冊、返却は朝に2000冊ブックポストにあり、最終的には6300冊。調べもの、登録、閉架図書の出納も多く、どたばたとした日であった。
秋に行う展示の日程を決める。講演をしていただく講師を選び、依頼のメールをおくる。引き受けてくださると良いのであるが。
- 8月11日(火)
『3時10分、決断のとき』を観る。傑作。ラッセル・クロウがとても良かったし、クリスチャン・ベールも良い。ピーター・フォンだが渋い。ベン・フォスターがおっかない。ジェームズ・マンゴールド監督の映像は暗い絵を撮っていてもなんとなく明るい感じがする。暑い日であった。
- 8月10日(月)
ノラの風邪がひどいので獣医さんに連れてゆく。
澤の通信句会が100回を迎え、第1回目について調べていらっしゃる方からの質問にこたえるため、古いメールを読む。メーリングリストによる句会としてはかなり早い段階のもの。それより以前にはASAHIネットでパソコン通信による句会をしていたのであった。月に1度の句会で100回ということは8年以上が過ぎているのであった。歳をとるはずである。
- 8月9日(日)
さすがに日曜日どたどたする。12月に電算機を変えてから検索で当たる率があがったためか閉架の資料の利用がさらに増えている。日に200冊ほど貸し出した。
謎の無言電話。
謎のひとからの私のHPへの問い合わせメール。署名のない人への返事は基本的にしないのだが、「私の会った不思議な人たち」が実話かどうかとの問い。ほぼ実話である。しかし実話ってなんなのだろうな、とは思う。私にとって実話であっても私以外のその事件の当事者がそれを本当と感じるかどうか、といった問題は常についてまわるわけであるし、そもそもこのコーナーは他愛のない変梃な話を書いただけで、実話でも嘘話でもどちらでも構わない気がするのだが。
- 8月8日(土)
土曜の割には空いていた。夏休は平日に混むかわりに土日が比較的楽であったりする。調べもの多し。
- 8月7日(金)
夏休の金曜日は比較的平穏なのだが、今日は混む。住所地を持たない方と少し話す。もうじき定住地を得るとのこと。なかなか難しいと思うが、まだ若いひとであるし、なんとか良い過ごし方をすることができることを祈る。
視聴覚資料の発注作業など行う。
- 8月6日(木)
住所地を持たない方が来館。書架と書架の間で大の字になっておやすみになったりする。
夕方から混む。閉館間際にレファレンスや閉架資料の出納が多かった。
- 8月5日(水)
休み。シネマテークに、春に観た『英国王 給仕長に乾杯!』が面白かったのでイジー・メンツェル特集『厳重に監視された列車』を観にゆく。傑作であった。
夜、レファレンス探検隊。発表者をした。問題のなかに「ぼくとうきたん」と入れておいたところ、回答者10人のうち3人が『濹東奇譚』を知らずにいて、ひらがなで書いたため、『ぼくと「うきたん」』かと思った、とユニークな答えをしたひとがいたりもした。それでは困る、とジジイの説教めいた発表となる。
- 8月4日(火)
今日から遅番。昼間までそれほど混まなかったので安心していたら、夕方異常なほど混む。6時を過ぎてからのレファレンスが多いのが不思議。
- 8月3日(月)
みゃおに蚤がいるので獣医につれてゆく。
- 8月2日(日)
友人一家と朝食。伊勢丹で靴を買い、ドリス・ヴァン・ノッテンにゆく。SALEをしていてこないだ買ったシャツがあったのが悔しくてもう1着買ってしまおうかとの衝動が走ったが思いとどまる。午後、国立演芸場。目当ては五明樓玉の輔。平成名物テレビ「ヨタロー」に春風亭あさ市の名で出ていたとき、若いのに才走っていた感があったのでどんなふうになっているのかが気になっていたのであった。決して悪くはないのだが、なにかもうひとつ突き抜けられずにいる感じ。
充実した東京での2日間であった。
- 8月1日(土)
今日から3連休。この後1ヶ月ほど土日の休みはない私は、東京に出かける。去年親しくなった澤俳句会の友人と水道橋、神保町、そして新宿京王百貨店の古書展と、古本屋めぐりをしたのち、7年半ぶりの生句会。下北沢タウンホールがずいぶんと歳をとっていたのに驚く。楽しい句会であった。懇親会にはKさんもいらした。懐かしかった。
- 7月31日(金)
混む。なにがなんだかよくわからぬうちに1日が過ぎる。今日で7月が終わる。子供たちの夏休のおしまいまであと1ヶ月である。
- 7月30日(木)
先々週から2キロくらい走っている。
休み。シネマテークにヴィクトル・エリセ監督の『エル・スール』、『ミツバチのささやき』を観にゆく。当然であるが、どちらも名画であった。『エル・スール』のお父さんの心境がなんとなくわかるような年齢に私もなったのであるな、などと思う。『ミツバチのささやき』は奇跡的な美しさ。
- 7月29日(水)
中学生の勤労体験。CATVの収録。どたばたと一日が過ぎる。
瑞穂陸上競技場に4点差で勝たないと意味のない試合を観にゆく。後半途中まで2対0。あと2点取ればナビスコカップの準決勝進出、という気持ちで観ることができたのは幸せであった。
川村カオリの訃報。
- 7月28日(火)
今日から早番。ブックポストに400冊ほどの返却本。ばたばたと混む。
山田辰夫の訃報に驚く。『狂い咲きサンダーロード』で主役、『すかんぴんウオーク』でぎらぎらとした脇役。それからずっと気になる役者であった。ご冥福をお祈りします。
- 7月27日(月)
このところずっとみゃおとノラに朝早く起こされたりなんだりでよくわからぬまま毎日が過ぎている。ホームページの日記を書いてはいるのだが、アップロードしようとすると、彼らが暴れたりなんだりで、更新していないことに気づいた私。
『湖のほとりで』を観る。映像はきれい。解剖結果が出たあたりで私にとっては話が面白くなくなってしまった。
七ツ寺共同スタジオで少年王者舘の『夢十夜』を観る。開演前に懐かしい曲が流れていて、それだけですでに彼らの世界に引きずり込まれていたのであった。天野天街の世界が凝縮された舞台であった。マチネーはしかし、外に出ると明るく、すぐに現実に引き戻されるのが難。少年王者舘は夜に観ないといけないな、と思った。
- 7月26日(日)
日曜としては空いていた。調べもの多し。
- 7月25日(土)
