茂木久美子著作のページ


1980年山形県天童市生、山形城北高校卒。JR東日本の車内販売会社「日本レストランエンタプライズ(NRE)」山形支店1期生として入社。2005年、東京〜山形の一往復半で53万円という驚異的な売上を記録(※一人平均売上は一往復で7〜8万円)。06年史上最年少でチーフインストラクターに就任。12年退社、講演・セミナーを中心に活動。

 


   

「買わねぐていいんだ。 


買わねぐていいんだ。画像

2010年03月
インフォレスト刊

(1200円+税)

  

2013/04/28

  

amazon.co.jp

副題は「JR東日本で売り上げナンバー1を誇る新幹線アテンダント」
徳渕真利子さんの
新幹線ガールの舞台が東海道新幹線であったのに対し、本書の茂木久美子さんの活躍舞台は山形新幹線。
これまで読んだ鉄道の客室乗務ガールたちいずれにも“いい子”ぶりが目立っていたのに対し、茂木さんは高校時代からコギャル系、なんと会社面接時もそうだったのか。よくもまぁ合格したものだなぁと思いますが、その点では型破りという印象です。
そしてアテンダント当時も休日は、ご本人曰く“キャバ嬢系”メイクで遊びに行くのが常だったとのこと。休日の気分転換方法も人それぞれということでしょう。まぁ、一日中お客さま相手に笑顔を作っているのも、それはそれで疲れるものなのですから。

本書を読んで最も感じるのは、好きこそものの上手なれ、ということ。好きだからこそもっと、もっとと思うし、日々工夫を怠らない。すべての工夫が正解だったとは言えないようですが、それはそれですぐ改善を図ったということですから、結果オーライ。
悪い意味ではなく、いかに多くお客さまに買って貰うか、買って貰える機会を提供するか。そしてまた一見売り難いと思われる商品についても売ってやろうと挑戦するか、そのアグレッシブな気持ちに貫かれている一冊。
ただ面白みとしては、今一つ。それは同じような本を数冊読んできた所為かもしれません。

はじめに−「ひとりコンビニ」を達成した日/「ばかばっつ」な末っ子/目指せ、つばさレディー/買ってあげたいと思われる人になりなさい/私はただの物売りじゃない/必殺技誕生!/毎日がお客さまとのドラマです/人を育てること、伸ばすこと/おわりに−「あなたの笑顔」に出会いたい

 


     

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