“ニューヨークの恋人” ★★
KATE&LEOPOLD
(2001年アメリカ映画)

監督:ジェームズ・マンゴールド
原作:スティーブン・ロジャース
脚本:ジェームズ・マンゴールド、スティーブン・ロジャース
出演:メグ・ライアン、ヒュー・ジャックマン、リーヴ・シュレイバー

 

私が好む映画の要素を一通り備えている作品。まして、主演がメグ・ライアンとくれば、気に入らない筈がありません。
ストーリィは、タイム・トラベル+ラヴ・ストーリィ。そのうえに、味付けとしてファンタジー要素、コメディ要素が加わります。

始まりは1876年のニューヨーク、公爵家の後継ぎ・レオポルドは、花嫁の選択を迫られていた。しかし、思わぬ出来事で、彼は2001年の現代ニューヨークへタイム・トラベルしてしまいます。そこで出会ったのが、キャリアウーマンのメグ・ライアン。主人公の2人が揃えば、あとはどう2人のラブ・ストーリィが展開していくかだけ、というのはお判りのことと思います。

メグ・ライアン演じるケイト・マッケイは、ちょっと美人だけれど恋人に恵まれず、それにもめげず仕事の実績をあげようと頑張っている女性。健気で可愛いらしく、ちょっとコミカル、まさにメグ・ライアンらしい主人公像です。
この映画の楽しさは、いかにもメグ・ライアンらしい作品というだけでなく、ヒュー・ジャックマン演じるレオポルド、ケイトの友人、弟、上司をはじめ、登場人物それぞれが皆個性的で魅力に富んでいるところにあります。
そして、古風なラブ・ストーリィである点に、心の安らぎを感じます。
ヒュー・ジャックマンの好演も光ります。
1986年と2001年のニューヨーク像の対比も面白い。最初から最後まで、楽しさを満喫できる作品です。満足。
※テーマ曲も凄く良い、味わい深さがあります。

2002.12.14

     


  

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