平日に混んだ分、土曜日としては空いていた。登録はしかし多い。
- 7月24日(金)
昨日、一昨日とは打って変わって静かだなあ、と夕方までは思っていたのであったが、夕方に混む。
- 7月23日(木)
勤労体験の中学生から図書館で働くためにはどうしたら良いか、との質問。この問いに現在公共図書館で働く正規職員の司書はどう答えるべきか。以前は「司書」資格を取っても採用が極端に少ないのだけれど、就職浪人をしてまで司書職に就こうとして、実際に就いているひともいる、などと答えていたのだが、今では、そのようにして就いたとして、行政の考え方(実際には市民の考え方なのではあるが)次第で図書館が指定管理になり、図書館で働き続けることができなくなるケースがしばしばあるわけで、かといって指定管理を請け負う会社の司書として就職しようとしてもほとんどが派遣社員なわけで、公共図書館の司書を目指す小中学生がいても、そこで働くことを思わないようにして、別の職種を考えようね、と言うよりほかないのであろうか。そうなった原因が日本の「図書館界」にもある、と私は考えており、またその中に私もいたわけで、なんだか暗澹とした気分になる。
登録者58人。開館以来の記録。
- 7月22日(水)
朝3時間で1500冊ほどの貸出。さすがに夏休である。
午後、勤労体験の中学生がくる。書架整理をしてもらった。
閉館間際にレファレンスが立て続けにあり、どたばた。
- 7月21日(火)
休み。『アマルフィ』を観る。イタリアに行きたくなる映画。話に少し無理がある。天海祐希はミスキャスト。
- 7月20日(月)
比較的祝日としては空いているなあ、と朝は思っていたのだが、晩に混む。
- 7月19日(日)
混む。登録者多し。
- 7月18日(土)
混む。予定の仕事が捗らず。
- 7月17日(金)
視聴覚資料の発注。来週からやってくる中学生の勤労体験のための準備をする。
- 7月16日(木)
休み。無言電話があった。粗大ゴミを捨てにいったりなんだりして1日が過ぎる。
- 7月15日(水)
混む。混まない土曜日よりも利用者多し。登録も多し。夏休が始まる前だというのになあ。督促電話を100件ほどかける。明らかな正義の仕事って世の中に沢山はない。
- 7月14日(火)
朝、走る。思っていたよりずっと手前で走れなくなる。
『人生に乾杯』を観る。かっこいい映画。でも、ラストのオチは無理がありすぎ。
- 7月13日(月)
『扉をたたく人』を観る。終わり方が私の好みではなかったのだが、良い作品であった。
ガス炊飯器が昨日壊れたので、あちこちの店に出かける。
ジョギングを始めようと思い立ち、ジャージと靴の割と値の張るのを買う。これでやめるわけにはゆくまいて。
- 7月12日(日)
混む。なにやらわからぬままに日が過ぎる。閉架の資料の利用がこのところ増えた。予約も増え、延滞も増えている。
- 7月11日(土)
混む。調べもの多し。督促電話を沢山かける。
- 7月10日(金)
研修。グループでB紙にまとめて発表する形式。普段使っていない頭の部分を使ったので心地よい疲労がある。
- 7月9日(木)
研修。飲食関連の会社経営を実際にしているひとが講師。興味深い話が沢山あった。
- 7月8日(水)
さすがに仕事がたまっている。再来週から世間は夏休。それまでにしておかねばならぬことが沢山あるのであった。そして明日明後日と研修。
- 7月7日(火)
休み。今日もまたみゃおが寝こける。来月、レファレンス探検隊の発表者なのでコメントをつけたり、回答をまとめたりする。県図書館に出かけて資料を確認する予定であったが、みゃおが起きたのが3時半であったため、とある図書館に1時間ほどかけて車で行ったのだが、確かめたかった資料が何の役にも立たぬことが2分ほどで判明。行き慣れていない図書館はなんとなく楽しい。
- 7月6日(月)
猫のみゃおが朝早くからやってきて寝こけてしまう。みゃおとノラは相変わらず不仲であるため、ほったらかしにして出かけるわけにはゆかず、本を読んで過ごす。虫明亜呂無の『女の足指と電話機』読了。スポーツニッポンや競馬ブックなどに連載されていた文章をまとめた本なのだが、中身がハイブラウなのに驚く。
- 7月5日(日)
休み。『それでも恋するバルセロナ』を観る。いかにもウディ・アレン。楽しい作品であった。役者が皆上手い。ハビエル・バルデムの女たらしの芸術家がいかにもといった感じで良かった。ペネロペ・クルスはそれほど沢山出ていないのに印象が強烈。
夕方、豊田スタジアムへ。久々のリーグ戦勝利。劇的な勝ち方であった。ガンバのキーパー松代が泣いていた。ありえないミスであったが、詰めていて決めた巻が偉かった。
- 7月4日(土)
今日から長い休みである。鹿島茂の『吉本隆明1968』(平凡社新書)を読了。吉本隆明の偉さがよくわかっていなかった私にとっては蒙をひらかれた感がある。高等教育を受けることでなにがどうなるのかについて、なんとなくすっきりせずに私はずっときていて、それは田舎町に過ごしたためでもあろうが、知識を増やせば増やすほど、何かから遠ざかってゆく感じを持っていたのだけれど、この本によって、なんとなく少しすっきりとした気分になった。とても良い本。
- 7月3日(金)
昨日ほどではないが、混む。電算はなんとか止まらずに動く。閉架、いっぱいいっぱいになっているところがあり、開架からしまう本が入らないので、動かしたり。延滞督促電話をたくさんかける。なにやらどたどたと一日が過ぎる。
- 7月2日(木)
開館から2時間で貸出が1450冊。お客さんが長らく開館を待っていらしたのだと思うと実にありがたいことである。4時くらいにコンピューターがダウン。月曜のチューニングが関係しているとのこと。とりあえず電算屋さんに再起動をしてもらい、なんとかなる。困ったことである。
督促電話をかける。
- 7月1日(水)
特別整理期間終了。今日も大汗。
- 6月30日(火)
昨日、電算のチューニングをしたそうで、トラブルがあったとの報告を受ける。結果的にはそれほど大きなことにはならなかったが、一つ間違えたらかなり危険な話。
終日閉架で作業。
- 6月29日(月)
『ディア・ドクター』を観る。鶴瓶が思いの外上手くて驚く。脇役の人が皆上手い。西川美和監督は山や谷をとても綺麗に撮る。傑作であった。
