朝からマウンテン
ようやくここへ帰ってきた。帰ってこられた。 2009年は結局一度も行けず終いだった。いや、店の前までは行っているのだ。2回も。 しかしいずれも長蛇の列。愛知在住時と違って時間はあまりなく、並んでいる時間は 残念ながらなかった。しかも比較的空いていると思われていた15〜16時でさえそうで あったのには衝撃を受けた。これはもう週末はダメだ。 となるとこれはもう朝一しかない。見れば朝8時からやってるというじゃないか。 その朝名古屋駅近くのホテルで目覚めると外は雪。これで外で待つのはありえない。 行ってみて店の外まで人が並んでいたら諦めて引き返ス覚悟で雪のちらつく中、 いつもの角を曲がると、雪山だった。身の引き締まる思いだ。 いつもは県外ナンバーの車でびっしりの駐車場はスカスカで、外に人もいない。良かった! ドアを開けると思った以上に空いている。というかガラガラ。2組ぐらいしか客がいない。 マウンテンに来始めて10余年にして初めて「どこに座っても良い」という夢のような体験。 激しく迷った末、厨房、店内、追加メニューが良く見えるカウンター前の4人席を選択。 まずはメニューをチェック。正規メニューはあまり変わっていないようだ。 しかし、カウンター横の棚には、手書きメニューがたんまり。
どれにするかは激しく迷った。愛知在住の時だったら迷わず限定100食の「シーフード 春 トマスパ」か「とり 春 トマスパ」だっただろうが、年に一回来れるかどうかという 現状では通常メニューすら食えずに消える恐れがある。非正規メニューなら尚更だ。 ならば、おおよそ見当の着く限定メニュー(「春」は気になるが)よりも、非正規メニューで アヤシイ方を選ぶべきだ。そこで、09〜10年の新規メニューの中で一番何だか中身が よくわからんロバライスを選択。 さらに冷え切った体を暖めるためのストロングコーヒーを頼むと「モーニングをつけますか?」 との声にあぁここは名古屋だったと再認識。冷静に考えれば量的にきびしいことはわかった はずだが、マウンテンのモーニング未体験であったため5秒で決断。 朝一効果のたまもので、マウンテン史上最速で料理が出てきた。通常、外の看板を見てから 目の前に料理が来るまで早くても1時間ぐらいはかかるところが、この日はせいぜい15分。 メニューの内容はレポートを見てもらうとして、食い進めるうちに、さらに今だ見たことのない 恐ろしい光景が現れた。
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誰もいないマウンテン。 食ってる間に客が次々と帰り、一時マウンテン独り占め状態に! いつもの笑いと悲鳴と怒声が鳴り響く喧騒とは打って変わって静かな店内に、 店員の話声とスプーンが皿に当る音だけが響く、優雅なひととき。何だか緊張する。 と、スタスタと入ってきて角の席にどかっと座ったおっさん、席に着くなり 「ソフト1つ」 しびれた。 我々のようにストロングコーヒーとソフトコーヒーとアメリカンコーヒーがどう違うか 迷うことなどなく、最小語数での注文。間違いねぇ、常連さんだ。マウンテンに 普通に喫茶店にコーヒーを飲みに来ているって風情がとてつもなく新鮮だ。 まさに異例づくめの早朝のマウンテン。素晴らしい体験ではあったのだが、 一点だけ致命的ともいえるとても残念なことがある。 マスターがいないのだ。 たまたまこの日が休みだったのか?いや、このくそ忙しい土曜日のマウンテンにマスターが 休むとは到底思えない。公式ブログにそんな話もなかったし、やはりこの時間は客が少ないから マスターは出勤していないのではないか? せっかくマスター丸見えの席でマウンテン独り占め状態だったのに非常に残念。 あぁ、だからこの日のピラフはそれほどギトギトじゃなかったのか。 1年半ぶりのマウンテンであったが、マウンテンは相変わらずのマウンテンであった。 今年もよろしくお願いします! (10/2/6)