“踊る大紐育 ★★
ON THE TOWN
(1949年アメリカ映画)

制作:アーサー・フリード
監督:ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン
脚本:アドルフ・グリーン、ベティー・コムデン
出演:ジーン・ケリー、フランク・シナトラ、ベティー・ギャレット、アン・ミラー、ベラ・エレン

    

アメリカ海軍の水兵3人が、ニューヨークでの休暇一日を恋と騒動に明け暮れるというストーリィ。ドタバタ喜劇的要素をもったミュージカルと言えるでしょうか。
水兵3人+彼らが出会った女性3人=6人が一緒に踊りまくるシーンが本作品の持ち味。チームワークの楽しさ、といった魅力があります。

主役のジーン・ケリーは今更言うまでもありませんが、共演のフランク・シナトラの初々しさが新鮮。
ジーン・ケリーの恋人役を演じるベラ・エレンのコミカルな踊りもそれはそれで楽しいのですが、私としては、アン・ミラーのシャープな踊りに惹かれます。
なお、ジーン・ケリーの夢想の中で繰広げられるダンス・シーンは、“
巴里のアメリカ人”と共通するところあり。また、こんなミュージカル映画にもカー・チェイスが登場しているとは、いかにもアメリカ映画らしい。

※“踊る大紐育”という題名、フレッド・アステアとエレノア・パウエルの“踊るニューヨーク”と極似しています。でも、中味はかなり違う。


2004.01.01

 


 

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