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「少林サッカー」のチャウ・シンチーによる、荒唐無稽なクンフー・アクション映画。
観ていて思わず、めちゃくちゃだぁと洩らしてしまったほど。「少林サッカー」自体も相当荒唐無稽でしたけれど、さらにその上を行くという印象です。
時代は何時の頃か。不安定な時代を背景に凶悪な行動で台頭した斧頭会。
しかし、彼らも流石に貧困社会までは手を出さなかったことから、貧困地域の“豚小屋砦”ではそれなりに安全な生活が続いていた。
そこに何を血迷ったか、チンピラ２人（チャウ・シンチー演じるシン＋α）が迷い込んで住民を恐喝しようとしたことから、豚小屋砦の貧民と斧頭会の全面紛争が起きてしまう。
そこで登場したのが、豚小屋砦で庶民生活を営んでいたクンフーの達人３人。それに対抗して斧頭会はプロの暗殺者を雇う。すると、豚小屋砦の根性悪の大家夫婦までクンフーの達人という正体を現し、斧頭会はさらに狂人的なクンフーの達人を雇うという展開。
そして最後には、“如来神掌”という神業的なクンフーの達人がついに目覚めて立ち上がるというストーリィ。
まぁーったくもう、ここまでようやるわ、という一言。
クンフー・アクション以前に、笑ってしまう場面が絶えない。これはもう、理屈無視してとにかく楽しんでいればいい、という映画です。
それにしても、追いかけっこをして道路を猛スピードで突っ走る場面とか、鳥を踏んづけてさらに高く跳び上がる場面とか、そのアイデアには呆れてしまう。
なお、シンの白シャツに黒ズボンのスタイル、「燃えよドラゴン」のブルース・リーのパロディという気がする。
荒唐無稽な映画が大好きな人向けの作品です。
2005.07.17
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