オズ はじまりの戦い★☆
OZ:The great and Powerful
(2013年アメリカ映画)

監督:サム・ライミ
原作:L・フランク・ボーム
脚本:ミッチェル・カプナー、デヴィッド・リンゼイ=アベアー

出演:ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、レイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズ

 

“オズ”、と言えばミュージカルの名作「オズの魔法使い」。
元々“オズの魔法使い”シリーズという物語が元になっているのですが、やはり映画の印象の方が私たちには強い。
本作品は、ボーム原作を元に“偉大なる魔法使いオズ”誕生の知られざる物語を描いた、という趣向によるファンタジー・アドベンチャー。

さてストーリィ。
カンザスのサーカス一座に加わっていた奇術師オズは、ある日竜巻に巻き込まれて不思議な世界“オズ”に迷い込みます。
さっそく出会ったのは、<西の魔女>セオドラ。世間知らずの彼女は、偉大なる魔法使いが予言した<魔法使い>がついに現れたと単純に思い込み、オズをエメラルド・シティに案内します。そこで2人を待っていたのは、セオドラの姉である<東の魔女>エヴァノラ。2人から邪悪な魔女退治を頼まれてしまったオズ、今更逃げ出すわけにもいかず、召使となった翼のある猿=フィンリーと共に魔女退治に出掛けます。途中オズが救って道中を共にすることになったのが、陶器の少女。
やげてオズらは<南の魔女>グリンダの元に到着し、その魔法の杖を奪おうとするのですが・・・。

前宣伝が豪華だった割にはまあまあの出来。
見所は、各々美人女優が演じる3人の魔女でしょう。無邪気、悪辣、善良と、いずれも魔女とはいえキャラクターはそれぞれ個性的。
中でも私が楽しみにしていたのは、「マリリン7日間の恋」ですっかり魅了されたミシェル・ウィリアムズ。
善良な美人魔女役は得ですねぇ。一方、同じ美人魔女だというのにミラ・クニス演じるセオドラはもうお気の毒としか言えません。

スパイダーマン」シリーズのサム・ライミが監督した、それなりに楽しめるファンタジー映画です。
うっかり3Dで観たため日本語吹き替えだったのですが、字幕の方が良かったかなとやや後悔。

2013.03.02

       


  

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