- 6月27日(土)
古本屋でB5版の「すばる」を買う。とある作家の単行本未収録作品が載っているのであった。しかし、B5版の文芸書は読みづらい。
- 6月26日(金)
一日中閉架で作業。
帰宅後、名古屋へ出かけ、古い俳句関連の友人達と夕食。
- 6月25日(木)
蔵書点検2日目。昨日は順調に進んだとのことで、今日のうちに17万冊のスキャニング終了。閉架で除籍をする資料を選ぶ仕事をする。エアコンがない書庫。頭がくらくらしてくる。
- 6月24日(水)
名古屋で研修。他の市町、他の部署の人と話したりして面白かった。
研修を終えた後、瑞穂陸上競技場へゆく。ACL。水原三星に勝利。
ベスト8である。名古屋の図書館のTさんたちと飲む。珍しく図書館の話などを
する。東海道線が人身事故の影響で遅れていたりなんだりで帰宅が大変であった。
- 6月23日(火)
明日から蔵書点検である。利用者多し。ばたばた。
- 6月22日(月)
『レスラー』を観にゆく、と図書館の利用者の方とばったり。お互い映画好きであることを知っているので少し話す。ミッキー・ロークが以前とは別人のようであった。上手い役者になっていてびっくり。いかにもアメリカらしい良い映画だった。
『ミーシャ』を観る。これ、話に無理があるんじゃないか、という気がする。予告で女の子が可愛らしかったのと映像がきれいだったので観たのだったが、ううむ。少なくとも万人向けではなく、私はあまり好きではない作品であった。主役の子は根性が坐っている感じ。今後が楽しみ。
- 6月21日(日)
朝、私が受付にいた間はとても混んだ。そのペースだと7000冊の貸出になってしまいそうであったが、やや落ち着いた。よれよれとなった。
- 6月20日(土)
クレームとか質問とか少し微妙なあれこれのあった日であった。混む。
- 6月19日(金)
休み。『愛を読むひと』はベルハルト・シュリンクの『朗読者』が原作とのことで、私はこの小説をかなり好きではなかったため、観るのを止そうと考えていたのだが、ケイト・ウィンスレットがどうにも気になるので観たのであった。彼女はとても素晴らしく、映像も良かったが、やはりこの話、私は好みではない。
- 6月18日(木)
朝、県内のほかの町のボランティア団体が見学に来館。どうしたら貸出の数が伸びるのかとの質問。そういえばあまり聞かれたことがないな、と思う。十数年前、「この本どこにありますか」と利用者が尋ねたら、排架図を示すのではなく、必ず書架まで職員が案内するようにしたことが大きい、と私は思っていて、確かそんな話を2002年のレファレンス講習のときにしたのでもあった。司書はサービス業であり、営業をせねばならない。一度来たひとを逃がさないよう、来たひとはみんな初めて来たひとである、と考えよう、とか、そんなふうにしていたのを思い出し、だいたいで話す。しかし、今それができているのであろうか、と少し反省をした私であった。
午後、図書館協議会。その後、受付に入り、来週のローテーション表を作る。よれよれになった一日であった。
- 6月17日(水)
電算システム修正スケジュールの説明。おお、なかなかやればできるじゃないか、といった感じの話であったような気がしたのではあるが、本当ならば12月の時点できれいにできあがっているのが正しい、ということをついつい私は忘れているのであった。ともあれ、先に少し希望が見えてはきた。
- 6月16日(火)
混む。来週から曝書である。あれこれ考えねばならないのであった。机の片付終了。
- 6月15日(月)
みゃおを動物病院に連れてゆく。風邪は治ったとのこと蚤除けの薬をつけてもらい、化膿防止の注射を打ってもらう。待合室でみゃおは犬に向かってシャアと言って喧嘩をしかけていた。ノラと違って外に出しているのだが、どこで何をしているのかわかったものではない。
- 6月14日(日)
比較的日曜日としては空いていた。机を片づける。落ち着いて考えると、視聴覚資料のパンフレット、目録は年間高さにして1メートルほどもやってきている。本はその数倍。捨てても捨てても溜まるわけである。今まで以上に早く判断をして捨てねば、と心に誓う。しかし、ここまでパンフレットや目録を沢山送ってこなくても良いと思うのだけれども。
- 6月13日(土)
先週は随分と混んだが、今日はさほどでもなかった。と油断していたら、おしまいにばたばた。
入力がひといきついたので、机の整理をはじめる。
- 6月12日(金)
朝、出勤すると、昨日1時間ほど電算が止まったとのこと。理由の説明にきた業者の話はとてもわかりやすかった。というのもあまりに初歩的で気が滅入るくらいの原因だったのであった。
CDの入力作業をする。
- 6月11日(木)
休みの私。
今朝もまたモグラで遊ぶみゃお。やたらと穴を掘るのが得意な猫ではあるが、いったいどこから捕まえてくるのであろうか。農業が趣味の人の話によると、モグラはなかなか退治できないとか。
『ウルトラミラクルラブストーリー』を観る。松山ケンイチ上手い。麻生久美子は誰を演じても、そうそうこういうひといるいる、と思わされてしまうわけのわからぬ役者である。横浜聡子監督の映像感覚がとても良い。渡辺美佐子、原田芳雄と脇が贅沢。園児の青森弁の漫才、7割くらいしか意味がわからなかったが、相当面白かった。ラストが好き。エンドロールへの続き方も好き。音楽が良いと思ったら大友良英。
- 6月10日(水)
電算プログラム、だいぶ改修してもらえたのではあったが、懸案事項であるOPACがまだ。来月までかかる、とか。データベースの担当者がきていて話を聞くと、MARCデータの取り込みが極端にうまくいっていないというわけでなく、自館入力分がうまく入っていないということでもなく、表示のプログラムに難があるとわかり、少し安心する。って、そういう安心の仕方を導入後半年経ってしている、という現実と、こちらの感覚が少しずつ麻痺しているのがこわかったりはするが。
井原高忠の『元祖テレビ屋ゲバゲバ哲学』が良い本であった。『ゲバゲバ90分』のプロデューサー。三井財閥の出身で戦後斜陽となり、バンドマンを経て日本テレビ入社という経歴のひと。もともとの大金持ちのスケールが違っているから視点が独特。こういうひとが作っていたテレビ番組を子供の頃に観ることができた我々世代は幸せである。「育ててもらわなきゃ育たないなら、死んじまったほうがいい」など名言も多数。
