“旅するジーンズと16歳の夏 トラベリング・パンツ”★☆
THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS
（2005年アメリカ映画）

監督：ケン・クワビス
原作：アン・ブラッシェアーズ
脚本：デリア・エフロン、エリザベス・チャンドラー
出演：アンバー・タンブリン、アレクシス・ブレーデル、アメリカ・フェレーラ、ブレイク・ライヴリー

母親たちが妊婦のためのエアロビクス教室で知り合って以来という親友関係の４人の女の子たちが、初めてバラバラに過ごす夏休みで各々大人への入り口となる経験をするという青春小説「トラベリング・パンツ」の映画化。

原作を読み終えてすぐ映画を観る、想像で補えなかった部分が映画で叶えられたという気がします。
一番大きいことは、性格も外見もことなる４人の女の子たちの姿を現実のものとして見ること。これはもう、想像力では得られないものです。ティビー、リーナ、カルメン、ブリジットという４人の違いは映画だからこそ際立ちます。
ストーリィは、時間の制約から多少変更されているものの、ほぼ忠実。ただし、ギリシアの祖父母の元へ行ったリーナの恋愛についてはかなり違っています。映画ではかなりありきたりな展開。

ひとつの作品の中で４つの青春ストーリィ、プラス４人の友情という作品。仕上がりもまとまりも良く、楽しめます。

2007.01.07