1995年

マルチメディアをテーマとしたショールーム、人間の身体性の拡張がマルチメディアと考えた。人間は身体に縛られ何をするにしても身体を運んでやらないと見ることも話すことも聞くことも感じることもできなかったが、先端技術を使用する事により身体に煩わされる事無くある範囲の情報は、いろいろな角度から得ることができるようになった。今、地球環境の危機が叫ばれている、日本に居ながらにして地球の裏側の様子をあらゆる角度からの分析を通じ実体を目の前にあるかのようにリアリティ−を持って体感することが可能となってきた、ここでは美しい地球が表現され、火・水・土・風の4元素の大切さを体感させる、その事により地球を考えわれわれひとりひとりがこの地球規模のマルチメディアネットワーク(大規模な脳神経系)に参加する事の大きな意味を得て欲しいと設計した。