- 6月9日(火)
朝早く、みゃおがモグラで遊んでいるのを目撃。
『路上のソリスト』を観る。なんというか私の好きになれないタイプの話であった。実話だからしかたがないのもしれないが、観終えて、それでなにがどうした、といった気分になってしまったのであった。
ラグビーの20歳以下の世界選手権予選が瑞穂ラグビー場で開かれているということなので観にゆく。前売券は1300円ととても安い。高校生の頃からラグビーをテレビで観ているが、生で観るのは初めて。前のほうが良いか、と思ったのだがラインが見づらかった。音がよく聞こえてきて迫力はあったが。アルゼンチン対ウルグアイ戦の時にはあまり入っていなかった客が、ニュージーランド対アイルランド戦ではメインスタンド側が満席となる。ニュージーランドはさすがに強い。前半3点しか取られなかったアイルランドだったので後半、観ていて力が入った。アイルランド人やニュージーランド人も客席にいて、応援がにぎやかであった。17対0。ワインを売ってもいた。ボトルで買って1時間くらいで飲んでしまっていた女の2人連れが近くにいて驚いたりもした。
- 6月8日(月)
『ガマの油』を観る。へんてこな映画。役所広司のはじめての監督作品。二階堂ふみが良かった。澤屋敷純一はとても存在感があった。若い新しい役者が出てきているのがうれしい。映像はなかなかきれい。益岡徹は少しいんちき臭さが足りないような気がした。次作が楽しみ。冒頭に「KOJI YAKUSHO FILM」とかって出たけれど、あれは偉い監督になってはじめて付けるもののような感覚が私にはある。1作目からこれを出しちゃいけないのではなかろうか。
- 6月7日(日)
混む。なにがなにやらわからぬうちに時間が過ぎてゆく感じ。
- 6月6日(土)
混む。土曜日なのでしかたがない、とも言えるが、開館5分で返却が130冊って少し多すぎやしないか。このペースがずっと続くと13000冊くらい返ってくるのかなあ、などと一瞬思ったが、6000冊くらいでおさまる。
- 6月5日(金)
なんとなくこの頃睡眠不足な気がしている。猫たちのおかげ。
カウンターローテーション表作り。視聴覚資料の入力。
- 6月4日(木)
朝、電算の話を聞く。エラーの原因を聞いて呆れる。そういえば一ヶ月ほど前に別のエラーの原因を聞いたときにも呆れた記憶が蘇り、怒りがこみあげてきて、怒る。怒ったからといってなにがどうなるわけでもない、という場合に私はあまり怒らぬようになったのだが、それにも限度があるのであった。webopacは今のと比べると、とても良いものができてくるようであるが、今のがひどすぎるため、そう思えるだけのような気もする。
別件で呆れる事柄がある。説明をしないとわからないのならば説明をしてもわからないのだ、と考え、説明するのをやめる。
- 6月3日(水)
休み。『1Q84』読了。これまだ終わってないじゃん、と読み終えて気づく。1巻のおしまいのところまではとても面白かったのだが、2巻で着地点が違ってきちゃったのではないか、という気分になる。尖った感じの文章が少なくなっている感じ。ともあれ万人向けではない小説である気がする。
映画を観にゆこうとしていたのだが、みゃおに阻止される。夜、友人の生方ノリタカさん、森香さんが出るライブを観に、今池にゆく。へんてこで不思議な音楽。森さんが100年ほど前のギブソンのギターを弾いていた。
- 6月2日(火)
電算業者がもうじき直るwebopacのことなどについて説明をしたいとのこと。明後日でどうか、と間に入った業者が訊いてくる。数日後を指定してきたり、今日伺います、と言ったり、スケジューリングが苦手なひとのようである。結局明後日の朝、話を聞くことにする。
そこそこ混む。
- 6月1日(月)
『1Q84』を読む。猫たちの妨害にあう。
みゃおを病院に連れてゆく。定期的に虫よけの薬をつけてもらったりなんだりしているのであった。
- 5月31日(日)
かなり混む。明日が休みであることがとてもうれしい。
- 5月30日(土)
そこそこ混む。なんだか疲れる。
- 5月29日(金)
昨日発見した不具合がどのパターンで生じているかが判明。MARCの生データを眺めてTAG番号で検証して、という作業はユーザー側がする作業では本来ないはずだが、していかないと発見してくれないだろうし、発見したってすぐには直してくれないのだから、なぜ起きているかまでを究明してゆくほかあるまい。他にデータコンバート時の不具合が見つかる。以前のシステムと概念があまりに異なるため、その不具合に関しては、そうなるけれどかまいませんか、と確かに尋ねられ、それしかないならば仕方がありませんね、とこたえたのだった。その箇所はしかし、前のシステムからのコンバートがうまくいかないから、と当館の負担でかなりの手作業をした上で、でもこうなってしまう、という話だったわけで、データ移行が済み、新しいけれど半分腐っているシステムに慣れてきたら、手作業で直せることに気づいたわけで、本来向こうがするべき仕事をうちにさせておいて、向こうが手で直せるくせに、できませんから、それで良いですね、と言ってできないならしかたがないな、と思わせたわけで、「これエラーですよね」と質問をしたら、「合意していたのだからエラーという認識ではなく、直す気はありません」といったような回答がきて腹が立つ。TAG番号についての知識があるかのように振る舞っていたSEであったが、実のところどうやらそうではなく、打ち合わせしなくともデータを見ればわかるかのように言っていたのは、打ち合わせをすると知らないところが多いのがバレるからであったのかもしれず、いくつかのデータを飛ばしてしまったりもしたのであるが、これだけ迷惑をかけていながら、手で直せる箇所を直さないと言う大会社の系列会社社員。盗人猛々しいとはこういうことを言うのであろうなあ、と思う。このSEの人間性の問題ということもあるが、それだけではなく、先日は偉いひとたちが沢山頭数だけやってきて、それほど頭も下げずに黙って帰っていったが、導入後半年以上経っていてこれだけめちゃめちゃな状態なわけで、毎日作業をして進捗状況を伝えるくらいで普通であろうに、そんなこともなく、質問をしても次のリリースを待ってください、と言うだけ、そこで不具合が出ればそこから1ヶ月くらいあとのリリースを待て、と答えるに違いない。