“ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 ★★
(2009年日本映画)

監督:佐藤信介
脚本:安達寛高、佐藤信介
アニメーション制作:Production IG
キャラクター・デザイン:石森連
声の出演:綾
瀬はるか、沢城みゆき、戸田菜穂、大森南朋、谷村美月

 

日本版CGアニメへの興味と、主人公=遥の声を綾瀬はるかが演じるということで、夏休み気分にのって観に行った作品。

主人公は16歳の高校生、遥。幼い頃に母を病気で亡くして今は父親と2人暮らしだが、何かと仕事で帰りの遅い父親とついいがみ合ってしまう日々。
ふと母親の形見である手鏡を無くしていることに気づき、武蔵野の稲荷神社に願掛けに行く。
すると、キツネのようなものが現れ、遊んでいた子供が置き忘れたゴム飛行機を拾っていく。
その後をつけた遥、いきなり穴に吸い込まれ、気づくとそこは、人間にほったらかしにされた物を集めた場所、ホッタラケの島たった。
そこで遥は大事な手鏡を探そうとするが、後をつけたテオといつしか友情で結ばれ・・・・というファンタジー・ストーリィ。

「不思議な国のアリス」のような導入部分、「インディ・ジョーンズ」のようなスリル満点のアクション場面、見所満載ですが、とにかくCGアニメが綺麗、表情の変化も良くできていて、観応えがあります。

ただ、“ホッタラケの島”の世界観がどこにも説明されていないので、大人が見る分にはちと物足りない部分有り。
大事にしていたものをほったらかしにしない、という教訓話がテーマでしょうから、本質的にはやはり子供向け作品です。

2009.08.24

       


  

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