2004年コラム

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◆携 帯(2004.1.6)

2004年、改めてあけましておめでとうございます。私の年末はあんまりいいことはありませんでした。なぜなら、30日の夜にメンバー宅で夜が明けるまでお酒をたしなみ、ほどよくフラフラになって始発の電車で帰ろうとしたのですが、駅で○×△□が××○なって◇△×ていると、なんと携帯が水浸しに!! もちろん壊れました。そのあとツー○ーステーションに行ったのですが31日は年末で営業しておらず、年始で営業が開始するのは4日。年末年始のイベント目白押しの時に携帯がないとはなんとも心細いものです。2日にみんなで行ったチームの必勝祈願では、12時の待ち合わせにほぼ全員が遅刻で、30分後にようやく集合。容易に連絡取れないことが、どんだけ不安やったことか。おぼえとれよ〜。それにしても携帯のない時代の待ち合わせには、みんなきちんと来ていたはずですよね。それがいまはなんとも時間にルーズになってしまいました。自分自身、携帯に依存しすぎているようなことろも多少なりともあるように思います。まぁ、メールが使えなくて手紙を書いたりという機会もありまして、携帯のない世界に戻るのもまたいいものかもしれません。でもやっぱりあったほうが便利だな。

 

◆風 邪(2004.1.10)

風邪をひきました。ゴホゴホ咳が出るなぁ〜と思って帰ったら、そこからドッときましたね。合計3日間ほど寝込んだんですが、その間にどうしても会社に行かなければならなくてムリして半日ほど出勤したら、その日の夜に39度近くまで熱が出て本当に死ぬかと思いました。あまり病院とか薬とかは好きではないので、最初は根性で治そうと思ったんですがもちろん効くはずもなく悪化の一途をたどったわけです。いま思えばさっさと風邪薬飲めばよかったですね。「風邪なんか気合いで治る」という体育会系の精神論信仰でムリして出勤したのが悪かったです。我慢のしどころ間違えるとたいへんなことになりますよ。風邪をひかないための精神論ならいいと思うんですが、風邪をひいてからの精神論はしんどいだけです。今回は、風邪をひいたら薬を飲んでおとなしく1日はじっとしておくべき、という教訓を得ました。みなさんも、風邪には本当に気をつけてください。マジできっついですよ〜。

 

◆挑戦状(2004.1.12)

最近メンバーの1人が私の会社の近所に引っ越してきたそうです。で、話を聞いているとどうも私の会社とかなり近い場所に住んでるようなのです。う〜む、これはラッキー。残業で遅くなったら彼女の部屋にあがりこんで占領してやろうと思ったんですが、当然のごとくマンションのある場所を教えてくれません。逆に私の会社がどこにあるのかつきとめる、と挑戦状を出してきました。それはたいへん。自分が会社モードの時に野球のメンバーと会うとかなり恥ずかしいですからね。なんとしてでも見つからないように画策しなければ! こうして彼女と私の熾烈な争いが始まったのです。すでに彼女はマンションの周囲を探しまくっているそうですが、私の方は少し出遅れ気味。だいたいの場所はわかるのですが、なんせあの辺りはマンションだらけですしねぇ。一方、私の会社は「○○○○印刷」って看板まで出してますから圧倒的に不利。こうなったら怪しげなマンションすべて張り込むしかないですね。そして、もし見つけたらその証拠にマンションの入り口にうちのチームの帽子を置いて、帰ってきた彼女をぎゃふんとさせてやるぜ! さぁ夢の別荘まであと少し。補導されない程度に張り込むぞー!

 

◆ニューフェイス(2004.1.14)

昨日、会社に行くと知らない人に挨拶をされました。もうすぐ繁忙期なのでパートさんを入れたのかと思っていたら、中途採用の新入社員さんでした。風邪をひいて休んでる間にどうやら新しい人が入っていたようで…。新人さんは誰しもがそうですが、居場所もなく手持ちぶさたでウロウロしてしまうものです。肩身の狭かった新人時代を思い出しました。そういえばこのチームに入ったばっかりの頃は、新人と言えどそれほど窮屈な思いはしませんでしたね。やはり「野球好き」という共通の意識があれば、けっこうすぐにうち解けてしまうものなのかもしれません。まさにキャッチボールで「会話」するわけです。いろんな人とキャッチボールすることでいろんなことがわかってくるように思いますが、みなさんはいかがでしょうか。我が社期待のニューフェイス、明日からちょっと会話のキャッチボールをしてみようと思います。

 

◆風の谷のナウシカ(2004.1.17)

昨日、テレビで「風の谷のナウシカ」を放送してましたね。私は残業で帰宅が遅れ、終わりの方をチラッと見れただけでした。楽しみにしてたのになぁ…残念です。とは言っても、この「風の谷のナウシカ」、私は映画館で何十回と見ているんです。なぜなら子どもの頃、私の父親が映画会社に勤めていて映写技師をしていたんですね。ああいう売れた映画は、ある程度上映されたらフィルムの放映権を小さい児童映画会社とかに売るんですよ。私の父親はそのフィルムを小学校や町の市民会館で出張上映する仕事をしてたんですね。それで土曜、日曜日になると、父親の上映会について行っては「風の谷のナウシカ」を見ていたわけです。やっぱりテレビで見るよりも映画館で見る方が何倍もすごかったですよ。テスト上映で私1人しかいない映画館で「風の谷のナウシカ」が映し出されているときは、何とも言えないほどいい気分でした。今は父も転職してしまったので上映会について行くこともなくなりましたが、ナウシカを見るたびに映画館を独り占めしたときのことを思い出します。なかなかいい思い出ですね〜。今回普通にまとめてしまったな…。

 

◆いまだかつてないほど(2004.1.21)

前にも書いたと思いますが、最近携帯をぶっ壊しましてデータも全て吹っ飛んでしまっているんですが、新しい携帯の使い方もイマイチわからないのでそのまんまにしています。ところがさすがに知人から電話がかかってくるようになり、ちゃんと登録し直さなければと思いました。まずはメンバーからと登録しようと思い、みんなに「ワンコール&メール」を私の携帯まで入れてくれるようにパソコンメールからお願いしました。するとその直後30分間に6〜7人から一気に連絡が。いまだかつてこれほど私の携帯が鳴ったことがあったでしょうか。ひっきりなしに鳴る携帯がなぜかとてもうれしかったです。当選した選挙事務所にかかってくるお祝いの電話の嵐のようです。普段、めったに携帯なんか鳴らないですからねぇ。携帯のメールにハマる人の気持ちがちょっとわかってきたような気がします。でもしょせん私は携帯オンチなので、ハマることはないでしょう。携帯を購入して半月後に「着信音の音量設定」を変えることに成功したくらいですから…。ついでにこれを読んでくれた知人のみなさま、お暇なときに私の携帯の方へメールを入れていただけたらありがたいです。ほんますんません〜。

 

◆掃 除(2004.1.24)

先月我が社に新しいマシンが導入されたのですが、2週間に一度マシンの掃除をしなければなりません。複雑な機械なのにこれがまた「洗浄マニュアル」がかなりいいかげん。技術者が一度だけ教えに来てくれましたが、説明に4時間近くもかかり、しかもその作業の難しさにまったく手順を覚えられませんでした。で、先週はじめて自力でマシンの掃除をすることになったんですが、私は仕事がたまっていたので隣の部屋で作業をしていました。すると掃除をはじめて1時間後、隣の部屋からブッッシャァァァアアアアアアア!ブシャ、ブシャ、ブシャー! という音と同時に「うぎゃぁぁあああ!」「うぉ、うぉぉおお!」という声が聞こえてきました。慌てて隣の部屋に駆けつけると、マシンから液体が噴水のように吹き出ていて天井まで届く勢い。後輩は頭から液体をかぶり、服もビチャビチャという惨劇。辺り一面その液体が飛び散り、それを掃除するのにこれまた3時間もかかりたいへんなことになりました。劇薬指定の液体をかぶった後輩は、「液体の色が赤だったらスプラッタですね〜」と笑ってましたが、大丈夫なんだろうか。ちゅ〜か、そんなロクに掃除もできんややこしいマシン売りつけるな!アホ〜!。

 

◆木登り(2004.1.26)

先日家の近所で練習をしたのですが、グラウンドへ行く途中に子どもの頃によく遊んだ公園の横を通りました。小学生の頃は友だちとよくその公園に生えている木に登り、公園中の木を制覇することが目標でした。私たちはいつも5〜6人でつるんで遊んでいたんですが、ある1本の木を秘密基地にしてました。ずっと同じ木に登っているとそれぞれに気に入る枝とかできるんですよね。みんなで「ここは私の席」とか勝手に決めて座ってました。ところがある日、一番年下の子がいつもの枝に座ろうとしたとき足を滑らしてそのまま木から落ちてしまったんですよ。高さ2〜3メートルくらいのところからだったので、普通ただでは済みませんが運良く植え込みの上へ落ち、かすり傷程度で済みました。本当に肝を冷やした事件です。あとでそのことを先生に話したら、「自然は子どもを守るものなのよ」と一言。「うそ〜」と言いながらも、私たちには本当にそうなのかもしれないと思わせてくれるのに充分な奇跡でした。で、久しぶりにその木を見てこの事件を思いだし、懐かしさのあまりもう一度登ろうかと思いましたが、さすがにこの体重ではねぇ……枝を何本か折って自然破壊。恩を仇で返してしまいそうなのでやめておきます…。

 

◆転 職(2004.1.29)

転職、といっても私のことではありません。兄のことです。先月までスーパーで働いていたんですが、今月から以前働いていた運送会社で再び働くことになりました。保育園に通う私の甥っ子たち、つまり兄の子どもたちですが、「車」好きの彼らは自分たちのお父さんがまた車の仕事をすることになったのできっと喜んでると思います。ところが、兄がスーパーで働いていたときは、時々肉やコロッケ、惣菜などを持ってきてくれてたんですよ。今年からはそういう特典もないので食卓もちょっぴり寂しい感じです。でも私は兄がトラックを運転してる方が似合っていると思いますし、たぶん兄も運送の仕事の方が自分に合っていると感じているのではないでしょうか。スーパーで働いていたときは休みも少なくてかなり大変そうだったので、転職が決まって家族みんなでよかったなぁと話をしているところです。さて、私の方は今週末からまた恒例の土曜日出勤が始まります。別に2ヶ月間ガマンすればいいことなんですが、残業が続く上に休みが少なくなるので職場はブチギレ修羅場状態となります。と、いうことで毎年この時期はここの更新もさぼりまくりますが、ご容赦下さいませ〜。

 

◆リコちゃん(2004.2.4)

最近仕事で名簿を扱ったんですが、その中に懐かしい名前を発見しました。それがリコちゃん。「理子」と書いてリコと読みます。私の知っているリコちゃんは、高校の柔道部時代のマネージャーさんです。学年は私のひとつ上で、普段は名前通りおっとりしてかわいらしい感じなのですが、怒らせるとそれはもう本当に怖い人でした。リコちゃんは女子部員には優しかったのですが、だらしない男子部員にはヒジョーに厳しいところがあって、身長190cmや体重80kgはあるゴツイ野郎たちがリコちゃんだけは怒らせないようにと気を遣っている様子はなかなか面白い光景でした。また「怖い」といえば顧問の先生もかなり厳しく怖い人で、教え子の警察官の先輩たちですら先生の前ではビクビクしているくらいです。ところが、リコちゃんはその先生とも平気で口げんかをしたりして、その姿を見るたび私たちはリコちゃんが最強なんだと尊敬していました。そんなリコちゃんが卒業するとき、見送る私たちに最後に教えてくれた言葉が忘れられません。「私の名前、ほんまは『リコ』じゃなくて『まさこ』って言うねん」……「理子」と書いて「まさこ」。ずっと間違えて呼んでたんですね。恐れおののく私たちにリコちゃんは「でも『リコ』の方が好きやから」と笑ってくれました。最後まで懐の深いビッグな人間だったな〜、リコちゃん…。

 

◆指輪物語(2004.2.11)

先週、「ロード・オブ・ザ・リング」(第一部)がテレビで放映されていましたね。何気なく見てたんですが、ハマりました。もともと三国志のように登場人物が多くて、やたら複雑でスケールのでかい物語が大好きなんですが、これはまさに私好みの映画。どうして今まで気づかなかったのだろう…。ロード・オブ・ザ・リングは数年前から騒がれていましたが、私は時代の波にとことん乗り遅れるタイプなので今頃になってマイブームです。そういえばそろそろ三部作の完結編「王の帰還」が日本公開。その前に第二部の「二つの塔」を見なければと、レンタル屋に駆け込んだのですが私と同じ事を考えている人が多いのか、すべて貸し出し中。仕方ないので、原作を読んでカバーしようと本屋に行って買いました、「指輪物語」。全部で10巻くらいあるんですね…。とりあえず第二部の部分を読んで、今月14日に公開される映画の完結編に備えます。フジテレビと映画製作会社の思うツボやないかと笑う人の顔も思い浮かびますが、私はそんな自分のアホさ加減も大好きです。公開されたら絶対見に行くど! さぁ来やがれ、イライジャ・ウッド!

 

◆自費出版(2004.2.23)

なんか久々にここを更新したような気がしますが、ま、会社が繁忙期なのでかんべんしてやってください。3月には自費出版の制作が入ってきてさらに忙しくなりそうです。ところで、このコラムのページなんですが、一応バックナンバーというものがありまして、昨年からぼちぼちと書きためては更新しています。とくに大公開する必要もないかと思って、こそこそと更新してたんですね。それで先日、そのデータを整理しているときに過去の分を全部読みなしてみたんですが、よくもまぁここまでしょーもないことを書き綴ったもんやなと我ながら感心しました。週3回のペースで書いてるんで、マジメに続けたら1年で150回くらい書くことになるのかな? どうせなら1000回くらい書きためて、うちの会社で自費出版して売ろうっと。税込みで720円くらいにしようかな…。

 

◆人(2004.3.6)

今日、テレビで放映された映画「たそがれ清兵衛」を見ました。主人公清兵衛とその痴呆の母親のやりとりで、ふと思い出したことがあります。私が子どもの頃、祖父母の家には祖父の姉が同居していました。彼女はすでに痴呆が進んでいたようで、私が話しかけても、目の前で遊んでいてもまるで何も見えていないかのように、いつも空中を見つめて口をモゴモゴさせていました。私は存在しないかのように扱われるのがとてもイヤで、何とか自分を認識させようと躍起になっていました。それでも暖簾(のれん)に腕押し。あとから聞いた話ですが、彼女は生まれつき脳に障害があり、それに痴呆が加わっていたんだそうです。事情を知らなかったので、子ども心にはまったく感情を出さない彼女が不気味で仕方ありませんでした。ところが祖父が亡くなったとき、そのお葬式である出来事がありました。式でもずっと無表情だった彼女が、突然祖父の亡骸にすがりつき「なんで!なんで!先にいくのは私の方なのに!」となりふり構わず泣き始めたのです。彼女のそんなに激しい感情を見たのははじめてで、私は強い強い衝撃を受けました。彼女は人として、とても自然な姿でした。その時の自分の気持ちをどう表現していいか未だよくわかりませんが、なぜか自分が間違っていてとても恥ずかしいと思ったことを覚えています。私がまだ7歳のときのことでしたが、あの時の彼女の姿が強く心に残り、いまでも折に触れては私にいろいろと問いかけてくれます。

 

◆エースをねらえ(2004.3.11)

最近うちの会社の課でドラマ「エースをねらえ」が大ブームです。ドラマの放送のあった翌日は朝も昼休もその話題で持ちきり。私はドラマはほとんど見ないんですが、このままでは話題に乗り遅れてしまうので先月から見始めたたところ、これまたハマりました。私の頭はたぶんツボワムシくらい単純な構造なので、ああいうわかりやすいドラマにはすぐ感化されてしまいます。いまどきスポ根なんてと思うんですがねぇ…これがまたいいんだなぁ…。ところが、後輩の思考回路はさらにアメーバくらい単純な構造なので、私以上にハマっているようで携帯の着メロも「エースをねらえ」の主題歌です。その上、「スコート買って縦巻きカールでテニスするんです!」と完全にテニスモード。このまま「エースをねらえ」サークル発足かと思ったら今日いきなりドラマの最終回でした。てめぇ、9話で「エースをねらえ」をまとめんじゃねぇ!あ〜ぁ、せっかく盛り上がったのになぁ…。「エースをねらえ2」とか出ないかな〜。そのときはココリコの田中に宗方コーチをやってもらいたいですね。

 

◆アイスとボーナス(2004.3.23)

私たちの会社では昨年、冬は当然のごとくボーナスが出ませんでした。ところが社長が「年度末に支給できたらしましょう」と言ってくれました。それを聞いた会社の若者たちはそれを当て込んでいろいろ買い物をしたそうですが、私に言わせればただの馬鹿者たち。そんなもん出るわけねぇ〜、出ても500円くらいじゃ! ボーナスが出ると思って野球グッズを買い込み、そしてボーナスが出ずに当てが外れて何度ひどい目に合ったことか! ところが今年はなにやら手応えがあるようで、「出るらしい」「出かもしれない」という噂があちこちで勃発。う〜む、これはひょっとして本当に出るかもしれないと思っていたある日、社長からアイスクリームの差し入れがありました。が、しかし、それを見た先輩たちが悲愴な顔をして「終わったな…」「もうムリだな」と口々に言い出しました。「何がですかっ?」と聞くと、代々、社長からアイスの差し入れがあったときは、ボーナスが出ないという暗黙の伝達なんだとか!「そんなん迷信っすよ!」と必死に否定する聞き分けのない私たちに、先日トドメとばかりに社長から2度目のアイス差し入れが…。ああ、もうムリなんですね…? 今回も出ないんですね…? あのアイスがボーナス代わりとは、もっと味わって食べればよかったな…。

 

◆一等賞(2004.3.28)

昨日、隣町のデパートまで行って本を買ったのですが、そのときに福引き券をもらいました。どうせ今回もハズレでアメやティッシュやろな〜と思い、それほど行く気もなかったんですが、ものは試しと抽選会場へ向かいました。で、抽選券を渡し、例の福引きの『ガラガラ』を回そうとしたんですが何か引っかかっているようで回りません。ふがっと力まかせに回すと勢いよく赤い球が出てきて、係のお姉さんが「1等賞です〜」とベルをカランカランと鳴らしはじめました。あまりの突然の出来事に「は?」と聞き直すと「1等賞ですよ。こちらから好きな賞品を選んでください」と、大中小20個くらいある賞品が並んでる場所まで連れて行かれました。ところが賞品はラッピングされているので中に何が入ってるかまったくわかりません。いろんな賞品を見て「大きなつづら、小さなつづら…昔話の教訓を思い出せ…」と、ひとつの大きい賞品に手を置いて考え込んでいると係の人に「それでよろしいですか?」と言われてしまい、結局それを持って帰りました。そして家に帰って開けてみると、なんとミニクーラーボックスセット! う〜む、微妙。あの細長い箱にしとけばなぁ。ひょっとして酒やったかもな〜。ま、これはチームに寄付ですな。

 

◆夢かなって(2004.4.6)

私の会社では毎週月曜日、朝礼で3分間スピーチというのがあります。社員の自己啓発だかなんだかわかりませんが、数年前に「人前でスピーチする」という取り組みが始まったそうです。私の場合は基本的にやる気がないので話題はいつも「天気・健康・仕事」の3パターン。しかも1分もかからず30秒くらいで終わってしまいます。で、今週は印刷課の課長のスピーチ。ところが、いきなり「みなさんもご存じかと思いますが、夢がかないまして。去年もそうでしたが…(略)。今年もまたみんなで頑張っていければと思います」とのこと。みんなどんな夢がかなったのかわからなくて、きっと新しい機械が導入されたのかと思っていましたがそれも違うようです。しかし社長に聞いても他の社員に聞いても誰も「課長の夢」が何だったのかまったくわかりませんでした。仕方ないので最後の手段、スパイを送って情報を集めたところ、うちの課のパソコンのスクリーンセイバーに関係するとか。そう言えば、私たちの課ではパソコンのスクリーンセイバーがほぼ「阪神タイガース」で埋め尽くされています。巨人との開幕3連戦で3連勝。なるほど、虎キチ課長の夢がかないましたか。また今年もみんなで応援しましょうね。