あと半年経っても、いやリース切れの日がきても全部きれいにシステムができあがるかどうかさえ判然としない。間にひとつ会社が入っているため、というか本来はそことしか契約していないので、そこがなんとかしてくれなければならず、当然ちくちく私はつついて嫌がらせをしてはいるのだが、関係があったりなんだりするらしく、ちっとも話は進んでゆかない。ともあれ、ぼちぼち電算機の入れ替えを考えている中小公共図書館があったら、このシステムは止したほうが良い、と親切な私は声を大にして言いたいのであった。詳細を聞きたいひとはメールでおたずねください。と、怒りがそろそろ溜まってきている私であった。だって普通の図書館の仕事している時間よりも電算のわけのわからないところを確認している時間のほうが長い日があったりするんだから腹が立つのは当然なのである。
- 5月28日(木)
電算の不具合がまた見つかる。MARCデータが不思議な入り方をしている箇所が見つかったのはこれで何件めであろう。全部検証せねばならないのであろうか。こんな状態のくせしてパッケージなのでシステム変更はできませんなどと言う会社はどうかしているのではないか、と初めのうち思っていたのだけれども、最近では慣れてきてしまい、ああまた変なのが見つかっちゃったなあ、という感じになってきている。12月に導入してから不良箇所が100件をはるかに超えている。当館は古いシステムでもかまわない、と言っていたのに、新しいのの方が機能がすぐれているし、問題はありませんから、と言われ、本当かよ、と疑いつつ導入してしまったのであったが、いやはや。web検索システムは来月にある程度直ってくるとか。他の市町村で導入しているところがあるのが不思議。せめて稼働している館のwebopacを見てから選択した方が良い。うちの市の場合、図書館だけで選定をすることが事情によりできなかったため、しかたなく導入したのではあったが、これが新システムです、と胸を張って、ゴミのようなシステムを持ってくる電算屋がいまどきあるとは考えていなかったのである。
- 5月27日(水)
休み。 『インスタント沼』を観にゆく。風間杜夫がとても良かった。麻生久美子は、ごく普通のことをしているかのように振る舞いながら、とてもおかしいわけで、果たして演技をしているのか、といつも考えてしまう。天性なのであろう。松坂慶子はどこまで太るのであろうか。もともとコメディにかなり向いているひと。「おくさまは18歳」で変梃な役をしていたとき、気になった記憶。かなり無茶なストーリーだが、娯楽作品としての出来は悪くない。
中島梓=栗本薫が亡くなった。高校生の時に読んだ『文学の輪郭』には少なからず影響を受けている。はじめに読んだのは筒井さんについての評論であった記憶。彼女のマンガについての評論のおかげで、これを読むのは決して悪いことではない、と安心できたようなところもある。栗本薫名義の作品も多作になる以前はほぼ読んでいる。そういえば以前書いた論文『公共図書館とマンガ』に彼女の文を引いた。『JUN』という雑誌が『JUNE』という名前に変わったりして、そこに中島梓が書いていた、といったような話を、ボーイズラブ小説と図書館についてのことがらのついでに先週Tさんとしていたばかりであった。ご冥福をお祈りします。
- 5月26日(火)
なかなか混む。
あちこちに行ったりする。
- 5月25日(月)
『夏時間の庭』を名演小劇場で観る。映像はきれいだが、見所のうすい映画。それでなんなんだ、といった気分になる。
三越から東急ホテルで今日一日だけのセールがあるとの案内があったので、いったいどんなふうのものなのだろう、と行ってみる。パジャマを一着選び、レジの列に並ぶと進まない。30分くらい待った。話の種には面白いが、私の性格にはあまり向いていない、と思った。
- 5月24日(日)
ずいぶんと混む。レファレンスがいくつかある。
- 5月23日(土)
混む。
体のあちこちが痛い。
CDの入力をする。
- 5月22日(金)
休み。林海象監督の「CODE」を観る。いくらなんでも話のつくりに無理がある。展開をさせたいように展開させるために筋をつくる。それも人の生き死にが関連しているのだからひどい。シナリオがしっかりしていないと、いくら雰囲気が良い映画になっていても観る気がしない。良い役者が出ているのに惜しい。
中部図書館学会の後継学会についての打ち合わせ。懇親会のあと、名古屋の図書館のTさんと飲む。東海道線で人身事故とのことで、慣れぬ電車に乗り、慣れぬ駅で降り、階段で滑って転ぶ。顔面をアスファルトにぶつけたり、手のひらをぶつけたりしたが、服は無事。怪我もたいしたことはなかった。
- 5月21日(木)
CDの入力作業、カウンターローテーション作り。
- 5月20日(水)
休み。
渋谷にゆき、BUNKAMURAミュージアムの『国立トレチャコフ美術館展』を観る。革命前のロシアの絵画は得も言われず豊かで美しい。
『熱海五郎一座』の公演を青山劇場で観る。コント赤信号の三人が全員出ていて、昔のコントを演じていたが、今の方が良かった。相変わらず伊東四朗の女形は怖い。小林幸子の歌を生で聴いたのははじめてだったが、とてつもなくうまく艶があるのだな、としみじみ感じた。演歌あなどるべからず。渡辺正行、出とちりをする。中村メイコ若い。生で沢山の喜劇人を観られるのは実に幸せ。
ドリス・ヴァン・ノッテンにゆく。15年ほど前、名古屋のセレクトショップでジャケットを買ったきりのブランドなのだが、webで3月に開店したことを知り出かけたのであった。シャツを1枚買う。美しい建物、美しい服。
- 5月19日(火)
混む。
蔵書点検についての打ち合わせ。ばてる。
- 5月18日(月)
『鈍獣』を観る。パルコのセンチュリーシネマなのに客がとても少ない。私は割と好きだが、万人向けの作品ではない。北村一輝が最高。真木よう子はこのとき妊娠していたのではあるまいか。浅野忠信の演じる抜けた人の役がとても良かった。
- 5月17日(日)
終日、家で過ごす。澤の宿題、進まず。うう。
- 5月16日(土)
