“ゴースト・イン・ザ・シェル” ★☆
Ghost in the Shell
(2017年アメリカ映画)

監督:ルパート・サンダーズ
原作:士郎正宗
脚本:ジェイミー・モス、ウィリアム・ウィーラー、アーレン・クルーガー

出演:スカーレット・ヨハンソン、マイケル・カルメン・ピット、ビルー・あすべっく、ジュリエット・ビノシュ、ビートたけし、桃井かおり

 

士郎正宗の傑作マンガ「攻殻機動隊」の映画化とのこと。
名前を聞いたことぐらいはありますが、マンガもアニメ映画もまるで知りませんでした。それでも観に行ったのは、主演がスカーレット・ヨハンソンだからというに尽きます。

電脳ネットワークと人間の身体の義体化(機械化)が高度に発達した未来社会が舞台。
公安9課を率いて凶悪なサイバーテロ犯罪に立ち向かう、スカーレット・ヨハンソン演じる主人公「少佐」は、機械の身体に脳だけ移植された超人的な存在。記憶が失われ、自分がどういう人間だったのかを思い出せないまま、凶悪犯罪に立ち向かっているという主人公像。

そうした未来社会が舞台ですから、人間離れしたアクションが繰り広げられますが、ストーリィとしての面白さは今一つというのが正直な感想。
何もスカーレット・ヨハンソンが主演せずともと思うところですが、「少佐」のイメージにスカーレット・ヨハンソンがぴったりなのでしょうね・・・。
ただ、こういう役どころなら、「アンダー・ザ・スキン 種の捕食」の方が印象に残る作品でしたね。

スカーレット・ヨハンソン、観ているだけで充分魅力あり。
なお、少佐の上司である荒巻大輔を演じるビートたけしは、凄み・貫禄とも力不足、それに対して桃井かおりは良い存在感を出していました。

2017.04.08

       


  

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