“ダイナソー” ★★
DINOSAUR
(アメリカ映画)

制作:ウォルト・ディズニー作品

 

恐竜というものには子供の頃から興味があって、本などもいろいろ読んでいたので、恐竜が闊歩していた時代をどのように描いているのかに一番興味があって見たのです。
でも、その期待はちょっとはぐらかされたような思いがあって、やっぱりこれはディズニー作品なのだと感じた次第です。
主人公は、心優しいけれど勇敢な若者恐竜、イグアノドンのアラダー。隕石の相次ぐ落下で住んでいた土地が荒廃し、大小さまざまな恐竜たちが緑と水の豊かな土地を目指して旅するというストーリィです。リーダーは、強いものだけが生き残れる、落伍者は死んでも仕方ないという考え方。それに対して、主人公は年老いたものを助け、皆に希望を決して捨てさせない、という模範的タイプ。
勇敢な若者の、恋も交えた成長物語で、子供向きのストーリィです。ただ、その設定が恐竜時代であり、主人公たちも恐竜である、というだけのこと。まあ、難点を言えば、恐竜と猿のような哺乳類が共存したというのは、不自然だけれどなぁ。
それにしても、CGアニメというのでしょうか、お見事。その面では充分楽しめます。

2001.08.03

 


  

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