ワインブームの火付け役


近頃、ワインを飲む人が爆発的に増えてきました。茨城の片田舎にある 私の実家ですらワインの売り上げが増加中というのですから驚きです。

さて、このワインブームの火付け役となったのが、ポリフェノールです。 赤ワインが健康に良いといわれている理由は、じつは葡萄の種に含まれている ポリフェノールにあります。

ポリフェノールは、老化、動脈硬化等の予防に効果があるほか (脂肪の吸収を阻害するので) 肥満の防止にも効果があると言われています。 そのため、味覚のみならず栄養学的にもフランス料理のようなこってりした食事と 赤ワインは相性がいいわけです。

ところで、このポリフェノールは葡萄だけでなく、蕎麦やカカオ等にも 含まれていて、最近はポリフェノール入りチョコや ポリフェノール入りジュースなど種々の食品が発売されています。

それでも、やっぱり赤ワインが推奨されるのは、じつはポリフェノールには、 アルコールと一緒に摂取すると体内への吸収率が高まるという性質があるためです。 なるほど、さすが「百薬の長」と感心させられます。

ちなみに、白ワインにはポリフェノールは含まれていませんが、殺菌作用があるので こちらも健康に役立ちます....もちろん、どちらも「適度に飲めば」という条件付きである ことをお忘れなく。(^^;)


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