男「何か苦手な食べ物はあるかい?」
女「いいえ」
男「じゃあ、コースでいいかな....食前酒は何にする?」
女「どうしようかな?」
男「シェリー酒はどう?」
女「じゃあ、シェリーでいいです」
男はウェイターに目配せをし、シェリーとコース料理を注文する。
やがて、美しく盛りつけられたオードブルが運ばれてくると、男は徐に語りだした。
男「男と女が夕食をともにするとき、女が食前酒にシェリーを選んだら、
それは”今夜は帰らなくてもいい”っていうサインだって知ってる?」
女「えっ!....そうなんですか」
女は慌てて、飲んでいたシェリーのグラスを見つめる。
男は微笑みながら、話を続けた。
男「日本では知られていない風習だからね....でも、次に食事に誘ったときも
君にはシェリーを勧めるつもりさ」
女の顔が紅に染まったのが、食前酒のせいなのか、男の言葉のせいなのかは 定かではない....。
シェリーが”今夜は帰らなくてもいい”のサインだという噂を聞いたことはありますが、 真偽の程は確かめてはいません。
でも、こういう話って、使っているうちに 本当になるものなのかもしれませんね。(^^;)