“ターミネーター4” ★★
Terminator Salvation
(2008年アメリカ映画)

監督:マックG
脚本:ジョン・
D・ブランカトー、マイケル・フェリス
出演:クリスチャン・ベイル、
サム・ワーシントン
、コモン、ブライス・ダラス・ハワード、ヘレナ・ボナム=カーター

 

人気シリーズ「ターミネーター」の第4弾、というより新シリーズの第一弾。
とはいっても前3部作を観ていないので、本ストーリィよく判らず、というのが正直なところ。

機械であるスカイネットが人類抹殺しようと核戦争を引き起こした“審判の日”から10年後の2018年が舞台。
人類抵抗軍を最終勝利に導く者と予言されたジョン・コナーは、今や人類抵抗軍の指揮者の一人。
過去に戻って彼の父親となる筈のカイル・リースが機械軍に捕らわれ基地に輸送される。一方、その基地に総攻撃をかけようとする抵抗軍総司令部。
カイル・リースと捕らわれた多くの人々を救うため、ジョン・コナーの必死の潜入、救済劇が描かれます。

ただし、本ストーリィの主人公は、ジョン・コナーというより、マーカス・ライトというべきでしょう。
死刑囚だったマーカスは女性科学者に請われて、自らの身体を献体することに同意する。そして機械軍と人類抵抗軍の激烈な戦いの中に目覚めた彼は、一切の記憶を失っていた。
献体した彼の身体は何に利用されたのか? 彼は何の為に復活したのか? 彼は記憶を取り戻せるのか、あるいは自分の意思で行動を決めることができるのか? その辺りが本ストーリィの見所です。
そしてそれはそのまま、人間と機械は何が違うのか、というテーマに繋がっています。
自分は機械なのか人間なのかと自問自答するマーカス・ライトは、まさにそのテーマを象徴する存在。

最初から最後まで尽きることのない戦闘というストーリィは、基本的に余り好きはないのですが、観始めた冒頭から最後まで画面にずっと目は釘付け、観応えある作品であることに間違いありません。
さて、最終勝利まで何巻くらいを費やすつもりなのでしょうか。

2009.06.15

       


  

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