“世界にひとつのプレイブック” ★★★
Silver Linings Plabook
(2012年アメリカ映画)

監督:デヴィッド・O・ラッセル
原作:マシュー・クイック
脚本:
デヴィッド・O・ラッセル
出演:ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー、クリス・タッカー

 

お互いに心に傷を抱えた男女の再生ストーリィ。
元教師のパットは愛する妻が自宅で同僚教師と浮気している現場に遭遇し、怒りの余り相手に暴力をふるって精神病院入り。ようやく出所できたものの、精神科医に処方された薬の服用を拒み、今も時折自分の感情をコントロールできなくなる。それでも自分が落ち着きさえすれば妻のニッキとよりを戻せる筈、とパットは信じ込んでいる。
そんなパットが友人夫婦から紹介されて出会ったのがティファニーという若い女性。夫を事故で失くして心に問題を抱えており、寂しさの余り男との一時的な関係を繰り返している。
そんなティファニーは再出発の機会をダンスに求めようとしている。妻のニッキへの接近禁止令を受けているにもかかわらずパットが何とかニッキに連絡を取りたいと願っているのを知り、ニッキへ手紙を仲介する交換条件に自分とペアでダンス大会に出場すること、そのための練習を自分と一緒に励むことをパットに承諾させます。さてその結果は・・・・というストーリィ。

賭け事が大好きなパットの父親を演じるロバート・デ・ニーロ、母親役を演じるジャッキー・ウィーヴァーとも実力派のベテラン俳優で見応え十分。
しかし、そんなベテラン俳優陣を押しのけて驚愕させられたのは、ティファニーを演じたジェニファー・ローレンスの圧巻と言う他ない演技。1990年生まれでまだ20代前半だというのにこんな凄い演技をするのか!と、圧倒されるばかりでした。
彼女の出演作でこれまで観たのは「X−MEN:ファースト・ジェネレーション」が最初で、「ハンガー・ゲーム」ではその存在感に魅力を感じましたが、こんな素晴らしい女優だとはまるで気付きませんでした。
とにかくジェニファー・ローレンスの演技が凄い、それだけでも本作品は観る価値大いにあり!です。

2014.02.03

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