“ビーンストーク(ジャックと豆の木)
Jack and the Beanstalk:The Real story
(アメリカ映画)

監督:ブライアン・ヘンソン
出演:マシュー・モディーン、ミア・サラ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ジョン・ボイト

 

おとぎ話「ジャックと豆の木」を元ネタにした、ファンタジー映画。
主人公ジャック・ロビンソンは、大企業のオーナー兼経営者。しかし、代々のジャック・ロビンソンはいずれも40歳前後で死んでおり、彼もまたその不安から逃れられないでいる。
そんな折、ロビンソン所有の土地から、巨人の骨が発見された。そしてまた、謎めいた美女がジャックの前に姿を現し、警告めいたメッセージを残す。
それらすべては、ジャックの祖先ジャックが豆の木で天上の世界へ行き、そこで金の卵を産む鵞鳥と不思議な竪琴を盗んだことが原因。そのおかげで、天上の楽園は荒れ果て、破滅も遠くない状況に至っていた。
そんな設定のもと、ジャックは自分の運命をかけて、再び豆の木を登り冒険に挑む、というストーリィ。

おとぎ話というとすぐ主人公が正しいと信じてしまうのですが、グリム童話もそう、ペローの「長靴をはいた猫」もそう、主人公が他人を騙したりして、自分だけが幸せになる、というストーリィが多いのです。
そんな意味で、「ジャックと豆の木」を改めて見直してみるという想定での本作品は、それなりに楽しめるものでした。
ラブ・ストーリィ部分があるのも、娯楽作品には欠かせないこと。
それにしても、主役のマシュー・モディーン、若い頃のハリソン・フォードに似ているなァ。

2002.06.09

 


  

 to 映画note Top     to 最近の映画 Index