豊田スタジアムへゆき、大宮アルディージャ戦。開始4分につまらぬ失点。このまま負けちゃうのか、と思いつつ観る。楢崎の奇跡的なセーブが幾度かあり、後半36分、ころころころ、とゴールにボールが入ると周りのひとみんなが立ち上がっていた。その後追加点が取れるかと期待をしちゃったが、負けなかっただけでもうけもののような試合であった。力が入りすぎ、ばてる。
- 5月15日(金)
ローテーションを作ったり、あれこれする。明日明後日と休みなので、すること、せねばならぬことが多くてばたばたであった。
- 5月14日(木)
電算屋さんが、毀れている箇所がいつ直るかの話にくる。偉い人たちが沢山来ていた。しかし、書誌入力の手順が異なるとバグが出るといった状況であったり、webopacがぼろぼろであったりするといった状態がデータベースソフトにおいて、どんなことであるかを果たして彼らは本当に認識しているのであろうか。相手が公共施設であるから、ゆるい対応をしているのではないか、と、話しているうち腹が立ってきたため、そこそこ言いたいことを言っておく。できることならこのシステムごと変えてほしい、と話したのだが、そんなことはしてくれないであろうなあ。無意味な疲弊。
- 5月13日(水)
朝、ブックポストへの返却本は1200冊ほど。混む。何をしているかわからぬうちに一日が過ぎた感じ。
仕事が終わってからレファレンス探検隊へ。宗教が関わるレファレンスについて、図書館員が意見を言うのはおかしいのではないか、との質問をK君がしていたのに対し、これは医療関連のレファレンスでもあるので、「主治医に相談して」という回答ならば平穏ではなかろうか、と私は発言したのだったが、思えばオウムの本をあの事件の前に閲覧にいらした方があり、「この宗教は問題ないでしょうか」と問われたことがあったが、「さあどうでしょう。いくつかの雑誌で指摘されている事柄がありますが、当館にそれらの雑誌の所蔵がないので、お見せすることはできません」と答えた記憶があったりもする。福永法源が捕まる前に、法の華三法行について、親戚がこの宗教に入っているのだけれど、どういうところか、と尋ねられ、寄贈を受けていた本を何冊か所蔵していたので見せたところ、「これだけ本を出しているのだからしっかりしたところなのですね」と言われ、「本はお金があれば出せますから、それだけで判断するのは難しいかもしれません」と答えた記憶もある。宗教関連のレファレンス確かに難しいところがあるのである。
- 5月12日(火)
休み。刈谷市美術館に『大江戸の賑わい展』を観にゆく。私は浮世絵にあまり興味がないのだな、とあらためてしみじみ感じた。
書くのを忘れていたが、伊吹和子の『めぐり逢った作家たち』はとても大変なことが書かれている本であった。谷崎の章、ファンは必読である。
- 5月11日(月)
休み。『グラン・トリノ』を観る。大傑作。イーストウッドがかっこいい。今年一本だけ映画を観るひとはこれを観るべし、といった作品。
2002年4月から2004年1月の澤誌で定例句会の秀句を拾う作業。遅々として進まず。
- 5月10日(日)
今日もまた混む。
- 5月9日(土)
混む。とてつもなく混む。ばたばたと一日が過ぎる。
- 5月8日(金)
朝刊にやまだ紫さん死去の報道。少しくらくらする。私が高校生の時70年代半ば、雑誌『COM』を集め、『質問があります』や『『どじです』といった作品を知り、ブロンズ社から出た作品集『鳳仙花』を買い、『ガロ』を買ったら『性悪猫』が掲載されていて、これはものすごい傑作であった。リアルタイムで『性悪猫』を読んでいたことは密かな自慢かもしれない。それからの作品はだいたい追いかけていた私。ノラを飼い始めてしばらくして彼女のサイトに写真を送って、コメントを頂戴し、大喜びをしたこともあった。ご冥福をお祈りいたします。
混んだり空いたり。電算の問題についてあれこれ時間を取られる。元々それは出来が悪いせいであり、しっかりつくられているシステムであれば何も考えたりする必要はない時間なわけで実になんとも不毛な感じ。
- 5月7日(木)
休み。朝早くから映画を観にゆこうと予定していたのだが、みゃおが妨害。午後から出かけ、『バーン・アフター・リーディング』を観る。何の教訓もないとてつもなく意味のないブラックユーモアの作品。ところどころ細かい箇所でわからない点もあったりするが、私はとても好きである。
- 5月6日(水)
休みをとった。『ミルク』を観る。ゲイの人権問題を扱った作品であるとの知識を持たずにきたらしいご高齢のご婦人2人が途中退席。私も実のところ同性愛の話は苦手である。男は嫌いだし、女のひと同士が仲がよいのはもったいない、と感じてしまう性分ではある。78年、サンフランシスコ市長が殺された事件の報道はおぼろげな記憶があるが、ハーヴェイ・ミルクについての記述はあったのであろうか。古い新聞記事を確かめてみなくては。日本で性同一性障害の問題について語られるようになったのはミルク暗殺から30年近く経ってから。ショーン・ペンの上手さといったらなかった。ガス・ヴァンサントの映像を観られる幸せ。
瑞穂にACLの試合、グランパス対蔚山現代戦を観にゆく。巻佑樹と小川のコンビネーションが良い。4対1で快勝。雨の当たらぬ席で平穏に観戦、と言いたいところだが、隣席の人がかなり特殊であったため、疲労する。
- 5月5日(火)
そこそこ混んだ1日であった。
- 5月4日(月)
月曜だからなのか空いていた1日であった。CDの入力が沢山できた。
- 5月3日(日)
日曜の割に混まない日であった。みんな遊びに出かけているのであろう。
そいえば不具合な電算システムを様々な売り物に例えることがある。五平餅です、と言って棒だけを売ったようなものだ、とか。ともあれ早く餅米を炊いて、棒のまわりにつけて、焼き、できればタレもつけて焼いて出して欲しい、と願うこの頃である。
- 5月2日(土)
土曜の割に混まない日であった。
忌野清志郎死去。80年代の初め、どれだけRCサクセションを観にいったことか。『シングルマン』を幾度繰り返し聴いたことであろう。声のデカいひとであった。ご冥福をお祈りします。
- 5月1日(金)
さして混まない一日であったが、調べ物多し。電算のおかしなところがまた見つかる。CDの入力をする。