 

◆漢 詩(2004.4.8)

最近、仕事で漢文や漢詩の書物を扱っています。漢詩といえば、杜甫の『春望』 …國破山河在(くにやぶれて さんがあり)城春草木深(しろはるにして そうもくふかし)感時花濺涙(ときにかんじては はなにもなみだをそそぎ)恨別鳥驚心(わかれをうらんでは とりにもこころをおどろかす)…などが有名ですね。意味は「国は滅亡して、あとには昔ながらの山や川が残っている。町には春が来て、草木が青々と茂っている。戦争の絶えない時代を感じては、花にさえも涙を流し、家族との別れを悲しんでは、鳥にさえも心を乱される」ということらしいです。なんか奥が深いですよね。私が扱っているのはもっとマイナーな漢文ですが、でも漢字をみているとやはり何か深い意味がありそうで、昔の人は立派だなぁと思っていました。ところが、どんな意味があるのか、どんな教訓があるのかと期待して調べてみたところ、「付き合っていたオネーチャンに逃げられてすごく悲しい。草木も枯れ、川や湖も乾き、俺の気持ちもまさにそんな感じ。日々、枕を濡らしては彼女を想い出している」という実に“そこらへんのちょっとポエムな日記”というような内容でした。な〜んや、わざわざ漢詩にするほどのモンとちゃいますやんか…。期待してソンしたな。

 

◆ファイブスター物語(2004.4.10)

前にも書いたかもしれませんが、私はロボット系のマンガが大好きです。しかも登場人物がたくさん出てきてストーリーも複雑で、3回くらい読み直さないと理解できないようなマンガが大好きです。で、今回紹介するのが「ファイブスター物語」。簡単に言えばSF系で、架空の惑星で繰り広げられる戦争と、戦闘ロボットを操る人間や人工生命体のかなりドラマチックで壮大な物語です。登場する人物数知れず、国や星も数知れず。それでも1話、1話がすごく面白くて引き込まれます。キャラクターが魅力的で、ジーンとくる話がいくつもありました。ところがこのマンガ、私が小学校の頃から15年くらい読み続けてるんですが、いまだに連載中という超大作。しかもまだ11巻しか出ておらず、スローペースな作者の気まぐれに振り回されるというわけのわからんマンガでもあります。まぁ、知る人ぞ知る名作ですけどね。ほんま面白いので興味のある方は一度マンガ喫茶で読んでみてください。そういえば4月下旬には映画「アップルシード」も公開されるそうで、これまた楽しみです。この作品も原作はやたら難しいんですが、ハマったら面白いですよ。5回くらい読み直さないと理解できないですけどね。しばらくはロボット漬けの日々です。

 

◆健 康(2004.4.12)

毎年毎年、冬は太ります。まぁ、だいたい3キロ前後くらいですかね。夏になると戻るので気にしてませんでしたが、ここ数年、冬場にトイレに行くと動悸が激しくなったりして、これはちょっと血圧高いかな〜と思い始めました。そこで健康のためちょっと今年の冬はやせようと、『エクササイズ・ステップマシン』を買いました。フィットネスクラブにもよく置いてある、踏み踏みするマシンですね。こんなもんでやせるのか?と半信半疑で使っていたんですが……やせましたね。毎日1時間近く踏み続けてたので、劇的にとはいきませんが腹まわりがスッキリしました。さらにいけないことに、とある筋トレ本を入手しまして、そこからは腹筋という腹筋を鍛えまくり。いや〜、人間の体とは変われば変わるモノでして、正月にはタルみまくっていた腹が、ええ感じで削れてきました。ちょっと苦しかったジーパンもなんなくはけるようになり、自分でも驚いています。そういえば私は小6から中3まで毎日欠かさず腹筋・背筋・腕立てをやり続けたというイカレタ思春期を過ごしています。「健康のためなら死ねる?」精神ではありませんが、そんな子どもの頃の根性を思いだしてもう少し体を絞りますかね〜。

 

◆危険なランニング(2004.4.14)

朝、私は自転車通勤してるんですが、その通勤時にいつもすれ違う人がいます。50歳前後のおっちゃんで、いつもランニングをしています。先日、そのおっちゃんがいつも通り向こうの方から走ってきました。でも、なんか様子がヘンやな? と思ったら、私の目の前で突然、おえええぇぇぇぇぇ!とゲロゲロ吐き始めたのです! 「アブねぇ!チャリにかかるやろ、このクソじじぃがっ!」と降りかかる嘔吐物をよけながら振り返ると、電信柱の前にしゃがみこんでゲェゲェ吐いています。大丈夫なのか?と自転車を止めて再び振り返ると、まぁ、どうやら大事ではないようなので私はそのまま会社に向かいました。しかしあの風景、どこか見覚えがあるように思えて仕方ありません。そう、あれは大学時代、夏の合宿で先輩達と夜通し飲み倒し、翌朝の山道ランニングでさんざんな目にあった自分の姿。すがすがしい田舎の朝を二日酔いのどうしようもない最悪な気分で駆け抜け、和歌山の山奥にささやかな思い出を残して帰りましたっけねぇ…。ほんま危険なランニングでした。当たり前のことなんですがね、二日酔いの時には走らない方がいいですよ〜。

 

◆冷えたビール(2004.4.17)

最近は暖かい季節になって過ごしやすいですね。暖かいというか、暑いくらいの気がしますが、そうなってくるとやっぱし冷たいビールがおいしくなってきます。汗だくで帰ってきて、冷蔵庫で冷やしていたグラスにビールを注いで…。う〜ん、ほんま美味いっすよねぇ。まだ時期的に早いですが、そんな楽しみが待っているのかと思うと今からでも夏が恋しいです。で、昨日は会社の課の打ち上げで飲みに行ったんですが、そこでとんでもないものを飲まされました。最近、居酒屋では飲み物を冷たいまますぐに客に出せるように、最初から冷蔵庫で冷やしているようなんです。ところが生ビールを頼み、みんなで乾杯をしようとしたらそのビールがどうもヘンな感じ。キンキンに冷えていて美味しそうではあるんですが、あまりにも冷えているのでよくよく見てみると、なんとビールが一部ですが凍っています! グラスだけ冷やしてるならまだいいですが、ビールそのものまで凍らせてどうすんじゃい、このボケが! なんでも冷やせばええってもんじゃないぞと、まろやかさも風味もまったくない凍ったビールをガリガリ食べながら怒り心頭。逆に冷えすぎてるとあんまり美味しくないですよね。いろいろ考えられたサービスなのかもしれませんが、あともうちょとだけ深く考えてほしかったな…。

 

◆目指すべきものは(2004.4.19)

先日、髪を切ろうと思ったのですが、友だちに「髪型変えたら?」と言われました。ただでさえ短いのにこれ以上何をどう変えればイメチェンできるんやろうと思っていたら、「宮沢りえみたいにベリーショート」ということだそうで。まぁ、どうせ切るならやってみるかということで雑誌に載っていたかっちょええ髪型を切り抜き、近くの美容院に行きました。で、「こんな感じでお願いします」と切り抜きを見せると、なんと店長が登場。これは期待してええのか、と思っていたんですが「髪質が柔らかいからねぇ」「パーマあてるともう少しねぇ…」と店長もどうやら苦戦している様子。次第に「髪立ててモヒカンぽくしようか?」と言い始め、完成したときは当初目指していたものとはだいぶ違うものになってしまいました。そして今日、会社の朝礼の3分間スピーチで「これは宮沢りえです」と社員全員の前で語り尽くしましたが、なぜかバカウケ。美容院ではけっこうええ感じだったんですが、翌日いざ復元しようとすると難しくて…。妻夫木聡みたな頭になってましたからね。というか、むしろヒヨコみたいな感じになってて、いったい何を目指してたのかわからんようになってしまいました。うむ、これはちょっと…失敗したかな……。

 

◆ブルース・スプリングスティーン(2004.4.21)

昨日、帰りに用事があっていろんなところへ寄ったんですが、不思議なことに店をまわるたびにこの人の曲が流れていました。「ブルース・スプリングスティーン」。“ボス”の愛称で知られるアメリカロック界の重鎮ですね。70 年代に『BORN TO RUN』で頭角をあらわし、『THE RIVER』『HUNGRY HAERT』などのヒット曲を生み出しました。中でも有名なのは『Born In The U.S.A.』という曲で、合計2000万枚を売り上げた80年代を代表する名曲です。ベトナム戦争の帰還兵と混沌としたアメリカ社会を描いた歌なんですが、これがアメリカ中で大ヒットしてブルース・スプリングスティーンは一気にカリスマ的な存在になりました。また10年ほど前には映画「フィラデルフィア」の主題歌『Streets Of Philadelphia』を手がけ、グラミー賞とアカデミー賞主題歌賞を獲得してます。ま、そんなこんなでかなり有名なアーティストですね。日本で言うと矢沢永吉みたいな存在になるのかな? 歌詞がどうとか音楽性がどうとか、そんな難しいことを考えずに普通に聞いて普通にかっこええおっちゃんです。アメリカの骨太ロックに触れたい方はまたツ○ヤの旧作レンタル半額セールのときにでもお借り下さいませ。

 

◆Macファン(2004.4.24)

先日、「マイクロソフト社に息づくMacファン」という面白い記事がありました。大ざっぱに言うとパソコンにはマイクロソフト社の『Windows』とアップル社の『Macintosh(マッキントッシュ)』の2種類があります。もとをたどればいわゆる『パソコン』はアップル社が作り出したもので、『Macintosh(通称Mac)』はそのはじまりです。しかし今やパソコン業界ではマイクロソフト社のWindowsがシェアをほぼ独占し、Macは影の薄い存在となってしまいました。ところがマイクロソフト社の中にはライバル社の製品であるMacのファンが意外にもたくさんいるということです。多くの一般Macユーザーは『アンチ・マイクロソフト』精神が根底にあるのだと思いますが、そのWindowsでメシを食ってる人間がMacファンというのはなかなか面白いですよね。Windowsの台頭を許してしまったあと、Macは環境に合わせながらもまったく独自の進化を遂げました。そして巨大化の一途をたどるマイクロソフト社に対してアップル社は『温かく励まされるブランド』としての存在感を示し、MS社員はじめ多くの人に支持されているということのようです。かく言う私もMacファン。ただ会社ではやっぱりWindowsを使ってます。Windowsも好きですけどね。でもやっぱり愛着があるんでこれからもMacファンであり続けよう…。

 

◆映画館(2004.4.26)

先週、映画を見に行きました。士郎正宗原作の「アップルシード」です。子どもの頃から大好きだったマンガなので、個人的にはメチャメチャよかったですよ。人間の動きとかもかなりリアルで、CGの特殊効果に圧倒されっぱなしでした。原作が難しいわりに映画ではストーリーもスッキリしていて、面白かったですよ。ともかく感無量。ところが映画館の隣に座った連中が困った人たちで…。標準語を話していたのでどうやら関西圏外のカップルのようですが、それがなんで梅田の映画館におるんじゃい?と一挙手一投足を観察していたら、終始イチャイチャ、イチャイチャ。映画開始直前に彼女が席を立つし、彼氏もそれを連れ戻しに行くし、そして結局手をつないで帰ってくるしで、何回ワシの目の前を往復する気なんじゃ!とプチ切れです。別にひがんでるワケじゃないですが、いや、ひがんでるんですが、少しくらい落ち着いて見てくれよ。しかもしばらくしたら彼女の方がすっかり寝入ったようで、いったいここに何しにきたんやろうかと不思議に思いました。映画を楽しみに来たのか2人の世界を楽しみに来たのか…。そんな若者たちのハッピーな時間をやっかみながら、自分の時間も楽しむ今日この頃です…。

 

◆加 齢(2004.4.28)

ちょっと前に会社の後輩と「かさぶた」の話で盛り上がりました。彼女が言うには、ずっと前にできた靴ずれのかさぶたが1週間たっても取れないらしいのです。「小学校の頃は3日くらいでかさぶた取れたと思うんですが、やっぱりもう若くないんですかね〜」とのこと。そう言えばここ数年、私もスライディング等でヒザをすりむいても、かさぶたがはがれて完治するのに10日以上かかってました。しかもけっこう傷跡が残って、半年くらい経たないと跡が消えないという有様。彼女はシミも出てきたそうで、わずか5分足らずのチャリンコ通勤のくせに帽子と“片平なぎさ”バリの白手袋で完全防備。まぁ、かさぶたにしろシミにしろ、きっと新陳代謝が低下してるんでしょうね。が、これほどまでに自分たちの体の老化と直面すると、ちょっと笑い事では済まされなくなってきました。だからといってチョ○ラBB飲んだところで根本的な解決にはならないんだよ、後輩。「老い」は受け入れるしかないかもしれません。そしてこれを読んで「まさか、そんなことあるもんか」と鼻で笑ってるヤングたちも、ある時期を境にシャワーの水を弾かない肌になったりするのさ。加齢だけはみな平等におとずれるのです…マイケル・ジャクソンと引田天功を除いて…。

 

◆隠れ家的(2004.5.1)

昨日、会社の歳の近い同僚3人で飲みに行きました。会社の最寄り駅で飲もうと言うことになったんですが、その周辺の飲み屋はあまりよくわかりません。ところが営業課の友だちは、毎日自販機でチューハイを買って飲みながら自宅へ帰るという大酒飲み。駅周辺の飲み屋を知り尽くしてました。で、彼女に連れて行ってもらった飲み屋が「ひなよし」という居酒屋で、カウンターが6席と2人掛けテーブルが2つくらいの本当に小さなお店です。外から見ても、あれ?ここに店があったのか?と思うくらい目立たず、ひっそりとしています。しかし店内も店の外見も和風でけっこうオシャレ。ママ1人で経営しているらしく、とても落ち着いた雰囲気の大人のお店って感じですね。白木屋のような大きな居酒屋でみんなでわいわい飲むのも楽しいですが、ああいう隠れ家的な店で枯れた女3人、さめざめと飲むのもまたいいもんです。料理もチェーン店みたいな無機質な感じはなくて、あたたかみのある手料理で最高に美味かったです。ちなみにママからは「今日はカニが入ったのよ」と言われ、飲んだ勢いで注文したらでっかいカニ一匹がまるまる出されました。誰が払うんやろうと思ってたら、営業の友だちがおごってくれました。すごい値段だったろうな…ありがとう。

 

◆奈良ウォーク(2004.5.3)

先月、思いたって奈良を巡って参りました。薬師寺〜唐招提寺〜興福寺。天気もいいし、ブラブラ歩いていると春の風がたいへん気持ちよかったです。薬師寺では修学旅行生の後をつけ回し、ツアーガイドの説明を盗み聞きしまくりました。お寺とか回るときは、あらかじめいろんなことを調べてから行った方がいいですが、現地でもツアーや詳しそうなおじさまたちの後ろについて回ると、その場で話している情報を聞けて便利ですよ。薬師寺はかなり広々していて開放的でしたが、唐招提寺は歴史感じる古い建物が多く、落ち着いた雰囲気でした。金堂は建て替え中なので見れなかったのがすごく残念です。境内は道もちょっと複雑で、無理矢理進むとそこは立ち入り禁止区域で慌てて引き返したりしました。興福寺は奈良公園の横にあるお寺ですね。当然鹿もいましたし、芝生の上は緑をおおい隠さんばかりのフンで埋め尽くされていました。しかも鹿は愛想が悪いですしね〜ほんまプロ根性みせろよな…。と、いうことで奈良を闊歩して参りましたが詳細は別ページでまとめました。どうぞ〜 → 奈良WALKページ

 

◆楽しみ(2004.5.5)

あっ、という間にゴールデンウィークも終わりです。私は何をしていたかというと、まぁ基本的に飲んでいました。気がつけばもう今日が最終日。明日会社いきたくない…。ほんま夏休み明けの小学生の気分です。そういえば会社から宿題のようなものが出ていましたが、まったく手をつけていません。どうなるのかな〜…、どうやってごまかそうかな〜…。さらに明日からは毎月入ってくる雑誌を編集しますが、これがまたゴールデンウィークを挟んだため納期が短くなって大変な作業になりそうです。なんか憂鬱なことばっかり待ってますね〜。しかし、先日メンバーの1人が私の会社の近くにあるファミレスでバイトをしているという情報を聞きつけました。今でこそ弁当生活ですが、その前は昼休みになるたび会社の近辺にあるファミレスを回り、昼食を食べていたという実績があります。半径1キロ以内のファミレスはほぼ制覇した実力で、必ずやメンバーのファミレスを見つけだし、昼ご飯おごってもらいましょう! しがないサラリー生活にはこんなことしか楽しみがないのさ! くっそ〜給料上げろ! 

