“イコライザー” ★★
The Equalizer
(2014年アメリカ映画)

監督:アントワーン・フークア
脚本:
リチャード・ウェンク
出演:デンゼル・ワシントン、マートン・ソーカス、クロエ・グレース・モレッツ、デヴィッド・ハーバー、ビル・プルマン、メリッサ・レオ

 

デンゼル・ワシントン演じるハード・アクション。
主人公のロバート・マッコールはかつてCIAの凄腕エージェントだったが、死亡したと見られていて、妻死去後の今は過去を隠し、大きなホームセンターで地味な店員として働く日々。
そんなマッコールが、夜遅く読書するために出掛けていく行きつけのカフェで言葉を交わすようになったのが、少女娼婦のテリー。
そのテリーが客を殴り返したというだけで、娼婦たちを束ねる男たちに入院する程の暴行を受けたと知り、怒りを抑えきれなかったマッコールは相手のアジトに乗りこみ、瞬時に全員をたたき潰してしまいます。
その悪党たちと繋がっていたのがロシアン・マフィア。危機感を抱いたロシアン・マフィアは凄腕の殺し屋を米国に送り込んできます。
そこからマッコールと殺し屋たちの、息を呑む闘いが繰り広げられていく、というアクションストーリィ。

とにかく観応えは主役を演じるデンゼル・ワシントンに尽きる、と言って過言ではありません。
余計なことは一切言わないのが良い、寡黙なまま、逡巡することなく瞬時で敵を次々と容赦なく倒していく、その場面、場面が観応えたっぷり。
本当の凄さに、派手なアクションや、大げさな言葉は少しもいらない、ということをまざまざと見せつける、といった風です。
無駄がない故に、争闘シーンでの緊迫感は格別、たっぷり楽しめました。

なお、少女娼婦役を演じたクロエ・グレース・モレッツ、少女娼婦という役柄にはちょうどよい年代なのでしょうけれど、娼婦役が似合っていたかどうか。
デンゼル・ワシントンに伍する存在感はありましたけれど。

2014.10.25

       


  

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