| 
     
  エリザベス一世を描く、歴史作品。 
  前から借りようと思っていたのですが、近所のレンタルビデオショップでは、いつも全巻貸出中。なかなか借りることが出来ませんでした。 
  エリザベス一世については、前から興味がありました。何と言っても、シェイクスピア時代のイギリス国王ですし、シェイクスピアの最後の作品「ヘンリーは八世」は、後のエリザベス女王誕生を祝って幕となるストーリィ。 
  しかし、エリザベス女王が王位についた状況は、決して恵まれたものではありませんでした。実母アン・ブーリンは実父ヘンリー八世に処刑されていますし、前国王である姉メアリ女王はカトリックを信奉して、国教徒を迫害したことから、イギリス国内は騒然とした状況にあったと思いました。 
  そんな中で、何も判らぬまま王位についた若い娘エリザベスが、恋、裏切り、権力争いを経て、強力な国王として君臨するまでを描いたこの映画は見応えがあります。 
  衣裳といい、余興場面といい、当時をどの程度正しく再現しているのか、見当のつきようもありませんが、そうした舞台装置もかなり見応えがあると感じました。 
  ※ただ、「恋におちたシェイクスピア」でシェイクスピア役を演じたジョセフ・ファインズ・ジェフリーが、この映画でエリザベスの恋人ロバート・ダドリー卿役で出演しているのにはちょっと面喰った気分。  
  2000.08.03  
   |