 

◆そんなアホな(2004.5.8)

先日、お世話になっていた他社の社長さんが急逝されました。まだ41歳でした。私は社長さんの弟の常務さんにお世話になっていて、社長さんとはそれほど面識はないのですが、前に会ったときは本当に元気そうだったので信じられません。突然のことに「そんなアホな…」を繰り返すばかりです。会社は兄弟で経営していて、弟の常務さんはリーダーシップもあり仕事もかなりのやり手でいわゆる超天才肌の人です。しかもやんちゃな子どもがそのまま大人になったような人で、一晩中飲み歩いてそのまま翌日会社へ出勤というようなむちゃくちゃなこともしてました。比べて亡くなったお兄さんは温厚な人で、渉外など表に出ることは弟さんに任せて裏で会社を支えているという感じの人でした。また弟さんが交渉相手に強く出た後、すっと出てきて妥協案を出して上手く契約するというまとめ上手な人で、2人の関係は最高のコンビネーションと称されるほど。弟さんもお兄さんのことを話す時はとても楽しそうで、本当に尊敬しているんだなと感じました。でもこんなことになってしまって…。本当に言葉も出ません。急性心不全だったので、きっと立場上強いストレスもあったんでしょうね。みなさんも健康には留意してください。また周りのご家族の様子にも目を向けてくださいね。普段より疲れていたり、いつもと違う様子だったら一声かけてもいいかもしれません。自分にも他人にも、心と体からのサインに敏感になれたらいいと思います。

 

◆プリンター(2004.5.10)

我が社では半年ほど前に新しいマシンが導入されました。ちょっとは便利になったかと思っていたんですが、これがまたやっかいなものでして…。業務用のプリンターもセットだったんですが、びっくりするほどよく壊れるんですよ。印刷屋の仕事では作ったものをプリンターに出してお客さんに見てもらうんですが、そのプリンターが壊れてしまっては仕事がまったくはかどりません。今日も朝からご機嫌ナナメなプリンターは、半日かかってようやく10ページほどをプリントアウトし、また即座にぶっ壊れました。マシンを10回ほど再起動しましたがそれでも動かず、結局夕方になって業者を呼び出しました。そこからさらに数時間アホプリンターと格闘し、ようやくもって目的のものをプリントアウトすることができたのは、朝からかかって12時間後のこと……いくらなんでもボロすぎるやろ、このクソマシン。プリンターさえ動けばすぐ帰れたのに、こんなことで残業になってしまいました。でもあのプリンターの具合が悪いのは、実はあの日あの時あの場所で私が間違えてコンセント引っこ抜いたことが原因かも…ということは、もう少し黙っていようかな…。

 

◆危険な香り(2004.5.12)

前回我が社のプリンターが壊れたという話を書きましたが、今日は空調機がぶっ壊れました。いったいどれだけモノが壊れたら気が済むんでしょうね。で、お昼前に業者が来て仕事中にドンドンガラガラと騒音をたてて修理してくれましたが、「これだけ古くなったら手の施しようがなくて、現状維持で精一杯」とのこと。調べてみるとこの冷暖房機、1973年の製造で私よりも年上。しかも詳しく話を聞いたら、支払いが滞った取引先から差し押さえてもらってきたものだとか。うちの会社もむちゃくちゃしてますよね。まぁ、そんな怪しげな冷暖房機なのでよく壊れるのも当然なのかもしれません。そして昼食時にようやく補強し終わって試運転をはじめたのですが、そのとたんにどこからか鼻のひん曲がるような恐ろしく危険な香りがしてきました。そう、これはまさしく強烈なカビの匂い。あっという間に部屋中に充満し、せっかく楽しみにしていた昼ご飯もカビのような味がして、とても食べられたものではありません。たまらずティッシュを鼻に詰めてその場をしのぎましたが、鼻にティッシュ詰めたらおかずの味とかもわからんようになるのですね。あのオンボロ空調機のせいでとんだ昼休みでした。早く買い換えてくれ…。

 

◆ポポンぎゃる(2004.5.15)

今日はお世話になっている人に誘われてソフトボール1部リーグの試合を見に行きました。私もソフト出身なので、久しぶりに見てけっこう楽しかったです。やはり1部の人はすごいですね。体つきもいいし、技術力もあるし、スピードもあるし、なによりいろんな事に対してプロフェッショナルでした。午前中バックネット裏で2試合ほど見た後に、3試合目、知人がいるそうなのでシオノギ製薬の試合のときに1塁側の応援席に移動しました。そして応援団の中に混ざり込み、配られたメガホンで最前席から飛び入りの大応援です。応援席に行って驚いたのが、「ポポンぎゃる」と書かれた横断幕に、「ポポンS」のテーマソング。いや〜、さすがシオノギ製薬ですね。で、応援していたら後援会の人から全体にジュースの差し入れがあり、関係者でもないのにちゃっかり頂きました。まぁ、応援盛り上げたのでこのへんは許して頂きましょう。試合前にはサインボールの投げ込みなどいろいろサービスがあって、1部リーグの試合を満喫できました。試合の方は緊迫した展開で、残念ながらポポンぎゃるたちはサヨナラ負けを喫しましたが、ファンになりましたよ。久々にいろんな気持ちをくすぐられてた気がします。機会があればまた行きたいですね。

 

◆お別れ(2004.5.17)

今日、会社を終わってから神戸へ行きました。前にお話しましたが、若くして亡くなられた社長さんのお別れ会です。私をはじめ課のみんなは社長さんの弟の常務さんにたいへんお世話になっていて、どうしても出席したいとウチの社長に頼み込んで連れてきてもらいました。なんとか常務さんにお会いして、ひとことでも声をかけたいと思っていたのですが、実際に行ってみると逆に励まされてしまって何の役にも立てなかったのが情けなかったです。こういうとき、他人というのは無力ですね。常務さんはいつもノリの軽い感じの人で、こんな時でも「昨日も兄貴の夢を見てなぁ。その中で、会社のエレベーターの中に駆け込んで来よってな、俺に『コロっと逝ったから全然苦しまへんかったよ』て言うてたわ」と笑って話してました。今回の件で常務さんは36歳の若さで社長を継ぐことになり、「せっかく俺はNo.2の地位で責任もなく、気楽にやりたい放題やれると思ってたのにな〜!」といつもの調子で悪態をついていました。が、今日はその亡くなった社長さんの誕生日なんだそうで、常務さんはどうしてもこの日にお別れ会をしたいと無理に会場を用意したそうです。何でもない振りをしていてもやっぱりつらかったんだなと思いました。ま、みなさんには関係ない話なんですがね。私としては、なんかちょっと聞いてもらいたいというか、そういう話です。

 

◆サーバーハウジングサービス(2004.5.19)

先日、会社の会長&社長がいきなり「サーバーハウジングをする!」と言い出しました。『サーバーハウジング』をおもいっきり簡単に言うと、「専門業者に任せていた客のデータ管理を自分の所ですべてする」っちゅうことですね。それはつまり専門業者並みの知識を身につけなければならないということなんですが、これまた「君がやりたまえ!」といきなりの指名。「絶対ムリですよ!」と反抗したものの聞き入れられず、大型書店を回って専門書を買いあさりました。そして宇宙語が書いてあるかのような難解な本を読んだ結果、おおよそにわかったことは、いっかいの印刷屋が手を出してもリスクの方が大きい、ということです。我が社でハウジングにしたところで、それに見合うだけの利益が見込めない上、中途半端な知識ではデータ漏洩などのリスクがつきまとうだけでロクなことはなさそうです。何より私にそんなプロジェクトを任されてはたまりません。なので、インターネットで失敗例やリスク問題を調べて資料にしてなんとかあきらめてもらおうとしていたところ、昨日の会議で「やっぱりやめた」とあっさり中止。どうやらただの思いつきだったようです。最先端の技術や考え方に取り組もうとする姿勢はうちの会社のいいところだと思いますが、いつも行き当たりばったりな方針に振り回される現場のことも考えてくれたらいいのにねぇ…。毎回マジになるだけ疲れるで…。

 

◆右ナナメ上(2004.5.22)

最近物忘れがヒドイです。会社の帰り際に何か用事があってどこかに寄ろうと思っていたのですが、まったく思い出せません。きっとしょーもない用事なんでしょうが、お昼くらいには「そうそう、○○へ寄らないと」と覚えていたのに、夕方には「どこかに寄らなければならない」ということしか思い出せない始末。で、そんな話をしていると上司が「右ナナメ上を見たら思い出せるよ」と言うので、言う通りに右ナナメ上の天井をずっと見上げていましたが、やっぱり何も思い出せません。すると上司が笑って「ちゃうちゃう。顔を動かさずに視線を右ナナメ上に向けるだけでいいんよ」と教えてくれました。人は何かを思い出すとき、視線を右ナナメ上に向けると、それが脳みその記憶を司る部分を刺激して物事を思い出しやすくするんだそうですよ。そもそも人間は何かを思い出そうとするとき、自然と右ナナメ上に視線を向けてるみたいですね。と、いうわけで帰り道もずっと右ナナメ上に視線を向けていたんですが、結局何も思い出せないまま家に到着してしまいました。チャリンコゆえ、前方が見れなくてただ危険なだけでしたね。まぁ、ほんまに効果があるのかどうかはわかりませんが、みなさんも機会があればお試し下さい。私より老化が進んでなければきっと思い出せるはず…。

 

◆リニューアル(2004.5.24)

いきなりですがトップページだけリニューアルしました。まぁ、たいして変わってないですけど、とりあえずシンプルにしようと。別にリニューアルしなくてもいいんですが、会社で「ホームページ作成でいろんな技術を身につけていこう」という迷惑な取り組みがあるので、いわばここは実験台のようなもんです。技術修得ノルマみたいなのを課せられていて、もし社長から「ちゃんと研究してるのか」とつつかれたときに、ここで使ってる技術のデモ版をちらっと見せて何とかごまかしきろうという最大限に後ろ向きな思考でやってます。そもそも私は情報・通信系の学科の出身ではないので実はパソコンのことはいまいちわからんのですよ。先日先輩が「インターネットカフェで隣の人のパソコンが動かなくなって、パニくったその人はコンセント引っこ抜きやがったわ」と笑っていましたが、昔は私も同じ事してました。『機械はたたけば直る』世代の生き残りですからね。そんな人間でも追いつめられたらなんとかなるもんです。いつ会社が潰れるかわからんという危機感が、社員を這ってでも前に進ませるのかと妙に感心してしまいました。そして入社以来、安穏と過ごせない状況が続いて4年、ようやく黒字です。会社に愛情なんてないけど、なんかうれしいかも…。

 

◆焼酎アイス(2004.5.26)

先日メンバーのひとりから「焼酎アイス」というものがあると聞きました。テレビで紹介されてたそうですが、それはカップに入っていて、けっこうおいしいらしいのです。以前、ビールゼリーとかいうのは食べたことがありますけどね。「焼酎アイス」といっても、アイスに焼酎かけただけのものなのか、かき氷みたいになってるのかまるで想像がつきません。で、調べたところ、「焼酎アイス」は熊本の方で売っている御当地アイスクリームなんだそうですよ。これはちょっと手に入りそうにありませんね〜。興味があるとは言え、九州まで行って買う根性はさすがにありません。せっかく買い溜めして昼休みにバレないように食べようかと思っていたんですが……残念です。ところがさらに調べたところ、大阪の天保山で世界のアイスクリーム博覧会とやらを開催しているそうで、そこでその「焼酎アイス」も売っているそうです。なんという幸運! 5月8日から7月11日まで開催です。さっそく近いうちに天保山を訪れ、「焼酎アイス」を買い占めましょう! そしてトイレでタバコを吸う高校生のようなスリルを味わいながら、会社の昼休みに「焼酎アイス」を完全制覇です!

 

◆アンチ・イズム(2004.5.29)

先日、会社の後輩と話をしていたんですが、彼女の通っていた高校の近くにあったコンビニが、万引きの多発で潰れてしまったという噂があるそうです。コンビニの近くには高校の他にも小中学校があるそうで、普通なら繁盛しそうなもんですが、万引きで潰れるほど荒れてるんですね〜。ちょっと不良だった形跡のある後輩に「昔はあんたもやんちゃしてたやろ〜」と聞くと、ごく普通の『三つ編み女学生タイプ』だったと言い張るので、さらに厳しく尋問したところ「自分は髪とかも染めず出来る限り普通の格好をして悪さをしてました」と吐きました。彼女が言うには、いかにも不良という格好をしているとすぐ目をつけられて補導されてしまうからだそうです。「それに私は特に社会や学校に反抗していたワケじゃないですから、派手な格好で反発心を表明する必要もなくて普通にタバコ吸ったり、やりたいことしてました」ちゅうクールなお答え。メッセージ性のない不良? う〜む、最近の若いモンは尾崎豊的な精神はないようですね。反体制、反権力、反社会、そんなアンチ精神は若者の特権であったような気がしますが、今やそんなものに魅力はなくなってしまったんでしょうかね〜。親や学校、社会が、若者が反発するほどの権威を持たなくなってしまっているのかもしれませんが…。

 

◆地下一階(2004.5.31)

先週、同じ関西女子チームのRBデ○ジャ○スのみなさんと飲みに行きました。1軒目で飲んだ後、店を変えて飲み直そうとホロ酔い気分で天王寺をさまよっていたら、割引サービスが使えるお店を発見。看板に「地下一階」と書いてあるので、近くのエレベーターにみんなで乗り込みました。ところがそこには地下一階へ行くボタンがなく、一瞬エレベーターに閉じこめられてしまい、パニクッた酔っぱらい4人は「開く」ボタンを連打。なんとか脱出に成功しましたが、どうやらそれは「地上専用」だったようです。改めて隣のエレベーターに乗り込み地下一階にたどり着いたのですが、ドアが開いた瞬間、そこにはオフィスビルのような廊下と壁が広がっていました。そしてシ〜ンと静まりかえった薄暗い通路の奥から、シュンシュン、カチャカチャという不気味な音が聞こえてきます。違和感を覚えながらも「そこが店か?」と思って勇気を振り絞りダーッと突入したところ、なんとそこはお店の厨房! 関係者以外立ち入り禁止! 慌てて引き返して地上に戻りましたが、あとで見たらどうみてもそれは従業員専用エレベーター。長い酔っ払いキャリアの中でも店の裏口から厨房に入ったのは初めてです。それでもそのあと何事もなかったかのように写真を撮っていたRBのみなさんは確かにデンジャラス。ほんとに貴重な体験が出来て楽しかったです。

 

◆ライトハウス・ファミリー(2004.6.2)

最近またネットでCDを購入しました。それが「ライトハウス・ファミリー」のベスト盤。本国イギリスでは「国民的デュオ」と呼ばれるほど有名なのに、日本では知名度が低いようでネットでしか手に入りません。大学時代に『オーシャン・ドライヴ』という曲に出会ったのがはじまりなんですが、ともかくメチャクチャかっこいい曲で、難波のCD屋を歩き回って探し出したほど惚れました。ライトハウス・ファミリーは黒人男性と白人男性の2人組で、彼らの作る楽曲はUKならではの洗練されたポップ(ソウル?)ミュージック。形容すると「大人っぽい」「ここちよい」「落ち着いた」「都会的」という感じですかね。最近では『消えゆく太陽』というカバー曲が映画『ノッティング・ヒルの恋人』のサントラに使われてました。主人公が恋人と別れた後、移り変わる季節とともに街を歩いているシーンで流れています。この他にもライトハウス・ファミリーの曲はオシャレなイメージからか、ドライブ・ミュージックに使われることが多いそうですよ。確かに車でかかっていたら「おっ、ええ趣味してるな」と思うかも。私も早く“右折恐怖症”を治してこのご機嫌な『オーシャン・ドライヴ』を聞きながら、海岸を車でブイブイいわせて走りたいです!

 

◆試作品(2004.6.5)

少し前に書きましたが、前期うちの会社は黒字だったので、最近新しいパソコンやクーラーを買ってくれたり、けっこう働きやすい環境にしてくれたんですね。そんな中、小さい食器棚を営業課とうちのデザイン課にそれぞれ買ってくれました。まぁ、ありがたい話なんですが、買ってくれたのが組み立て式の食器棚。しかも営業は忙しいから私たちに組み立てろと押しつけてきました。こっちも忙しいのにな〜と思いながらも後輩が組み立てだしたので私も手伝ったんですが、2人ともいい加減な性格なのでロクに説明書も読まずに本能の赴くままに組み立てました。ところが完成したのにかなり部品があまったんですよね…。扉もちょっと傾いてるし、ガラス戸も反対にはめちゃったし、ちょっとヤバそうだったので、このガタガタ試作品は営業課に回すことにしました。何も知らずに「ありがとう!」と喜ぶ営業課のみんなを見ながら多少胸を痛めつつ、我が身かわいさにいまだ本当の事を言えずにおります。しかし、そのバチが当たったのか本日土曜日に出勤となりました。朝からこんなもん書いてる場合やないんですがね。残業続きの上、代休もくれないくせに休日出勤なんて…。ちっ…。それでは行ってきます。

 

◆団体行動(2004.6.7)

先日の日曜日、母親に「夜はどこかで食べてきてね」と言われました。どうやら法事で福井の方へ行くという事だったんですが、全然知らなかったので「はぁ〜ん?そんなん知らんでぇ?」と返したところ「一週間前から言ってたでしょ!」と怒られてしまいました。きっと生返事してたんでしょうね〜。まぁ、ともかくそんなわけで、練習後に「光明池」という堺市民にしかわからないレアな場所でご飯を食べて帰ることにしました。みんなを誘うのも悪いので1人で光明池駅をうろつき、鮭イクラ丼定食というのに心惹かれてある定食屋に入ったんですが、通されたところが1人席のカウンター。そして「お飲物は何にしますか」と店員に差し出されたメニューをみたらなんと酒ばっかり。定食屋と思ったら半分居酒屋みたいな店だったんですね〜。しかも横に座ってるのがおっさんばかりで、みんなビールを飲んでます。ただご飯を食べに来ただけなんですが、やはりここは団体行動をとるべきかと思い私もビールを注文しました。おっさんの中でジャージを着て1人異彩を放っていましたが、絵的には「ビール」で統一感取れてましたし、「お前も1人で飲んでるのかよ…」っていう妙な一体感を味わえてなかなかよかったです…。

 

◆ knock on the door(2004.6.9)

先週、土曜出勤をしたと書きましたが、その時にちょっとした事件がありました。会社に出てきていたのが私と先輩の2人だけだったので、会社の玄関のドアにカギをかけていたんですね。ところが夕方近くに外から1階のその玄関をガンガンものすごい音で叩く音がします。しばらくして止んだかと思うと、今度は横の壁をドンドンたたく音もして、それが20分ほど続きました。最初はいたずらかとあまり気にならなかったんですが、ずっと続くのでさすがにこれはおかしいと怖くなり見に行くことにしました。で、2階の窓から下をのぞいたら、変質者ではなくうちで飼ってる営業くん。どうやらカギを開けて入ろうとしたのですが、うちの会社のカギは開けるのにコツがいるので開けられなかったそうです。すでにサムターン回しができないほどガタがきているんですね。そして営業くんは約20分間もドアをノックし続け、あげくにドアでは気づかないのかと壁まで叩いてドアを開けてくれるよう延々と騒音を出し続けたわけです。でも、普通そこまでやったら通報されちゃうぞ。なんとも気の毒な話ですが、彼にはサムターン回しを越える我が社のカギの開け方を伝授しておきましょう。

 

◆チンピラ・ガール(2004.6.14)

うちのチームには、根は素直で心優しい新人メンバーAがいます。ただ、外見というか立ち居振る舞いというか、とにかく体中からにじみ出ているモノがチンピラオーラ。まぁ「素行不良」が服着て歩いてるようなもんですね。で、彼女はチャリンコのカギをなくして無理矢理こわした状態のまま乗り回しているそうなんですが、ある日、道路を横断していると後ろから警察に「こらぁ、おまえ、止まれ!」と補導されたそうです。しかも止めるなり「こら、その自転車どこで盗ってきたんや?」と犯人扱い。まぁね、どうみても部活をサボって悪さしてる男子高校生にしか見えないですからね。「自分のっすよ!」と反抗するも、あのガラの悪さではまるで説得力がありません。さんざん警察官に疑われた後に名前を聞かれ、「あれ?男の子じゃないの?」と正体が判明した時点でめでたく解放されたそうです。でも私に言わせれば、マクドナルドの店員にタメ口で「ソースは甘口でいいかなぁ?」と子ども扱いされたくらいで、ブチギレ&大暴れしている態度からしてジェントルマンじゃねぇ! 日頃の行いから疑われるのも当然さ。ま、そんなわけで彼女がうちのクレイジーナースから授かった名は「チンピラ・ガール」。飲んでるときの私の方が、しらふのヤツより絶対礼儀正しいはずだ…。

 

◆卓球選手権(2004.6.16)

前にもちらっと書きましたが、最近黒字の影響か、うちの会社ではいろいろと備品を買いそろえてくれてます。で、先週うちの課にいきなり届いたのが新品の机。けっこう大きくて場所も取るし、いったいこんなモン何に使うんだろうと不思議に思います。机を買うくらいなら一時金とか出してくれてもいいのに! 夜の10時までぴーぴー言いながら働いてるのに、そんな健気な私たちの気持ちも汲んでくれないなんてっ! と気分を害した私と後輩は、なんとか社長に仕返ししてやろうとこの新品の机で卓球をしてやることにしました。大きさもちょうどいいし。で、さっそく百均で卓球セットを購入し、昼休みに卓球選手権を開催です。私と後輩と営業の友だちでやり始めたんですが、これがけっこう面白くてねぇ。私以外の2人は運動神経ゼロの超「帰宅部」系。ハエの止まるようなスイング。こんな連中に負けるはずがないと自信満々で臨んだのですが、運動音痴な人間はこちらの予測のつかない行動をするので逆に手強かったです! この卓球大会、週末までに勝ち点の一番多い人がハーゲンダッツのアイスをおごってもらえますが、今のところ私は2勝1敗とちょっと危険。こうなったらヤミ練をして、ヤツらの不可解攻撃パターンを分析してやるぜ!