- 4月30日(木)
それほど利用者が多かったわけではないのだが、レファレンスと登録が沢山あり、どたばたと過ぎていった。1918年は大正なん年ですか、とカウンターで尋ねるお客さんにそこにいた2人の司書が答えられないのには呆れてしまった。たまたま近くにいた私が答え、大正は11年を引けば良いのだ、いくつかの大正時代の出来事、例えば関東大震災は1923年で大正12年といったことを覚えておくと良い、と説明しておいたが、私は明治、大正、昭和と西暦とを頭のなかで切り替えることが小学5年生くらいからできるので、できないひとの気持ちが実のところよくわからないのであった。酷なことを書くと、司書という仕事は子供の頃からの過ごし方とある程度繋がっている気がする。それをなぜ知っているのか自分でよくわからない、とか、なぜほかの司書がそれをわからないのかがよくわからない、といった事例がしばしばある。天賦の才です、難儀なね。という名探偵モンクの台詞と近いところにある特性のようにこの頃思えてきている私。
- 4月29日(水)
休み。名古屋グランパス対サンフレッチェ広島。いまひとつな試合。スコアレスドロー。
- 4月28日(火)
朝、受付。なかなか混む。電算の不具合がまたあるが、これは図書館システムとは無関係な箇所。利用者に迷惑がかかるところであれこれあるのは実に困るし、司書ができることがほとんどないのが腹立たしい。電算屋さんに厳しく言っておく。
- 4月27日(月)
世間ではゴールデンウィークに突入しているらしく、映画館の初回が早い。9時から『スラムドッグ・ミリオネア』を観る。面白いし、映像は美しいのだけれども、話に少し無理を感じる。しかしスラムはおっかない。
- 4月26日(日)
昨日空いた分、今日混むかとどきどきしたが、それほどでもなかった。貸出が5000冊を超えたけれども。
朝5時頃、澤誌を発掘。必要な号が1冊欠けていて、それがどこにありそうなのかもわかってはいるのだが、そのエリアにまで達するには随分山を越える必要があり、いくつもの本の屍ができてしまいそうなので、欠けている分はコピーを頂戴することにする。2002年から2004年の号をぱらぱらと読む。あまり良い思い出のなかった年たちのような気がする。
- 4月25日(土)
10日ほど前、電算をかえて以来時折かなり遅くなる事象を確認するため、ネットワークをテストするプログラムをエンジニアが入れていったのであったが、今日、随分遅い時間があったため、そのプログラムをかけてみると、PINGが5秒も返ってきていないことが判明。何が起きたのかログを読んでみると、接続がされていない時間がある。もしかするととても物理的な原因なのではなかろうか。電線の繋がりの不具合、元々NCRどおりに入力できない出来が良いとは決して言えない書誌プログラムは手順によってデータが消えてしまうというすさまじいことになっていたりして、データベースを扱う仕事場ではよくよく会社を選ばないと半年経ってもまともに進まない、どころか、検証作業だけで随分仕事をしなければならないことになるなあ、とある程度予測していたのではあるが、今更ながらしみじみ感じる私であった。
さして混まなかったが、なんだかばたばたと過ぎた。
- 4月24日(金)
割と平穏な日であった。CDの入力作業進む。
澤誌の2002年から2004年分を探さねばならない。果たして我が家からまともに出てくるのであろうか。猫が暴れぬ時間を見計らって作業をせねば。
- 4月23日(木)
休み。手塚治虫文化賞を受賞したというので先日買ってきた辰巳ヨシヒロの『劇画漂流』上下(青林工藝社)を読む。辰巳の実兄桜井昌一が書いた『ぼくは劇画の仕掛人だった』(エイプリル出版)を高校生のときに読んでいるし、松本正彦が書いた大阪の日の丸文庫時代の話も読んでいるし、そしてそれらにさして興味も今やなくなっているし、で、まあ読まなくてもよいかな、と考えていたのだが、『劇画漂流』は、私が知らなかった事柄もいくつかあり、興味深く、面白い作品であった。
- 4月22日(水)
視聴覚資料の入力をする。電算、統計が変な箇所があれこれあったり、日本目録規則通りに入力できないところがあったり、旧システムに入っていたデータがうまく移行されていないのが見つかったり、とあれこれある。ややばてる。
- 4月21日(火)
朝のブックポストへの返却は650冊ほど。普通の火曜日である。利用者多し。
- 4月20日(月)
朝から名古屋シネマテークにゆく。エリック・ロメール最後の作品かも、との『我が至上の愛 アストレとセラドン』は映像はもちろんとてもきれいであったが、いくらなんでもお話が古すぎる、というか、セラドン君の意固地とも言える行動が現在の目からするとよくわからないし、進み方が緩やかすぎて睡魔に襲われたのであった。シェーン・メドウズ監督の『THIS IS ENGLAND』は映像のかっこいい作品であったが、はじめ、わくわくとして観ていたのに、だんだんと陰気な展開になり、おしまいは、ああこんなことならば観るんじゃなかった、という気分に私はさせられたのであった。ありそうな進み方のうちでもっとも安易なところへ行ってしまった、という感じを受けた私。製作途中で何かがあったのか、最初からこのラストを考えていたのか。『
- 4月19日(日)
混む。さすがに日曜日である。調べ物もぼちぼちある。しかし、このところ、興味深い調べ物はほとんどなくなっている。
- 4月18日(土)
混む。5000冊以上の貸出がある。電算の不具合、まだまだ終わらず。あれこれある。
視聴覚資料の入力をする。
- 4月17日(金)
朝、というか未明、みゃおとノラが暴れる。一昨日から読んでいた『テレビの青春』(今野勉著、NTT出版)を読了。とても良い本であった。注釈に、『お前はただの現在にすぎない』という本があって、これ、なんだか知ってるなあ、とぼんやり読み進むうち、その本についての記述があり、私はこの本を高校生の時、古本屋で買って読んだのを思い出した。30年以上も前のこと。読書というのは面白いものである。
- 4月16日(木)
