ミーン・ガールズ ★☆
MEAN GIRLS
(2004年アメリカ映画)

監督:マーク・ウォーターズ
原作:ロザリンド・ワイズマン
脚本:ティナ・フェイ

出演:リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムズ、ティナ・フェイ、ティム・メドウス、エイミー・ポーラー、アナ・ガステヤー

 

動物学者だった両親とともにアフリカで伸び伸びと育ってきたケイディ・ハーロンが主人公。今までずっと自宅学習ばかりだったケイディは、16歳で初めてアメリカの学校に通うことになります。しかし、初めての学校生活は戸惑うことばかり。
そんな中で初めて友人となった2人は、はみ出し者的存在。一方、学校内にはセレブの3人グループが他の派閥を圧している。2人からけしかけられたケイディは、スパイとして3人のセレブの仲間入りします。
せっかく好きな男の子ができたものの、彼は3人のリーダーである女の子の元カレ。たちまちケイディは彼を横取りされます。そのことからケイディは彼女を陥れようと画策し始めますが、気づいてみると相手以上にケイディが嫌な女になっていた、という展開が予想外。
最後には、お互いへの悪口が広まったことからクラスを挙げての女の子同士による大喧嘩となりますが、その混乱をどう収拾するのか、そこからのもって行き方、展開の仕方が実に上手い。女教師役を演じるティナ・フェイが輝いている場面です。
さて、その後ケイディは、クラスの女の子たちは各々どうなるのか。

決して明るく楽しい映画ではありません。むしろシニカルなコメディと言えるでしょう。途中でいやな気分になったところもありますが、そんな主人公ケイディを演じたリンジー・ローハンもお見事。
単なるアイドルでなく、どんな役柄もこなす演技派女優としてのリンゼイ・ローハンを充分に期待させられる作品です。
※なお、“ミーン”とは“意地悪な”という意味。

 2005.06.14

 


  

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