 

◆ゲリラ開催(2004.6.20)

最近週末に飲み会が続きまして、ついついここを更新するのを忘れてしまいますが、今週は夕方6時から他チームの親分に急な呼び出しを受けました。なんとも嬉しい話ですね! 私は少数精鋭ゲリラ飲み会が専門なので、こういうお誘いは大好きです。課のみんなに平謝りしながら喜び勇んで会社を抜け出し、8時にミナミで合流。すると、うちのメンバーも断り切れずか、2名ほど来ていました。いいですよね〜。「○○で飲むから今すぐ来い」という理不尽で有無を言わせぬお誘いは、自分の中のチャレンジ精神を大いにかき立てます。仕事を捨てて来れるものなら来てみやがれ、と言ってるわけですから受けて立ちましょう! そしてホンマに来たのか、という相手の驚く顔を見るのがたまらなくスキです。その瞬間が何にも変えがたい勝利の瞬間です…。ま、でもその翌日はたいがい、そのとばっちりをくって逆にたいへんな目に合うんですがね。それも含めてゲリラの良さですね。3〜4人の少数派ゲリラ開催ならいつでもご相談下さい。誰も知らない僻地の飲み屋で、夜が更けるまで野球談義をいたしましょう。でもさすがに日付変更線を越えたお誘いはちょっとムリがございますので、みなさまご遠慮下さい。

 

◆有馬温泉(2004.6.21)

昨日の試合の帰り、いきなり有馬温泉に連れて行かれました。まぁ、温泉に入りに行くのではなくてちょっと立ち寄るという感じでしたが、前回書いたように私は予測不能なゲリラ的行動が大好きなのでそういうのもけっこう乗り気になります。で、ジャージ姿の柄の悪いメンバー数人で温泉街を闊歩いたしましたが、そこは私の好奇心をピンポイントに攻めてくる場所でした。いつも通り何度かみんなに軽くまかれながら有馬温泉街をチェックしたところ、土産屋の他にラウンジがあったり、スーパーや筆屋があったり、何を売ってるのかよくわからない店もたくさんあって、温泉街のくせに統制の取れないというか収拾のつかないその店並びにもう心ウキウキ。天満の商店街を遙かに凌駕する怪しげな店がたくさんあって私としては1軒1軒ゆっくり見たかったのに、みんなはお気に召すものがなかったのか、スイスイ先に進んであっさり終了。う〜む、やはり一般人にはこのパラダイス系温泉街の魅力が理解できなかったようです。まぁ、ともかく有馬デビューも果たし、父の日に丹波の黒豆を土産に買うことも出来たのでよかったです。今度は1人でゆっくり回ろうっと。

 

◆声のリレー(2004.6.23)

先日、神戸の方のチームとゲリラ飲み会を開催しましたが、その時に私と同じキャッチャーの「電気屋ジョー」も来ていました。“キャッチャーバカ”が集まれば当然野球談義となりますが、そこで出た議題が「中継の指示」。ランナー1・2塁でレフトオーバーの長打を打たれたとき、キャッチャーは1塁ランナーの動きに対して「ボール3つ」か「ボール4つ」かの指示をしますが、「その指示をちゃんとしたのか」とジョーは注意されたそうです。まぁ、指示をしてても外野まで聞こえないことがありますから、それは周りが指示を伝達した方がいいのかもしれませんね。私が中学の時はグラウンドの端から端まで一列に並んで指示を伝達するだけの「声のリレー」という練習がありました。その後は中継の指示が外野までリレーされるようになって、けっこう成果はありましたよ。そもそも江戸川区球場みたいに応援や歓声などの音がすごい場所で、キャッチャーの声を外野まで届かせるのは至難の業。そんなことができるのはマイクなしで歌える和田アキ子くらいだという結論に達し、短い野球談義は終了しました。ま、ボールも中継、声も中継、ということですね。あぁ、なんかここを書き始めて以来、今日初めて野球の話を書いた気がする…。

 

◆前に進む人間(2004.6.26)

会社の営業課には私が入社したときから仲のいい同級生の友だちがいます。営業課はかなりちゃらんぽらんな人ばかりなんですが、彼女だけはきっちり仕事をしてくれて、私たちの課でも彼女に対する信頼は厚いです。最近はうちの会社もホームページ作成・販売に取り組んでいて、営業もその勉強をしなければいけませんが、彼女は「ホームページの作り方を教えて」と毎日昼休みに私のところへ来て一緒に勉強しています。他の営業のグータラどもは何一つ自分から動いて覚えようとしないのにねぇ。会社というところはやっかいなことを押しつけられてうっと〜しいんですが、私はどんな面倒なことでも自分から意欲的に切り開こうとする人間が好きです。与えられたことだけをせず、自ら可能性を開き、具体的に行動を起こし、ぶち当たった問題にも逃げずに興味を持って取り組み、それを楽しみに変え、乗り越えていこうとする人間が大好きです。たとえ今は自分の能力を越えていても、前に進もうとする気持ちだけがその人を前に進めます。彼女はそういう人間で、私は心から尊敬しています。ところが昨日急に「辞める」と言い出して、うちの課はアワアワ、大パニック! みんなで必死に引き止めました。いろいろあると思うけど、もしこれを読んでたら、もうちっと一緒に頑張ってみようよ。出来ることは手伝うし、うちの会社を見捨てないでぇ〜〜〜!

 

◆ロシアンルーレット(2004.6.28)

先日、会社のみんなで白木屋に行ったんですが、メニューに「罰ゲーム」という項目がありました。激辛コロッケ・ロシアンルーレットとかいうものもあって、中に一個だけ激辛コロッケがあるらしいのです。で、ノリのいい先輩が「これ全部頼もう!」と罰ゲームのメニュー全部を頼んでしまい、テーブルの上には「青汁」や「激辛コロッケ・ロシアンルーレット」などが山積みに。そしてまずは激辛コロッケ・ロシアンルーレットで運試し。みんながそれぞれ皿に取っていき、私は残った2つから選ぶことになったんですが、なんと1つだけあきらかに“赤い何か”がハミ出てるコロッケがありました。で、みんなを見ると「わかっとるやろうな」という目。えぇ、えぇ、わかってますよ、わかってますとも。大阪人に生まれたことを誇りに思い、そのコロッケをバクッと口に入れたんですが、これが思った以上に辛い! というか痛い! あまりの辛さに一気にビールを飲み干してしまい、残っている飲み物を探したんですが、なんと青汁だけ! これでええわ、とガバガバ飲んでみたものの、これまたマズイ! 入れ歯の味がする! もう辛いわ、マズイわ、笑われるわで大変な目にあいました。ま、でも毎度そういう役回りなんでね。今回もご期待に添えて嬉しい限りです…。

 

◆人生の達人(2004.6.30)

みなさんには関係のないことですが、来週、ワタクシにはビッグイベントが待っています。印刷会社が集まって情報交換をする交流会があるんですが、その場所で新しく導入した我が社のマシンについて軽くプレゼンをしなければなりません。かなり憂鬱です…。この交流会は毎年全国各地で開かれるんですが、難しい話をいっぱい聞かされるので私はいつもやる気なしモードで参加して、仏像のように静かに目を開きながら眠っています。で、前にもその交流会でプレゼンをしたのですが、これが意外にも好評で「いつも興味なさげに座ってるから、もっといい加減な発表かと思ってたよ〜」とそのギャップに感心されました。いや、まったく興味ないですけどね、やるときはやるっちゅうねん。遠征先にまで資料持ち込んで作り上げた力作でしたから。私は新品の机で卓球して会社の備品傷つけたり、営業課のホワイトボードに落書きして怒られたり、お客さんの所で軽くお酒を飲んで帰ってきたり、遅刻したタイムカードごまかしたり、会社の傘パクッたり、トイレ掃除3週連続でサボったりと、ガキなこともいっぱいしますが、とりあえず仕事もマジメにしてるからええやないですかね。アホするときはとことんアホして、真剣にやるときはとことん真剣にやりましょう。それが私の目指すべき“人生の達人”です。ちゅ〜ことで来週までは徹夜続きで準備ですな…。

 

◆仁義なき闘い(2004.7.3)

前にここで紹介しましたが、会社の近所にメンバーの若い衆「A」が引っ越してきて、お互いのマンションと会社を探し出すという勝負をしていました。私は早々からスパイを使ってある程度の場所を把握していたのですが、結局決め手がなく、先にAに私の会社を発見されてしまったのです。しかし私もそのすぐ後にAのマンションを見つけ、これでフィフティ-フィフティ。さらに先日、やつの自転車が無警戒にマンションの前に置かれていたので、そのカゴに花火セットを放り込んでおいてやりました。ほんまはスケスケ・セクシー下着とかを入れてやろうかと思ったんですが、さすがに良心がとがめてしまったな…。ところが木曜日、残業で会社に残っていると営業課のみんなが私に「駐車場にお迎えの車がとまってるよ〜」と教えてくれ、慌てて見に行くとAともう1人の若い衆Yが我が社の駐車場に「来たで〜!」と奇襲攻撃。う〜、なかなかやるなぁ! しかも私の仕事が終わるまでうちの駐車場で野球してましたしね。この勝負は私の負けです。そのあと2人を連れてメシを食いに行きました。そういうわけで、ただいまゲリラ戦の応酬で、いつ果てるともない仁義なき闘いを繰り広げています。次はチャリのカゴに納豆入れてやるぜ!

 

◆ロニー・ジョーダン(2004.7.5)

最近ハマッてるアーティストがいます。それがロニー・ジョーダン。UK出身のジャズ・ギターリストで、アシッド・ジャズ(歌って踊れるジャズ?)を代表するという人ですね。数年前、ロニー・ジョーダンがカバーしたマイルス・デイヴィスの『So What』という曲を聞いて、なんだかよくわからんけれどもかっちょええ!と衝撃を受けたのを覚えてます。「ジャズ」というと心斎橋あたりのBarでBGMに使われてるようなしっとりしたムードの音楽をイメージしてしまいますが、アシッド・ジャズというのはクラブでかかってるようなノリのいいジャズで、わかりやすいところで言うと一時期売れてたジャミロクワイとかがそうですね。ロニー・ジョーダンの音楽を簡単に言うとジャズとヒップホップの融合っちゅうことでしょうか。ほんまかっこええですよ。しかもクラブとかストリート色が強いように思うのに、あのブルーノート・レコードからCD出してるんですよね。それだけ認められる実力があるということなのかもしれません。で、アルバム集めようかと思ってたんですが、先日メンバーS家の人々が聞いていた五輪真弓のNEWシングルを聞いてフォーリン・ラブ! 思わぬ落とし穴に、今はロニーにするか、真弓にするか葛藤の日々を送っています…。

 

◆ボーナス(2004.7.7)

七夕ですが、歳時ネタに手を染めてしまうようなありきたりなコラムになんかするもんかという強い意志でのぞんでいます。でもやっぱりそこそこタイムリーな「ボーナス」ネタでいきましょう。みなさんのところは出ましたか? うちの会社は「ボーナスが出る・出ない」の噂すら出てきません。せっかく黒字だったというのにひょっとしてほんまにボーナスを出す気がないのではと、だんだん不安になってきました。ビデオカメラ、除湿機、iPod mini…買う予定のモノはたくさんあるのに、肝心のボーナスがでなければ夢と終わってしまいます。で、社長の様子をうかがいながら部屋をウロウロしてると、社長が「暑いな〜、アイス食べたいな〜」という恐怖の一言。そう。以前も書きましたが、我が社では代々、社長からアイスの差し入れがあるときは「ボーナスが出ない」という暗黙の伝達なのです。その日はなんとかアイスの差し入れもなく過ぎていきましたが、いつどこでアイスが配られるかわかりません。っちゅうことで戦々恐々とした毎日です。でももしボーナス出なかったら、社長がムダに買った20000円のデジタル時計を売り飛ばして現金に換えてやろうと企んでいます。

 

◆ステファン(2004.7.10)

以前ここでも紹介しましたが、今週、中小の印刷会社が情報を交換する交流会があり、昨日私はそこでプレゼンをしてきました。発表内容はうちの会社が導入したマシンについてなんですが、けっこうトラブル続きのマシンで、しかも前日にそのメーカーの大阪支社の人間も参加すると聞きつけ、問題事例を列挙して「おまえんとこのマシンはどないなっとんのじゃぃ!」という内容に仕上げました。で、そのメーカーの出席者を確認したところ、「ステファン」という外国人の名前が。外国のメーカーなので、きっと外国人技術者も参加するのかと思っていまた。ところが当日、発表が始まる前に会場に恰幅のいい外国人の紳士が入ってきて、不思議に思っていると、司会が「みなさまにご紹介したい人がいます。メーカーの総責任者ステファンです!」と衝撃の一言! 実はこのメーカー、その業界で世界シェア30%を誇るかなりビッグな世界規模の会社で、その総責任者が来日の際にたまたま交流会の噂を聞いてやって来たそうです。おいおいおい、これはやばい! かなりやばい! そんなビッグネームの前であの発表をするのかと私は絶体絶命のピンチ! しかしステファンは他の用事があるため「日本のユーザーの厳しい意見が、我が社を育ててくれるのです」というありがたい言葉を残して去っていきました。その後に私の発表があったのですがひたすら恐縮モード。ほんまカンベンしてよ、ステファン。今度からは肩書きを書いて参加申し込みしてね。

 

◆パーやん(2004.7.12)

2週間ほど前、うちの会社の営業課に新人くんが入ってきました。名前を「巴山」というのですが、この名字、何と読むかわかりますか? ともえやま? いろいろ出たのですが、最終的に「巴里(パリ)」の「巴」なので「パヤマ」ということで収まりました。で、もちろんそんなはずもなく当人に会って確認したところ「ハヤマ」であることが判明したのですが、時すでに遅く、うちの課では「パヤマ」が定着し、それが転じて「パーやん」というニックネームが与えられていました。ところがこのパーやん、名前に劣らずかなりおもろいことをやらかしてくれているようです。最近は得意先へ挨拶に回ってるみたいなんですが、名刺交換の時に彼が自分の名刺を差し出して相手が受け取ろうとしてるのに、ずっと名刺をつかんだまま離さなかったそうです。それでお互い名刺をつかんだまま引っ張り合いのような感じになり、うちの上司に「名刺を離しなさい!」と言われてやっと相手に渡したそうですよ。ア、アホか、お前の名刺は見せるだけかっ! こんな天然野郎で大丈夫なのかと思いますが、まぁ人なつっこいので社内ではかわいがられてます。私も子分(後輩)が2人に増えて、ようやく下っ端から卒業でなかなかええ気分ですね。これからはお茶くみもゴミ捨ても掃除も押しつけたるど〜!

 

◆専売特許(2004.7.14)

みなさんは「黄金糖」というアメを知ってますか? 黄金色で円錐の形をしたアメです。なめてたらだんだん細くとがってきて危なくなるヤツですね。で、会社で「黄金糖」をつくっているのはどこのメーカーだろう?という話になり調べたところ、意外な会社名が出てきました。どうせカンロかUHA味覚糖だろうと思ってましたが、なんと『株式会社黄金糖』という会社が製造しているそうですよ。しかも奈良県大和郡山市となじみ深い関西圏に会社があり、創業が大正12年の老舗のお菓子メーカーなんだそうです。今では海外にも輸出していて国内外に黄金糖ファンが増殖中なんだそうで、けっこうワールドワイドな展開をしているようです。それにしても黄金糖の専売特許。1つの商品だけで何十年も会社を運営していけるというのもすごいですよね。自分に置き換えて考えてみると、いったい自分の専売特許はなんなんだろうかと思います。野球にしても仕事にしてもですよ。これはこいつに任せたら間違いない、っちゅうくらい自他ともに認める“何か”を持つことができたら、それが「アイデンティティの確立」というものなのかもしれませんね。で、その“何か”を見つけたこと以上に、“何か”を見つけだす経過そのものがその人にとって非常に貴重な経験になるのだと私は思います。ということで、悩める玉造の住人、そういう時間も人生には必要不可欠なのですよ…。

 

◆ビデオカメラ(2004.7.17)

昨日、ボーナスは出ないだろうという噂をある有力筋から聞いても、とくに驚くこともなくなった入社5年目…う〜ん、何をどうしてもお金は出てこないですからね。社長の机の上に寝転がってダダこねたところで、経営苦しいのもよくわかるんで仕方ないです。ま、逆にこういう時こそ自分に投資していろんなスキルを磨いちゃおうかと思います。そんなわけで、思い切ってデジタルビデオカメラを買うことにしました。もちろん90%は野球のためですが、会社で動画のデジタル加工に取り組もうという動きもあるので、そういう事もちびっと考えてます。今は静止画中心ですが、もう少ししたら必ず動画の時代が来ますよ。誰でも簡単に動画を編集してDVDにしたり、インターネットで流したり。印刷屋はそういうのも視野に入れて対応できるようにしておかないと生き残れないかもしれませんね。私もいつかチームの珍プレー集をネットで配信できるように勉強しようと思います。そして本業の野球では、ビデオを見てブサイクなプレーをしている自分を軌道修正し、「劇団コマドリ」団長の目指す“魅せる野球人”へ私も変貌を遂げたいと思います。さぁ、劇団のスローガン「ムダに魅せる、むしろ魅せる」を胸に、全国大会へ臨もうではありませんか!!

 

◆これぞ夏!(2004.7.21)

あっっっっっついですね! ほんま暑い! 日中の最高気温が35度前後の日々が続いておりますが、みなさま熱中症には気をつけてお過ごしください。さて毎年同じ事を書いているような気がしますが、私の家はクーラーがありません。扇風機のみ。去年「冷風機」を買って失敗した経験を活かして、今年は何にも手をつけないと決めました。扇風機にコールドスプレー逆噴射……このテクさえあれば35度だろうが39度だろうが、耐え抜く自信はありますよ。と、いうかさすがに今までクーラーなしの生活を続けているのでみんなが思うほど暑さを感じていないと言うのが実感です。「クーラーなしで夜は熟睡できるの?」と上司に聞かれましたが、ここ1ヶ月ほどはぐっすり快眠続き。暑いのは暑いんですが、夜なんかは窓さえ開けまくっていればけっこう涼しくて、時々扇風機なしでも寝てますよ。ここまできたらクーラーなんてものに頼りたくない、というヘンなポリシーが芽生えてきてるのかもしれませんね。暑いときは暑さの中を、寒いときは寒さの中を、人はあるべきがままに過ごそうではありませんか。くそ暑い中、汗だくで帰ってきて冷たいビールをぐいっと一杯! 蚊取り線香、風鈴、花火、うちわにビール…これぞ夏!これぞあるべき夏の姿ですよ! 今日一日くらい、クーラーを切って窓を開けてみてはいかがでしょう。懐かしい夏の夜の匂いに触れることができると思いますよ。

 

◆サークル(2004.7.24)

先日、またもRBデンジャラスのみなさんと飲みに行きました。そこでメンバーのみなさんの知られざる一面をいろいろ教えてもらったのですが、中でも驚いたのがロックンローラーをしている人がいるんだそうです。普段はユニフォーム姿しか見てないのでなんとも想像がつかなかったんですが、ライブの時の写真を見せてもらったらめちゃくちゃかっこよかったですよ。いや〜、やっぱり野球以外のことで趣味を持って、それでステータスを築いている人はかっこええですね〜。うらやましかったので、うちらもなんでもいいからバンド組んでライブしようよ!という安直な話になったんですが、みんな使える楽器がカスタネットとかタンバリンとかハーモニカという学芸会レベルだったの即却下。まぁ、要するにステージに立ってキャーキャー騒がれてみたいだけなので、あとはコントか漫才か演劇かと迷っていると、隣でMさんが運動不足解消にエアロビのビデオを買ったという話をしてました。はっ!そうです、これです!エアロビですよ。エアロビならいけそう。ということで、みんなで「エアロビ」ライブをすることにしました。これで果たしてステータス築けるのだろうかと思いながらも、飲んだ勢いで「関西女子野球エアロビ・サークル」発足です! 年末のライブ発表をめざして、みなさんがんばりましょう! そして入門希望は下記のお問い合わせまで?

