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「僕はロボットごしの君に恋をする」 ★★ |
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2020年04月
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近未来社会の東京、本物の人間と外見上まるで区別のつかない人型ロボットが開発されている。 その人間型ロボットを使い、人々に気付かれることのないように警備を行うという極秘プロジェクト。 主人公の大沢健(たける)・28歳は、そのAIロボット技術研究所でロボット操作者ながら、小心者でドジばかり繰り返している。ところが、幼馴染の天野陽一郎が同研究所のエリート研究員であることから、東京オリンピックでのテロを阻止するため、新型のロボット四号の操作を任されます。 さっそくその四号=健が差し向けられたのは、大手スポーツメーカーのアテナ社。同社には、ずっと健が恋してきた相手、陽一郎の妹である咲・23歳が営業担当として勤務している。 咲の危機を偶然四号=「佐藤翼」が救ったことが縁となり、四号を人間の警備員と信じる咲は、翼に対する恋心が募らせていく。 それを知って苦悩する健。 そして、ついに事態は動いていく・・・。 表題どおり、究極のラブストーリィ。 咲を想う心は健自身なのに、咲が恋する相手は健が操作するロボットというジレンマ。 しかし、最後は驚愕の展開へ。・・・う〜ん、余りに切ない。 AIと人間はどこが違うのか。その大きな点は、感情、恋情を持つことができるかどうか、でしょう。 しかし、AIがそうした感情を持つに至ったとしたら、AIと人間の差はどこにあると言えるのでしょうか。 こうした仕掛け、かつてどこかで読んだような気がするのですが、そんなことは超える、究極のSFラブストーリィ。 恋は如何ともし難い、叶えられない運命にあるというのは、人であろうとAIだろうと、切ないですよねぇ・・・。 プロローグ/プログラム1〜6/エピローグ |