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「あなたが寝てる間に・・・」でサンドラ・ブロックが好きになり、出演作を観た２作目。
ただし、前者が心温まる感動ストーリィだったのに対し、本作品は気軽に楽しむ娯楽作品というところです。
とは言っても、サンドラ・ブロックの魅力を存分に見せ付けてくれる作品です。まぁ、製作者＝サンドラ・ブロックということですから、それは当然のことでしょう。
サンドラ・ブロック演じるグレイシー・ハートは、やや厄介もの的なＦＢＩの女性捜査官。そのＦＢＩに、爆弾魔から犯行予告が届きます。狙うのは、ミス・アメリカ・コンテストとのこと。
早速捜査チームが組成されますが、誰か潜入する必要があるというのが、まず第一の方策。嫌がるグレイシーに白羽の矢が立てられ、グレイシーはミス・ニュージャージーに仕立て上げられ、選ばれたミスの一人としてコンテストに潜入させられます。グレイシーのミスコン・コーチ役となるのが、マイケル・ケイン演じるビクター。
サスペンス・アクションものとしてのストーリィは、およそ大したものでは有りません。それより、本作品の興味は、女ッ気全くゼロ、頭の中は仕事だけというグレイシーが、ミスコン参加を通じて、女性としての美しさに目覚め、華麗な変身を遂げる部分にあります。差し詰め、毛虫も蝶に成り得る、毛虫は蝶になるべきなのだ、と語るストーリィと言えるでしょう。
そんなストーリィが、サンドラ・ブロックの魅力を目一杯引き出していると言えますし、サンドラ・ブロックの魅力が目一杯発揮されているからこそ本作品の魅力があるとも言えます。
なお、ベテランの脇役２人が懐かしい。私の学生時代に知的な美人女優として人気のあったキャンディス・バーゲン、“スター・トレック”のウィリアム・シャトナーが出演しています。バーゲンは言われなければ全く気付かず、シャトナーはよく見れば判るものの太り過ぎ、という感じ。
また、背後に流れるトム・ジョウンズの歌（She is a
lady...）も懐かしく、それ故楽しいものでした。
2001.11.07
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