 

◆つながり(2004.7.26)

気がつけばここももう4万件のアクセスを超えて、こんなにも多くの人がここを訪れてくれたことに感謝しています。そういえばホームページ設立当初に私と父親の2人で1日に何回も見てはカウントを上げるというセコイ手を使っていたなぁ、なんてことを懐かしく思い出しました。もとを言えばホームページで募集をかけて慢性の人数不足を解消しようと始めたんですが、すぐに私のオモチャと化し、最近ではますます私物化の一途をたどっております。まぁ、こんなええかげんなサイトですが、それでも時折いろんな方から温かい励ましのメールをいただくことがあって、ほんまに続けてきてよかったなぁと思います。疲れて家に帰ってメールをチェックしたら「暑いけどがんばって」という顔も知らない誰かからの励ましの言葉が入っていたらうれしいもんですよ。ホームページを通していろんな地域のチームの人と知り合うことができたり、野球以外の方とも交流を持てたりして、そんな人とのつながりをもてることは自分にとって貴重な財産なんでしょうね。もしここを作らなければ自分はもっとずっと狭い世界しか知らなかったんやろうなぁと実感することばかり。ほんではここを見に来てくれているすべての人に感謝して、よりいっそうの私物化をめざします!

 

◆スコアラー(2004.7.28)

最近ようやくスコアをまとめはじめました。今年はかなり正確なスコアが取れていてちょっと感動しました。でも打撃がタコったら「タコ」の絵が描いてあったり、「これはセーフちゃうん?」というコメントもあったり、なかなかおもろいスコアもありましたよ。私のつけた分を見ると「お前は酔っとるのかっ!」っちゅうくらいワケわからんことを書いてました。きっと複雑なプレーでどう書いていいかわからんかったんでしょうね。ところで私は個人的にスコアを重要視してます。スコアの結果は個人的なイメージや価値観にとらわれず、チーム全体が数字というもので適切に判断・認識・対処できるひとつの目安になるからです。また、スコアラーは私にとってゲーム中に情報提供してくれる重要なメンバーです。実際スコアラーの一声で配球を変えてピンチを切り抜けたこともたくさんありました。補欠=スコアラーではありませんし、スコアラー=雑用係でもありません。「ピッチャー」や「キャッチャー」というポジションがあるように、「スコアラー」というポジションがあります。ただ単にそれがダイヤモンドの中ではなくベンチの中というだけで、でも一緒に試合してます。これも「野球」です。一般的にもっと注目されていいポジションだと思うんですけどねぇ〜。もし自分がそのスコアラーというポジションについたとき、ちゃんとそのポジションを楽しめるかどうか、機会があればちびっと考えてみてくださいね。

 

◆嵐のデビュー(2004.7.31)

昨日、念願のデビューを果たしました。何のデビューかというと「立ち飲み屋」です。『軽く一杯引っかけて』というフレーズを実行したくて仕方なかったんですが、ようやくその夢がかないました! 会社の近所にその立ち飲み屋はあるんですが、社長や専務や営業の人たちがよく立ち寄っていると聞き、私と後輩と営業課の友だちの3人を連れて行ってもらいました。ところが台風が近づいていて外はものすごい暴風。こんな中で立っていられるのだろうかと心配していましたが、立ち飲み屋は屋内、ちゃんと戸が閉められていて、いろんなものが飛ばされるのを見ながら悠々と哀愁漂う男達の気分を満喫し、嵐の立ち飲み屋デビューを果たしました。もちろんああいう場所は周りもおっちゃんばっかりで、若い子が来るのが珍しいのか絡まれまくり。でも阪神のディープな話題についてこれるとわかると、一気に親睦が深まり、常連のような扱いで迎えてくれました。1時間半くらいいて、ビール3杯、つまみ少々で1500円くらいですか。こういうのがやりたかったんですよね〜。軽いフットワークで楽しめる立ち飲み屋、サイコーです! 月々のお小遣いからうまいことひねりだして、これからも度々訪れるぞ!

 

◆撮影スタート(2004.8.2)

先日、台風の近づく中、姫路で練習試合を組んでました。メンバーの数学教師と新人Tと同じ電車に乗って姫路に向かったのですが、目的地まで約1時間半。のんびり車窓の吹き荒れる風景を眺めていたんですが、人間というのは長い時間何もしないでいるとロクな事を思いつきませんね〜。「もしこのまま試合が台風でぽしゃったら、せっかく姫路まで来たので3人で何か面白いことをしよう」と、最近購入したでビデオカメラでサスペンスドラマを撮影することにしました。タイトルは『スーパーくろしお1号殺人事件・姫路編〜湯けむりの向こうに女教師は見た〜』ということで撮影会議をしながら姫路駅に到着。ところが思った以上に天候が持ち直してそのまま試合をすることになり、姫路での本格撮影は断念しました。しかし野球の合間に何カットか撮影しているうちにだんだん乗り気になって、どうせするならマジでやろうと勝手にストーリーやメンバーの配役を決め、年末までの長期撮影を決定! 東京ロケも決まり、あとはラストシーンの「崖」を探すだけです! タイトルも『女数学教師の事件簿1・冷凍バナナ殺人事件〜仮面の裏の悲しき陰謀〜(仮)』に変更。来春公開予定です。少しキャストが足りないんですが、うちの冷静なメンバーはあまりアホなことにつき合ってくれそうもないので、友情出演も待ってまっせ。

 

◆特別な存在(2004.8.4)

昨日、梅田で用事を済ませた後、試合のビデオテープを取りに近くのメンバーS家に寄りました。Sは不在だったのでブツを受け取ってすぐ帰るつもりだったんですが、パパさん&ママさんに「まぁまぁ、上がって上がって」とすすめられ、「いえいえ!すぐ帰りますから!」と言いながらもドカドカと上がりこみ、夕食とビールをもうガッツガツごちそうになりました。美味かった〜。チームとS家とはかなり長い付き合いになるので、私に限らずうちの連中も、娘が家にいなくても特に問題なく普通にあがりこんで堂々とメシ食ったりしてるんですよね。いいのかな〜と思いながらもやっぱり甘えちゃいたい存在です。でも普通の人生過ごしていると、自分の親と同じくらいの人たちとメシ食ったり、お酒飲んだり、話をしたりということはなかなかないことですよね。一緒になってアホなことしてくれたり、同じ目線で話をしてくれたり、時に距離を置いた立場から温かい言葉をかけてくれたり、私にとってはほんまに特別な存在です。道に迷うたびに信じるべきものを指し示し導いてくれる、そういう大人がこんなにも近くにいるということは、自分にとって本当に幸せなことなのだと思いますよ。私も「タテ割れ腹筋」なんぞ目指さずに、そういう温かく見守ってくれる包容力のある大人を目指さなければ、と思いました!

 

◆短文明快・暑中見舞い編(2004.8.7)

このシリーズになるとだいたいこの話題ですが、昨日「ボーナス出ない」ってハッキリ言われちゃった! わかってたけど、いざ正面切って言われるとキツイですよね〜。くっそ〜! 一縷の望みをかけてたけどやっぱしムリか…。こうなったら社長のノートパソコン売り飛ばして呑みシロにしてやるぜ!

 

◆足もと注意(2004.8.9)

昨日、またもS家にメンバー10名ほど押しかけて、新人メンバー3人のお誕生日会をまとめてやりました。ま、平たく言うといろんな理由をつくってドンチャンやりたかったわけですが、新人さんに関してはこれを機会にS家の準構成員となっていくことは間違いないでしょう。で、S家でひととおり騒いだあと、クレイジー・ナースはじめメンバー数人が先に帰ったので、残りの数名はもう少し騒いでから帰ることにしました。そしてその帰り際、ある事件が発生。外に出てみんなを待っていると玄関から「あぁー!クツが、クツがないっーー!」という新人TMのあわてた声が。そして次の瞬間タイミングよくクレイジー・ナースから電話がかかってきました。どうやら新人TMのクツを間違えてはいて帰ってしまったようです。まぁ、一部だけ色の違う同じ種類のクツだったんでそういうこともあるやろうと笑っていたんですが、なんと左右片方ずつ別のクツをはいて帰ったそうで、残ったクツを見てみると右がグレイ、左が赤…。う〜む、やってくれましたね〜。 クツはいた瞬間、何の違和感も感じなかったのかな??? ま、TMには気の毒ですが笑わせてもらった上、今さらなんですが親睦も深まったかも。こういう洗礼を受けてこそ一人前のメンバーと認められますからね。TM、改めて笑撃のチーム、大阪アッフェへようこそ…。

 

◆例えば(2004.8.12)

例えば、試合を見ながら飲んだペットボトルをそこらへんに捨てたら、それを拾ってかたづけてくれるのは誰なんやろうと思います。例えば、全国大会へ出場できなくて、それでも仕事を休んで朝早く起きて開会式の準備をしてる人は誰なんやろうと思います。例えば、第一試合の選手なのに開会式や開会式終了後も段取りに追われてる人は誰なんやろうと思います。例えば次に試合があるのに、ユニフォーム姿のまま大会本部で待機して手続きをしてる人は誰なんやろうと思います。例えば雨が降って、1日ボツって試合時間が短くなったとして、文句言われても頭下げて全チームに連絡して決勝戦まで段取りつけてるのは誰なんやろうと思います。例えば試合が終わって私たちが観光している間も、最後までグラウンドに残って夜遅くまで整備をしたり、翌日の段取りをつけたりしてるのは誰なんやろうと思います。例えば大会が終わって私たちが新幹線に乗って帰っている頃、ホッとしながら後かたづけをしてるのは誰なんやろうと思います。顔も知らないし、名前も知りません。大会の準備、運営で動く人はすべて関東チームのボランティアなんですよね。そこまでして彼女たちを動かしてるモノはなんなんだろうと思います。私にそこまでできるのかと問われたら自信ないですなぁ…。ハンパな気持ちじゃできないですよ。まぁ、大会では自分は微力で何ができるわけでもないんですが、てめぇだけが良ければそれでいいなんて、せめてそんなことだけはやめたいですね。野球は野球、勝負は勝負。でも大会のもうひとつの意味を理解できる人間でありたいと思います。偉そうなこと言ってますが、それでは第15回記念大会へ出発でっせぇ〜!!大会中スタッフカードを首から下げている人たちにも注目ですね。マジで感謝です。そしてそこに女子野球の真髄が垣間見えるカモ。カモカモ〜。

 

◆夏の思い出(2004.8.17)

みなさま、全国大会お疲れ様でした。うちのチームは開会式直後の試合でまたも負けてしまい、私は第1日目から『夜の全国大会』の方に参戦することになってしまいました。ま〜、ある意味、敗者復活戦ですね。そちらの大会では2日間、1回戦、2回戦、3回戦と他のチームの方と飲んで歌って踊ってクダ巻いて、(私に限っては)すっげぇ楽しかったです。昼の全国大会の方は2日目に雨が降ったんですが、試合が始まる前にユニフォームのズボンをひざまで上げてドロドロのグラウンドを整備してる人たちを見てると、この後に試合をするのにたいへんやなと、またも関東チームのみなさんに頭の下がる思いでした。わたしたちなんか、することなくなってこんなもん(→)かぶることくらいしか思いつきませんでしたからね〜。帰りの新幹線でも思い出作りにいろんなものをかぶっていたら、前の席のおっちゃんに「めったに見れないモノだから写真撮らせて」と激写され、今年の夏もそんな思い出しか残せませんでしたが、来年は何もかぶれないくらい忙しい3日間を過ごしたいです。

 

◆お礼(2004.8.21)

全国大会が終わったそのすぐ翌日から仕事がスタートして、眠いし体はつらいしで私にとってはロクでもない1週間でした。大会中の約3日間、遊びほうけてほとんどまともに寝てなかったので、仕事中も気がつけばウトウト寝ている始末。戻ってから数日はずっと眠たくて、金曜日にようやく目が覚めて通常業務に復帰できました。夜の全国大会では飲んだ勢いで、他のチームのお部屋やカラオケ大会に飛び入り参加をして、知っている人がほとんどいないところで大はしゃぎしておりまして。ほんま申し訳ないっす。他にもホテルのロビーでスライディングしたり、見知らぬ人の部屋をガンガンノックしたり、他のチームの人が飲んで寝てる隙に腹にドラえもんを書いたり、トイレで○×ったり、カラオケで△○◇したり、気がついたらどうやって帰ったのか自分の部屋で寝ていたり、悪さの限りを尽くしました。だいたいは普通に飲めるんですが、ときどきいろんなもの降臨してくるんでそういうときは気をつけてくださいね。それでもこんな私を温かく迎えてくださった福岡H、札幌Bのみなさま、この場を借りてお礼申し上げます。来年はいろんなもんが降りてきても乗っ取られないよう気をつけます。

 

◆「スポーツ」という文化(2004.8.23)

たまには普通のこと書かないとヤバイ人だと思われるんで、今回はタイムリーな話題で。アテネオリンピックもいよいよ後半、金メダルも13個とだいぶ盛り上がってますが、前回のオリンピックでは3つくらいしか取れなかったんですよね。では、今回なぜここまで金メダルが増えたのか、という特集をテレビで放送してました。そもそも「スポーツ」というのは明治時代に日本に入ってきた「異文化」なんだそうです。それを当時の日本人は、もともと日本の文化に根付いていた「武道」と同じように考え、スポーツを精神を鍛える手段のひとつとして捉えてきたわけです。そのため指導も「水を飲むな」というような根性論・精神論が中心に行われ、練習も単純な反復が多く科学的な方法はあまり注目されずに国際的にも遅れをとっていたわけです。ところが最近では科学的なトレーニングが取り入れられ、充実した施設が整えられ、そこで練習を重ねてきた選手がようやくオリンピックで成果をあげはじめたということなんだそうです。ほ〜、なるほど!と思いながら見てたんですが、元柔道家としては単純に金メダル8個もとった柔道を誉めてくれといいたいところです。靱帯痛めながら金メダル取ったヤワラちゃんをみれば、根性論や精神論をすべて否定できないような気もしますがね。まぁ、ともかく科学的な根拠に基づいた合理的な訓練、それプラス日本人が元来もっている勤勉さや我慢強さ、そんなものがいま花開いてるんだということなんでしょうね。

 

◆ネズミ(2004.8.25)

最近会社でネズミが出るようになり、総務課などの台所が毎日荒らされていたそうです。へぇ〜、ネズミなんかが出るのか〜と私を含む若手社員は興味津々。ゴキブリならあたり前ですが、いまどき都会でネズミが出るなんて珍しいですよね。そうしているうちにお土産のまんじゅうをかじったり、机に置いていたお菓子を食べたりとヤツらも大胆な犯行を繰り返し始めました。しかも仕掛けた罠にもひっかからずに、もうやりたい放題。こうなったら私と後輩でネズミを生け捕りにしようということになり、編み出したのがハイテク・ネズミ取り機『スーパー・マウス・キャッチャー1号』(右図)。ところが「捕まえてブリーチしたら、ハムスターみたいになるからそのまま飼おうか」というアホな相談を真剣にしていたら、それを聞きつけた上司が「この子たちは本当にやりかねない!」と思ったらしく、会社内のネズミが出そうな穴という穴を鉄板でふさいでしまいました。それ以来ネズミが出なくなってしまって「残念やなぁ」とぼやいていると上司に「私はネズミよりもあんたたちの方がやっかいやわ〜」と嘆かれてしまいました。でも捕まえる自信はあったんですよねぇ……ちょっと使ってみたかったです、スーパー・マウス・キャッチャー1号…。

 

◆チェケラッチョ(2004.8.28)

私たちのチームでは昨年若い子がたくさん入りまして、危機的状況にあった「チーム平均年齢」を一気に下げてくれたわけですが、よく考えてみると私と一番下の子では10歳以上歳が離れているんですよね。ちょっと前まで若手だったのに、気が付けばいつの間にかチームのシニアクラスに…。怖いですね〜、加齢って。でも若い連中とも同じテンションでやれる自信はまだまだありますよ。そんなわけで、若い衆と一度カラオケに行こうという話が持ち上がっているんですが、私の中の最新ヒット曲がいまだに『涙そうそう』あたりなので、ついていけるのかどうか心配です。しかも高校生のメンバーによく聴いている歌手を尋ねてみると「ケツメイシ」なんだそうで。う〜む、果たしてシニアクラスにラップができるのだろうかと思いながらも、心の若返りを図るために敢えて「ケツメイシ対決」に臨むことにしました。こう見えても学生時代、「ヒップホップとはなんぞや?」を理解するため80年代からの本場ヒップホップを聞きかじり尽くした実績があります。30を前にして自らがチェケラッチョとは思いませんでしたが、こうなったら熟女のラップでお子ちゃまたちをぎゃふんと言わせてやるわ!

 

◆上新庄・下新庄(2004.8.30)

先日、吹田の方で練習があったのですが、集合した駅が「下新庄駅」というところでした。ところが新人Aにとってはこの「下新庄駅」は多少苦い思い出のある駅なんだそうです。話を聞いたところ、前回の吹田の練習で同じ「新庄駅」で待ち合わせをしていたんですが、Aは集合する駅を「新庄駅」と勘違いしていたそうです。で、「上新庄駅」で降りる直前にそのことに気づき、慌てて降りかけた電車に戻ったそうです。なぜならここは「新庄駅」、そのまま電車に乗って行けば「新庄駅」にたどり着くに違いない、と思ったからだそうです。しかし3駅ほど過ぎてもいっこうに「下新庄駅」に着きません。それもそのはず、「上新庄駅」と「下新庄駅」は確かに近くにあるのですが、路線が違うのです。ようやくその安直な考えが間違いであることに気づき、我に返ったAはもと来た道を戻り、しっかり遅刻をしたのでありました。まぁ、大阪の交通網は複雑なのでよくあることですけどね。と言うか、最近はいろんな場所で練習をするので、うちのかわいいベイベーたちが道に迷わないようにと大阪のグラウンド情報ページを作ったんですが、あんまり活用されていないのだろうか…。完成度50%、信頼度30%の当サイトの大阪グラウンド情報ページ、みなさまもさらに道に迷いたければぜひともご利用くださいませ。

 

◆裏掲示板(2004.9.1)

私たちの会社には裏掲示板というものがありまして、社内の数人しか知らないような掲示板があります。しかも社内サーバーにのっけてるので、会社以外の人間はみることができません。そんな狭いコミュニティで何を語り合うのかというと、かなりしょーもないことばかり。仕事中に「暑い〜」「眠い…」「もう帰りたい」とかいうグチを書き込んでいるんですね。しかも主に書き込むメンバーは私と先輩と後輩の3人だけ。その掲示板で3人のくだらないやりとりが毎日繰り返されているわけですが、よく考えれば後輩は私の真後ろに座っているんですよね。何も掲示板に書かなくても、ふつーに後ろを振り向いてしゃべればええやんってことばかりなんですが。だからといって掲示板に特別あらたまって書かなければいけないようなこともなく、相も変わらず「ボクの所、ようやく子どもが産まれたよ」とか「この前、飲んで大失敗しました」というような日常会話が掲示板の上で繰り広げられています。最近では「裏飲み会」の伝言板と化し、「○月×日△□×にてカラオケ&飲み会開催!」という書き込みばかりですが、これまた掲示板見てるのが5人くらいしかいないんですよね。全然広まらねぇ〜と思いながらも、「裏」というアンダーグラウンドな響きがやめられず、やっぱり無意味に日常をつづる日々を過ごしています。

 

◆復権!乙女(2004.9.4)

みなさんは練習前や練習後にどこで着替えますか? 更衣室、トイレ、車? または行き帰りは練習着のままという人もいると思いますが、うちのチームは基本的に「そこらへん」で着替えてます。でも着替えると言っても、スパッツとかはいてるし、上着を変えたりという程度なので、とくに殿方たちの目の毒になるようなことはしていません。ところが、最近ちょっと風紀が乱れてきました。先々週、練習後にベンチで片づけをしていると新人Aが「ちょっと隠しててくださいよぉ〜」と声をかけてきたのでバッと振り向くと、なんとAはTシャツを脱いでブラジャー姿に! 確かにベンチ内はグラウンドの周りから見えないようになっていたのですが、なんと向こうからグラウンドの管理人(殿方)が近づいてきていたのです。慌ててAの前に立って上着を広げて隠し、何とか事なきを得ましたがAはまったく涼しい顔。最近の若いもんは…と思っていたら先週、同じくグラウンドの外で着替えている時、新人Yが「あっはっは、脱いじゃった〜」と言うので振り返ると、これまたYもブラ1枚の姿! しかも周りには視界をさえぎるモノは何も無し! 度肝を抜かれた私は慌てて上着でYを隠したのですが、本人は慌てもせずに笑ってました。まったくおっさんがそこらへん歩いてたというのに、最近の婦女子はいったい何を考えてるんだ! 君らには乙女の恥じらいっちゅうモンはないのか! 私も乙女がどうのこうの言えるようなイキモノではありませんが、ここは乙女の復権をかけて教育し直さなければなりません! 「乙女化計画3」スタートです!

