“花田少年史−幽霊と秘密のトンネル” 
(2006年日本映画)

監督:水田伸生
原作:一色まこと
脚本:大森寿美男
出演:須賀健太、篠原涼子、西村雅彦、安藤希、北村一輝、もたいまさこ、杉本哲太、中島ひろ子

 

漁港のある田舎町に家族と暮らす、9歳のわんぱく少年・花田一路が主人公。
ある日自転車に乗っていたところをトンネルから飛び出してきたトラックに跳ね飛ばされて以来、一路には幽霊の姿が見えるようになります。
それから一路の元には幽霊がいろいろと頼みごとを持ち込むようになる、というストーリィ。
本編は、トンネルの中に度々現れるというセーラー服の女子高生姿の幽霊に、一路の本当の父親は自分と名乗る幽霊が訪れてくるという展開。
何とマンガチックな、と思ったら、事実本作品は人気コミックの映画化だとのこと。

さしづめ、少年の冒険物語+家族の情愛物語にコミカルなホラー・サスペンスを加えたという内容。
家族の情愛を描いた部分は胸熱くされますし、ホラー・サスペンス部分もそれなりに話は通っているのですが、それらが全部ひとつの中に放り込まれると、何とメチャクチャな、という印象を拭えません。
やはりマンガチックだよなぁ。

主人公の一路を演じるのは、「雨鱒の川」「Always三丁目の夕日」の須賀健太クン。前二作と比較するとやたら騒々しいところがワザとらしく、須賀クンの良さが生きていないという印象。母親役の篠原涼子さんがいいですねー。

2007.02.12

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