休み。園子温監督の『愛のむきだし』をシネマテークで観る。4時間近くの作品。面白い。傑作。さすがベルリン映画祭で2つも賞をとっただけのことはある。安藤サクラがすさまじい演技。『罪とか罰とか』でも強い存在感があったが、この映画での彼女は怖い。奥田瑛二と安藤和津の娘とのことだが、二人よりも上手いのではなかろうか。神父役の渡部篤郎も思えば変梃な役が得意な役者である。これは映画ファン必見の作品であろう。
- 4月15日(水)
2日休館のあとなので混む。貸出は4000冊を超える。ばたばたと過ぎる。督促電話をかける。
- 4月14日(火)
ようやく動けるようになったので、『レッドクリフPartII』を観にゆくと、その時間の上映は吹き替え版とのことで1時間待つ羽目となる。つくづくツイていなかったのであった。大スペクタクル作品。血、湧き、肉躍るといった感じ。面白かった。
- 4月13日(月)
熱は下がったが、体が重い。布団の中で本を読んで過ごす。
- 4月12日(日)
4時から豊田スタジアムに浦和レッズ戦を観にゆく予定なので熱が下がることを祈っていたが38度より下にならず断念。
- 4月11日(土)
年に幾度もない4連休の初日に腹具合が悪くなり、高熱が出る。朝、医者にゆき、点滴をしてもらうが治らず、ムーンライダーズのライブのチケットを無駄にしてしまった。残念。
- 4月10日(金)
視聴覚資料の入力作業をしていて、どうもわからぬ箇所があるので、ほかの職員に尋ね、言われたとおりの方法を試し検索してみると、入力したデータが飛んでいることが判明。嘘を教えられたに違いない、とまず思ったのは私の日頃の行いの良さからの発想であったが、確認してみるとどうやらその方法をするとまずいことが起きるのは大きなプログラムの問題でありそう。別件でも問題があったのでメールでまとめて修正を依頼。
督促電話を100件ほどかける。
- 4月9日(木)
視聴覚資料の入力作業。なんとなくこの作業に関してもプログラムの出来が良くない感じがする。督促電話をかける。
- 4月8日(水)
朝、混む。視聴覚資料の入力作業にいそしむ。向いていない上に、電算がかわったため、捗らず。電算トラブル関連の修正がある程度進んだとのことで、進捗状況の説明をしてもらう。まだ道のりは遠い。延滞督促電話を沢山かける。
- 4月7日(火)
名古屋駅ピカデリー三井北館へゆく。アカデミー外国語映画賞といえば、それはもうすごい名画がいっぱい受賞しているわけで、でも、私が今までに観ている滝田洋二郎監督が『善き人のためのソナタ』や『オール・アバウト・マイ・マザー』や『ペレ』や『アマルコルド』に匹敵する作品を撮ったようには思えないのだが、と感じつつも名古屋駅のピカデリー三井ビル北館で『おくりびと』を今頃になってようやく観た。予想通りではあったが山崎努と本木雅弘の演技が見事。でもこれまでのシリアスな滝田監督作品との違いが私にはよくわからなかったのであった。好みの問題なのかも。
今池にゆき、名古屋シネマテークでダルデンヌ兄弟の『ロルナの祈り』を観にゆく。好き嫌いがはっきりとわかれそうな作品。私は好きである。なんともならない絶望の底に光があるようなないような。美しい画面がいっぱい。ファブリツィオ・ロンギオーヌはほかにはいない役者であるなあ、としみじみ思ったのであった。
今池から瑞穂陸上競技場にゆきACLのニューカッスル・ジェッツ戦を観る。オーストラリア人はデカい。サッカー選手というよりもラグビー選手みたいな体のひとが沢山いて、なんとなく瑞穂陸上競技場が狭く見えたりもした。負けちゃうのかな、と思っていたがなんとか引き分けになって良かった。
- 4月6日(月)
今日と明日が休み。みゃおが朝、やってきて寝る。映画を観にゆくのは無理かと思われたが、昼前に外に出て行ってくれたため、『ダイアナの選択』を観にゆく。好き嫌いがわかれる映画であろう。きれいな映像。エヴァン・レイチェル・ウッドが美しい。
- 4月5日(日)
5000冊を超える貸出があった割に、切れ目がなかったためか、それほどばたばたした感じがしない日であった。ま、よれよれにはなったが。延滞督促電話を沢山かける。
書くのを忘れていたが「日本の古本屋」のサイトで著者名から検索をすると、書名の五十音順できれいに並ぶようになった。数百件あらわれたどこに自分の目的の本があるのかをわからぬまま眺めていた際には煩わしい、と感じていたのだったが、ソートされるようになったら、これはつまらない、というか、良くないのではないかと思えてきた私。コンピュータデータベースの登場、インターネットの登場により、資料検索がカード目録や冊子目録に依らないようになったために寄り道をしないようになったなあ、と違和感を覚えた時よりもなんだか衝撃の度合が高いのは、私が古本との生活を30年以上続けていることと関係しているのかもしれない。でも、多分、「ヒト」はコンピュータの出現によっての劣化が起きている。
- 4月4日(土)
土曜だというのに空いていた。雨降りだからであろうか。DVDを入れる棚がいっぱいになってきたので、書架の大がかりな移動をする。利用者が少ないからしてしまおう、と思いつきのようにはじめたのであったが、電話帳を動かすのに手間取る。体力が落ちていることを痛感。
- 4月3日(金)
休み。『フロスト×ニクソン』を観る。傑作。男と男の対決を描いた作品はなんだかわくわくする。テキトーで女好きな司会者フロストと海千山千のニクソン。
みゃおがしばらく前から咳をしている。餌を沢山食べ、走り回っていて元気なのではあるが。
- 4月2日(木)
仕事はばたばたと過ぎる。詳細な分担表をつくったり。登録者多し。電算の二重登録チェックに変な箇所発見。今年度も慌ただしそうである。
- 4月1日(水)
年度のはじまりである。何をしているのかわからぬうちに時間が過ぎてゆく。
帰宅後山本夏彦の対談集『浮き世のことは笑うよりほかなし』を読む。大熊義英との対談で泉鏡花の家についての話があったり、清水幾太郎は関東大震災について語っていたり、「おしん」の時代考証もされた小木新造さんとの対談があたり、ととても面白かった。山本夏彦は生前21世紀は来ない、と言っていて、やはりなるほど21世紀は来ないのだな、と私は感じていたりする。なぜか講談社からの出版。講談社から出た山本夏彦の本は『意地悪は死なず』以来ではなかろうか。
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