 

◆揺れる心(2004.9.6)

いや〜、怖かったですね、昨日の地震。まさか2回も地震があるとは思ってもいませんでした。大阪では震度4くらいだったんですが、団地の5階に住んでるので揺れもかなり激しいですし、前の阪神大震災のトラウマがあるので地震には過剰なくらい反応してしまいます。1回目の地震の時には、だんだん揺れが激しくなってきて、「こ〜れはヤバイ、逃げなければ!」と慌てて部屋を飛び出し玄関に向かおうとしたのですが、ちょうど兄一家がうちに遊びに来ていたんですね。血相変えて部屋から飛び出したものの、甥っ子たちが目の前にいるのでパニくるわけにもいかず、兄夫婦を見ると「子どもが怖がるから落ち着いてね」と目で合図をしてきました。う〜む、さすがは人の親、これくらいのことでは動揺しないのか…と感心していたら「揺れに酔って気持ち悪いから帰る」とよくわからないことを言ってさっさと帰っていきました。そして2回目の地震の時は本棚がおっそろしい勢いで揺れだし、甥っ子もいないので心おきなくパニくれると思って玄関まで猛ダッシュ! そしてドアを開けて「おとん、おかん、早く逃げぃ!」と声をかけると「もうちょっとでおさまるから落ち着きなさいよ」と言われてしまいました。親というのはなんでそんなに冷静なんだ? 確かに落ち着くことも大切ですが、とりあえずは一通り慌ててみることも必要ですよ。会社の後輩はマンションの下まで逃げたと言ってましたしね。ビビるときは無理せずビビッた方が、後の心理的負担が軽くなるからいいんですよ。ともあれ大事なくてよかったです。また防災グッズ揃えなきゃ…。

 

◆使用上のご注意(2004.9.8)

え〜と……。何かを多く語ることもございません。見たまんまでございます。いったいどこのアホが間違えるねん!と思いながらも、ひょっとして最近は洋式便所が一般的なので子どもにはわからないのか?とアレコレ考えていたらすぐに謎は解明。実はこの写真、会社の後輩が京都の観光地のトイレ個室内を撮影したモノなのです。やはり外国の方には和式トイレの使用方法がいまいちわからないようで注意書きが貼ってあるわけですね。しかも「×」の座り方で座ったときに見えるように後ろの壁に貼ってあったそうですが、すでにもよおしてしまっているときに今さら方向転換も何もないだろうにねぇ…。多少目測を誤る危険をはらんでいますが、私個人的には別に「×」の方でもええんちゃう? と思いますが…。どうなんだろう…。

 

◆つむぐ(2004.9.11)

ちょうどこの時期になると思い出しますが、3年前、私の最も尊敬する女子野球選手の1人が引退されました。「10年前、自分が女子野球チームを作ったとき、他の女子野球チームが何もわからない自分を助けてくれました。自分もまた女子野球界に新しいチームができたときに、そのチームに対して自分がしてもらったように接することができたのだろうか。女子野球界から退くにあたって、そのことが自分の心に残っています」これが代表者会議での引退の挨拶でした。見ているものの広さ、考えていることの深さ、そんなものに私は衝撃を受けました。それまでは本当に自分のことばっかりでしたからね。私たちのチームは創立の頃からそのチームにはお世話になっていますし、私個人的にもその人にはいろいろと助けてもらい、育ててもらいました。試合では敵であっても、ここにはチームの枠を超えた何かがあるんですよね。だからこそ、今度は自分が女子野球界に恩返しをしようという気持ちで今までやってきたつもりですが、振り返れば私は自分の立場と時間の中で、いったいどれだけのことができたのだろうか、どれだけ伝えていくことができたのだろうかと思うばかりです。でもそうやってどこかで心をともにする人が、また次の人へ、次の人へと想いの糸をつむいでいってくれるのかもしれません。自分はきっと「野球」が好きというよりも「女子野球」というコミュニティそのものが好きなんだろうとそう思う今日この頃、プロ野球も選手やファンを含めたコミュニティなんだとオーナーのおっちゃんたちにわかってもらいたいですなぁ…。

 

◆ご機嫌伝説(2004.9.13)

ちょっと前に会社の先輩に切々と説き伏せられたことがあります。それが「ご機嫌伝説論」。先輩が言うには「今の君らは働きはじめてそこそこ金がある、自由な時間もある、車もある、遊びにも行ける、朝まで飲み倒す体力もある。今この瞬間、瞬間が、君らにとって一番ご機嫌な時間なんや。今が一番ムチャなことできる時なんやから、その時にこそムチャせなあかん。40になったら家庭もあるし、体力は衰えてくるしでもう昔にように遊ばれへんぞ。バカするもムチャするも今しかない!」ということです。う〜む…、なんと素晴らしい話でしょう!まさに衝撃「ご機嫌伝説論」。そういえば最近は会社が終わったらまっすぐ帰ってパソコン漬けという暗いインドアな生活でしたからね。これではいけません! かなりヤッバイです。振り返れば私は自分の時間の中で、いったい今までどれほど飲むことができたのだろうか、いったいどれだけ全力でご機嫌な時間を過ごすことができたのだろうかと思うばかり。30を前にしてゆゆしき問題。私の「ご機嫌タイムリミット」はあと10年くらいなワケですから、もうこれ以上「ご機嫌な時間」をムダにはできません! 私にとって人生の達人とは仕事も野球も遊びも「ご機嫌」にこなすことができる人です。さぁ達人めざし、朝も昼も夜も平日も週末も全力でぶっ倒れるまでテンション上げてご機嫌に行っときましょう!今週も来週も再来週も飲んで歌うぞぉう!

 

◆バックアップ(2004.9.15)

今週のはじめにパソコンがぶっ壊れました。いや〜、参りましたね。実はここ数週間、デジタルビデオから取りだしたデータを編集してネットに載せるというオタッキーなことに没頭してたんですが、オンボロパソコンに負荷のかかるかなりリスキーな作業をしてたらいきなりプッツン、画面は真っ黒。ウンともスンとも言わなくなってしまいました。もうそこから大パニック!なにがご機嫌じゃ!そんなこと言うてる場合じゃないわ!と、とにかくいろいろ触ってみたのですが、愛しのパソコンは黙して語らず。このまま壊れてしまったらパソコンの中にはメールのデータやホームページのデータ、その他にも簡単なプログラムや今まで作ったいろんなデータが取り出せません。どこが悪いのか言わなきゃわからんだろが!とパソコンに怒ってみたところでどうにかなるはずもなく、テンションも地面すれすれの超低空飛行。とりあえずうちの親父どのに八つ当たりをしていたら、昨日私がテレビで「世界の格闘技」を見ている間にあっさり直してくれました。う〜む、そんな数分で直るんやったらあんなにもパニくるんじゃなかったな。ともかく、みなさんも何があるかわからんので大切なデータはCDに焼くとかしてバックアップ取っておいた方がいいですよ。これからはムチャな使い方はやめよう…。

 

◆ビール配列(2004.9.18)

最近仕事で、生物学の冊子を編集する作業にかかりっきりなんですが、これがまたものすごく大変で…。印刷屋というのは本を作るときに一字でも間違えることができませんから、けっこう神経を使うんですよね。ところがその冊子というのが数百ページもあって、その記述の95%が英語。その上、専門用語ばかりなので何書いてあるかさっぱりわかりません。しかもお客さんが学者系の厳しい人なので、わずかのミスでもボロックソに言われるので気が重いです。内容は主にタンパク質について載せているんですが、その配列 のAla-Arg-Leu-……という記述が200ページにわたって延々と続くんですね。この一ヶ月、毎日Ala-Arg-Leu-…、Asp-Val-Ala-…という配列の編集しているため、近頃は夢にまで出てきます。さすがにちょっと嫌気がさしてウンザリしてきたので、配列の間にAla-Beer-Arg-…とか入れてやろうかと。もういっそのことKIRIN-ASAHI-SAPPORO-YEBISU!とかでもいいんちゃいますかね。いいわけないですけどね。一行くらいそんなの混ぜた方がきっと楽しいですよ。200ページの職人魂と一行の遊びゴコロ。マジメもいいけど、ときどき肩の力抜きましょうやねぇ…。

 

◆トロッコ列車に揺られて(2004.9.21)

昨日、京都の嵐山へ歴史オタクのメンバーとフィールドワークへ出かけてきました。京福電車で嵐山まで行き、まずは天龍寺をブラブラ。大方夫というところから庭園を見ることができるのですが、普通は座敷へは立ち入り禁止のお寺が多いのに、天龍寺では座敷にあがってくつろぐことができます。外は暑いのにその座敷の中は涼しい風が通って気持ちが良かったので、40分くらいそこ座ってただぼんやりと庭を眺めていました。その後にトロッコ列車に乗りに行ったのですが、さすがに人気があって乗れたのは最終便。せっかく嵐山に来たので待ち時間に記念にと地ビールを飲みました(右図)。甘みがあって飲みやすかったですよ。で、メインイベントのトロッコ列車ですが、保津川下りの船が見えるので通りすがりにお互い手を振ったりして楽しかったです。車内でサービスで写真を撮ってくれるんですが、帰り際に千円で売りつけられますよ。他にも車掌さんがしょーもない冗談で終始盛り上げてくれます。飲んでたせいなのかもしれませんが、私はもうとにかく楽しくて楽しくて。トロッコ列車、今度は5往復くらいしたいです。

 

◆シャーペンの秘密(2004.9.25)

みなさんはシャーペンの秘密を知っていますか? 最近の若い人は全然知らないようですが、私も知らなかったので、どうやら少し上の世代までしかこの真実を知らないようです。みなさんが普段何気なく使っているシャーペン、実はあの大手電化製品会社のシャープが発明した物なのです。シャーペン→シャープペンシルってことでわかると思いますが、シャープの創設者の早川というおっちゃんが、大正時代に繰り出し鉛筆「シャープペンシル」を発明し、これが世界的ヒット商品となりました。それで、この商品名から会社名を「シャープ」として、どんどん規模を拡大し現在の電化製品メーカー「シャープ」となったわけです。シャーペンは日本人が発明した物だったんですね〜。まさかあのシャープとシャーペンがつながると思ってもみませんでしたから、衝撃の真実でした。ところが30代以上の先輩や上司は、私たち若手社員がそのことを知らないことに衝撃を受けていました。あの世代にはごく一般常識だったんですね。これではトリビアにならないなぁ…。せっかく投稿しようと思ったのに。やっぱり「槇原敬之とローリー寺西はいとこ」とかで出そうかな…。

 

◆幹事たる者は(2004.9.27)

最近、他のチームのみなさんと飲みに行くことがあるんですが、先週の土曜日も3チーム合同で飲み会を開きました。お忙しいところ次々と駆けつけていただきまして、合計で14〜15人ですかね、みんなでワイワイやってすごく楽しかったです。今回は私が言い出しっぺだったので、とりあえず幹事役として飲み屋のセッティングまでをしたのですが、だいたい飲んでると最後の方はよくわからなくなるので、いつも会計は私の保護者(?)できてくれるメンバーたちに任せてしまいます。で、今回はあまりの楽しさに悪ノリをしてしまいまして、会計そっちのけでプロレスごっことかして暴れてたような気もします。どうも後半は部分的にしか思い出せなくてねぇ…。翌日会ったときにいろいろ聞かされて青ざめるというようなことばかりで、宴会幹事がこんなことでええのだろうかと毎回反省しております。ところが今度会社で秋と春に旅行に行くことになりまして、その幹事をやることになってしまいました。バスで宴会、宿で宴会……う〜ん、絶対に大丈夫なはずがありません。このままではきっとまたシメもなく終わってしまう宴会になってしまいそうです。宴会幹事たる者は、帰り際の忘れ物チェックができるほどでないといけません。秋の旅行まであと1ヶ月、なんとか立派な幹事役を務められるよう精進します!

 

◆更衣室(2004.9.29)

私の通勤途中の道には安いバッティングセンターがあります。バーチャルで200円。なかなかなモンです。で、春に「会社で着替えて毎日帰りに寄りたいなぁ」という話をしていたら、うちの課の模様替えをする時に社長が「更衣室を作ろう!」と言ってくれました。普通の会社には更衣室くらいありそうなモンですが、我が社は30年くらい前に倉庫を改装して作ったオンボロ社屋で更衣室どころか会議室すらありません。そこに念願の更衣室! それまではトイレとかで着替えてバッセンに行ってましたからね。トイレも狭いし和式なので危ないですし、というか着替えてるときにハマりかけましたし、私は更衣室の設置を今か今かと待ちわびていました。ところが1ヶ月経っても2ヶ月経っても更衣室はできません。それどころか机とイスが運び込まれて作られたのは会議スペース。社長のうそつき! 更衣室て言うてたのに! と1ヶ月ほどぶつぶつ言っていたら、なんと昨日うちの課のチーフ(女性)がわざわざカーテンを縫ってきて、ロッカーと壁の隙間にカーテンレールを引いて簡易更衣室を作ってくれました! うがぁ!チーフ、ありがとーーーーう!これから会社帰りに着替えてバッセン通って、最初に出たヒットを必ずや必ずやチーフに捧げます!

 

◆新記録(2004.10.2)

いや〜、出ましたね、イチローの年間安打の新記録。ここ数日は仕事をしながら、こそこそインターネットでイチローの試合の中継をチェックしていました。私だけかと思ったら、さほど野球に興味のない先輩たちが仕事中に堂々とインターネットで試合の様子をチェックしていましたけどね。やっぱり国民的関心事ですよね〜。金曜日の時点であと1安打。これなら土曜日、自宅でリアルタイムで記録の更新を見ることが出来ると期待していました。そして、さきほどタイ記録、新記録の瞬間をこの目でしかと見届けたのです! いや〜、ほんま感動しました! 歴史的快挙! 84年ぶりに大リーグの年間最多安打記録を更新です。新記録達成後、1塁ベースで集まってきたチームメイトにもみくちゃにされて祝福されるイチローの姿を見て本当に感動しました。なんか、いつも無愛想なイチローがうれしそうに笑ってるとこっちもうれしくなります。ほんまおめでとうございます。なんか私も新記録を達成してみたくなりましたが、野球では何か記録に残りそうなことやってたかな? う〜ん、う〜ん、何もないなぁ…。よし、こうなったら、夜の全国大会3夜連続オールナイトカラオケとかで、「記録」より「記憶」に残る選手になろう! いまから伝説のはじまりです!

 

◆社員旅行(2004.10.4)

少し前に書いたと思いますが、11月に会社で淡路島へ日帰り旅行へ行くことになりました。そもそもこの話、課の数人でお好み焼きを食べに行ったときに酔った勢いで「紅葉を見に行こう!」ということになったんですが、それが社内に広まってしまって、バスをチャーターするほどの大規模な社員旅行になってしまいました。旅行の言い出しっぺは私ではないのですが、お好み焼き屋でこの話が出たときにいつものノリで「もみじ狩り!もみじの天ぷら!」とその場をMAXに盛り上げた結果、「じゃああんたが幹事ね〜」ということになってしまったのです。なんかうまいことはめられた気がするんですがね〜。で、私1人ではムリなので若手社員3人ほどで企画することになったんですが、私が防災グッズ収集に夢中になっている間にしっかり者の同僚が淡路島への旅行をまとめてきてくれました。幹事なのにあんまり役に立たなかったな〜と思っていると、その旅行企画の中に「バス宴会」というものがありました。これなら私でもなんとかなりそうですね。後輩はド○キホーテでバスガイドのコスプレグッズを買ってくると言っていましたし、私も演歌の猛特訓で40〜60代中心の枯れたバス内を盛り上げてみせましょう!今からちょっと楽しみです。

 

◆グリンピース(2004.10.6)

突然ですが、みなさんは食わず嫌いがありますか? わたくし、こう見えても辛い物が苦手なくらいで基本的に食べられないものはありません。しかし、グリンピースだけはどうしても食べられないのです。ところがこのグリンピースというヤツは、小学校の給食によく出てきたんですよね〜。サラダ、カレー、シチュー…ほんまアホみたいに何にでも入ってました。しかもうちの小学校では「給食を残さず食べよう運動」というのがありまして、全部食べきるまで昼休みも返上という恐ろしい刑罰もありました。そういえばよく昼休みにグリンピースを見つめたまま途方に暮れていましたね…。にんじん、しいたけ、ピーマン、馬肉やレバーだって食べられた立派な小学生だったのに、グリンピースだけが食べられないことでそんな仕打ちはないでしょうにねぇ。知恵を付けてきた高学年では、グリンピースが出るたびに同級生のカナちゃんやマキちゃんとお互い食べられない物を机の下で物々交換してました。そんな苦い思い出を噛みしめていたら、先日、オムライスの中にグリンピースが入っているのに気づかず思いっきり噛みしめてしまいました!てっめぇ、正々堂々と姿を見せろよな! 薄焼き卵に隠れているなんてマジでヒキョー。「グリンピース入りオムライス」…私は絶対反対です!

