“インターステラー” ★★
Interstellar
(2014年アメリカ映画)

監督:クリストファー・ノーラン
脚本:
ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、エレン・バースティン、マイケル・ケイン、マット・デイモン

 

相次ぐ砂嵐、生育可能な植物は激減し、人類の生存に危惧が生じている。つまりは地球に寿命が到来したという近未来が舞台。
人類が生き延びるには他の惑星に移住するしかない。恰好にも土星の近くにワームホールが出現していてそれを通って別の銀河系宇宙に至る、そこで移住可能な惑星を探すという計画。
既に先遣隊が3惑星へ調査に出発済、その調査結果を確認してどの惑星に移住するかを決定するという重要な任務を任されたのは、元宇宙飛行士のクーパーと生物学者のアメリアら計4名+高性能ロボット。
妻が病死した後、父親と2人で農場を営みまだ幼い息子トムと娘マーフィを育てていたクーパーに、マーフィは行かないでと涙を流して懇願します。そのマーフィを救うためにも未知なる宇宙への出発を決意したクーパーは、必ず帰ってくると約束してマーフィに別れを告げます。

未知なる宇宙、そこで生じた信じられない事態、船内と惑星での大きな時間差、そして驚きの五次元空間、上演約3時間、たっぷりと未知の世界の映像を楽しむことができます。流石はクリストファー・ノーラン。
ちょうど山本弘さんの「プロジェクトぴあの」を読んだばかりで、すぐこの世界に入り込めましたが、そうでないと少々理解するのに難しいところがある作品かと思います。

クーパー父娘、そして今回ミッションの宇宙クルー、さらに地球の運命はどうなるのか、もはや諦めるしかないと覚悟もしたのですが、最後は希望を繋ぐエンディング。この辺りは流石に上手いです。
マシュー・マコノヒー、前回観た出演作から随分年を取ったなぁという感じで名前を言われなかったら彼とは気付きませんでした。マイケル・ケインは老いても元気ですねぇ。アン・ハサウェイ、今さら言うまでもないことですが「プリティ・プリンセス」からここまで幅広く活躍する女優さんになるとは思いもしませんでした。この点も嬉しいこと。

※なお、題名の「インターステラー」とは、惑星間移動の意味だそうです。

2014.11.23

       


  

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