“名もなき者” ★★☆ 監督:ジェームズ・マンゴールド |
歌手として初めてノーベル文学賞を受賞した、アメリカのシンガーソングライターであるボブ・ディランの若き日を描いた伝記映画。 まだ無名の若者だったボブ・ディランが、ギターを抱え、ヒッチハイクでミネソタからニューヨークに出て来て、フォークのシンガーソングライターであり入院中のウディ・ガスリーを訪ねる処からストーリーは始まります。 劇中の歌唱シーン全てを自分自身で歌ったという、ティモシー・シャラメの演技が、歌のシーンも含め素晴らしい。圧巻というに尽きます。 正直な処、ボブ・ディランという名前、「風に吹かれて」という曲くらいは知っていましたが、それ以上の知識は全くなし。 私の勝手な推測ですが、本映画で観る限り、ボブ・ディランは自分で歌を作り、歌い、それを多くの人に聞いてもらうだけで満足だったのではないか。 いずれにせよ、ティモシー・シャラメの圧巻の演技がお見事。 2025.02.28 |