 

◆レニー・クラヴィッツ(2004.10.9)

今回は気分転換にマジメな音楽ネタで。レニー・クラヴィッツって誰じゃ?と思う人もいるかと思いますが、今GAPのコマーシャルで黒人のお兄ちゃんがギター持って歌ってますよね。その人がレニー・クラヴィッツです。日本ではけっこう有名なアーティストですよね。私がレニーの「ロックンロール イズ デッド」という曲を聴いたのは学生時代で、ルックスもいいし色気もあるし音楽もかっこいいし、こういう人がいわゆる“ロックスター”なんだろうな、と思ってました。で、当時はわりとそういう表面的なかっこよさにしか目がいってなかったんですが、最近レニーに関する興味深い記事を読みました。彼自身、ユダヤ人の父親と黒人の母親の間に生まれ、両親の2つの文化の間で育ってきたそうです。彼は子どもの頃から母親に「2つの異なる文化をルーツに持つことを誇りに思いなさい」と教えられ、その中で自分のアイデンティティーを探し求め続けました。その結果、すべての民族に受け入れられる音楽へとたどり着いたわけです。そしてその音楽はアメリカだけでなく世界中で支持され、レニーは絶大な人気を誇るロックスターへとのぼりつめました。彼の持つバックグラウンドが、そしてそこから生み出される研ぎ澄まされた感性が、聴く人を魅了し続けているのかもしれません。見た感じもかっこいいですが、実は生き方もかっこよかったレニー・クラヴィッツ。個人的なオススメはアルバム『サーカス』です。

 

◆飛鳥(2004.10.12)

昨日、またも歴史オタクのメンバーと奈良の「明日香村(あすかむら)」に出かけてきました。明日香村は見所がたくさんあるので、貸し自転車(レンタサイクル)で史跡や寺を巡りました。2〜5分くらいで次の史跡や寺に移動できるので便利でしたよ。夏の名残を残した陽ざしの中、ここちよい秋風をうけながら、緑いっぱいの田舎道をオンボロ自転車ブイブイいわせてご機嫌に駆けめぐってきました。いや〜、ほんまね、ただただ「気持ちいい」のひとことに尽きますよ。イヤなこととかめんどくさいこととか、全部忘れて楽しかったです。高松塚古墳でケーキ食べて、亀石の横の売店でアケビを食べて、橘寺でおみくじ引いて、石舞台古墳で古代米ソフトクリームを食べて、万葉文化館で和歌と古代の文化に触れて、飛鳥の大地の壮大な夕焼け空を見て、駅まで迷走して帰ってきました。ちなみにお土産もいろいろ買いましたが、地ビール『飛鳥美人』と有名な『飛鳥の蘇』を載せておきましょう(右)。『飛鳥の蘇』は古代のチーズみたいなもので、けっこうクセがありましたね。ビールやお酒に合うかなという感じでした。飛鳥ツアーについてはこのページで紹介しています。

 

◆振り返れば(2004.10.16)

先日、小学校の頃の思い出話をしていたんですが、私は子どもの頃、それはけっこう立派なアホガキでした。どんだけおバカだったかというと、小4まで関西弁が日本の標準語だと思っていたくらいです。TVのニュースで話している言葉と自分のしゃべってる言葉の違いもわからんかったんですね。で、極めつけはその小学4年生の時のこと。図工の時間で絵を描くことになり、絵の具の溶き水をくむため教室を出て、すぐ横の水道まで行きました。水をくんだあと教室に戻り、後ろのドアから最後尾の自分の席まで行ったんですが、なんと私の席には別の子が座っているではありませんか!周りもみんなしーんと前を向いたままじっとしています。なんでやろうとよく見てみるとみんなは前にあるテレビを見ていて、そしてそこに流れていたのは「道徳」の授業で流れるテレビ番組。あれ?おかしいな?うちは図工の授業のはず…と思った瞬間気がついたのですが、なんとそこは私のクラスではなく隣のクラスだったんです。水場のすぐ横に私の教室があるのに、わざわざ遠い隣のクラスに入ってしまったようです。慌てて教室から出たんですが、奇跡的にも誰も私の存在に気づかなかったみたいで学校中の笑いモノになることだけは避けられました。あれから約20年、よく考えればその時からさほど成長していない自分に多少ショックを受けながら、本日誕生日を迎えた次第でございます…。

 

◆ゴーゴーマッスル!(2004.10.18)

私たちのチームには医療専門学校に行ってる学生もいるんですが、彼女はバイトで整骨院にいってマッサージなどしてるそうです。それを聞きつけたうちの高齢者軍団が試合前後にその学生Yを捕まえて、肩や肘をマッサージしてもらってます。私もその高齢者軍団の一員なんですが、Yにはタダでやってもらうのは悪いので「1回につき1じゃがりこ」で商談が成立し、モミモミしてもらってます。が、しかしどうやら私の体はYにとって強敵なようで「体カタイですよ」とよく言われます。マッサージをしていても指が入らなかったり、ストレッチで腕を曲げても予想以上に曲がらなかったりするんだそうで…。昨日はあまりの固さに「あ〜、もう、こんにゃろめ!」と私の肩胛骨あたりの筋肉にブチギレていました。そんなに固いのかな?と聞くと、かなり固いようで「カチカチの筋肉は石みたいなモノで、それを体につけているのは負担がかかるだけでケガもしやすいんです。だから柔らかくなった方がいいですよ」と教えてもらいました。なるほどな〜、確かにその通りですよね。よ〜し、これからは柔らかくなるように毎晩ストレッチしよう。そしてそして、毎晩ビールを飲んで牛のように霜降りの柔らかい筋肉を作って、完璧な肉体改造をやってみせますよ!

 

◆落ち着け29歳(2004.10.20)

昨日、雨の中、いつもどおり自転車で会社へ向かっていると、なんと道ばたで老人が口から血を流して倒れていました。びっくりして慌ててブレーキかけて止まったら私も自転車からひっくり返ってしまって、それでもバタバタとおじいちゃんに近寄って事情を聞いたところ、雨で滑って転んで顔を打って口が切れたんだそうで。心臓発作とかだったら私ではどうにもできないのでちょっと助かりました。それでも血もけっこう出てたし、体を強く打って動けない状態で、私もどうしていいかわからずおじいちゃんの周りをウロウロ、オロオロしながら「ほ、ほんまに大丈夫?」「きゅ、救急車呼ぼうか?」と、もう大パニック。むしろおじいちゃんの方が落ち着いていて「大丈夫やから、大丈夫やから」と言ってくれました。ところが、ただ事ではない「私」の様子に気づいた大人たちが「どないしたんや!」と助けに来てくれて、とりあえず近くの喫茶店で様子を見ることになりました。そのあと私はすぐ会社へ向かったのですが、どうやらおじいちゃんも自力で立っていたので大丈夫そうでした。よかったです。それにしても、今回は自分のあまりのパニック具合にちょっと恥ずかしくなりました。血を見た瞬間からアタマ真っ白でしたからね。ほんま怖かった〜。これからはクールに応急処置くらいできるようになろうっと。

 

◆かっこ悪い道(2004.10.23)

私たちの会社では毎週末、課ごとに会議があります。うちの課の会議では仕事のミスがあったときに、どこの作業工程でなぜそうなったのか洗い出し、失敗した印刷物をサンプルとして取り置きしたり、ミスの内容を社内サイトの掲示板に載せたりしてます。こういう取り組みをはじめたのはここ数年なんですが、最初はやり玉にあげられる感じですごくイヤでした。ところが毎回ミスの原因を調べていくとある法則性みたいなものが見えてきて、その失敗をシステム的に防げたり、作業手順を規定することで防げたりと、ミスと徹底して向き合うことでいろんなことがわかって、結果的にプラスにつながっています。仕事でミスったらかなりヘコみますし、そんなときに自分の失敗を冷静に分析なんかできたものではありませんが、何回か調べていくうちに自分がミスをするときの「クセ」みたいなのが見つかってけっこう面白いです。ミスして怒られるときはおもっきり怒られて、おもっきり落ち込んで、ミスを公開してブザマな姿をさらけだして、その失敗を次の仕事にフィードバックさせて、それで成長していくんだろうな〜と思いました。最初から完璧というのもムリなので、とりあえずは恥ずかしい姿を皆様方にお見せしながら、あと2年くらいしたらそれなりの仕事人になれるように頑張りたいっすね! 誰もが一度はかっこ悪い道を通るもんですな…。

 

◆演歌の心(2004.10.25)

意外にも西武・伊東の大ファンであった私は、昨日の西武の優勝は清水寺の舞台からバンジージャンプするほどうれしいものですが、それでもタイムリーなネタには極力手を染めまいと心に決めているので、今回も普通にいっときましょう。11月3日の社員旅行カラオケ大会に向けて、ただいま私は演歌の猛特訓中なのですが、先日「北島三郎・鳥羽一郎 特選集」というCDを借りてきました。社員の中には50〜60代の人もけっこういるので、幹事がそれなりに盛り上げようということになって借りてきたのですが、このCD、めっちゃくちゃいいですよ。あたりまえなんですが、サブちゃんは歌ものごっつ上手いです。そのコブシは私の胸の奥底に眠る『おっさんゴコロ』をわしづかみ。R&Bだ、HIPHOPだ、と言ってもやっぱり日本人は演歌に心惹かれるものなのですね〜。そう言えば、イベントのチケット電話予約のバイトをしていたメンバーMから聞いた話ですが、サブちゃんのコンサートの時には「三郎師匠のコンサートのチケットありますか?」というような電話がかかってくるそうです。やはり演歌界の頂点に立った男サブちゃんは、一般人からも師匠と呼ばれるほど偉大なのですね。私もこれからは三郎師匠とお呼びして、11月3日のカラオケ大会に向けて、大和川で発声練習に明け暮れたいと思います!

 

◆リアクション(2004.10.27)

最近仕事で、チラシや広告のデザインを担当することがあります。私の場合、参考書や冊子など文字ばかりの印刷物を作ることが多いので、ポスターやチラシなどデザイン系の仕事はちょっと苦手です。今日も頭抱えながらチラシのデザインを考えていると、社長が部屋に来て「君の家の近所にダイヤモンドシティができたね。興味があると思ってそのチラシを持ってきたよ」と先日近所にできた『ダイヤモンドシティ』の広告を見せてくれました。ダイヤモンドシティはジャスコや阪急、紀伊国屋、タワーレコードなどが入っている巨大ショッピングセンターです。今はオープニングセールで広告も賑やかでした。レタス1個98円とか、ティッシュ5箱が178円とか、どれもこれも興味をひく物ばかり。社長はきっと仕事で苦しむ私に気分転換させるため、このチラシを見せてくれたんだろうと思って「いいですね!早く行ってみたいなぁ!ありがとうございます!」と最大限喜びのリアクションを見せたんですが、なぜか社長はちょっと寂しげな表情で「うん…」といいながら去っていきました。あれれ?なんでやろう?と、しばらく考えてハッと気づいたのですが、ひょっとして社長は私がチラシ作りのデザインで困っているのを見て「このチラシを参考にしなさい」と持ってきてくれたのではないでしょうか。げっ…、だとしたらリアクションを間違えてしまった…。ご、ごめんね、社長、こんなニブいアホ社員で。次こそは期待に応えてみせるわ…。

 

◆二日酔い(2004.10.30)

今日は前回紹介したダイヤモンドシティに行ってその様子をここで語ろうと思っていたんですが、昨日、神戸のチームに所属する電気屋ジョーとゆかいな仲間たちと飲みに行き、そのままオールナイトカラオケで朝まで飲んだら、本日レベル2くらいの二日酔いになりまして夕方までノックアウトしておりました。ところが今日、夕方からは「関西女子野球・南大阪組の会(仮称)」の会合(飲み会)がありまして、それまでには回復しなければならなかったんですよね。私の経験からは二日酔いを早く治すにはとにかく「寝る」ことです。実際、睡眠を取ることでアルコールが多く抜けるんだそうですよ。なので、夕方までゴロゴロ寝てました。この他にも水分やビタミンを取ったり、お風呂に入ったり、運動したりすると二日酔いは解消されるそうです。でも南大阪軍団との飲み会で迎え酒をしたら二日酔いなんぞふっとんでしまいましたけどね。やはり二日酔いを治すには迎え酒が一番てっとり早いか…と納得してしまいました。ついでに二日酔いの予防としては飲む前に牛乳飲んだり、枝豆やイカを食べたりするとええらしいですよ。これで今年の忘年会シーズンに向けて準備万端。そんなことより飲むお酒の量を減らせばいいんじゃないかと言われそうですが、そんな都合の悪いことは聞こえない、聞こえない…。

 

◆成績表(2004.11.1)

今日、会社に我が社の最大の取引先の部長さんが来社することになってました。しかもうちの課に会議スペースが出来たので、そこに通すというのです。ところがうちの課はO型とB型の集合でなので散らかり放題、荒れ放題。さすがにこれではまずいので、部長さんが来るまでに片づけようと総出で掃除を始めました。ま、「片づける」と言っても見えないところに「移動する」だけなんですけどね。しかし、見られてはいけないヤバそうな物を一通り隠し終わって「これで一安心」と一息ついたところ、肝心な会議スペースの壁に恐ろしい物が残っているのを発見してしまいました。それは「アイス争奪・卓球選手権大会!」と書かれた成績表。そういえば夏にアイスを賭けて、後輩と営業の友だちと卓球大会をしてましたっけね…。3人の名前と何勝何敗という成績がでかでかと貼ってありました。しかも夏から何度もその会議スペースにお客さんが来てたんですよね。どうして今まで気づかなかったんだろうと冷や汗が出ました。でもそれですべて隠し終わり、安心して部長さんを迎えたんですが…。彼らからは開口一番シビアなお話を頂戴して、平たく言うと今後の取引を縮小するっちゅ〜ことです。ち、ちっちゃい会社ってあっさり切られまんなぁ〜。ほんまうちの会社にとってはマジメに死活問題。こんなことなら成績表くらい貼ったままにしておいたらよかったよ…。

 

◆淡路島旅行(2004.11.3)

今日は日帰りの社員旅行で淡路島の「八浄寺〜イングランドの丘〜人形浄瑠璃会資料会館」というコースをバスで巡ってきました。ところが6年ぶりの社員旅行にみんな気合いが入ったのか、朝バスで出発した直後から宴会が始まりだして、そのまま移動中のバス内ではずっっっと飲みっぱなし。私も朝9時前からお酒を飲むというのは初めてですし、そこから夕方6時に帰るまでの間ずっと飲み続けたのも初めての経験です。さすがに家に着く頃にはグテングテンでした。ほんまムチャですなぁ…。で、今回の社員旅行は一応社員の交流を深めるのが目的だったんですが、社長や専務などのオジサマたちは飲んではバスを止めてトイレ休憩。そしてトイレが済むとまたお酒を飲んで寝るという状態。イングランドの丘でも食べるか寝るかばかりで、ちっとも交流を深められませんでした。後輩は『秋のヘベレケ飲んだくれツアー』と言ってましたが、まったくその通りになってしまいましたね。ほんまおっちゃんたちは飲んで食べて出して寝てと、最低限の生命活動を繰り返すだけでつまらんかったですが、ご本人たちはけっこう楽しかったそうでそれならば幹事としても一安心。また機会があればみんなでどこか行きたいですね。 ※淡路島ツアーについてはこちらから。

 

◆ダイヤモンドシティ プラウ(2004.11.08)

週末に風邪をひいてしまって、ついつい1回サボってしまいましたが、今週も元気にダラダラいっときましょう。さて、先週ようやく北花田にできたダイヤモンドシティ・プラウへ行って来ました。一言で言うと「バカでかい」。どこまで行ったら終わりやねん、っちゅうくらい広かったです。阪急百貨店、ジャスコ、他160の専門店が入っていて何から見たらいいのかわからないほど。全部キッチリ回るのに半日くらいかかるかもしれません。でも私の興味のある店は紀伊国屋とタワーレコードくらいであとはどうでもよかったです。まぁ、おそらく有名であろうファッション専門店や雑貨店がひしめき合っていたので、興味のある方は一度足を運んでくださいませ。“リトル梅田”というくらいの楽しみ方はできると思いますよ。金岡グラウンドでの練習帰りに寄るもいいかもしれませんね。ともかく私としては大和川より南にゴージャスなショッピングモールができて、堺市民を田舎モン呼ばわりしている連中を見返してやることが出来ました。これを機に堺の勢力をのばしていき、最終的にはやっぱ「城」建築かな。みなさま、堺のためにぜひともダイヤモンドシティ・プラウを訪れて「城」建設のための小銭を落として行ってくださいませ。詳細は「ダイヤモンドシティ プラウ」のサイトへ。

 

◆山頭火(2004.11.10)

『この道まっすぐ 逢えるよろこびを急ぐ』これは放浪の自由律俳人「種田山頭火」(たねだ・さんとうか)の歌なんだそうです。仕事の関係で私はいろんな文学に触れる機会が多いのですが、この俳句もその一つですね。山頭火は昭和初期に活躍した山口県出身の俳人で、季語や字数にとらわれない自由な技法でたくさんの名句を生み出しました。またこの山頭火、お酒とはかなり縁の深い人物で、言ってみれば“飲んだくれ俳人”。しかも本人が酒造業をしていたこともあって、今でも「山頭火」の銘柄のお酒があります。どうせそんなところが気に入ったんだろうと言われそうですが、そんなことはありません。最初に紹介した俳句がものすごく気に入ったのです。この句は大好きな人へ会いに行く道中の気持ちを詠んだものだと思いますが、私もこの句を読んで、子どもの頃におばあちゃんの家に行く道を思い出しました。バスから降りて細い路地裏を通り、久しぶりに会う大好きな祖父や祖母が待つ家へと向かう時のドキドキ、ワクワクした気持ちですね。そんな記憶が鮮明によみがえってきました。みなさんもこの句を読んで、好きな人に会うときのはやる気持ちを思い出しませんか?「なかなかやるやんけ、山頭火。句集でも買ってみようか」と思わせる、そんな一句ですね。…って、まともなコラムを書いてしまった…いかん、いかん…。

 

◆新しい相棒(2004.11.13)

突然ですが、昨日パソコンを買いました。今使ってるパソコンの具合が悪くて、10回に1回しか起動しなくなり、もうそろそろ寿命かな〜と思い、さっそくネットで新しいパソコンを注文しました。もちろんMACです。一番安いeMACを選んで約11万円。ボーナスも出ないのに痛い痛い…。ところがパソコンを買い換えるとOSが変わります。OSというのはオペレーションシステム、つまり人間にたとえると呼吸をしたり、ものを食べたり、手足を動かしたりという基本的な活動をコントロールする「脳みそ」みたいなモノですね。Windowsでいうと、98とか2000とかXPがOSのことです。で、パソコンを新しくするとその脳みそがOS9(オーエス・ナイン)からOSX(オーエス・テン)に上がります。まぁ、脳みそのレベルが上がるのでそれはそれでいいのですが、この新しいOSは前のモノよりかなり異なるモノなのです。脳みその機能そのものは根本的に変わらないんですが「見た目」と「動かし方」がだいぶ違ってくるので、それこそ「私の脳みそ」がついていけるのか心配。とは言え、今のパソコンがもうどうしようもないので、その新しい相棒と新しい道を歩んでいくしかないですね。期待と不安を胸に新パソコン生活へ突入です…。

 

◆復活?(2004.11.19)

誰も待っていなかったでしょうが、お待たせしました。前回も書きましたが、実は週明けからパソコンの壊れ具合が悪化しまして。今週はほとんど起動せず、起動してもすぐに固まって動かなくなるという始末。ほんまトホホという1週間でございました。今は何とか動いているので、その隙を見て更新です。で、1週間近くほったらかしにしていたのでメールも溜まっていることだろうし、早く返信もしなければ!と先ほど確認したら、メルマガや未承諾広告メールの山(怒)。受信メール50〜60件中、必要なメールは2〜3件くらいでしたよ。なんかちょっと悲しかったな…。新しく買ったパソコンも週初めには届くと思っていたのに今日ようやく届きまして、今からセッティング開始です。新しい環境を整えるのにまたちょっと時間がかかるので更新が途絶えるかもしれません。ともかくそういうワケでご心配おかけしましたがとりあえずは元気にしております。来週からはNEWパソコンで更新ですね。

 

◆強化月間(2004.11.21)

金曜日にようやく新しいパソコンがきまして、土日で動作環境を整え、なんとか前のパソコンと同じ作業ができるようになりました。よかった…。今回からNEWパソコンでの更新です。さて本題のコラムに入りましょう。うちの会社では先月1ヶ月間「ブラインドタッチ強化月間」でした。ブラインドタッチというのは、パソコンの操作するときにキーボードを見ずに画面だけを見て文字入力していくという方法です。いちいちキーボードを見ながら入力していると速度が落ちるんですね。なので、キーボードの配列を覚えて、原稿や画面だけを見て文字入力するという操作方法が一般的に使われているんです。このブラインドタッチ、パソコンを扱う職業では出来て当然なのですが、うちの社では変な覚え方をしている人もいるので、強化月間を作って正しいブラインドタッチを覚えようというわけだったんです。毎朝10分間ブラインドタッチの練習をして、私も悪いクセを直せました。ところで「強化月間」といえば、うちのメンバーJも今月は「出会い強化月間」ということでステキな殿方と出会うために奔走していますが、よく考えたら今月に関わらず年がら年中そのために奔走しているような…。そしてその成果のほどは…。……………。毎月が出会い強化月間で、過酷な恋愛ノルマを自らに課すJに、白馬の王子様が訪れることを願うばかりです。

 

◆ハナクソくらい(2004.11.23)

先日、知人が駐車場から車を出そうとした時に、横の車にほんのほんのちょっとだけ当たってしまいました。確かにこちらが悪いんですが、目の前に違法駐車してる車があって無理に出すしかなかったんですね。幸い、できた傷もゴマくらいの大きさで、傷かどうかもわからないくらい。ところがその当てられた方の持ち主がこちらが謝っているのに大騒ぎをしだして、私はそっちの方に驚きました。たかがハナクソくらいの傷で50過ぎたいいオッサンがいつまでもピーピー騒いでるんじゃねぇ!と思ったんですが、とりあえず知人が弁償金を払ってその場は収まりました。でも謝罪も弁償もしてるのに、ほんま騒ぎ過ぎです。うちのメンバーPなんかはアホバイクに車こすられても怒らなかったし、メンバーKは私が飲んで暴れて高性能掃除機ぶっ壊しても許してくれましたよ。それに比べたらこのオッサンはほんまセコい!傷がハナクソ程度なら、お前の度量もハナクソくらいかっ!と怒りが収まらなかったので、社会科教師のメンバーFにこの話をしたら「車を大切にしてる人の気持ちも考えてね。でもこの場合そんな心の狭い人に腹を立てる方が無駄な労力やで」と諭されました。なるほどなぁ、もっと大人にならねば…と反省しながらも、そのあと私のお酒を勝手に飲んだ父親にブチ切れてしばらく口をきかなかった私の度量は狭さは、ハナクソ以下なのかもしれない…。

 

◆今から行くから(2004.11.27)

数日前、高校の頃にツルんでいた悪友からハガキが届きました。喪中ハガキです。9月にお父さんが亡くなられたということでした。そういえばちょうどその頃に「みんなで飲みにいこうよ」とガラにもなく気弱なメールが何件か入っていたので、何かあったのかな?と思っていたんです。今思えばどうして気づいてやれなかったのかと、情けなくて悔しくて仕方ありません。私もどうしようもなくツライことがあった時、付き合いの長い友人にメールを送ったことがあります。するといつもそっけない彼女が、夜も遅くてまだ仕事もあるのに「今からそっちに行くから。最寄り駅どこ?」と電話をしてきてくれました。会って話をしなくても、その気持ちだけで充分でしたね。ほんま嬉しかったです。人と人、お互いに想いやりながらなかなかその気持を伝えられないことも多いんですが、照れもなく、ありのままにその想いを言葉や行動で示せる強さっていうんですか、そういうものをその時に初めて知ったように思います。彼女は私より4つも年下なんですがね、人間の深みというものは生きた年数ではないのかもしれません。そして自分も、迷いなくそういうことができる人間でありたいと思います。だからといって、「じゃあ、試しに真夜中に『会いに来て』とメールを送ってみよう」なんて考えないようにな、悪友ども。

 

◆興 味(2004.11.28)

昨日は男子チームと今シーズン最後の練習試合をしてきました。「出会い強化月間」でありながら連戦連敗中のJにとっては、殿方とふれあえる数少ない貴重なぶつかり稽古?! と思いきや、以前から知り合いの殿方チームでとくに新鮮味もなかったそうです。 ところで試合会場にはその殿方たちが連れてきた奥様や彼女たちが数人いたんですが、ご主人や彼氏の勇姿を見てワイワイ応援するのかな〜と思っていたら試合中もまったく野球に無関心。ずっと携帯のメールやおしゃべりに夢中でした。う〜む、きっと興味もないのにムリヤリ野球観戦に付き合わされたんでしょうね、気の毒に…。そういえば私も学生時代、あまり興味のない講演会へ連れて行かれましたが、目のまわりにムヒを塗らなければ起きていられないほど退屈な時間を過ごしました。やっぱり興味がないと、なかなかそのことには注意が向かないものですね。そう思い直せばこの2週間、私がメンバーにムリヤリ聞かせ続けたNEWパソコンの話は、彼女たちにとって目のまわりにタイガーバームを塗らないと起きてられないほど退屈だったに違いありません。これからは趣味のあう人と語らうか、ヤツらをパソコンオタクに染めるかどちらかにしようと反省した一日でした。

 

◆手 袋(2004.12.1)

いや〜早いもんで、もう12月ですね。忘年会シーズンの到来、みなさま1年間の“肝トレ”の成果を存分に発揮してくださいませ。さて、今年は暖冬のようでなかなか寒くなりませんが、さすがに最近は朝晩が冷え込んできましたね。私はチャリンコ通勤なので、そろそろ手袋をはめようかと出勤前にタンスの中を探したんですが、出てきたのが手袋の片方だけ。他にもないかと探してみたんですが、出てきたのは片方の手袋ばかり4つほど。仕方ないので父親のを強引に借りていきました。で、帰宅後に改めてペアになってる手袋を探したんですが、やっぱり出てきません。そういえば毎年毎年、手袋をなくしては買っているような気がします。会社帰りに手袋を片方なくしたことに気づいて、寒さのあまりカバンの中に入れているバッティンググローブをつけて帰ったこともありましたっけね〜。もう私みたいなヤツは「軍手」で十分でしょう。ホームセンターで12双組198円ってとこですか。二重にすれば暖かいですしね。あるいはおばちゃんがよく自転車につけているハンドルカバーを装着して、ハイセンスで小洒落た冬を駆け抜けようかな…。

 

◆共 有(2004.12.4)

以前メンバーS家に用事があってそのままゴハンを食わせてもらったときのことです。S家のパパさんは最近パソコンのエクセルにハマっているそうです。しかもデータのプログラム処理などその技術はものすごいもの。ところがパパさんはまったくの独学でエクセルを使いこなせるようになったんだそうですよ。そのパパさんがいうには、エクセルの技術にしてもプログラムの技術にしてもホームページ作成の技術にしても、そのノウハウが先駆者たちによって広く一般に公開されていて、それをいろんな人が共有できる状況だからこそ自分もここまで使えるようになったということです。一方で新しい技術を開発しても、それを自分だけのものにして隠している人もいます。でも、案外自分だけしか知らない技術だと思っていても、世間では誰かが同じようなものを発明し公開していて、大事に隠し続けていたその技術はもう使い古されたものだったりするんだそうです。自分の利益を優先して出し惜しみをしてもええことないっちゅうことですね。転じて言えば、女子野球界。試合では敵になるにもかかわらず、いろいろな技術や知識を教えてくれているプレイヤーおよびコーチ・監督の皆様に感謝、感謝ですな。私もいつか恩返しができればと思いながらなんとなく過ぎていく今日一日…。

 

◆ 〜〜〜〜〜●(2004.12.6)

12月に入り、待ち望んだ忘年会シーズン、うちの会社では忘年会でお盆にできなかったボーリング大会をしようという話が持ち上がりました。タイトルの「〜〜〜〜〜●」=ボーリングです…。流行るかなと思って会社の掲示板にこの絵文字連発したんですが、みんなイマイチな反応でしたね〜。くっそ〜。さて、そのボーリングですが、専務は「中山律子さん世代」なのでかなりできるそうです。マイグローブを持ってるほどの強敵。ところが私はボーリングが苦手でして。十数年前、私がまだ夢見る少女だった頃、「21」というスコアをたたき出したことがあるくらいヘタクソです。逆にそういうスコアもなかなか出せないよ?とよくバカにされます。ボーリングは嫌いじゃないんですがそういうコンプレックスがあるので、ボーリングに行くときは自己防衛として「アタシも苦手やね〜ん」という文化部系の友だちと一緒に行くんですね。ところがそのナヨナヨした“女の子投げ”の友だちにもダブルスコアであっさり負けたりしまして…。く、屈辱です。球技一般は平均以上にこなせる自信があるんですが、ここまで思い通りにならない球技は他にありません。せめて会社のボーリング大会では恥をかかないよう、そしてまっすぐ転がるよう練習してきます…。

 

◆電飾対決(2004.12.8)

最近、会社の帰り道でクリスマスの電飾を施している家をあちこちで見かけます。そういえばそろそろクリスマスのシーズンにもなりますね。あるお家では2年くらい前はしょぼかった電飾がだんだん派手になってきたりして、おっ!今年は気合い入ってるな〜と見る方もちょっと楽しみだったりします。聞いた話によると、富田林(ローカルな話ですいませんねぇ)の方では名物の電飾ロードみたいなのがあって、その地域一帯ではクリスマスになると競って我が家を電飾してるそうです。自前のモミの木を植えてライトアップしてるとかいう噂も…。ちっちゃいルミナリエみたいなもんですね。そういえば神戸に住む新人メンバーTがいうには、お金持ちが住む芦屋の方でもこのシーズンに同じような現象が起きているそうです。その地域では「よりゴージャスな電飾を」とお互い意地とプライドにかけて張り合って、どんどんエスカレートしていってるようです。でもそんなに張り合っても、どうせ行き着く先は紅白の小林幸子と美川憲一やで?…と思いながら、毎年質素で慎ましい電飾を見せてくれる3丁目の角のお家にホッとさせてもらってます。

 

◆週末会議(2004.12.11)

私の会社では毎週金曜日に課ごとで「週末会議」が開かれます。一週間の反省や仕事の進行状況の確認、新しいプロジェクトの打ち合わせなどがメインです。私と後輩は、基本的にチョンボがバレて軽くボコられるのがほとんどであんまり役に立ってません。なんか企画立案とかしてかっこよく役に立ちたいですが、そういう脳みそも発達してないので、「ボーナスほし〜い」とか「もっと早く帰りた〜い」など無責任な発言を繰り返してはチーフに苦笑されてます。さて、この会議、一応かなりまじめな話をしてるんですが、後半になってくると仕事と全く関係ない話し合いになってきます。「営業とはどうあるべきか」というのならまだいいですが、「最近のお笑い芸人について」とか「ネットオークションでの儲け方」とか、そういうことについて真剣に20分くらい話し込むこともあります。ちなみに昨日の議題は「石原良純が売れるためにはどうしたらいいか」でした。スターや政治家の一家の中で天気予報士ってどうなん?とか、肩身が狭いから芸風も小さいとか、いろいろ話し合ったんですが、なんでうちらが良純の心配をしなきゃならんのやと我に返ったところで会議終了。まぁ、本人にしてみたら余計なお世話ですけどね…。

 

◆シェイク!(2004.12.13)

昨日、大阪城公園太陽の広場で練習試合をしたんですが、そこは市民広場なのでいつもサッカー、野球、イベント団体などが場所の取り合いをしてます。で、私たちが試合をしていた場所にイベントで「人文字」を書くとかで、その団体がどんどん場所を取りに侵入してきたんですね。ボールが当たるし危ないなぁと思っていたら、その団体の人が2人ほど近づいてきました。きっと場所のことで話があるんだろうと私も近づいていくと、なんと!なんと、その人は私のオトン!!!!! なんでや!なんでここに親父がおるんや!早くみんなの目の届かないところに移動させなければ!と激しく動揺した私は、オトンが一言目を発する前に体をつかんで試合会場から寄り切りました。と言うのも、わたくし今まで自分の試合や練習に親を呼んだ事がありません。恥ずかしいからです。高校の時、柔道のビッグな大会に出た時だけ「一生に一度の事だから」と説得されて渋々親を呼びましたが、それ以外は試合会場はおろか日程さえ教えた事はありません。「野球に家庭は持ち込まない」がポリシーだったのに、まさかこんな所で崩れてしまうとは…。おのれ、オトン!そういえば前日にイベントの写真撮影を頼まれたとか言ってましたね。なぜかオトンはうれしそうでしたが、私はアッフェに入って以来、こんなにシェイクした日はありませんでした。これからはもっと用心せねばっ!

 

◆炊飯ジャーニー(2004.12.15)

先週、みんなで中華料理を食べていた時のことです。食文化の話になって、アメリカとカナダに留学していた事があるメンバーのモンキーEと飲んだくれWに話を聞くと、やはり向こうの食べ物はえげつないようです。ケーキも生クリームのかたまりみたいだったり、肉も売っているサイズが半端じゃなく大きかったり、量もアホみたいに多かったりするんだそうです。とりあえず味がついていて腹一杯になればなんでもええのかっちゅうような食文化なんでしょうかね。繊細な食文化で育った人間にはとても耐えきれないとか。で、その2人がユタ州の方へ旅行に出かけた時の事です。食生活に困るだろうとのことで彼女たちが持っていったのはなんと「炊飯ジャー」。そして米と水。10日ほど旅行に行ったその間、外食したのはたった3回だけであとは全部コメ、コメ、コメ。ホテルについたら炊飯ジャーでコメを炊いて食べまくっていたとか。そんなにコメばっかり食えるのかと聞いたら、意外と平気だったようで「味付けのり」と「ゆかり」で乗り切ったそうです。外国に行って困るのは言葉よりも食事と聞きますが、ほんまにそうやったんですね。私も外国へ行く事があったら炊飯ジャーときゅうりのきゅうちゃん持っていこうっと。

 

◆年の瀬迫り(2004.12.18)

年末の忙しさで会社は修羅場と化し、ココロもすさんでいる今日この頃、後輩が言うには街ではクリスマス前のハッピーなカップルが大量発生しているので、みんなで腹いせに「カップル斬り」をしてやろうかとひがんでいます。「カップル斬り」と言っても彼らのつないでいる手を空手チョップで切り離して逃げるだけという小学生レベルの嫌がらせです。そんな哀れな妄想に浸っていると、社長がいきなり「今から緊急全体会議をするから集まりなさい」と言い出しました。なんでいきなり?なんか重大な話やろうか?とみんなで覚悟を決めて集まると、「今年もボーナスは出ません!」というひとこと。そ、そ、そんなことわざわざ言わんでもとっくにわかっとるんじゃぁぁああい!!!私はまた会社が潰れるという発表かと思ったわ!ただでさえストレスフルな日々を過ごしているのに、不要なドキドキを味わった上に、ボーナスが出ないとトドメをさされ、さらに深い心的ダメージを受けました。こうなったらみんなで道行くカップルの手を引き離し、うちらが愛の中央分離帯になってやるぜ!…っていう人の幸せを素直に喜べないわびしい年の瀬です…。

 

◆シェリー姉さん再び(2004.12.20)

この時期になるといつもシェリー姉さんがやってきます。私は仕事で年賀状を作ることがあるんですが、その関係でシェリー姉さんの年賀状も頼まれたりします。去年は恐るべき“彼氏募集お見合い年賀状”を作ったのですが、よく考えたら姉さんは不特定多数の殿方に送りつけたんでしょうかね?その結果がどうだったかは怖すぎて聞けませんでした。まぁ、殿方たちにはどこまでシャレでどこまで本気なのかわからなかったのかもしれませんね…。で、今年はシェリー姉さんは「韓流」にハマっているらしく、「これを見て研究して」と『美しき日々』のビデオを渡されてしまいました。ということで今回の年賀状では韓流を通して姉さんのなかなかシビアな現実を描く事になるんでしょうが、あたくし、前々から思うに姉さんは仕事もできるし、普通に見てかなりのべっぴんさんですし、性格はちょっと不思議な所もあるけど子ども好きで優しいし、なぜにそんなに殿方に苦労するのかさっぱりわかりません。きっと姉さんのツボにハマる人じゃないとダメなんでしょうね。来年こそは姉さんにステキな出会いがありますように…。

 

◆同級生(2004.12.22)

今日は高校時代の同級生と集まって飲んできました。年に数回会って遊んでる仲間なので気心知れた連中です。で、今日ちょっとした衝撃を受けました。それが「年相応の会話ができる」と言う事です。10年前は昼休みにポテトチップス食べてマンガ読んでるようなどうしようもないガキどもだったんですが、今は29歳の社会人としての会話ができるようになってました。もちろん今もバカ話に花が咲きますが、それでも将来の事とか、親の老後とか、介護福祉とか、日本の経済とか教育とか、仕事以外の部分で自分が社会に対してどうあるべきなのかとか、みんな自分の経験に基づいてきちんとした考え方をもっていて、ヘンに着飾らずに自分の言葉として表現できるんですね。てめぇら昔はマンガの話ばっかりやったやろがっ…と思えばなおさら、年月は人を成長させるのだなと感じました。私は普段から若い子と接する事が多いので「お菓子のおまけは○○を集めている」とかそういう会話になってしまうのですが、やはり同級生と話していると年相応の自分に戻れるような気がします。若い子と遊んでフレッシュなエキスをちゅうちゅう吸い取るのもいいですが、時に同級生と話して等身大の自分を感じる事も必要かもしれませんね。

 

◆やっぱりバレたか(2004.12.25)

忘年会シーズンという事で最近は飲み倒してますが、先週もチームの忘年会でオオトラになってまして、「いろんな意味で怖かったです」と言われてしまいました。当の本人は宴の途中からほとんど覚えていないというところでして、朝起きたらものすんごい下痢で、どうせ仕事もなかったし有給も1日しか使ってないしと、ここはサボりを決行。ところが営業課の友だちが心配してメールを送ってきたので仕方なく事情を説明しました。実は飲んだ帰りにどこぞの駅のベンチでうたた寝をしてまして、あまりの寒さに目を覚まし、慌てて電車に乗るということを2回ほど繰り返していたようなのです。おかげで朝から喉は痛いし強烈なピーピーに襲われるし、その上二日酔いでとても会社には行けない状況だったのです。ところが翌日会社に行ったら社長が「会社来れなくなるほど飲んだだろ〜(笑)」とチクリと一言。ちっ、うまくごまかしたつもりだが、やっぱりバレてたか…。どうやら情報が漏れたようでチーフには「全部吐け!」と問いつめられ、ここでも事情を話したら「いつか凍死するよ」と笑われ、先輩からは“トラディショナルな酔っぱらい”の称号をいただいてしまいました。みなさまも年末、お体には気をつけてお過ごしください。

 

◆因数分解(2004.12.27)

先日、またもメンバーS家でクリスマスパーティという名目を作ってどんちゃん騒ぎをしました。で、せっかくなのでS家の一人娘、数学教師のTちゃんに数学の授業をしてもらったんですが、見事なくらい忘れてましたねぇ〜。因数分解くらいできるだろうとタカをくくってたんですが、これっぽっちも解き方を覚えてませんでした。例えばX2+7X+10=……「はぁ〜?ここから何をどうするの?」というような具合でして、Tちゃんに手取り足取り教えてもらってようやく解けました。しかも20歳のメンバーが一番早く解けて年長の私が一番遅かったため、現役から離れれば離れるほど忘れて行くという事実も判明。う〜ん、なんとも情けない話ですね〜。会社では簡単なプログラム作ってデータ処理とかしてるんで数学には馴染んでると思ったんですが…。ちなみに後から来たナースさゆりは6X2-X-15=という問題もノーヒントであっさり解読。やっぱり普段使ってる脳みそが違うんでしょうかね?これからはTちゃんに毎週メールで数学の問題を送ってもらって、数学で頭を解きほぐすことにしました。ちなみに最初の問題の答は(X+2)(X+5)、後の問題の答は(2X+3)(3X-5)です。みなさんは解けましたか?

 

◆カオスのエッジ(2004.12.30)

今年一年、みなさんはどうでしたか?私は「カオスのエッジ」という言葉に出会えました。最善のものは完全な秩序の中にも完全な混沌の中にもなく、対極するその2つの中間にこそ生まれ、人はその曖昧な部分で答えを求めながら成長していくというお話です。これはいろんなことに通じると思うんですよ。クラブチームの現状に当てはめて考えてみましょう。競技として目標を達成する事と、かつチームを集団として維持していく事は、両方とも必要不可欠でありながら時に相反する要素になることもあります。その間で自分たちにとって最良のものを問い続け、選び続け、人として成長していくことが、もしかしてここにいることの本当の意味なのかもしれません。ただ、その曖昧さの中で見えない答えを求め続けることは苦しくて苦しくて仕方のないものです。でもその面倒な判断を誰かに任せて逃げてしまうのではなく、白か黒かどちらかを1つを選ぶのでもなく、その狭間で一緒になって向き合い、ともに問い続け、ともに苦しみ続け、ともに歩み続けることが本当にあるべき姿なんだろうと思います。チームをたとえれば「砂の城」ですね。築いても夏の終わりには波にさらわれて崩れてしまいます。毎年毎年、築いては崩れ築いては崩れ、終わりもなくその姿を延々と問い続けます。そしてその中で傷ついて疲れきっても、さらにまた築いて行こうという気持ちはチームへの揺るぎない愛情なんだと思います。今年は全国の尊敬する友人たちにそれを見る事ができて、心救われる気持ちでした。っちゅ〜ことでこれにて最終回です、みたいな内容になってしまいましたが、もちろん2005年も性懲りもなく書き続けますんでよろしくお願いします。新年も遠くを見すぎて足もとの穴に落ちないように、近くを見すぎて道に迷わないように、混沌の淵(カオスのエッジ)を恐る恐る歩いて行こうと思います。